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2022年 04月の記事 (20)

レモネードオアシス 2022/04/29 11:08

芽生え14

戸惑いながらの初めてのオナニー。
おもらししながらの初めて。



目次

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「ここならちょっとくらい大変なことになっても大丈夫、だよね」

 イリアがやってきたのは、風呂場だった。
 イリア自身は生まれて物心着いたころからこの屋敷に住んでいたから実感は湧かないけど、十畳程度の広々とした浴室だから、結構広いらしい。
 もうすぐ日が暮れようとしているから、西日でタイルが黄金色に輝いているようだった。
 イリアはそのバスタブの外側に、ぺったりとお尻をついて座った。

「……んんっ」

 濡れそぼったお尻が冷たいタイルに触れて、キュッとおまたが引き締まる。
 けれど、すぐにイリアの尻の温度にタイルが暖かくなった。

「おまた、ジンジンしてるよ」

 両脚を投げ出して、お行儀悪く脚を開く。
 スカートを捲り上げると、ムワッとした生臭くも甘酸っぱい香りが立ち昇ってきて、鼻孔に絡みついてきた。
 
「んんっ! 触ると勝手におまたがヒクヒクして……うっ、ううっ! なんだかエッチな気分になってきちゃ……うう!」

 クチュ、クチュチュ……ッ。
  ヒククン……ッ。

 イリアは、戸惑いながらもこちょこちょと指先でおまたをくすぐっていく。
 するとヒクヒクとおまたが痙攣して、心地いい微弱電流が発せられた。

「このコリッとした部分が感じるの? ……ンッ!」

 肉芽を引っ掻いてみると、快楽の電流が走り、内股が小さく波打つ。
 ショーツとタイツを脱いで、見ながら直接触ったほうが気持ちよくなれる……。

 それはイリアにも分かっていたけど、オナニーという言葉さえも知らぬイリアには、そんな勇気はなかった。
 イリアはタイツとクロッチ越しに、こちょこちょとクリトリスをくすぐっていく。

「んっ、あっ、ああぁ……。おまたが痺れて……、ムズムズして……んんっ、ふぁっ、ふあぁぁぁぁ……」

 クチュ、クチュクチュクチュクチュクチュ。
 クチュチュチュチュチュチュチュチュチュ。

 戸惑いながらも、イリアの指先の動きは小刻みに震え、快楽を貪ろうとしていた。
 初めてのオナニーだが、本能のどこかに『こうすれば気持ちよくなれる』と、刻み込まれているのかも知れなかった。
 無心になって指先で淫靡な音を奏でているイリアだったが、

「あっ、あっ、あぁぁ……!」

 ゾクッ、ゾククッ
 背筋を駆け抜けていく、冷たい感触。
 思わず、キュンッ、秘筋に力が入ってしまう。
 間違いない。
 さっき飲んだ水が、おしっこになって膀胱に溜まっているのだ。
 それでも、イリアの指先が止まることはなかった。

(あ、出ちゃう……。エッチなことしながら……おしっこ、漏らしちゃう。わたし、漏らしちゃうんだ)

 むしろ、指の動きが止まるどころか、更に激しいものになっていき、少しずつおまたの力を抜いていく。

「んあっ、ああああぁぁぁ……出る……出ちゃう……。お風呂でおしっこ、漏らしちゃう……」

 少しずつ、ピンクの花びらがほころびていき、燃え上がった官能に、キュンッ! 縦筋が勝手に震えてしまう。

「あっ、出る……。おしっこ、出る……っ」

 今まで何回もショーツを穿いたままイケナイ遊びに耽ってきたイリアには、我慢することなどできるはずがなかった。

「ふっ、ふう……っ」

 ゾククッ!
 ジュワリ、ショーツのなかに背徳的な温もりが広がると、背筋を冷たい電流が駆け抜けていく。
 同じショーツを穿いての、二度目の失禁――。
 粘液塗れになっている黒タイツから、サラッとしたレモン色の聖水が滲み出してくる。

「あっ! あっ! あっ! ふぁぁぁ……。やっぱり、お小水のほうがあったかくてきもちいーの……」

 ぷしゅ、じょぼぼ……ッ、
    しゅいいいいいいい……。

 イリアは背徳的な温もりに身を委ね、まなじりをトロンと下げる。
 おまたもお尻も生温かい手で愛撫されて、イリアは官能の大海へと身を投げ出していた。

「ほふう……。おまた、あったかいよぉ……。んっ、んんん!?」

 プッシュウ!

 股間が急に震え上がり、イリアは勢いよく聖水を噴き出してしまう。
 その勢いたるや、クロッチと黒タイツを突き抜けて、一メートルほど聖水が飛んでしまうほどだった。

 足を投げ出すようにして、ぺったりとお尻をついて座っているから、その様子が余計はしたなくみえてしまう。
 だが、今のイリアにはそんなことを恥ずかしがっている余裕さえもなかった。

「んんん!? ふぁっ、ふあぁぁぁぁぁッ! なんかおまた痺れて……ウウッ! 変なの、きちゃうっ! 飛んじゃ……ううー!」

 コリッとした感触をショーツ越しに感じ、イリアはその部分へと指を食い込ませていく。
 すでに包皮を脱ぎ払って、コリコリに勃起しているクリトリスを刺激すると、稲妻に打たれたかのような電流が全身を駆け巡っていく。

「うっ、ううー! ギュッてすると……はうう!」

 クリトリスを押し潰すように、それでいて円を描くように刺激していくと、甘美な電流に秘筋が震え上がり、内股までもが小刻みに痙攣し始める。

「な、なにこれぇ……っ。勝手におまたが痺れて……ッ、脚に力が入って……んんっ」

 ヒクンッ! ヒククンッ!
 縦筋が痙攣するたびに、内股までも歪に痙攣する。
 黒タイツに覆われた太股からは、しっとりと汗が滲み出して、ムッとしたフェロモンを漂わせている。
 だけどそのことにイリアが気づくはずもなく、なにも知らない少女は戸惑いながらも、官能の深いところにまで指を食い込ませていった。

「あううっ、うううっ、はうう……っ」

 小水に濡れていた秘筋は、少女の秘蜜によって濡れそぼり、小水でできた湖はネットリとした泥沼と化している。

「はうう……っ、はっ、はひぃっ」

 イリアは無意識のうちに、なのだろう。
 犬のように舌を突き出していた。
 犬は、体温が上がりすぎると舌を出して熱を冷まそうとする。
 今のイリアが、正にそうだった。
 舌を突き出し、荒い呼吸によって体温を下げようとしているのだ。もちろん、イリアにその気が無くともだ。

「はぁ、はぁ、はぁぁぁ! あっ、あひ! おまた熱くなって……ッ、ピリピリするよぉ!」

 舌を突き出している口からは、ブワッとヨダレが溢れ出し、整った輪郭を伝って制服を汚していく。
 すでにワインレッドのスカートも、イリアの汁によってビタビタに濡れそぼっている。

 もう、ここまで興奮してしまうと、後戻りできないのだ。
 そしてイリアの指先の動きも止まることはなかった。

「ううっ、も、もう……! 飛んじゃう……ッ、なにか、大っきいの……きちゃ……うう!」

 ぷっしゃあああああああ!

 ――その瞬間。
 イリアの秘筋が引き締まり、内股がピーンと張り詰める。

 ブジュリッ!!

