芽生え11
おもらし遊びをするイリア。
だけど刺激が足りなくなってくる。
もっと気持ちよくなるためには、どうすればいいのだろうか?
「はぁぁぁ……今日もお勉強いっぱい頑張ったの。はふぅ……」
しゅいいいいいいいいい……。
深夜。
いつものようにイリアはお行儀よく洋式トイレに腰掛けると、我慢に我慢を重ねた尿意を解放していた。
――もちろん、ショーツを穿いたままで、だ。
白のコットンショーツは、見る間にレモン色に染め上げられて、お尻の双丘からぽたぽたとおしっこが垂れていく。
クロッチの裏側にレモネードが弾けて、生温かい感触にお尻を撫で回される。
いつもならお尻を撫で回される感触にドキドキして気持ちよくなれるはずだけど……。
やはり気持ちよくなることはできなかった。
外で漏らしてしまった、あの瞬間から。
しょおおおおおおおおおお……。
ショーツを穿いたまま、ただなんとなく惰性で尿意を放っていても、全然ドキドキしてこないし、おまたも熱くなってこなかったのだ。
「なんでだろう……。おぱんつぐしょぐしょなのに、全然ドキドキしない……」
そんなことを呟きながら尿意を流行っていくと、
プシュッ――。
やがて我慢に我慢を重ねていた放尿は終わってしまった。
あとに残ったのは、おしっこに濡れそぼった白いコットンショーツだった。
ヒククンッ、
濡れたクロッチがイリアのおまたに張りついて、引き攣るように痙攣している。
ぽた、ぽたた……。
何滴かの黄金の雫がトイレの水面に落ちると、ぐしょ濡れのショーツは早くも冷えてきてしまった。
「おむつ、穿こう……」
あらかじめトイレに持ち込んでいた紙おむつを充てていく。
もちろん、おもらしショーツを穿いたままで、だ。
「……んんっ! ぱんつ、おまたに食い込んできてる……」
イリアはキュッとお尻を後ろに引いてしまう。
だけど、以前よりも……、いや、正確に言えば昨日よりもドキドキできなくなっている。
その原因は、イリアにはなんとなく分かるような気がした。
だけど、それを認めてしまうと、自分が更に変態だと認めてしまうことになる。
(もう、熱くなれないの……?)
イリアはパジャマの裾を整えると、トイレを出てベッドに入る。
聖水に濡れそぼったショーツは冷え切っていたが……。
(家で漏らしても、あんまり気持ちよくなれなくなってるの。外でしたほうが、ドキドキできる……?)
イリアは眠りにつきながら、そんなことを考えてしまう。
漏らす場所はどこがいいだろうか?
公園?
それとも……学校のトイレ?
(あんなにたくさん人がいるところでおもらししたら、どうなっちゃうんだろう? 誰かに気づかれちゃうかも)
学校でおもらし遊びだなんて……。
そんなこと、絶対にしてはいけない。
理性ではわかっているけど、それでもイリアの鼓動は早鐘のように激しくなっていて、冷え切った秘筋も、熱い蜜に濡れていた。
(明日……、学校でしてみようかな……)
そんなイケナイ計画を立てながら、イリアは爛れた眠りの中へと沈んでいく……。
☆
しょわわわわわわわ……。
「んん……、もう朝なんだ」
イリアが目覚めたのは、おまたをイタズラっぽくくすぐるおしっこの感触のせいだった。
身体を起こしておまたを覆っているおむつを見てみると、夜中から何回もおねしょをしてしまってきたのだろう。
おむつは薄茶色に変色していた。
「まだちょっと、出る……」
しゅいいいい……。
おまたの力を抜いていくと、ジワリ、おまたが生温かくなっていく。
おむつの中に穿いているショーツはぐしょ濡れで、おまたにペッタリと張りついてきて、しかも食い込んできている。
だけどその気持ち悪い感触が、イリアは大好きだった。
勉強もできて、物静かなイリアが、たった一つだけ親にも言えない秘密。
そんないけないことをしていると、なぜだかドキドキしてきてしまう。
「……だけど、なんか物足りない……」
呟きながら、イリアはおむつのテープをバリバリと音を立てて剥がしていく。
露わになったのは濃厚な黄色に染まったネコさんショーツだった。
クロッチには縦筋が食い込んでいてヒクク――ッ、引き攣るように震えていた。
ショーツを脱ぐと、露わになったのはやや赤らんだ縦筋だった。
赤ちゃんのようにツーンとした刺激的な香りを漂わせている縦筋は、産毛さえも生えていないツルツルの不毛地帯だ。
だけど、最近おまたがぽってりして膨らんできたような気がする。
「今日もまだ生えてない……はあ……」
おまたを見つめながら、イリアは憂鬱げなため息をついてしまった。
早い子だったら、修学旅行のときにはもう生えていた。
そんな子たちを、イリアは大人っぽいなと思いながら眺めていたものだ。
「早く生えてこないかなぁ……」
イリアは憂鬱げなため息をつきながら、ショーツを降ろして行くが……ヌルッ。
クロッチの裏側には、ハチミツのような粘液がベッタリとこびりついていた。
外側にまでは滲み出してきてはいなかったけど、ネットリとした蜜は、時間が経ったからか茶色く変色している。
「なんなんだろう……。下り物……、とはちょっと違うと思うけど」
ジーッと見つめていても、しかし答えが出るはずもなかった。
気がつけば、いつも登校する時間になっている。
早くおねしょパンツを隠しておかなければメイドのマリアさんに怒られてしまう。
イリアはベッドの下におねしょパンツを放り投げると、
「早く着替えないとっ」
イリアはウェットティッシュを手に取っておまたを拭き――、
チリリッ!
