こんばんわ、さてんです。
本日はLive2Dの「親デフォーマからはみ出してしまった頂点の修正方法」について、紹介したいと思います。
簡単に言うと、「デフォーマを新規作成し、古いデフォーマーを削除しつつパラメータの子要素に反映」するだけなので、すでに理解してる方、Live2Dに関心のない方はスルーして下さい。
それでは、さっそくやってきましょう。
そもそも「はみ出してしまった頂点」とは?
こちらの例で解説しましょう。
まず、口のパーツにデフォーマを設定するとします。
その後、追加で舌が欲しいな、と思って舌のパーツを追加、親のデフォーマに口で作ったデフォーマを設定するとしましょう。
一見これでデフォーマを変形しても、パラメータに異常は発生しません。
ところが、デフォーマからはみ出してしまったパーツがある場合、Live2D上では処理計算に大きな負荷がかかるそうです。
どうなるかというと、単純にモデルデータを読み込むのが遅くなり、作業の途中でフリーズしやすくなってしまいます。
これって結構問題がありますよね?
簡単な確認方法があるので、きちんと修正しておきましょう。
はみ出してるかどうかの確認方法 その1
まずは「表示 → 親デフォーマからはみ出してる頂点をハイライト」を選択します。
すると、はみ出してるパーツの頂点が強調されて表示されます。
通常、口だけで作ったデフォーマを削除してしまい、口と舌を含めた大きなサイズのデフォーマを新規作成するのが一般的ですが、すでにデフォーマにパラメータを設定した場合、全て無駄になってしまいますよね。
そこで、適切な対応が必要になります。
はみ出してるかどうかの確認方法 その2
はみ出しの修正を後回しにしてしまうと、「その1」の確認方法だけでは把握できなくなってしまいます。
その対策で「デフォーマ → デフォーマの検証」を実行してみましょう。
一覧が表示されたら「ステータスが正常でないものだけ表示」を選択します。
このように、デフォーマがはみ出してる箇所が分かります。
2021年現在、この一覧は確認だけしか出来ませんので、該当するデフォーマを検索して探し出しましょう。
「パーツタブ」の検索窓に問題があるデフォーマ名を入力し、左側のボタンを選択します。
すると、該当するデフォーマを探し出すことが出来ます。
はみ出したデフォーマ、パーツの修正方法
今回問題があった「リボン手前先端」のデフォーマを修正してみます。
「デフォーマ」の一覧から「リボン手前先端」の親子関係を確認します。
今回は「親からはみ出してる」で問題があるので、パラメータを動かして異常を確認します。
それでは、いよいよ修正していきます。
「リボン手前先端」がデフォーマを選択したまま、新規でワープデフォーマを作成します。
作成したデフォーマを「Ctrl」を押しながら、はみ出した領域よりも大きく「サイズ変更」します。
続いて、親デフォーマである「HEADの曲面」選択します。
「モデリング → デフォーマ → デフォーマを削除し、パラメータを子要素に反映」を選択します。
すると、「子」である新たに作成した「HEADの曲面2」にパラメータが反映されます。
再度「デフォーマの検証」を行ってみると、エラーが修正されたことが確認出来ます。
まとめ
デフォーマからはみ出ていると、処理が重くなる
親からはみ出してる場合、新規でデフォーマを作成 → 「親のデフォーマを削除し、パラメータを子要素に反映」で解決
作業の都度チェックする必要はありませんので、区切りのいいところで検証作業を行ってみるのをオススメします。
今回は以上になります。
それでは、本日も地道に創作活動を続けていきましょう。
お疲れ様です。