 やや品のない音が股間から聞こえると、白濁した透明な粘液がクロッチから溢れだしてきたではないか。
 イリアは、初めてのオナニーだというのに、本気汁を漏らして絶頂してみせたのだ。

「んっ、あううううう!? ふあぁぁぁぁぁぁ!! んっ、ふう! ふうう! ふううううぅぅぅぅ!」

 プシュッ、プシュッ!
  プッッッシュウウウウウウウウ!!

「ふうっ、ふうっ! ふううう!」

 イリアが息むたびに小水とも潮ともわからぬ体液が噴き出し、小さなお尻がガクガクと震える。

 腰が震えるたびに、イリアの秘筋からは熱い体液が噴き出していった。
 やがて、初めての官能的なダンスも落ち着いてきて――。

「はうう……。なんか、凄かったよ……。おまた、キュンキュンして、熱くって……、おしっこじゃないのに、こんなに溢れ出してくるなんて……はううっ」

 キュンッ、
 思いだしたかのように秘筋が痙攣すると、ジュワッと蜜が溢れ出してきた。
 気がつけば、タイツもスカートもネットリとした蜜でグショグショに濡れていて、輪郭から伝い落ちたよだれで胸元も汚れてしまっている。

「こんなに夢中になってたなんて……」

 汚してしまった洋服に後悔するけど、それでも確かに言えることがあった。

「おまた、気持ちよかったの……これが、えっちなこと、なの?」

 くちゅ、くちゅちゅ……。
 首をかしげながらも、イリアの指先は気怠げに動いている。
 ルビーのように燃え上がった、官能が燻っているクリトリスを名残惜しそうにくすぐると、イリアは小刻みに身体を震わせる。

 それは自慰という言葉さえも知らない少女が、官能の大海へと漕ぎだしていった瞬間だった。

        ☆

(もうお尻のほうまでヌルヌルになっちゃってる……)

 座学の授業中、イリアが座り直すと、すでに黒タイツに覆われたおまたはヌルヌルになって蒸れていた。
 もしかしたらワインレッドのスカートには、お尻の染みができてしまっているかもしれない。

(早く、おトイレ行きたいな)

 もうそろそろ授業が終わるころだと思いながら教室の時計を見上げると、ちょうどチャイムが鳴ってくれた。
 六時限目の授業だったので、ほどなくして帰りのショートホームルームが始まって、ザワザワと落ち着かない放課後になる。

(やっと、できるよ……)

 イリアは心の中で呟くと、誰にも気取られないように静かに席を立つ。
 行き先はもう決まっていた。
 一番近くの女子トイレの、一番奥の個室。
 イリアはその個室に入っていくと、すぐにくぐもった水音が聞こえてくる。

 放課後は我慢していた尿意を放つ……。
 それが、無口な少女の秘密の日課になっていた。


おしまい

イラストを使っての初めての掲載でした。
読んでくれている人はいなさそうなので、しばらく様子を見て続けるかどうか考えます。

読んでくれたぜ、という人は記事下のイイネボタンを押してくれると嬉しいです。
大体5人くらいの人が読んでくれているのだろうか。

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レモネードオアシス 2022/04/28 09:16

芽生え13

学校でのおもらし遊び。
もう後戻りはできない。


目次

芽生え(カテゴリー)

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「あっ、あふううう……!?」

 指を食い込ませていくと、おまたがキュンッ、痙攣して、イリアの指先を絞めつけてくる。

(ううー! おまたが熱くなって……ッ、勝手に震えて……!)

 抑えようと思っても、勝手に腰が震えてきてしまう。
 その痙攣を抑えつけようと、更に指を食い込ませていく。
 だけど敏感になった少女のルビーは、その輝きを増しつつあった。
 触れれば触れるだけ、輝きが増していき、少女の身体を熱く、深紅に染めていく。

「あっ! ふううううぅぅ! ぉまたぁぁ……ッ! キュンキュンして、痺れちゃ……ダメだよぉ……ッ!」

 イリアはお尻をプルプルと震わせながら絶頂感を抑えつける。
 だが、小さな身体で初めての絶頂を抑えられるはずなどない。
 黒タイツに覆われたお尻……その双丘からはドロドロとした蜜がしたたり落ちていた。

(も、もう……我慢、できない……! お尻が勝手に震えて、おまたがジンジンして……! ふっ、噴き出しちゃうっ! なんかきて……飛んじゃう、よおおお!!)

 クチュッ、クチュチュッ。

 秘筋に食い込ませている指先が、淫靡でねっとりとした音を奏でる。
 ここまで昂ぶってしまうと、本気の絶頂を経験したことのないイリアにはどうすることもできなかった。

(あっ、もう、無理だ……)

 幾重にも折り重なってくる絶頂感に、フッと意識が遠のき、指先から力が抜けていき――、
 そのときだった。

『ふう……、全部出たよ。危なかったぁっ』

 個室の外から、深いため息とともに聞こえてくる呟き声。
 どうやら、途中から入ってきた女子の小用が終わってくれたらしい。
 勢いよく水が流される音が響くと、小さな生地を上げる音。
 ドアが勢いよく開かれる音が続き、キュキュッと蛇口が捻られる音も聞こえてきた。
 手を洗っているのだろう。

(おしっこ、終わってくれた、の……!?)

 イリアが密やかにそんなことを考えていると、やがてトイレと廊下を区切るドアが開く音が聞こえ、足音が外に出ていき、だんだんと遠ざかっていく気配。
 足音が消えると、やがて静寂が訪れる。

 いや、正確に言えば、廊下には生徒の騒がしい往来があるから静かだとは言えない。
 だが、出すなら今より他は無い。
 なによりも、イリアの小さな身体では、これ以上の我慢は無理だった。

「も、もう……我慢できない、よぉ……っ」

 ふっくらとした、それでいて痙攣している秘筋に食い込ませている指先……。
 その指から、フッと力が抜けていく。
 直後だった。
「あっ! あっ! あああっ! はあああああああン!!」

 指を離した瞬間、それは起こった。
 黒タイツが食い込んだ秘筋が痙攣し、そのたびに聖水が噴き出してくると、

 プッシャアアアアアア!!

「ふうううううううう!」

 勝手にお腹に力が入って、太く、みじかい尿道から盛大に聖水を噴射してしまう。
 その勢いたるや、クロッチとタイツという障壁を突き破って金隠しに弾けるほどだった。

 イリアは学校で、しかもショーツとタイツを穿いたままだというのに、漏らしながら初めての絶頂に腰を痙攣させている。

「おもらし……っ、おまた、気持ちいい……っ、おまた溶けそうで気持ちいい、よぉぉ……っ」

 ショーツもタイツも穿いたままだというのに。
 このあと大変なことになってしまうのは目に見えているというのに。
 それでもイリアは一時の快楽に頭が真っ白になっている。

 じゅもも……ッ!
  じゅもももも……ッ!

