レモネードオアシス 2022/04/29 11:08

芽生え14

戸惑いながらの初めてのオナニー。
おもらししながらの初めて。



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「ここならちょっとくらい大変なことになっても大丈夫、だよね」

 イリアがやってきたのは、風呂場だった。
 イリア自身は生まれて物心着いたころからこの屋敷に住んでいたから実感は湧かないけど、十畳程度の広々とした浴室だから、結構広いらしい。
 もうすぐ日が暮れようとしているから、西日でタイルが黄金色に輝いているようだった。
 イリアはそのバスタブの外側に、ぺったりとお尻をついて座った。

「……んんっ」

 濡れそぼったお尻が冷たいタイルに触れて、キュッとおまたが引き締まる。
 けれど、すぐにイリアの尻の温度にタイルが暖かくなった。

「おまた、ジンジンしてるよ」

 両脚を投げ出して、お行儀悪く脚を開く。
 スカートを捲り上げると、ムワッとした生臭くも甘酸っぱい香りが立ち昇ってきて、鼻孔に絡みついてきた。
 
「んんっ! 触ると勝手におまたがヒクヒクして……うっ、ううっ! なんだかエッチな気分になってきちゃ……うう!」

 クチュ、クチュチュ……ッ。
  ヒククン……ッ。

 イリアは、戸惑いながらもこちょこちょと指先でおまたをくすぐっていく。
 するとヒクヒクとおまたが痙攣して、心地いい微弱電流が発せられた。

「このコリッとした部分が感じるの? ……ンッ!」

 肉芽を引っ掻いてみると、快楽の電流が走り、内股が小さく波打つ。
 ショーツとタイツを脱いで、見ながら直接触ったほうが気持ちよくなれる……。

 それはイリアにも分かっていたけど、オナニーという言葉さえも知らぬイリアには、そんな勇気はなかった。
 イリアはタイツとクロッチ越しに、こちょこちょとクリトリスをくすぐっていく。

「んっ、あっ、ああぁ……。おまたが痺れて……、ムズムズして……んんっ、ふぁっ、ふあぁぁぁぁ……」

 クチュ、クチュクチュクチュクチュクチュ。
 クチュチュチュチュチュチュチュチュチュ。

 戸惑いながらも、イリアの指先の動きは小刻みに震え、快楽を貪ろうとしていた。
 初めてのオナニーだが、本能のどこかに『こうすれば気持ちよくなれる』と、刻み込まれているのかも知れなかった。
 無心になって指先で淫靡な音を奏でているイリアだったが、

「あっ、あっ、あぁぁ……!」

 ゾクッ、ゾククッ
 背筋を駆け抜けていく、冷たい感触。
 思わず、キュンッ、秘筋に力が入ってしまう。
 間違いない。
 さっき飲んだ水が、おしっこになって膀胱に溜まっているのだ。
 それでも、イリアの指先が止まることはなかった。

(あ、出ちゃう……。エッチなことしながら……おしっこ、漏らしちゃう。わたし、漏らしちゃうんだ)

 むしろ、指の動きが止まるどころか、更に激しいものになっていき、少しずつおまたの力を抜いていく。

「んあっ、ああああぁぁぁ……出る……出ちゃう……。お風呂でおしっこ、漏らしちゃう……」

 少しずつ、ピンクの花びらがほころびていき、燃え上がった官能に、キュンッ! 縦筋が勝手に震えてしまう。

「あっ、出る……。おしっこ、出る……っ」

 今まで何回もショーツを穿いたままイケナイ遊びに耽ってきたイリアには、我慢することなどできるはずがなかった。

「ふっ、ふう……っ」

 ゾククッ!
 ジュワリ、ショーツのなかに背徳的な温もりが広がると、背筋を冷たい電流が駆け抜けていく。
 同じショーツを穿いての、二度目の失禁――。
 粘液塗れになっている黒タイツから、サラッとしたレモン色の聖水が滲み出してくる。

「あっ! あっ! あっ! ふぁぁぁ……。やっぱり、お小水のほうがあったかくてきもちいーの……」

 ぷしゅ、じょぼぼ……ッ、
    しゅいいいいいいい……。

 イリアは背徳的な温もりに身を委ね、まなじりをトロンと下げる。
 おまたもお尻も生温かい手で愛撫されて、イリアは官能の大海へと身を投げ出していた。

「ほふう……。おまた、あったかいよぉ……。んっ、んんん!?」

 プッシュウ!

