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レモネードオアシス 2024/06/14 15:14

【地下室】トリプルJK・無残2

ここは地下室。
管理人の気が向いたときに書いた鬼畜小説を展示していく場所。

支援者向けのラーメンコースで公開していくので、好事家以外は決して扉を開かぬようによろしくお願いします。

萌。木桶におもらしっ。


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トリプルJK・無残

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・登場人物

・西園寺焔(さいおんじ ほむら)
 JK2年生。
 身長:165センチ。
 胸:Eカップ。
 男勝りのポニーテール少女。
 剣道の道場に通っている。
 学校では読書同好会に所属している。
 青と白のしましまショーツを愛用している。

・小暮ノエル(こぐれ のえる)
 JK3年生。
 身長:170センチ。
 胸:Hカップ。
 金髪のサラサラヘア。
 おっとり巨乳お姉さん。
 大人っぽいセクシーな白の紐ショーツを愛用している。

・悠木萌(ゆうき もえ)
 JK1年生。
 身長:140センチ。
 胸:Aカップ。
 大人しいツインテールの妹系少女。
 小学生のような体型。
 猫のフロントプリントの女児ショーツを愛用している。


「大人しくしてるんだぞ!」

 焔たちが連行されたのは、立派なお城……その地下牢だった。
 とても破れそうにない石壁に、窓さえもない真っ暗な空間。
 聞こえてくる音といえば、時折落ちてくる水滴の音だけだ。

「まったく、ここはどこなんだ? 少なくとも日本ではないみたいだが……」

 焔は苦々しげに呟く。
 身体を縛っていた麻縄からは解放されたが、次は地下牢だなんて。
 日本ではまずこんなことはあり得ないだろう。
 いつものように学校に行って、下校していた最中にこんな目に遭うだなんて、一体なにが起きているのだろうか?

「困ったわねえ。こんな地下牢に閉じ込められたら、おうちに帰れないし」

 頬に手をあてて困ってみせるのはノエルだ。
 ただし全然困っているようには見えない。
 さすがこの中ではJK三年生で年長者と言ったところだろうか。

「ねえねえ、もしかしたらここって、異世界なのかな」

 次に口を開いたのは一番年下でJK一年生の萌。
 小動物系の、妹のような存在で、口調もどこか幼い。
 だけど子供扱いするとすぐに怒られるけど。

「異世界、か」

 焔は呟く。
 それはこの世界に転移してきたときに考えたことだ。
 最近では異世界に迷い込むのが流行しているらしいし。
 もしかしたら、自分たちにその現象が起こった……?

「ま、深く考えていても仕方がない。俺たちは濡れ衣で地下牢に閉じ込められたんだ。すぐに出してもらえるさ」

 焔は深く考えることをやめて、石床にごろんと横になる。
 こういうときは、あまり考えすぎることはよくない。
 そして焔はあまり考えることが好きではなかった。

「そうね。あんまり考えすぎてもよくないわよね。きっと誤解だってすぐにわかってくれるわよ」

 ノエルも慌てることなく石壁に背中を預けて座る。
 姉のような存在の焔とノエルが落ち着いている姿を見て、萌も安心したのだろう。

「誤解、だもんね。うん。すぐに出られるよねっ」

 萌はちょこんと女の子座りで床にぺったりと座る。
 だけどすぐに顔をしかめてしまった。

「ぱんつ……、気持ち悪いの」
「んん? ああ、そうか……」

 森で捕まったとき、萌は恐怖のあまりに失禁してしまっていた。
 ショーツが気持ち悪いのは当然のことだろう。
 そんな萌は、おまたに手をあててぷるぷると震えはじめた。

「おしっこ、したい……」
「え」
「まあ」

 その一言は焔とノエルにとって意外なものだった。
 この地下牢を一瞥しても、トイレのようなものはない。
 ただ一つ。
 隅っこの暗がりには、木桶が置いてある他は。

「まさか、あれがトイレ……なのか?」

【 ラーメンコース 】プラン以上限定 支援額:500円

木桶におもらしっ。

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レモネードオアシス 2024/06/11 15:17

TS俺は失敗禁止ッ!9

いつも温かいご支援ありがとうございます。
おかげさまでマニアックな小説を書き続けることができています。

6月も10日が過ぎました。
現在、温泉みかん先生にイラストを描いてもらっている作品の小説を書いているので、この夏には皆様にお届けすることができるかと思います。

蒸れる黒タイツやブルマがモリモリと盛り上がっていく感じの小説なので、楽しみに待ってもらえたら嬉しいです。

さて、今日は火曜日ということでCi-enオリジナルの小説を更新していこうと思います。
少しでも楽しんでくれている人がいたら嬉しいです。


目次

TS俺は失敗禁止ッ!