「んあっ、あああ! はっっふううう!」

 おしっこに混じって、やや白濁した体液が噴き出してくる。
 それがなんなのかはイリアには分からなかったし、気がつく余裕さえもなかったけど、確かにイリアは感じていた。
 ――生まれて初めて味わう、絶頂の戸惑いと、そして悦びを。

「あー……、ああぁぁぁ……、はぁぁぁ……」

 ピクンッ、ピククンッ。
 すべてのおしっこを出し切ってもおまたの力を抜いていると、なんだかとても心地よくて、腰が小さく震えてしまう。

「全部……出ちゃったの……? はっ、はふう……っ。凄く……、ドキドキしたの……おまた、ムズムズしするよぉ……」

 タイツの上から秘筋に指を食い込ませていくと、キュン!
 甘美な電流が身体中を駆け抜けていった。

「学校でするのがこんなに気持ちいいなんて……。癖になっちゃいそうだよ……ンッ!」

 プシュッ!

 仕上げと言わんばかりにお腹に力を入れると、最後の一滴が噴き出してきて、クロッチの裏側がジワッと生温かくなった。

 だけどまだこれで終わりではない。
 誰にもイケナイ遊びに耽っていたことを悟られずに、家に帰らなくてはいけないのだ。
「パンツとタイツ、洗っていったほうが、いい?」

 逡巡するけど、ここで黒タイツを濡らしてしまうと、かえって怪しい目で見られてしまうかもしれない。
 ここは多少ツーンと臭うかも知れないけど、素知らぬ顔で足早に下校したほうが安全だろう。

「はぁぁ……凄かったよ……」

 イリアはよろめきながらも和式便器から立ちあがる。
 濡れそぼったショーツはスカートで覆い隠しておけばなんとかバレずに済みそうだ。

「あっ」

 ドアのところにかけてあったカバンを手に取ると、よほど興奮していたのか、世界がぼやけるほどの立ちくらみを感じてしまう。
 だけど、ここで再びしゃがみ込むわけにはいかない。
 こうしている瞬間にも、イリアのショーツは冷えてきているのだ。
 時間が経てば、ツーンとしたアンモニア臭だってもっとキツくなることだろう。

「早く、帰ろう……」

 イリアはカバンを持つと、静かにトイレの個室のドアを開く。
 軽く手を洗い、廊下に出ると、そこはいつもと変わらぬザワザワと落ち着かない放課後の光景。

 部活動に繰り出そうという生徒や、遠くからはブラスバンドの音も聞こえてくる。
 そんな生徒たちが、まさかイリアがたった今までイケナイ遊びに耽り、濡れそぼったショーツを穿いているだなんて想像さえもしないだろう。

(バレたら、大変なことになっちゃうよ……ふふ)

 ドキドキしているはずなのに……。
 イリアはこの状況を、どこか楽しんでしまっている。
 イリア自身にも、この心境の変化は分からなかった。

(ドキドキするって、気持ちいいかものかも……?)

 高鳴る背徳的な鼓動を感じつつ、イリアの秘筋は再び熱く濡れていく。
 早くもクロッチの裏側がムラムラしてきてしまった。

(まだ、足りないかも……? やだ、わたしって、こんなにエッチだったんだ……)

 身体と心の変化に戸惑いながらも、澄ました顔で放課後の廊下を歩いて行き、下駄箱で気を抜かずに靴を履き替えようとした、そのときだった。

「はう!? はううっ」

 チリリ――ッ!
 濡れそぼったクロッチがおまたに食い込んでくると、下半身に電流が走って、内股が引き攣ってしまう。

「今は、ダメだよ……っ」

 なんとかお尻が痙攣するのを抑えようとするけど、短いスカートの裾が蠱惑的に踊ってしまう。
 それでもなんとか堪えていると、

 ――クチュリッ。
 おまたがキュッと引き締まって、クロッチの裏側が生温かくなった。

(な、なんとかおさまったよ……。ぱんつ、気持ち悪い……。バレないように帰らないと……)

 なんとか外履きに穿き替えて歩き出すイリアだけど、その小さなお尻は官能のスパイスに痺れてへっぴり腰になっていて……。
 黒タイツの内股は、黒よりもなお暗い黒が染みが広がっていた。

        ☆

「ふう……。なんとか帰って来れたよ」

 澄まし顔でなんとか屋敷までの道のりの20分を歩ききり、自室のドアを閉める。
 その瞬間、膝から力が抜けてしゃがみ込んでしまった。

「ううーっ!」

 ヌルッとしたお尻で尻餅をついてしまい、なんとも言えない気持ち悪さに襲われる。
 だけど気持ち悪いと思ったのも一瞬だけ。
 直後には、淫靡なヌメリが心地よく感じられてきてしまう。

「こんなに熱くなってる。まだ、物足りないの? 私の身体」

 イリアは床にお尻をペッタリと付いたまま、Mの字に脚を開いて股間を凝視する。
 自分の身体のことながら、よく分からなかった。
 ジーッと股間を見つめていると、黒タイツとショーツに覆われているというのに熱い蜜が滲み出してきていた。

「おまたもチリチリする……?」

 タイツ越しに秘筋に触れて、指を食い込ませていく。
 すると微弱電流に、内股が痺れて軽く痙攣してしまう。

「私の身体、なんかとってもエッチになってるよ」

 帰ってくるあいだも、誰かにバレるのではないかと思って、ずっとドキドキしっぱなしだった。
 一歩前に進むたびにクロッチの裏側とおまたが擦れてチリチリして、熱い蜜が溢れ出してくるほどに。
 内股には、ナメクジが這ったかのような銀筋が残されていた。

「まだ、足りないよ……」

 男は射精してしまえば性欲のすべてを吐き出すことができるけど、女体はその精液を子宮へと吸い取らなくてはならない。
 だから女体の絶頂は長く続くようになっているし、なかなか収まってはくれないのだ。

 家に帰ってくるあいだもチリチリと少女の宝石が擦れて、ルビーのような深紅の官能は子宮の奥底で燻っている。

「熱い……、おまた、まだ熱いよ……。さっきよりも、熱くなってるの?」

 ヒククンッ!
 おまたに力を入れてみると、タイツが食い込んだ肉筋が痙攣し、ドロッとした白濁した体液が滲み出してきた。
 尻餅をついて座っているから、お尻にまで染みこんでいる粘液は床にまで広がろうとしている。

「やだ。エッチな染み、できちゃうよ……」

 イリアは呟くと、気怠げに立ちあがる。
 部屋のドアを開けて、忍び足で屋敷のキッチンへと行くと、そこでお腹がたぷたぷになるくらいにたくさん水を飲んだ。

「うう……っ、お腹がちゃぽちゃぽしてる」

 自分でも、なんでこんなことをしているのか分からなくなっていた。
 それでもお腹の奥底に疼いている熱を消すには、こうするしかないのだ。
 水をたっぷりと飲んだイリアは、再び忍び足でお風呂へと向かう。

 いつどこでメイドさんと出会うかも分からない。
 そうしたら、このツーンとした香りをごまかせる自信はなかったし、グショグショのショーツにほっぺたが赤くなっていることだろう。
 そうなれば、イリアがイケナイことをしていることがバレてしまうに違いない。

(誰とも会いませんように)

 小さな胸でお祈りしていると、一歩進むごとにクロッチの裏側とおまたが擦れて痺れてきてしまう。
 その刺激に、イリアは無意識のうちにへっぴり腰になっていて、短いスカートからはタイツに覆われたショーツがチラチラと見えてしまっていて……。
 それでも、今のイリアにはそんなことに気がつく余裕さえも残されてはいなかった。


芽生え14につづく!

