約束のネバーランド 2期6話の感想

約束のネバーランド 2期6話(18話)の感想ですよー。

約束のネバーランド

　特別編を挟んで、ついにノーマンとの再会、そして反抗。
早い！早いよノーマン！
エマとレイの涙声も泣き顔も、今まで精一杯気を張っていたんだ、ノーマンを失って傷ついていたのだと痛いほど伝わってきました。

　…ただちょっと、エマ(とレイ)を抱きしめるノーマンに『お約束のネバーランド』を思い出してしまい、脳内ヘブン状態のノーマンしか見えなくて困りました（笑
『僕とロボコ』連載大人気おめでとうございます宮崎周平先生！

　ノーマンのおかげで精神的にも肉体的にも救われた子供達がいたいけで健気で、だからこそ言えず黙ってしまうエマもまた痛ましく。
でもレイのおかげで落ち込みながらも怒って泣いて奮起して。
いつものリーダー然としたエマもエマですけど、ノーマンとレイと一緒にいる時の感情溢れ出しまくりの優しく元気でうるさいエマが、きっと素のエマなのでしょうね。
今回のエマ、可愛かったです。

　鬼たちの人生を踏み潰された食用児たちの、鬼への憎しみ。
考えてみるとエマたちグレイス=フィールドの子供たちは直接鬼に襲われた事も少なく、喰われたものは居ないのですよね。
コニーも2人が死体を見ただけですし。
そうなるとどうしても、ラムダの子たちとは意識の差が出ますよね。

　食用児も、鬼たちも生きていける世界を作るために。
エマは、この憎悪も越えていかなければならない……

(以下ネタバレ注意！)

　割とシンプルにシェルター到着からノーマンとの再会までカットしただけっぽいですね。
やっぱり「2クール目で終わらせる」という大前提だったのかなぁ。
まー考えて見たら子供たちに銃持たせて殺し合わせるとか、元々難しい描写が多い作品でしたか。

　ただオジサンもですが、レウウィス大公までカットすると、「鬼と対等な殺し合い」という物語の深みとエマの今回の決心の土台が薄くなるだけでなく、最後の「鬼の世界の政治的安定」の説得力も随分と弱まってしまう気がします。
　御供えをもらったお爺ちゃん鬼がギーラン卿、という事も無いでしょうし…
はてさて、どうなるか。

　ノーマンを救った人物、ちょっと名前を覚えられなかったのですが、外伝のシスター・クローネの幼馴染だったりしたのかな？

約束のネバーランド 特別編の感想

約束のネバーランド 特別編「道標」の感想ですよー。

約束のネバーランド

　原作大型改編のショック冷めやらぬ中での総集編、気を持たせますねー（笑
もし2期12話で終わらせるなら、ここで今までのまとめに入るのは正しいでしょう。

　今回モノローグ・ナレーションだけが新規だと思いますが、中でも冒頭のノーマンが出口横の扉を開けた時の、「この世界の真実を知った」(うろ覚え)だけは内容的にも新規だと思います。
たしか（笑

　特別編の最後も、エマがノーマンに今までの経緯を聞く形で終わったので、ノーマン側の経緯、そしてこれから鬼への反抗を始める、という展開でしょうか。

　次回が怖い!　でも期待！

約束のネバーランド 2期5話の感想

約束のネバーランド 2期5話(17話)の感想ですよー。

約束のネバーランド

　孤児院=農園から逃亡して一年。
やっと手に入れたよすが、シェルターすら奪われたエマたちは…
何の助けも失って、鬼の町の付近で全員生き延びてるだけでも偉いのですが。
まー人間全員救済という目的には遠ざかるだけの道程ですよねぇ。
心折れるエマも、支えきれないレイも観てて辛いですよ。

　鬼のお爺ちゃんとの交流や、家族思いの鬼たち。
特別なソンジュとムジカだけでなく、鬼を人を食う化け物としてだけ見るでなく、他人を思いやるエマの視点。
ああ、エマだなぁ。
綺麗ごとだけど、だから一緒に頑張りたくなる魅力ですよね。

　だからこそ。
ノーマンの再登場は、そのものよりも「感謝して食べる」「食うために殺す」ではない殺害だったことに、大きく衝撃を受けました。
ソンジュが鬼の追っ手を殺したシーンと合わせて2回目、人間側の初めての殺害じゃないかな…
　しかも被害者は、妹弟たちに当たり前の生活をして欲しいと願った、普通の家族思いの鬼たちなのですよね。
生きるために、守るために仕方ないとは分かっていても…
辛い！

(以下ネタバレ注意！)

　すでに3回目ぐらいですが、
大きく改変したなー！
GP編も無いようですし、これ鬼の貴族キャラや、人間世界や神様出ないのでは？
鬼とのチェイスシーンはアクションやら街の情景とかは素晴らしく、丁寧に作っているのは間違いないので、ここからどう展開しどんな結末になるのか、楽しみにします。