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 こうして初登校の日は、昴の予想とは裏腹に平穏に過ぎていった。
 朝の出席を確認するときに担任が昴の名前を呼んだので、何事もなかったかのように昴が返事をしたときには、クラスがざわついたものだけど。

 クラスメートたちから質問攻めにあうかと思っていたけど、そこは幼なじみである真琴がしっかりガードしてくれた。
 それに学校を休んでいた二週間のあいだに、昴が女の子になったということが担任から教えられていて、見守ろうという空気になっていたのかもしれない。
 おかげさまで質問攻めにあうことなく二時限目、三時限目の授業へとつつがなく進んでいく。
(真琴と、みんなの優しさに感謝、だな)

 心のなかでそんなことを思いつつ、三時限目の国語の授業中のことだった。
 教壇では教師が退屈な漢文の説明を続け、クラスメートたちの約三分の一が夢の世界へと旅立っているころ。
 それは、少しずつ、だが確実に膨らんでいた。

「あっ」

 昴が小さな吐息を漏らしてしまったのは、

 じゅもも……っ。

 無意識のうちに数滴のおしっこをチビってしまったからだった。
 女の子の尿道は、太く、短い。
 しかも膀胱の周りには子宮もあるから、膀胱の容量も少ない。
 だから、小刻みにトイレに行かなければならないことは、この二週間で学習したことだった。
 ……初日には、道端でおもらしをしてしまったし。

(次の休み時間、トイレに行っとくか……)

 そんなことを考えながら板書をとり――、
 しかし、その数秒後に、ある致命的なことに気づく。

(って、トイレ! トイレどうするんだよ!?)

 いままでは家のトイレを使っていたから問題にならなかったし、検査を受けに行った病院も、幸いなことに男女共用で個室型のトイレだったから不便することはなかった。
 しかしここは学校だ。
 トイレは、男子と女子トイレに分かれている。

(男子トイレを使うか……!?)

【 お茶コース 】プラン以上限定 支援額:300円

授業中の漏水!

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レモネードオアシス 2024/06/09 14:12

【地下室】トリプルJK・無残1

ここは地下室。
管理人の気が向いたときに書いた鬼畜小説を展示していく場所。

支援者向けのラーメンコースで公開していくので、好事家以外は決して扉を開かぬようによろしくお願いします。


地下室入り口へ

トリプルJK・無残

この小説を最初から読む!


・登場人物

・西園寺焔(さいおんじ ほむら)
 JK2年生。
 身長:165センチ。
 胸:Eカップ。
 男勝りのポニーテール少女。
 剣道の道場に通っている。
 学校では読書同好会に所属している。
 青と白のしましまショーツを愛用している。

・小暮ノエル(こぐれ のえる)
 JK3年生。
 身長:170センチ。
 胸:Hカップ。
 金髪のサラサラヘア。
 おっとり巨乳お姉さん。
 大人っぽいセクシーな白の紐ショーツを愛用している。

・悠木萌(ゆうき もえ)
 JK1年生。
 身長:140センチ。
 胸:Aカップ。
 大人しいツインテールの妹系少女。
 小学生のような体型。
 猫のフロントプリントの女児ショーツを愛用している。


「ここは、どこだ?」

 深い森の中でキョトンとしていたのは、一人の少女。
 白と紺色を基調としたセーラー服に身を包み、首元のスカーフは深紅。
 紺のスカートはショーツが見えそうなほどに切り詰められていて、瑞々しい太ももが剥き出しになっている。

 少女の名前を、
 西園寺焔という。
 
 自らを『俺』と呼ぶが、これでも現役女子高生の二年生だ。
 その証拠に、成長期の胸はEカップにまで膨らんでいた。
 黒髪をポニーテールにして、見るからに活発そうな少女。
 右肩には、布袋に包まれた竹刀がかけられている。
 今日は剣道の道場の日なので、学校帰りの用事が済んだら、そのまま直行する予定だったのだ。