もうそろそろお終いです。
読んでくれている人は恐らくいないでしょうけど。

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レモネードオアシス 2022/04/27 08:05

芽生え12

更なる刺激を求めるために、学校でおもらし遊びをしようと思いつくイリア。
授業中におしっこを我慢しているショーツはじっとりと湿っている。


目次

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(あんなに我慢して、勢いよく出せたのに……)

 イリアがため息をついたのは、もうすぐ6時限目の授業が終わろうかというときだった。
 窓から見える景色は抜けるような青空だというのに、イリアのパンツのなかは、ジトジトの梅雨のような雨模様だった。
 あのあとトイレから出て、たくさん水を飲んだ。
 イリアの膀胱は、早くも水風船のように硬く膨らんでいる。

(あと、数分で授業が終わる……)
 時計を見ると、授業が終わるまであと数分だった。
 この授業が終われば、帰りのショートホームルームをやって、あとはもう放課後だ。
 イリアの他の生徒たちも何度も時計を見て、そわそわと落ち着かなくなっていた。

 ジュワリ……。

(あっ、まだ、ダメ……)

 ショーツのなかが生温かくなって、イリアはキュッとおまたに力を入れる。
 まだだ。
 まだ出したらいけない。

(もう、思いっきり出しても気持ちよくなれない……。それに家に帰ってパンツを穿いたまま出しても気持ちよくなれないんだもん)

 それなら。
 イリアには、一つの考えがあった。
 人知れず、公園で漏らしてしまったときにはドキドキして気持ちよかったのだ。
 それなら、人がいる学校のおトイレで漏らしたら、どんなに気持ちいいことだろうか?

(誰かに見つかったら大変なことになっちゃうけど……)

 それでも、イリアの秘筋はそのことを考えただけで熱く濡れてきてしまう。

(イケナイことを考えると、おまたが熱くなってきてしまうの?)

 それはイリアには分からないことだった。
 性教育の授業では、男の人から精子が出て、女の子は卵子を持っていると習ったけど……。
 それとなにか関係があるのだろうか。
 学校で習ったことだけではわからないことばかりだけど、それでもイリアの身体は戸惑いながらも性徴していた。

(学校でパンツを穿いたまま……おもらししたら、どんなにドキドキするだろう?)

 たったそのことを考えただけで、頭がボーッとしてきて、授業なんかに集中できるはずもなくて。
 気がつけば帰りのショートホームルームが終わり、ザワザワと落ち着かない放課後になっていた。

(しちゃう……? 私、学校でおもらし、しちゃうの……?)

 頬を桃色に染めたイリアはカバンを持って、ゆっくりと席を立つ。
 トイレへと向かうその足取りは、熱病に浮かされたかのようにおぼつかなく、スカートのお尻の部分には、ジットリと暗い染みが滲み出していた。

        ☆

「人、誰もいない……」

 幸いなことに、放課後の女子トイレには誰もいなかった。
 いつもだったら女子たちが鏡の前でおしゃべりしているものだけど、今日はいないようだ。

 放課後の学校のトイレで、おもらし遊び。
 もしも誰かに音を聞かれて勘づかれたら大変なことになってしまう。

 だけど、『してみたい』という欲求には敵わなかった。
 イリアは一番奥の個室に入ると、静かにドアを閉める。カバンはドアのところにあるハンガーにかけておく。
 こうしてカバンを持ってきておけば、教室に戻らずにそのまま帰ることができる……。

(私、しちゃうんだ……。学校で、イケナイこと、しちゃうんだ)

 目の前にある和式トイレを見つめて、最後の自問自答。
 極度に緊張しているせいか、今にも漏らしてしまいそうなはずなのに、おまたはキュッと閉じていた。

(ここでぱんつを降ろせば、まだ間に合う……。けど……、だけど……、我慢、できない……っ)

 イリアは意を決すると、スカートを捲り上げ、和式トイレに跨がった。
 ……もちろん、ショーツも、タイツも穿いたままで、だ。
 座った瞬間――、

 ジョッ!

「あっ!」

 太股に膀胱が圧迫されて、勝手におしっこが噴き出してきてしまった。
 じんわりと生温かい感触がクロッチに染みこんでいき、それはお尻へと広がっていく。

「あっ、あっ、あああぁぁ……」

 学校なのに……。
 取り返しのつかない、温もりがおまたに、そしてお尻へと染みこんでいく。
 未成熟な、それでいてプリッと膨らみ始めた思春期特有のお尻が、甘温かい手に愛撫されていく。

「あっ、あぁぁぁ……、あったかい、よぉ……」

 じゅもも……、じゅもももも……。
  ぽた、ぽたた……。

 緊張していたのが嘘のように、イリアの尿道はすぐに緩みきっていた。
 黒タイツから滲み出してきたおしっこは、プリッとしたお尻の双丘から黄金の雫となって落ちていく。

「んっ、んああっ」


 ――ヒククッ!
  ぷしゅうっ!

 性に目覚めようとしている少女の秘筋が震え、宝石を包み込んでいるつぼみが剥けていく。

(なんか、おまたがチリチリして、変な気持ちになって来ちゃってるかも……。なんか、エッチな感じ……?)

 しゅいいいいいいい……。

 股間からこみ上げてくる未知の感覚に戸惑いながらも、イリアは身体から力を抜いていく。
 お尻から落ちていく黄金水は、尿意を普通に放ったときとは明らかに違うくぐもった水音となって、和式トイレの水面へと落ちていった。

「はふう」

 安心しきったイリアは、つい熱い吐息を漏らしてしまう。
 だが、そのときだった。

「……誰も、いないみたい?」

 トイレと廊下を隔てるドアが開く音がすると、誰かが入ってきた気配。
 足音からして……一人、だろうか?
 だがそれでもイリアの緊張感は一気に高まってしまい、

 プシュウ!

 びっくりしてタイツとクロッチという三重布で覆われているというのに、おしっこを噴き出してしまう。

(ううっ、水音でバレちゃうかも……ッ)

 慌てておまたに力を入れるけど、ただでさえ女の子の尿道は太くて短いし、しかもイリアのふっくらとしたおまたの尿道括約筋は、度重なるおもらし遊びによって緩みきっている。

 それにいっぱい水を飲んで、膀胱は水風船のように膨らんでいた。
 おまたに力を入れたくらいで、弾けるレモネードを止められるはずもなかった。

(指で、抑えないと……、止められない……ッ)

 咄嗟の判断で、両手を秘筋に食い込ませる。
 その瞬間、

 キュン!

「はっ、はうう!?」

 指を食い込ませたおまたから電流が走り、下半身を駆け抜けていく。
 タイツに覆われた、少女の青尻が快楽に波打った。

「あっ、あっ、あひぃ!?」
 イリアは堪えきれずにソプラノボイスを漏らしてしまう。
 それでも痙攣は止まってはくれなかった。

(あっ! あっ! あっ! あっ! あああ! おまた、痺れて……ッ、ううっ! な、なんか……くる!)

