はじめに
角魔女王京、というゲームを作り、なんとか完成にこぎつけました。
今までは告知宣伝いっさい無し、誰も知る人がいない状態で、いきなり発売しています。
これは、自分の都合のほうが大きいです。
まず自分はこのゲームが処女作なので、完成させる前にアーリーアクセス版とか出してしまうと、たぶん最後まで完成させられないよなぁという不安がありました。
ちょっといい感じに絵が描けたとき、宣伝も兼ねて小出ししたい気持ちもよくあるんですが、小さく発表することを繰り返すと、創作意欲が中途半端に満足してしまうかなぁという不安は常にありました(もちろんこのことでの個人差はあると思いますが)。
特にシナリオは、ゲーム制作の後半に追い込むかたちで書き上げたんですが、その時期はツイッターなんかもほとんど顔を出さない状態にしていました。
自分はもともと長文になる癖はあり、140文字で入りきらずにツイート内容を削って推敲することはよく起こるのですが、そんなことを1日に3回もやると、もう結構「何かを自分が表明した気分になったりする」とかあります。それ自体を趣味とするならいいのかもですが、
「ゲームのシナリオ書いてるときは、ゲームのシナリオにそれをぶつけないとなぁ」
という気持ちで書いていました。ある程度その日にツイッターで吐き出してしまうと、もうシナリオとか書けないよ、ってなったりするので。
自分としては「完成したんだ…このゲーム」っていうのが、もうわりと嬉しいことで、感動したりしています。
作業中なんかは、もうやってもやっても終わらないからどうしようって、ずっと思ってました。どうもマンガとか描くのでも同じ心境になるらしく(自分はマンガは経験ほぼゼロですが)それはもう創作行為では覚悟するしかないことでもあるんだろうな、とも思いますが。
完成したことで、ちょっと1日ゆっくり過ごして、次の日には審査が通って発売されました。
ただ、あらためて同じ日に発売されたゲームと作者さんを見ていると、Ci-enで地道に報告をしながら、ようやく完成にこぎつけました~って発言してて、それを祝福するユーザーさんのコメントもあったりする。そういうのは自分も素直にいいなぁと思うし、作者さんのそういう苦労は報われてほしいなぁとも思う。
その一方、自分は作品外の要素で何かを語ることをあまりにしてこなかったので、そこは良いことではないなぁという気持ちになったりもしました。
そんなこともあり、ちょっと自分もCi-enをはじめることにしました。
特に有料コンテンツとかは考えてなく、投稿も不定期にはなると思います。
ただ、まず気軽にアクセスできるコンテンツはあっていいと思うし、そうできればいいなぁと考えています(体験版をダウンロードしてプレイするって、心情的にはそんなに気軽な行為でもないかなって思うので)。
よろしくお願いいたします。