「なぜ俺はこんなところに?」

 周囲を見回してみると、そこはうっそうとした森の中。
 ついさっきまで学校帰りの川沿いの田舎道を歩いていたはずなのに。
 瞬き一つしたら、気がついたらこの森にいた。

「なぜこんなところに?」

 呟いても答えは出ない。
 ただ、無意識のうちに瞬きをしたその瞬間。

「あらあら、焔ちゃん。急に消えたと思ったら」
「ああ、ノエルさん」

 焔の目の前に突如として現れたのは、焔と同じ制服を着た、金髪碧眼の女性だった。
 名前を小暮ノエルと言う。
 さらりとした金髪はほどよくウェーブをしていて、セーラー服を押し上げているおっぱいは驚異のIカップ。
 身長は女子にしては高めの170センチで、そんじょそこらのモデルが素足で逃げ出すほどのスタイルの日米のハーフだ。

「焔ちゃん。ここはどこかな?」
「それが……わからないんだ。俺も気づいたらここにいて」

 ノエルとは、ついさっきまで一緒に川沿いの田舎道を歩いていたのだった。
 ノエルがここに来たということは、あともう一人も、もしかしたら。
 そう思って、再び瞬きをしたその直後だった。

「きゃうっ! 痛たぁ……」

 前のめりに転んでいたのは、焔たちと同じセーラー服に身を包んだ少女だった。
 亜麻色の髪の毛をツインテールにした、小さな女の子。
 焔たちと同じ制服を着ていなければ、小学生と見間違えてしまうほどに小さい。
 その身長は140センチほどしかなかった。
 もちろん女性らしい身体の膨らみとは無縁だ。

「あれれ、焔お姉ちゃん。それにノエル姉様も。急にいなくなったからビックリしちゃったの」

 少女は安心したのだろう。
 くったくのない笑みを浮かべてみせた。
 少女の名前は悠木萌。
 焔の一つ下の学年だけど、それ以上に幼く見える女の子だ。
 ついさっきまで、焔、ノエル、萌の三人で田舎道を下校していたのだった。
 三人は学校では読書同好会に所属している。
 ついさっきまで、新しい本を探しに駅前の本屋へと歩いていたのだが――。

「それがなぜ、気づいたらこんな森の中に?」

 焔は周囲の森を一瞥する。
 最近のアニメでよく見かける『異世界』というやつだろうか?
 そんな馬鹿な。
 思いながらも、焔は肩にかけてある竹刀を構えている。
 そのときだった。

「いたぞ! 盗賊の残党だ」
「よし、生け捕りにしろ! 公開処刑にしろとの命令だ!」

 森の木立から近づいてくるのは甲冑が擦れる音。
 程なくして顕れたのは、何人もの兵士だった。
 その姿は、アニメやゲームでよく見かける、中世ヨーロッパのような風体だった。

「えっ、なんだ、これは」

 竹刀を構えながらも、焔は狼狽していた。
 気がつけば焔たち三人は、甲冑を着た兵士たちによって取り囲まれていた。
 相手はどこからどう見ても真剣を構えている。ここは下手な抵抗は止めておいたほうがいいだろう。

「ここは……いったん剣を収めておいたほうが良さそうだな」
「そうねぇ。下手に刺激したら痛いことになっちゃいそうだし」
「怖い……。ねえ、本当に大丈夫、なのかな……」

 頬に手をあてて平然としているノエルと、不安げに呟く萌。
 萌はよほど怖いのだろう。
 小さな膝小僧がガクガクと震えていて、

 しゅいいいいいいいいいい……。

 スカートから聞こえてきたのは、くぐもった水音。
 その数秒後に、萌の柔らかな内股を黄金の温水がせせらぎとなって流れ落ちていく。
 どうやら恐怖のあまりに失禁してしまったらしい。

 もわわぁ……。

 緊迫した状況に、ツーンとしたアンモニア臭が立ちこめる。
 だが兵士たちは容赦というものを知らないらしい。
 赤いトサカのついたフルフェイスの兜を被った兵士――恐らく兵士長なのだろう――は、容赦なく言い放つ。

「ずいぶんと往生際がいいじゃないか。よし、このまま縛り上げて連行しろ!」

 こうして焔たち三人は、異世界にやってきたとたんに盗賊と間違われて囚われの身となってしまうのだった。


トリプルJK・無残2につづく!