 きゅうううう!
 指を食い込ませている秘筋が痙攣し、黒タイツから蜜が滲み出してくる。
 だがそのことをイリアが気にしている余裕はなかった。

「んうっ、ううう! ふうう!?」

 イリアは抑えきれぬ熱量に、小動物のように身体を丸めガクガクとお尻を震わせることしかできない。

「んああ、あふう……。ふぁああああぁ……」

 イリアの碧眼から大粒の涙が溢れ出し、頬を濡らしていく。
 口元からは、一筋のヨダレが垂れてきていた。

 キュンッ! キュンッ!
 秘筋が痙攣し、熱い蜜が溢れ出し、イリアの指先に絡みついてくる。

 ショーツを穿いたままの小さなお尻がプルプルと震え、タイツ越しだというのにムッと甘い香りを漂わせていった。
 イリアは、生まれて初めて絶頂してしまったのだ。

「んっ、おっ、おおおぉぉぉ……ッッッ!」

それでも声を出すわけにはいかなかった。
 こんな声を聞かれてしまったら、それこそ恥ずかしすぎて学校に来れなくなってしまうことだろう。

(お、おさまってえぇ……! おまたがジンジンして、ううっ、痺れる、よぉっ)

 プチュリッ!
 秘筋に指を食い込ませていくと、熱い蜜がタイツから滲み出してくる。
 それでもなんとか痙攣を堪えていると、少しずつ落ち着いてきてくれた。

(スズムシが、鳴いてるの……)

 落ち着いてくると、イリアは夏虫の鳴き声の海に包まれていた。
 リンリンと鳴り響き、興奮に火照ったイリアの身体を包み込んでくれている。

(寒くなってきたのに……、それに、まだ明るいのに、なんで虫が鳴いてるの?)

 疑問に思ったけど、なんのことはない。それはただの耳鳴りだった。
 初めての絶頂に、イリアの脳は痺れていた。

「はぁ……、はぁ……、はぁ……。す、凄い……。なんか、凄いのきちゃったよ……。ううっ、おまたジンジンする? お小水を途中で止めちゃったから?」

 戸惑いながらも、しかしここで尿意を放つわけにはいかなかった。
 個室の外には、なにも知らない女子生徒がいるのだ。

(変な声出しちゃったけど……大丈夫、かな?)

 そう思って息を潜めていると、どうやら幸いなことに女子生徒には気づかれていないようだ。

『はぁ……危ないところだったよ……』
 イリアに聞かれているとも知らずに独り言を漏らし、微かな衣擦れの音ののちに水音が聞こえてきた。
 
 しゅいいいいいいい……。

 くぐもった、控えめな水音。
 イリアは指を食い込ませて我慢しているとも知らずに、女子生徒の放尿はなかなか終わってくれない。

(ううう~。お願いだから、早く終わってぇ……っ)

 指を食い込ませているおまたがキュッと痙攣すると、熱い聖水が漏れ出してきてしまう。
 それでも我慢していると、膀胱がジンジンシクシクと痛くなってきた。

 でも、出すわけにはいかないのだ。
 ここで我慢していたものを解き放ってしまうと、イリア自身、黙っていられる自信はない。
 エッチな声を上げてしまうに違いなかった。
(お願いっ、早く出てってよ~っ)

 声も、小水も出してはいけないと分かっているけど、人間というものは不思議なもので、ダメだと分かっていると余計にやりたくなってしまうものだ。

(も、もう……、我慢できない……っ)

 クロッチに食い込ませている指先から、ちょっとでも力を抜けば、おしっこが噴き出してくることだろう。
 きっと、気持ちいいに違いない。
 ちょっとくらいなら……。
 どうせ、些細な水音の違いなのだ。
 分かるはずなんて、ないさ。
 耳元で悪魔の囁きが聞こえてくる。

(ぜっっったい、だめえ!)

 そんな悪魔の誘惑に、イリアは首を横に振って、ギュッとおまたに指を食い込ませた。
 だけど、それがまずかった。


芽生え13につづく!

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レモネードオアシス 2022/04/26 10:09

芽生え11

おもらし遊びをするイリア。
だけど刺激が足りなくなってくる。
もっと気持ちよくなるためには、どうすればいいのだろうか?


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「はぁぁぁ……今日もお勉強いっぱい頑張ったの。はふぅ……」

 しゅいいいいいいいいい……。

 深夜。
 いつものようにイリアはお行儀よく洋式トイレに腰掛けると、我慢に我慢を重ねた尿意を解放していた。

 ――もちろん、ショーツを穿いたままで、だ。
 白のコットンショーツは、見る間にレモン色に染め上げられて、お尻の双丘からぽたぽたとおしっこが垂れていく。
 クロッチの裏側にレモネードが弾けて、生温かい感触にお尻を撫で回される。

 いつもならお尻を撫で回される感触にドキドキして気持ちよくなれるはずだけど……。
 やはり気持ちよくなることはできなかった。
 外で漏らしてしまった、あの瞬間から。

 しょおおおおおおおおおお……。

 ショーツを穿いたまま、ただなんとなく惰性で尿意を放っていても、全然ドキドキしてこないし、おまたも熱くなってこなかったのだ。

「なんでだろう……。おぱんつぐしょぐしょなのに、全然ドキドキしない……」  

 そんなことを呟きながら尿意を流行っていくと、

 プシュッ――。

 やがて我慢に我慢を重ねていた放尿は終わってしまった。
 あとに残ったのは、おしっこに濡れそぼった白いコットンショーツだった。

 ヒククンッ、
 濡れたクロッチがイリアのおまたに張りついて、引き攣るように痙攣している。

 ぽた、ぽたた……。

 何滴かの黄金の雫がトイレの水面に落ちると、ぐしょ濡れのショーツは早くも冷えてきてしまった。

「おむつ、穿こう……」

 あらかじめトイレに持ち込んでいた紙おむつを充てていく。
 もちろん、おもらしショーツを穿いたままで、だ。

「……んんっ! ぱんつ、おまたに食い込んできてる……」

 イリアはキュッとお尻を後ろに引いてしまう。
 だけど、以前よりも……、いや、正確に言えば昨日よりもドキドキできなくなっている。

 その原因は、イリアにはなんとなく分かるような気がした。
 だけど、それを認めてしまうと、自分が更に変態だと認めてしまうことになる。

(もう、熱くなれないの……?)

 イリアはパジャマの裾を整えると、トイレを出てベッドに入る。
 聖水に濡れそぼったショーツは冷え切っていたが……。

(家で漏らしても、あんまり気持ちよくなれなくなってるの。外でしたほうが、ドキドキできる……?)

 イリアは眠りにつきながら、そんなことを考えてしまう。
 漏らす場所はどこがいいだろうか?
 公園?
 それとも……学校のトイレ?

