ダラナ 2023/02/18 20:19

BL短編「ブラジャーとパンティーをつけた彼は浮気者」販売中

不自由ない家庭に恵まれて、妬まれないほど高校では成績優秀。
友人関係は良好だし、みんなが羨むような、顔よし性格よしの彼女もいる俺は勝ち組だ。

とくに従順で健気な彼女は「童貞卒業」など性の悩みに悶える年ごろには、ありがたい存在。
もう一年くらい週一二回のデートとエッチをつづけ、毎度毎度「わたしは、とても幸せ者ね」「シノくんほど誠実で愛情深い人はいないわ」と彼女はご満悦で褒めてくれる。

といって、この地位を築き維持ずるのに、俺はさほど努力をしていない。

要領がよく、空気が読めて、機転が利くのは昔から。
なんでも、そつなく物事をこなすことができ、悩んだり恥をかいたり落ちこんだりすることは、ほぼ、なかった。

なんて説明すると「けっ」と唾を吐かれそうだが、いいことばかりでもないのだ。
さほど労力をかけずとも自分の都合よく物事をすすめられる分、人や物に執着や情熱を持てないという弊害が。

まわりが苦境を打開しようと懸命にあがくさまを見ると、羨ましくあり、虚しくなる。
「絶望的状況になれば、俺も遮二無二にられるのだろうか」とたまに破壊衝動に駆られるものの、自ら身の破滅を招くほどの勇気はなく。

そうした、やるせない思いが溜まれば、暴走しかねないものの、予防策はばっちり。
昔からリスクが低い方法で、破壊衝動を発散させたもので。

今、破壊衝動を発散させているのは、隣の家に住む幼なじみ、タカシ。
彼女とつきあいだしたとほぼ同時に、肉体関係をもつように。

タカシの家は近くだし、親が共働きで夜も不在なのが都合がいい。
なにより、俺が彼女もちと知っていても、不平不満を一言も垂れないし、口が堅いし。

今夜も今夜とて、気がねなく夜の八時過ぎにインターホンを鳴らして、お宅訪問。

「親戚からプリンをもらったんだ」と箱を差しだせば「じゃあ、二階の俺の部屋で食べよう」と階段を上っていって。
部屋にはいり、テーブルを挟んで座り「いただきます」とタカシが合掌し、プリンを口に持っていこうとしたところ。

にわかに俺はそのプリンを叩き落とした。
「ああ!」と悲痛な声をあげて、ちらばるプリンに向かい、うな垂れるのにかまわず「タカシ、おまえ」と声にどすを利かす。



そのソバに膝立ちになり、生唾を飲みこみ、震える白い尻に手のひらを打ちつけてパアン!
「うああ!」と唸り声をあげるも、逃げようとせず、なんなら尻を高く突きあげて。

「もしかして、南条はおまえがブラジャーとパンティーつけているの知っているんじゃないか?」

「そ、そんな、ことは、な、うひいい!」

「だって、まえに、おまえが高熱をだしたとき、だれも気づかなかったのに、顔を見たとたん保健室に引っぱっていったんだろ?
それだけ目ざといなら、おまえの服の下を見ぬいても、おかしくないだろ?ん?どうなんだ?」

「あひいい!は、はあ、ち、ちが、と思う!
知って、た、ら、俺に、親切、して、くれ、な、くあああ!」

「むしろ自分だけの秘密にして、気づいていないおまえを、やにやしながら眺めていたりしてな?」

「な、な、南条、は、そんな、やつ、じゃ、ひぎいい!」

「そんなやつじゃないって?
へえ、仲のよろしいことで。

じゃあ、おまえが、南条にじっと見られて、下着のことがばれていると妄想して、股間を疼かせているとか?
あんぱんを咥えたときも、南条のをしゃぶるのを想像して・・・」

「あぐうう!ちが、の、なんじょ、は、下着、知ったら、きっと、嫌悪、する!
もう、二度と、俺と、口、利いて、くれ、あああう!」

肌の色素が薄いから、尻が真っ赤に腫れてイタイタしい。
が、俺は哀れむどころか、鼻血を噴きそうに興奮し「そうだよなあ」と嘲笑。

「男にお尻をぺんぺんされて、パンティを濡らしているやつなんか、さすがのお節介な南条も見放すだろうなあ」

パンティの裾を引っぱれば「あふううん!」と甘えるように鳴き、腰を揺らめかす。
荒い息を飲みこみ「おまえを、かわいがってやれるのは、俺くらいだ?そうだろ?」とパンティを引っぱったまま、一段と強く尻をパアン!

「ひにゃあああ!」と泣き叫び、床に散らした白濁の液体。
ぐったりとうつ伏せに倒れるのを、鼻を鳴らして見下ろしながら、自分のズボンをくつろげて。




彼女もちながら、幼なじみと浮気をする男子高生。
幼なじみは自分にいいなりの都合のいい存在だと思っていたのだが・・・。

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