SPY×FAMILY 13話の感想

SPY×FAMILY 13話
「プロジェクト〈アップル〉」の感想です。

SPY×FAMILY

2クール目スタート！

　今までのあらすじ、世界設定以外はスットコドッコイシーンばっかりじゃないか！(笑
　時間が空いたファミリー向けアニメ、おさらいをしっかりやるかと思ったら、冒頭ちょっとだけとは、意外でした。
アーニャの超能力とヨルさんの超人的身体能力の説明がほぼ0でしたが、知名度十分か、、作中で見せるだけで大丈夫と踏んだのかな？
……強いな！

優しいボンド

　まだボンドとアーニャの出会いと事件発覚だけですが、ボンドの優しさ、誰かを守ろうと何も考えず動いちゃう純粋さが眩しいですよ。
頑張りきれなくてすぐアーニャの後ろ隠れちゃうけれど（笑

　また大きさもモフモフ具合も何というか…　最高な具合なのですよね。
ハグしたい、添い寝したい、子どもだったら背中に乗りたい。そんな大きさと毛並み。
ああっ！アーニャが羨ましーッ!!!!

　優しいし有る程度は力強いし、テロ青年集団から逃げようと思えば逃げられそうですが、子どもを助ける為でなければ従順なのですよね。
自分の為では逃げないし反抗しない。
　犬だからなのか、それとも研究所で痛めつけられ続けたのか…　とちょっと暗い気持ちになりました。
どっちにしても、犬を悪意で利用してるよなぁ、嫌だなぁ。

悪役は大学生集団

　そんな犬をいじめる悪い奴ら、大学生サークルなテロ集団。
原作通り、そこそこ賢いけど薄っぺらい正義感だけで、経験も覚悟も無いのが丁寧に描かれてますねぇ。
リーダー以外、人を傷つけるのも自分たちが捕まるのも現実と捉えてなくて、情勢はもちろん彼らの人生だけ考えてもあまりに危うい。

　ダメダメな彼らですが、アーニャやボンドの研究プロジェクトと比べたら可愛い代物なのですよねぇ。

　ただ、その……
目つきの悪い女の子、ちょっと好みで困る（笑

アーニャかわいい

　いつもながら、アーニャの百面相が可愛い
ムキムキいかつい軍用犬を見てちちに幻滅する目、可愛い犬猫ウサギたちに囲まれて、ボンドの予知を見て心惹かれる美少女な表情、どうやって抜け出すか悩むお目目、潜入する小さな体、見つかっちゃってビックリするパニック顔、ボンドに乗っかって疾走するわくわく満面笑顔、
もう一回スターライトアーニャ！
すぐ追いつかれちゃったゲンナリ顔、母に助けられたニッコニコ笑顔。
かわいい！

移り変るOP、くるくる回るED

『SPY×FAMILY』第2クールオープニング主題歌アニメ映像(ノンクレジット)／“SPY x FAMILY” part2 Opening theme song

https://youtu.be/YOIJOJsUkUg
　おっしゃれー！美しい！可愛い！
どの情景も美しいものばかりですが、特にヨルさんが美しい。
最初の薄暗い中鼻に包まれての姿、紅葉を空から手に取る横顔が本当に綺麗で……
　また、孤児院で孤独なアーニャのカットがEDとも被って一瞬なのに胸が締め付けられて。
見惚れて心惹かれちゃいます。

　前半は3人が出会う前、孤独で冷たくて。
3人が結ばれて、影の中に少しづつ希望が笑顔が混じって。
3人と一匹でのドライブから、キラキラ輝く情景と笑顔いっぱいになって、
最後、全てがリボンで結ばれる。
花咲く春も紅葉舞う秋も、みんな一緒にいる。
いいなぁ。
こんな結末が、見たいなぁ。

『SPY×FAMILY』第2クールエンディング主題歌アニメ映像（ノンクレジット）／“SPY x FAMILY” part2 Ending theme song

https://youtu.be/4kNt62PptEQ
　"奇跡のような毎日を　当たり前に手を差し伸べあって"
くるくる回る楽しい日々の情景が賑やかで微笑ましく。
表情や仕草から、3人の距離感、お互い大事に思い合う気持ちが伝わって。
特に頑張って失敗するアーニャを叱らず、一緒に料理するシーンは、終わったら捨てる関係性ではなく、もう仮初めの家族ではないよと描かれていて。
　それでも、一緒に暮らす空間の、ドアの向こうは、今もまだ知らない人間同士のまま。
んんんんんん〜〜〜〜〜
いいね！

　OPでボンド、EDでさらにフィオナまで家族の延長として描かれていて、ニマニマしてしまいます。
ああ〜早くテニスバトルやフィオナの心の声聞きたいんじゃ〜！

　しかしまぁ、『鬼滅の刃』以降、ほんとジャンプはアニメにお金糸目つけなくなったな（笑
おかげで好きな作品が高品質アニメになり、より深く楽しめてありがたいですよ。

毎週見られる幸せ！

　今回驚いたのは、キャラと連動して動く背景ですね。
今までも有りましたが、13話は多用され、特にEDは顕著でした。
キャラの動きと画角の両方を動かすのはかなりの高度技術&作業量で大量生産出来ないものでしたが、今作では3Dの背景と連動して描画され、結果、とても没入性の高いアニメになっていました。
これを毎週見られるとしたら、凄いなぁ。

リアリティラインって難しい

　隣に今まで見てなかった家族と一緒に見たのですが、「え？」「どうなの？」「そんな訳ないじゃん！」とツッコミの嵐でした。
まースターライトアーニャに？だったのは仕方ないですね（笑

　当作品は、シリアスな世界設定・事件とギャグなバトル描写がバリアフリーで展開されるので、慣れるまでリアリティライン=作品の現実描写レベルに混乱しやすいように感じます。
ジャンププラスの感想欄でもよく読者間に齟齬が見えますし…

　とはいえ徹底的にシリアスに描かれた前々作『TISTA』は……
面白くて心惹かれるんだけど、本ッッッ当に胸が痛くて辛かったので。
作者性を生かしながら人気を出すには、これぐらいが丁度良いのだろうと考えます。

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