(あんなにたくさん人がいるところでおもらししたら、どうなっちゃうんだろう? 誰かに気づかれちゃうかも)

 学校でおもらし遊びだなんて……。
 そんなこと、絶対にしてはいけない。
 理性ではわかっているけど、それでもイリアの鼓動は早鐘のように激しくなっていて、冷え切った秘筋も、熱い蜜に濡れていた。

(明日……、学校でしてみようかな……)

 そんなイケナイ計画を立てながら、イリアは爛れた眠りの中へと沈んでいく……。

        ☆

 しょわわわわわわわ……。

「んん……、もう朝なんだ」

 イリアが目覚めたのは、おまたをイタズラっぽくくすぐるおしっこの感触のせいだった。
 身体を起こしておまたを覆っているおむつを見てみると、夜中から何回もおねしょをしてしまってきたのだろう。
 おむつは薄茶色に変色していた。

「まだちょっと、出る……」

 しゅいいいい……。

 おまたの力を抜いていくと、ジワリ、おまたが生温かくなっていく。
 おむつの中に穿いているショーツはぐしょ濡れで、おまたにペッタリと張りついてきて、しかも食い込んできている。
 だけどその気持ち悪い感触が、イリアは大好きだった。

 勉強もできて、物静かなイリアが、たった一つだけ親にも言えない秘密。
 そんないけないことをしていると、なぜだかドキドキしてきてしまう。

「……だけど、なんか物足りない……」

 呟きながら、イリアはおむつのテープをバリバリと音を立てて剥がしていく。
 露わになったのは濃厚な黄色に染まったネコさんショーツだった。
 クロッチには縦筋が食い込んでいてヒクク――ッ、引き攣るように震えていた。
 ショーツを脱ぐと、露わになったのはやや赤らんだ縦筋だった。
 赤ちゃんのようにツーンとした刺激的な香りを漂わせている縦筋は、産毛さえも生えていないツルツルの不毛地帯だ。
 だけど、最近おまたがぽってりして膨らんできたような気がする。

「今日もまだ生えてない……はあ……」

 おまたを見つめながら、イリアは憂鬱げなため息をついてしまった。
 早い子だったら、修学旅行のときにはもう生えていた。
 そんな子たちを、イリアは大人っぽいなと思いながら眺めていたものだ。

「早く生えてこないかなぁ……」

 イリアは憂鬱げなため息をつきながら、ショーツを降ろして行くが……ヌルッ。
 クロッチの裏側には、ハチミツのような粘液がベッタリとこびりついていた。
 外側にまでは滲み出してきてはいなかったけど、ネットリとした蜜は、時間が経ったからか茶色く変色している。

「なんなんだろう……。下り物……、とはちょっと違うと思うけど」

 ジーッと見つめていても、しかし答えが出るはずもなかった。
 気がつけば、いつも登校する時間になっている。
 早くおねしょパンツを隠しておかなければメイドのマリアさんに怒られてしまう。
 イリアはベッドの下におねしょパンツを放り投げると、

「早く着替えないとっ」

 イリアはウェットティッシュを手に取っておまたを拭き――、
 チリリッ!

「んんっ」

 微弱電流にビックリしてしまうけど、その刺激から目を逸らすように新しいショーツを穿いた。
 あとは制服に着替えて、ツインテールにしていき……、

「よし、今日も一日頑張っていこう!」

 姿見の前で控えめにファイトポーズをとると、イリアの日常はゆったりと流れ出していく。
 だけど、いつもと同じように見える日常も、こうしている瞬間にもイリアの身体は性徴しているのだ。

 いつもの刺激では満足できなくなりつつあるイリアの秘筋は、朝からだというのに、イリア自身が気づかぬうちに熱く濡れていた。

        ☆

「くちゅんっ」

 ジョッ!!

「――!!」

 イリアがくしゃみをしたと同時にチビってしまったのは、4時限目の授業が終わった昼休みのことだった。
 ジンワリとクロッチの裏側が生温かくなり、なんとも言えないむず痒さがこみ上げてくる。

(おトイレ、行っておこう……)

        ☆

「はふう……。朝からずっと我慢してたから……」
 女子トイレの個室に入り、イリアはホッとため息をつく。
 ショーツと黒タイツを下ろすと、たったそれだけで、

 むわ……っ。

 ツーンと目に染みるようなアンモニア臭をまとった湯気が立ち上ってくる。

「我慢できたと思ってたのに、こんなにチビッちゃってたなんて……うう、目に染みるよ」

 おしっこはいっぱい我慢してから出したほうが気持ちいいし、トイレでお尻を出すのは寒いから、ついつい我慢してしまっていたけど……、イリアの尿道は、少しずつおしっこを漏らし続けていたようだ。

「もうショーツの外側にまで染み出してきてる……。我慢してるつもりだったんだけどなぁ……」

 クロッチの裏側はおしっこの染みができあがっていた。
 最初はレモン色だったのだろうけど、時間の経過とともに茶色く変色して、お尻のほうにまで広がっていた。

 座った状態でおまたからチョロッと出てくると、縦筋を伝ってお尻の割れ目に流れ込み、こんな風に恥ずかしい染みになって残ってしまう。

「クロッチさん、お疲れ様です」

 女の子の恥ずかしい染みを隠すための二重布は、すでに力尽きていた。
 クロッチの外側にまで、やや茶色く変色したおしっこの染みが滲み出してきている。
 それに正体が分からないヌルヌルの粘液も勝手に出てきていたようだ。

 クロッチの裏側はヌルッとしていて、時間が経った粘液は栗きんとんの残りカスのようにモロモロになってクロッチにこびりついていた。
 その惨状を見つめていると――、

 プシュッ!

 自然と尿道も緩んでしまったのか、無毛の秘筋からレモネードが弾けだしてしまった。

「あっ、ちょっ、まだダメッ」

 慌てて和式のトイレにしゃがみ込むと、太く立派な放物線が、真っ白な便器に弾けては散っていく。

 しゅいいいいいいいいいいい……。

「ふぁああああ……。我慢してたから……。き、気持ちいーよぉ」

 放尿の快楽に、イリアの頬は桃色に上気して、緩みきっていた。
 その口元からは、一筋のヨダレが垂れてきてしまっている。
 ただでさえアンモニア臭が漂っていた女子トイレの個室に、更に濃厚なアンモニア臭が上書きされていく。
「はふう……やっぱり、我慢してから出したほうが気持ちいいの。あっ、ふうっ! いい、よぉ……っ」

 ぷっしゅいいいいいいい……っ。

 女の子の尿道は、太く、短い。
 その長さは3~4センチくらいで、小指ほどの長さもないし、しかも膀胱からスッと真下に伸びるようにできている。

 その噴出の勢いたるや、摩擦がないぶんだけ男のものと比べるのが間違いなほどに遠くまで飛んでいた。
 だけど、そんな勢いのおしっこが、少女の小さな膀胱でいつまでも続くはずがなかった。

「ふっ、ふううう!」

 ブルルッ!
 プッシュウ!

 イリアが大きく身震いすると、一際勢いよく噴出してきて……、それっきり、レモネードの噴出は終わってしまった。

 ぽた、ぽたた……。

 ただ、噴き出すことができなかった聖水が、お尻からぽたぽたと水面に落ちていく。

「はぁ、はぁ、はぁぁぁ……。こんなにいっぱい出るなんて……。スッキリしたぁ……!」

 トイレットペーパーでふっくらおまたを拭い……チリリッ!
 おまたから発せられる静電気に顔をしかめながらも、綺麗に拭いていく。

(おしっこしたときにチリチリするんだ。変な病気、なのかなぁ)

 イリアは首をかしげながらもおまたを綺麗にして、ショーツと黒タイツを穿く。
 ちょっと湿っているショーツがおまたに食い込んできて気持ち悪かったけど、それでもイリアはこの感触が嫌いではなかった。

(午後の授業も頑張っていこうっ)

 おしっこを思いっきり出すことができた爽快感を胸に秘め、イリアはスカートの裾を整えると教室へと急ぐ。
 まさか、澄ました顔をしたイリアが、自らの蜜でクロッチをヌルヌルにさせているだなんて、誰も想像さえもしないだろう。


芽生え12につづく!