「んんっ」
微弱電流にビックリしてしまうけど、その刺激から目を逸らすように新しいショーツを穿いた。
あとは制服に着替えて、ツインテールにしていき……、
「よし、今日も一日頑張っていこう!」
姿見の前で控えめにファイトポーズをとると、イリアの日常はゆったりと流れ出していく。
だけど、いつもと同じように見える日常も、こうしている瞬間にもイリアの身体は性徴しているのだ。
いつもの刺激では満足できなくなりつつあるイリアの秘筋は、朝からだというのに、イリア自身が気づかぬうちに熱く濡れていた。
☆
「くちゅんっ」
ジョッ!!
「――!!」
イリアがくしゃみをしたと同時にチビってしまったのは、4時限目の授業が終わった昼休みのことだった。
ジンワリとクロッチの裏側が生温かくなり、なんとも言えないむず痒さがこみ上げてくる。
(おトイレ、行っておこう……)
☆
「はふう……。朝からずっと我慢してたから……」
女子トイレの個室に入り、イリアはホッとため息をつく。
ショーツと黒タイツを下ろすと、たったそれだけで、
むわ……っ。
ツーンと目に染みるようなアンモニア臭をまとった湯気が立ち上ってくる。
「我慢できたと思ってたのに、こんなにチビッちゃってたなんて……うう、目に染みるよ」
おしっこはいっぱい我慢してから出したほうが気持ちいいし、トイレでお尻を出すのは寒いから、ついつい我慢してしまっていたけど……、イリアの尿道は、少しずつおしっこを漏らし続けていたようだ。
「もうショーツの外側にまで染み出してきてる……。我慢してるつもりだったんだけどなぁ……」
クロッチの裏側はおしっこの染みができあがっていた。
最初はレモン色だったのだろうけど、時間の経過とともに茶色く変色して、お尻のほうにまで広がっていた。
座った状態でおまたからチョロッと出てくると、縦筋を伝ってお尻の割れ目に流れ込み、こんな風に恥ずかしい染みになって残ってしまう。
「クロッチさん、お疲れ様です」
女の子の恥ずかしい染みを隠すための二重布は、すでに力尽きていた。
クロッチの外側にまで、やや茶色く変色したおしっこの染みが滲み出してきている。
それに正体が分からないヌルヌルの粘液も勝手に出てきていたようだ。
クロッチの裏側はヌルッとしていて、時間が経った粘液は栗きんとんの残りカスのようにモロモロになってクロッチにこびりついていた。
その惨状を見つめていると――、
プシュッ!
自然と尿道も緩んでしまったのか、無毛の秘筋からレモネードが弾けだしてしまった。
「あっ、ちょっ、まだダメッ」
慌てて和式のトイレにしゃがみ込むと、太く立派な放物線が、真っ白な便器に弾けては散っていく。
しゅいいいいいいいいいいい……。
「ふぁああああ……。我慢してたから……。き、気持ちいーよぉ」
放尿の快楽に、イリアの頬は桃色に上気して、緩みきっていた。
その口元からは、一筋のヨダレが垂れてきてしまっている。
ただでさえアンモニア臭が漂っていた女子トイレの個室に、更に濃厚なアンモニア臭が上書きされていく。
「はふう……やっぱり、我慢してから出したほうが気持ちいいの。あっ、ふうっ! いい、よぉ……っ」
ぷっしゅいいいいいいい……っ。
女の子の尿道は、太く、短い。
その長さは3~4センチくらいで、小指ほどの長さもないし、しかも膀胱からスッと真下に伸びるようにできている。
その噴出の勢いたるや、摩擦がないぶんだけ男のものと比べるのが間違いなほどに遠くまで飛んでいた。
だけど、そんな勢いのおしっこが、少女の小さな膀胱でいつまでも続くはずがなかった。
「ふっ、ふううう!」
ブルルッ!
プッシュウ!
イリアが大きく身震いすると、一際勢いよく噴出してきて……、それっきり、レモネードの噴出は終わってしまった。
ぽた、ぽたた……。
ただ、噴き出すことができなかった聖水が、お尻からぽたぽたと水面に落ちていく。
「はぁ、はぁ、はぁぁぁ……。こんなにいっぱい出るなんて……。スッキリしたぁ……!」
トイレットペーパーでふっくらおまたを拭い……チリリッ!
おまたから発せられる静電気に顔をしかめながらも、綺麗に拭いていく。
(おしっこしたときにチリチリするんだ。変な病気、なのかなぁ)
イリアは首をかしげながらもおまたを綺麗にして、ショーツと黒タイツを穿く。
ちょっと湿っているショーツがおまたに食い込んできて気持ち悪かったけど、それでもイリアはこの感触が嫌いではなかった。
(午後の授業も頑張っていこうっ)
おしっこを思いっきり出すことができた爽快感を胸に秘め、イリアはスカートの裾を整えると教室へと急ぐ。
まさか、澄ました顔をしたイリアが、自らの蜜でクロッチをヌルヌルにさせているだなんて、誰も想像さえもしないだろう。
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