 股間が急に震え上がり、イリアは勢いよく聖水を噴き出してしまう。
 その勢いたるや、クロッチと黒タイツを突き抜けて、一メートルほど聖水が飛んでしまうほどだった。

 足を投げ出すようにして、ぺったりとお尻をついて座っているから、その様子が余計はしたなくみえてしまう。
 だが、今のイリアにはそんなことを恥ずかしがっている余裕さえもなかった。

「んんん!? ふぁっ、ふあぁぁぁぁぁッ! なんかおまた痺れて……ウウッ! 変なの、きちゃうっ! 飛んじゃ……ううー!」

 コリッとした感触をショーツ越しに感じ、イリアはその部分へと指を食い込ませていく。
 すでに包皮を脱ぎ払って、コリコリに勃起しているクリトリスを刺激すると、稲妻に打たれたかのような電流が全身を駆け巡っていく。

「うっ、ううー! ギュッてすると……はうう!」

 クリトリスを押し潰すように、それでいて円を描くように刺激していくと、甘美な電流に秘筋が震え上がり、内股までもが小刻みに痙攣し始める。

「な、なにこれぇ……っ。勝手におまたが痺れて……ッ、脚に力が入って……んんっ」

 ヒクンッ! ヒククンッ!
 縦筋が痙攣するたびに、内股までも歪に痙攣する。
 黒タイツに覆われた太股からは、しっとりと汗が滲み出して、ムッとしたフェロモンを漂わせている。
 だけどそのことにイリアが気づくはずもなく、なにも知らない少女は戸惑いながらも、官能の深いところにまで指を食い込ませていった。

「あううっ、うううっ、はうう……っ」

 小水に濡れていた秘筋は、少女の秘蜜によって濡れそぼり、小水でできた湖はネットリとした泥沼と化している。

「はうう……っ、はっ、はひぃっ」

 イリアは無意識のうちに、なのだろう。
 犬のように舌を突き出していた。
 犬は、体温が上がりすぎると舌を出して熱を冷まそうとする。
 今のイリアが、正にそうだった。
 舌を突き出し、荒い呼吸によって体温を下げようとしているのだ。もちろん、イリアにその気が無くともだ。

「はぁ、はぁ、はぁぁぁ! あっ、あひ! おまた熱くなって……ッ、ピリピリするよぉ!」

 舌を突き出している口からは、ブワッとヨダレが溢れ出し、整った輪郭を伝って制服を汚していく。
 すでにワインレッドのスカートも、イリアの汁によってビタビタに濡れそぼっている。

 もう、ここまで興奮してしまうと、後戻りできないのだ。
 そしてイリアの指先の動きも止まることはなかった。

「ううっ、も、もう……! 飛んじゃう……ッ、なにか、大っきいの……きちゃ……うう!」

 ぷっしゃあああああああ!

 ――その瞬間。
 イリアの秘筋が引き締まり、内股がピーンと張り詰める。

 ブジュリッ!!

 やや品のない音が股間から聞こえると、白濁した透明な粘液がクロッチから溢れだしてきたではないか。
 イリアは、初めてのオナニーだというのに、本気汁を漏らして絶頂してみせたのだ。

「んっ、あううううう!? ふあぁぁぁぁぁぁ!! んっ、ふう! ふうう! ふううううぅぅぅぅ!」

 プシュッ、プシュッ!
  プッッッシュウウウウウウウウ!!

「ふうっ、ふうっ! ふううう!」

 イリアが息むたびに小水とも潮ともわからぬ体液が噴き出し、小さなお尻がガクガクと震える。

 腰が震えるたびに、イリアの秘筋からは熱い体液が噴き出していった。
 やがて、初めての官能的なダンスも落ち着いてきて――。

「はうう……。なんか、凄かったよ……。おまた、キュンキュンして、熱くって……、おしっこじゃないのに、こんなに溢れ出してくるなんて……はううっ」

 キュンッ、
 思いだしたかのように秘筋が痙攣すると、ジュワッと蜜が溢れ出してきた。
 気がつけば、タイツもスカートもネットリとした蜜でグショグショに濡れていて、輪郭から伝い落ちたよだれで胸元も汚れてしまっている。

「こんなに夢中になってたなんて……」

 汚してしまった洋服に後悔するけど、それでも確かに言えることがあった。

「おまた、気持ちよかったの……これが、えっちなこと、なの?」

 くちゅ、くちゅちゅ……。
 首をかしげながらも、イリアの指先は気怠げに動いている。
 ルビーのように燃え上がった、官能が燻っているクリトリスを名残惜しそうにくすぐると、イリアは小刻みに身体を震わせる。

 それは自慰という言葉さえも知らない少女が、官能の大海へと漕ぎだしていった瞬間だった。

        ☆

(もうお尻のほうまでヌルヌルになっちゃってる……)

 座学の授業中、イリアが座り直すと、すでに黒タイツに覆われたおまたはヌルヌルになって蒸れていた。
 もしかしたらワインレッドのスカートには、お尻の染みができてしまっているかもしれない。

(早く、おトイレ行きたいな)

 もうそろそろ授業が終わるころだと思いながら教室の時計を見上げると、ちょうどチャイムが鳴ってくれた。
 六時限目の授業だったので、ほどなくして帰りのショートホームルームが始まって、ザワザワと落ち着かない放課後になる。

(やっと、できるよ……)

 イリアは心の中で呟くと、誰にも気取られないように静かに席を立つ。
 行き先はもう決まっていた。
 一番近くの女子トイレの、一番奥の個室。
 イリアはその個室に入っていくと、すぐにくぐもった水音が聞こえてくる。

 放課後は我慢していた尿意を放つ……。
 それが、無口な少女の秘密の日課になっていた。


おしまい

イラストを使っての初めての掲載でした。
読んでくれている人はいなさそうなので、しばらく様子を見て続けるかどうか考えます。

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大体5人くらいの人が読んでくれているのだろうか。

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