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レモネードオアシス 2022/04/25 17:30

芽生え10

うんちをおもらししてしまったショーツと黒タイツを綺麗に洗って証拠隠滅。
ヌルヌルになったショーツの裏側は……。


目次

芽生え(カテゴリー)

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 ニュルル……ッ。

 立ちあがっただけだというのに、柔らかい感触が会陰へと食い込んでくる。
 それは今まで経験したことがなかった、未知の感触だった。
 ……が。

「ううっ、お腹、痛い……っ」

 なんとか立ちあがったイリアだけど、早くも腹痛に襲われてしまう。
 落ち着いてくれていたと思ったお腹は、立っただけの些細な振動にグルグルと異音を奏ではじめる。
 その痛みに、満身創痍のイリアが耐えられるはずもなかった。

「ううっ、あううっ! ふっ、ふうう!」

 口から獣のように低い呻き声を漏らし、お尻を後ろに突き出してしまう。
 その直後だった。

 ブボボッ!
   ニュルルルルル!!

 極小の布切れに覆われた、イリアの小さなお尻から似つかわしくない爆音が響き渡ると、うっすらとお尻の輪郭が大きくなっていく。
 だが、これはイリアが漏らしてしまったというわけではなかった。

 ここまで大量のものをショーツにぶちまけてしまったのだ。
 もう、我慢するだけ無駄じゃないか。
 それなら、少しでも早く毒素を放出して、楽になったほうがいいに決まっている。

「ふっ、ふうううう……!」

 ニュルルルル!
  ブボッ、ブポポ……もわ。

 イリアは立ったままだというのに自らの意思でお腹に力を入れて毒素を排出していく。
 色白の頬は真っ赤に染まり、口元からは一筋のヨダレを垂らしながら。

(こんなところでしちゃいけないのに……)

 そんなことは分かってはいたけど、排泄欲という、人間の生存に根ざした欲望を満たしているのだ。
 気持ちよくなってしまうのは当然のことだった。

 ビチ、ビチチ……ッ!

 ほとんどお湯と変わらぬ毒素を出し切り――、
 ビククッ!

「んうう!?」

 イリアは股間から生み出される静電気に、お尻を震わせてしまった。
 小さな身体とはいえ、少しずつ快楽に目覚めようとしているのだが……、そのことにイリアが気づくはずもなかった。

(うんちおもらししちゃったのに……気持ちいいなんて……、絶対おかしいのよ……!)

 気持ちよくなってしまった自分を認めようとはせずに、一刻も早く家に帰ろうと、小さな一歩を踏み出す。

 ヌチャ、ヌチャ。
 ヌチョ、ヌチョ。

「気持ち悪い、よぉ……」

 一歩進むたびに、ショーツの中に満ちあふれている柔らかいものがお尻の割れ目に、そして会陰へと食い込んでくる。
 それはおしっこを漏らしてしまったときの愛撫とは比較にならないほどのネチっこさだった。
 だけど今のイリアには、その甘い感触を堪能している余裕さえもない。

「はやく、家に帰らないと……っ」

 重たいお尻を、ほんの少しだけ後ろに突き出して、よろめきながらもいつもの帰り道を進んでいく。
 幸いなことにこの人気はなく、イリアはその道をゆっくりと進んでいくことができたが……。

 ヌチャ、ヌチャ。
 ヌチョ、ヌチョ。

 未消化物がおまたに食い込んできて、イリアはある変化に気がついてしまう。

(あれ? なんかおまたがチリリってするような気が……する?)

 一歩進むごとに未消化物が食い込んでくるという淡泊な責め苦に、イリアのおまたが熱くなってきてしまったのだ。

(おまたが熱くなってきて……ううっ、変な感じがするの。なんだかポワッとして……、おまた、ムズムズするよぉ……っ)

 一歩進むごとに、自らの未消化物に責め苦を受けて……、
 少女のつぼみは、戸惑いながらも開花しようとしていた。

        ☆

「よかった……。誰にも会わずに済んだよ」


 イリアが屋敷に帰ってきたころには、額には脂汗が浮かび、背筋には滝のような汗が流れていた。
 ショーツの中は、グチョグチョに攪拌されて、おまたに食い込んできて気持ち悪い。
 一刻も早くこの気持ち悪さから解放されたかった。

 メイドさんや母親に会わないようにと、忍び足で屋敷の中を進んでいき、なんとかトイレへと辿り着く。
 使い慣れた洋式のトイレは、いつもイリアがおもらし遊びをしている場所でもあった。

「やだ……。なんだかドキドキしてきちゃったよ……」

 イリア自身は気がついてはいないが、何度も繰り返してきた禁断の遊びは、すっかりイリアの身体に染みついていた。
 イリアは、トイレに踏み込んだだけで濡れるようになっていたのだ。

 じゅわ……。

 チョコレートシェイクが食い込んできている秘筋が熱く火照ると、ヌルリとした感触が新たに溶け込んでいく。
 だが、それをイリアがなんなのかを理解することはできるはずがなかった。

「やだ……。漏らしちゃった……の? 怖いけど、脱がないと……だめ、だよね……」

 早くこのショーツを洗濯しなければ染みになってしまうし(もう手遅れかも知れないけど)、それにずっとこの格好でいるわけにもいかないのだ。
 こうしている瞬間にも、ショーツの中のシェイクは冷えてきて、ベッタリとお尻に張り付いてきている。

(早く綺麗にしないとっ)

 そのことはイリアも十分に理解している。
 だけどこのショーツと黒タイツに詰まっているモノを目の当たりにすることは、自分自身の失敗と向き合わなくてはならないと言うことでもある。
 それはちょっと勇気のいることだった。

(だけど、このままでいるわけにもいかないし……、はううっ、ここは怖いけど……っ)

 イリアは一枚ずつ服を脱いでいくことにする。
 ただ用を足すだけならばショーツとタイツを下ろせばいいけど、こんなにも派手に漏らしてしまったのだ。
 全部服を脱いでおかなければブラウスや制服に、茶色い汚れがバターのようにくっついてしまうことだろう。

 それに髪の毛も、だ。
 ブロンドのツインテールの先につけばきっと毛先が痛んでしまうし、なによりも汚くて嫌だ。
 イリアはお風呂に入るときも、座るときでさえも、いつも毛先のことには気をつけていた。

「ううっ、この格好、恥ずかしい、かも……」

 イリアはブラさえも外した、タイツとショーツだという格好になる。
 白人系の血を色濃く受け継いでいるイリアの乳房は、同じ歳くらいの女子と比べても大きく育っている。

 イリアの双丘の頂には、ツーンとした桃色の山頂が固く突起していて、ちょっとでも触るとシコリになっていて痛い。
 それでもまだまだ未成熟で、乳房に触れると、張りがあってやや固さを残していた。

 固いということは、それだけ夢が詰まっているということでもある。
 イリアの身体は、これからも大人の女性として性徴していくことだろう。
 だが、性徴期というのは、大人と子供の境界線で、あまりにも危うい時期でもある。
 身体は大人に性徴しようとしていても、子供のような失敗をしてしまうことだってあるのだ。
 今の、イリアのように。

「怖いけど、早く綺麗にしないと」

 イリアは呟くと、恐る恐るショーツをタイツごと降ろしていく。 その直後だった。

 ぬっっちょぉぉぉぉぉ……。
  むわ…………っ。

 なんとかショーツを太股のところまで下ろすが……。
 あまりの悪臭に、ツーンと目頭が熱くなって涙が出てきそうになる。
 十日間、イリアのお腹に詰まっていた腐敗物の臭いだ。
 無理もないだろう。