　ああ、でもやっぱり！
おじさんだけはカットしないで欲しかった～！
『約束のネバーランド』の要素の中で、レイとママ、エマ・ノーマン・レイの関係の次に、おじさんの絶望と報いが好きなのです。

約束のネバーランド 2期4話の感想

約束のネバーランド 2期4話(16話)の感想ですよー。

約束のネバーランド

　唯一の食用児の味方、ミネルヴァ=ジェイムズ・ラートリーとの接触。
情報は断片ばかり希望はか細いままですが、世界の様相が少しづつ紐解かれて行ってますね。

　とはいえ、まずは生活できる基盤が必要。
やっと手に入れた休息地での幸せな日々が微笑ましく、可愛いですよ。
　アンナとトーマ、ラニぐらいまではギリギリ認識していましたが、ドミニクとロッシーはやっと個体認識できました（笑
アニメで覚えられるかなー。
　やったぜ大好きなナットの出番がまた！
ちょっと格好悪いシーンもでしたが、出番もセリフも多くてニマニマ。
彼の得意なピアノが皆にも愛されていて、胸が暖かくなります。

　そんなささやかな幸せな日々を壊す急襲。
前後の描写から、グランマの配下の人間かな？
子供たちの優しさと強かさが垣間見えましたが、プロの大人たちには敵わなかったかー
と思たったら暴走する野良鬼がもっと敵わなかった！
　2期冒頭で子供たちが逃げていたのと同種かな？
コミカル担当だと思っていたら、こんな怖い役割だとは、シーンの強烈さも併せてショック！

　そして、次からはママが再び敵に。
原作とは違う展開に、ちょっとビクビクしています。

(以下ネタバレ注意！)

　おじさん丸ごとカットが確定っぽいですなー。
商業的とか全体の再構成とか理解はできるけど、
やっぱり悲しいぜ！

　もしかしてミネルヴァ=ジェイムズ・ラートリーの設定も、人間世界側の担当者から、鬼世界で重用されている農園関係者に変更されたっぽい?
　シェルター襲撃の人間が鬼世界の人間に変更されたのように見えたので、ラートリー家丸ごと鬼世界内での人間の権力者になったのかな？

　まぁ原作設定のままでもありえる形だったので、
「先の展開が分からなくてドキドキ！」
と良いように解釈しましょうか（笑

約束のネバーランド 2期3話の感想

約束のネバーランド 2期3話(15話)の感想ですよー。

約束のネバーランド

　ソンジュ・ムジカたちとの別れ。
残してきた弟妹たちのこと、失ってしまったノーマンへの想いは今も燃えていて。
エマたちみんなの原動力ですものね。
　ソンジュは悪ぶってますが、この時点でもう結構ほだされてる気がします（笑

　約束の地に着いて、絶望から叫んで騒ぐ子供達がやかましくて可愛い。
頭わしゃわしゃして可愛がりたいぜ〜！
レイが落ち着くのを待ったのは、次の行動のためだと思いますが、どうにもちょっと意地悪にも見えてしまったり。
トーマ＆ラニオンには落ち着きを覚えて欲しいし、イヂめたくなる可愛さが有ります（笑

　シェルター凄いなー。
どんなに頭が良くても、逃げる子供が他人を養えるほどの肉体労働(狩)やら機械製作とかは無理ですものね。
それでなくてもちょっと生活してみたいですよ。
秘密基地は浪漫！

　お風呂で泣いちゃうの、子供達の暖かさが伝わってきます。
未来も自分や仲間の命も不確かで、知らない森と荒野を走るしか出来ず。
温かいお湯は、文明と安心そのものですよね。
泣くのも当然と慰めるドンが良い兄貴でした。
　でもそんな暖かいシーンでも、チラチラと首の番号が目に入流のですよね。
厳しい運命が頭をよぎって辛いです。

　やったー
推しのナットがすっごいいっぱい喋ったー！
＆特技のピアノシーンまで！
わっほい！

　ほの見える絶望と、ずっと追ってきたミネルヴァとの邂逅。
良い引きだ…！

(以下ネタバレ注意！)

　エマたちが鬼を人と同じように感じ大きく変わったように、ムジカもここでエマたちと出会ったことで、これからのことを決断したのかな、と思いました。

　割と楽しかった今回ですが…
その、まさかですが、
おじさんカット……!?
いやまぁ、例えばあと1クールで最後までやるとか、そうでなくてもおじさん周りで3話も使えるのとか、そりゃカットも十分あり得るとは考えられますよ。
ますけど、ああ、おじさんの格好悪さ、ダメさ、甘さ、捨てきれない弱さ優しさ、最後の最後で報われた日々。
あんなに愛しいキャラなのに。
かつここまでの食幼児たちの希望と絶望の歴史を一番体現するキャラなのに……！
　あー。ショックです。
全体の構成、登場の順番が変わるだけとかだったら、良いのですが。