異世界に迷い込んでしまった三人の少女の運命やいかに。
楽しんでくれている人がいたら嬉しいです。

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レモネードオアシス 2024/06/05 17:19

ビターチョコレート8

いつも温かいご支援ありがとうございます。
おかげさまでマニアックな小説を書き続けることができています。

週の半ばの水曜日です。
風邪を引いて寝込んでいたので、いざ小説を書き始めようと思ってもなかなか筆が進まないですね。
早く慣らしていきたいと思います。

さて、今日は水曜日と言うことで、同人誌の既刊を更新したいと思います。
少しでも楽しんでくれている人がいたら嬉しいです!


目次

ビターチョコレート

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 ぎゅるるるっ、
  きゅるるっ、きゅる!

 プールから上がるとき、急に身体が重たく感じられる、その一瞬の隙。
 便意はほんの僅かな隙も執拗に責め立ててくる。

(も、漏れる……!)

 重力に身体を縛られているかのような、そんな錯覚に陥る。

 プピュ……、
  プリュリュッ。

 なんとかプールサイドに上がるも、しかしひなぎくの括約筋はいまにも力尽きようとしていた。
 腸内からお湯のような物質が漏れ出してくると、お尻のワレメへと広がっていく。

(ああっ、まだ、だめ!)

 ぶるり、
 プールから上がると、夏の涼風に身体が震えてしまう。
 せめて教師からトイレに行く許可をもらわなければ。
 そう思ってよたよたと歩こうとするけど、

 ぷりゅりゅっ、
  ぶぴゅるっ。

 たった数歩進んだだけで、お尻に熱いものを漏らしてしまう。
 だが完全なお湯状だったことが、不幸中の幸いだった。
 ひなぎくのお尻を包み込んでいるスクール水着は、ほんの少しだけうっすらと膨らんだだけで、一見しただけでは漏らしてしまったとは分からない段階だ。

(ま、まだ……セーフ、なんだから……っ)

 なんとかごまかしながらも、スタート台に立ってホイッスルを吹きながら指示を出している女教師への元に。

「先生、トイレに――」

 と言う前に、よほどひなぎくの顔色が悪かったのだろう。
 女教師は心配げにスタート台から降りてくると、

『おい、大丈夫か、保健室いくか?』
「い、いえ。平気です。ちょっと、トイレに行けば……治ると、と思いますから……」
『そ、そうか……。それじゃあ……、無理はするなよ』

 はい……、
 と応えたけど、それが教師に聞こえたのかはわからない。
 蚊の鳴くような声だったし、それほどまでにひなぎくは青ざめて、憔悴しきっていた。

(早くトイレ行かないと、行かないと、行かないと!)

 クラスメートの女子たちがぺったりとプールサイドに腰をおろしておしゃべりをしている後ろを、ひなぎくはお腹をさすりながらトイレを目指す。
 その足跡は、ふらふらと頼りなく、夏の日差しに焼かれてすぐに消えていく。

「うっ、ううー……!」

 ぷりゅりゅりゅ!

 プールサイドを歩きながら、お湯のような下痢は、なんの抵抗もなく直腸う漏れ出していく。
 気がついたときにはお尻の割れ目が熱くなっている。

 たらり――、

 内股を伝い落ちていくのは、透明な水なのか?
 それとも茶色いお湯なのか?
 それはひなぎくにもわからないことだったし、周りにみんながいるこの状況では確かめようもないことだった。

(せめて、せめて人がいないところまで我慢、しないと……っ)

 キュッとお尻に力を入れると、紺色のスクール水着がくっきりとお尻の割れ目に食い込んでしまうけど、恥ずかしいだなんて言ってられる余裕なんてない。
 よろめきながらもプールサイドから出ると、シャワーや使われなくなった腰洗い層をくぐり抜けて、なんとかプールの横にある建物へとやってくる。
 コンクリート打ちっぱなしの建物は冷たくて暗い感じがする。
 だけどここまでくればトイレはもう目の前だ。
 
「あと、もうちょっと……!」

 ぷりゅりゅ!
  びちちちちち!

 だけど女子トイレの表札を見た瞬間、気が抜けてしまったのか誤魔化しようのない量を漏らしてしまう。
 お尻の割れ目がうっすらと盛り上がり、

 もこり、もこもこっ。

 直腸が固いものに拡張されると、ヒップラインが歪に盛り上がっていく。

 ついに下痢ではない――、2週間ものあいだ眠りについていたカチカチうんちが溢れ出してきたのだ。

「あっ! あっ! あっ! まだ……っ、もうちょっ……と!」

 女子トイレへと続くドアを開け、

 もりもりもりもりもり!