「う、うそ……ううっ、酷い、よぉ……っ」

 ショーツの内側に広がっている大惨事に、イリアは目を疑ってしまった。
 きっと、イリアが勉強しているときも、寝ているときも、そしてご飯を食べているときにも、イリアのお腹のなかでは発酵が進み、熟成されて腐敗していたのだろう。
 ご飯やパン。
 肉や野菜。
 中華料理に洋食。
 この十日間で、たくさんのものを食べてきた。
 それらのものが熟成されて、ショーツの中ミッチリと詰まって腐敗臭を漂わせている。

 むわ……っ。

 饐えた茶色い臭気が立ち昇ってきて、イリアは思わずえずいてしまいそうになる。
 だがこの失敗から目を逸らしてはいけないのだ。
 ショーツの裏側にぶちまけられた茶色い腐敗物には、シュッとイリアの縦筋が刻まれている。
 それはイリアの少女として大事で敏感な部分。

(見たくないけど、見ないと、だよね……)

 ぬっちょぉぉ……。

「おまたまで……うぇぇ……ううっ、こびりついてるなんて……」

 産毛さえも生えていない赤ん坊のようなイリアの秘筋は、茶色いペーストに汚辱されて、見る影もなかった。
 ときおりヒクヒクとおまたが痙攣し、埋もれた割れ目に亀裂が入る。
 きっとお尻のほうまでチョコレートペーストが張りついていることだろう。
 だけどイリアには、そのことを確認する勇気はなかった。
「ショーツ、全部、脱がないと……」

 太股のところまで降ろしていたショーツをゆっくりと降ろしていく。
 だが小水で濡れた黒タイツは、太股に纏わり付いて脱げにくくなっている。
 それにショーツの中にはもっさりと未消化物が詰まっている。
 ゆっくりと慎重にショーツを降ろして行くけど、イリアの内股には茶色い筋が残されていった。

「なんとか脱げたけど……、ううっ、汚い、よぉ……」

 染み一つないイリアの内股には、自らの排泄物で茶色い筋に汚辱されていた。
 それはナメクジが這った跡のようにも見える。

 それになんとか脱いだショーツも凄まじいことになっていた。
 お尻の部分にはチョコレートがミッチリと詰まり、クロッチへと広がったフォンデュは、前のほうにまで押し寄せてきていた。
 それはまるで土石流が起きたあとのようにも思える。

「とにかく、見えるところから綺麗にしていかないと……っ」

 ねっちょぉぉ……、
   ぼちゃんっ。

 十日分の生チョコの塊……、それを洋式トイレに落とすと、それだけで排水溝が塞がってしまいそうなほどだった。
 だけどこれだけで綺麗になったわけではない。
 お尻にはチョコペーストが張り付いているし、ショーツにもまだ茶色いモノがこびりついているのだ。

「まずはティッシュでお尻を綺麗にしないと、だよね……」

 トイレットペーパーを多めにとって、お尻を拭いていく。
 おしっこを漏らしたときと比べてヌルッとしているし、お尻の奥にまで食い込んでいて、何度も拭かなくては綺麗にならなかった。
 それでもイリアは何枚もティッシュを取って、おまたの奥のほうまで綺麗にしていく。
 その甲斐あって、なんとか綺麗に拭き取ることができた。

「……よし、このくらいでいい、よね……次は……。ううっ、やっぱり綺麗にしなきゃ、だめだよね……」

 無様な決壊のあとに残されていたのは、すべての欲望を受け止めることになってしまったネコさんショーツだった。
 だが元の姿の面影はどこにもない。
 今となっては白かった部分を見つけるのも困難なほどに茶色いペーストによって蹂躙されていた。
 辛うじて、おへそのところにプリントしてあるネコさんのところだけが白かった。

「ごめんなさい、ネコさん。こんなに漏らしちゃうなんて」

 だけどこの失敗から目を逸らすわけにはいかないのだ。
 ここで仮洗いをしておかなければ、洗濯機に入れても元の姿には戻ってくれないことだろう。
 ここで手洗いしなければ、母やメイドに怒られてしまうと言うことだ。

「この年にもなって、うんち漏らして怒られるなんて、恥ずかしいもんね」

 手洗いなんて本当は嫌だったけど……、イリアは覚悟を決めるとトイレの水を流す。
 勢いよく水が流れてきて、生チョコのような便塊と、大量のティッシュが流されていき、綺麗な水が張られる。
 さあ、本番はこれからだった。

「洗わないと……」

 汚い、というのは分かっている。
 だけど、こんな失敗を誰かにバレてしまうというのは恥ずかしすぎた。
 イリアは、ベッタリとペーストが塗られて重たくなったショーツを、洋式のトイレの水面へと沈めていった。
 だけど、これだけで綺麗になってくれるはずがない。

「手洗い、しないとだめだよね……ううっ」

 ……ヌルッ。

 指先で触れると、ヌルヌルとした感触に鳥肌が立ってしまう。
 それでもクロッチとクロッチを擦り合わせて、少しずつ綺麗にしていく。

 短い絹糸のようなものは、野菜の食物繊維だろうか?
 このつぶつぶは……イチゴだろうか?
 ……確かに、コーンスープも飲んだかも知れない。
 それが十日間のいつに食べたものなのかは、あまり考えたくはなかった。

「ヌルヌルしてるよぉ……」
 
 顔をしかめながらも、自らの失敗を清めていく。
 それにもしかしたら、これは将来に向けての練習なのかも知れないのだ。
 将来、もしも赤ちゃんが生まれたときに、布おむつを洗うこともあるだろう。
 きっと、そのときのための練習なのだ。
 そう考えていないと、このヌルヌルとした気持ち悪い感触に心が折れてしまいそうだった。
 それでもイリアは、布同士を擦り合わせながら綺麗にしていき、水が汚れたら新しい水で流していった。

 その甲斐あって、ネコさんショーツはなんとか元の色を取り戻せそうなところまで綺麗にすることができた。
 まだちょっと茶色いけど、洗濯機に入れれば綺麗になってくれることだろう。

「ふう……これくらい綺麗にすれば、いいよね」

 ショーツの足口から溢れ出してしまったものを受け止めてくれた黒タイツも、軽く水洗いしてあげる。
 黒ということもあるし、タイツ独特の手触りのおかげか、簡単に綺麗にすることができた。
 あとは洗剤をたっぷり入れて洗えば、綺麗になってくれる……はずだ。
 ここまでくれば、いつものおもらし遊びと変わらないから馴れたものだ。
「証拠隠滅っと」

 制服を着てトイレを出ると、タイツとネコさんショーツを洗濯機に放り込む。
 あとはいつも通り、乾燥までしてくれるから、ふかふかのネコさんショーツとして戻ってきてくれるはずだ。

「はぁ……安心したら疲れちゃったよ……」

 イリアは気怠げに呟くと、よたよたと部屋へと向かう。
 ノーパンのおまたが、秋風にスースーして冷たい。
 だけど、その秘筋はヒクヒクと痙攣し、イリアが意識しないうちにも熱く濡れていて……。
 染み一つない内股に、銀色の筋を残していく。


芽生え11につづく!

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