 その瞬間、大量の『モノ』を漏らしてしまう。
 だけどここまでくればあともうちょっと。
 眼前に広がる光景は、無人の女子トイレ。その様子がひなぎくにはユートピアのように思え――、

「えっ!?」

 ひなぎくは無慈悲な光景に目を疑ってしまった。
 たしかに女子トイレは無人だった。
 だが、その扉には、

『故障中』

 と、貼り紙が貼られていたのだ。
 ご丁寧にも個室に続く1つ1つの、すべてのドアに。

「えっ、あっ、うっ、うそ……っ」

 もりもりもり!
  ブリュリュリュ! 

 あまりにも絶望的な光景に、フッと意識が遠のく。
 だけどここで意識を失うわけにはいかない。
 ――いや。
 気を失うことができたほうが、もしかしたら幸せだったかも知れなかった。


ビターチョコレート9につづく!

ここまで読んでくれてありがとうございました!
少しでも楽しんでくれている人がいたら嬉しいです。

この小説は同人誌「ビターチョコレート」に掲載されているものです。
フルバージョンのイラストを見たい! という人は下のリンクから買ってくれると創作活動の励みになり、マニアックな小説を書き続けることができるようになります。

応援してくれるととても嬉しいです!

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レモネードオアシス 2024/06/04 09:41

TS俺は失敗禁止ッ!8

いつも温かいご支援ありがとうございます。
おかげさまでマニアックな小説を書き続けることができています。

6月になっていました。
5月は12日あたりから体調を崩し、久しぶりに体温が38.6℃にまで上がって寝込んでいました。
コロナ・インフルエンザともに陰性とのことで、もの凄くたちの悪い風邪を引いてしまったようです。
5月の後半はずっと寝込んでいました。

さて、今日は火曜日ということで、久しぶりにCi-enオリジナルの小説を更新したいと思います。
少しでも楽しんでくれている人がいたら嬉しいです!


目次

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3章目 教室でのおもらし事件


 どうやら本当に女の子になってしまったらしい。
 そんな確定診断が出たのは、昴が女の子の身体になって飛び起きた朝から、二週間後のことだった。
 この二週間ものあいだ、いくつもの病院で診察や精密検査を受けてきて、得られた結論は、性別が変わったこと以外は至って健康体であるということだった。

 これは日本では突発性性転換症候群の初めての症例であり、それはそれは偉い先生方からの検査や、性別が変わる前の生活習慣などのヒヤリングを受けたものだ。
 しかし大した成果を得ることができず、昴は自宅のベッドで大の字になって横になっていた。

「つ、疲れた……。もうあの日から二週間経ってたのか……」

 久しぶりの自宅を満喫しつつ、しかし家にはいつものように誰もいない。
 相変わらず両親は、どうしても手が離せない案件があって帰ってきていないし。

「もう、女の子になって二週間が経つのか……」

 この二週間、ずっと検査を受け続けてきたのだから、いやでも実感が湧くというものだった。
 ちなみにいまの昴は、Tシャツにデニムのロングボトムというボーイッシュなスタイル。
 だけどTシャツの下ではブラが締めつけてきているし、デニムのパンツは男物とは違って、脚部や尻にぴったりと密着してきている。
 これも、嫌でも女の子になったことを実感させられてしまう。

「明日から、学校かぁ……」

 実は性転換してから、まだ一度も学校に行っていない。
 だから、明日が初登校ということになる。
 と、言うことは、どういうことなのかというと。

「またスカートを穿かなくてはいけないのか」

 それはとても憂鬱なことだった。
 この二週間は私服だからボーイッシュな格好でなんとかなったけど、昴が通っている学校の女子制服はスカートにブレザーなのだ。
 男物の制服を着ていけばいいと思うかもしれないけど、胸が大きく膨らんでいるいまとなっては、それは返って目立つので悪手となるだろう。

「はぁ……、スカート、穿きたくねえなぁ……」

        ☆

「ほら、へっぴり腰になってる! スカート、短いんだからぱんつ見えるわよっ」
「はいぃっ」
「スカート穿いてるんだから、そんなに大股で歩かないの! それに脚を開かないっ! もっと内股に!」
「はいぃ!」

【 お茶コース 】プラン以上限定 支援額:300円

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