ダラナ 2023/02/18 20:38

BL短編「パパ活する俺を𠮟ってよお医者さん」販売中

俺には常識やモラルが欠けている。
なにせ、高校生からパパ活で食いぶちを稼ぎ、それ以外でも暇さえあれば、不特定多数の男とエッチをしまくっているから。

我ながら唾を吐かれるような生き方だが、人生は一度きり。
人から褒められずとも、自分がしたいように生きないと、もったいない。

そう考えて、まわりの雑音もどこ吹く風で、男とのセックス三昧ライフを堪能。
ただ、問題がないでもなかった。

一つは、俺をセフレでなく、恋人と思いこんだり、独占欲が強くプライドの高い男が騒ぎたてること。
「この血も涙もない浮気者!」と俺を殴るだけならまだしも、ほかのパパやセフレに食ってかかり、警察沙汰になるのもしばしば。

まあ、パパやセフレが揉めるのを「やだ!俺のために争わないで!」と茶化すほどなので、この件については、ほんとうに困ってはいなく。

深刻なのは、もう一つのほう。
体についてで、エッチすることでかかる病気のことだ。

ある日、口と肛門とちんこにデキモノが。
「変わった、おできだな?」と首をひねりつつ、気にせずパパに会いにいったところ「きみ、それ梅毒の症状じゃないか?」とおぞましがられて。

結局、その日はパパに逃げられ、以降、男たちに避けられまくり。
このままでは、おまんまの食いあげになるので、親切なセフレの一人が「放っておくと洒落にならないよ」と紹介してくれた医者にいくことに。

ただ、事前に忠告されたことには「腕はいいし、俺らのようなのも分け隔てなく診察してくれる先生だけど、人間性にかなり難ありで」と。

まあ、多くの男に罵詈雑言を浴びせられ、修羅場をくぐりぬけてきた俺なら、多少、不親切にされても、平気平気。
と思っていたのが。

「おまえ、このままゴミだめに埋もれているような糞まみれの生活を送っていると、鼻がもげて、人から石を投げられながら死ぬことになるぞ」



「は、やあ、だ、だめえ、せん、せえ、見な、でえ、お、れ、俺、こん、な、知らな、や、やだあ、ど、しよお、先、せえ、先生、お願あ、やめてえ・・・!」

自慰でさえ作業的で、快感とは無縁だった身だ。
「これが、気もちいいってことなの?」とおろおろする俺に、さすがは鬼畜眼鏡医師の異名を持つだけある。

「ふ、精通がまだの男の子に手ほどきしているようで、わるくないな」と頬を上気させ、顔を近づけて口づけ。
直前の発言が発言なだけに、羞恥にまみれながら、熱い口内を熱い舌で蹂躙されるのはたまらず。

男とエッチしまくってきて、今更、キスに翻弄されるとは。
悔しがりつつ「いや、そういえば、俺、まともにキスしたことがあったけ?」とはっとする。

そう、相手はフェラを求めるだけで、それ以外、俺の口を欲したことがなかった。
フェラのあとは「自分の精液が匂うから」と顔を近づけるのを、いやがって。

幸一さんをはじめ、そうして相手には邪険にされるのに慣れっこなので、じっくりと手間暇をかけて、丁寧懇切に口づけをされると、むしろ落ちつかない。
一方で体は正直で、ズボンが張りつめて、山の先っぽを指でいじられると、ぬちぬち水音が。

「はう、ふ、ああ、先っぽ、らめえ、あふう、ん、んふう、は、あ、あ、あ、せんせ、これ、やばあ、俺、こんな、初め、てえ、はう、ううん、はあ、は、はあ、せんせ、せんせえ、しぇん、しぇ・・・!」





パパ活で生計を立て、それ以外でも男と遊びまくる日々。
いつも医者に「死ぬぞ」と吐き捨てられるのが、あることをきっかけに「気が変わった」と手を伸ばしてきて・・・。

エッチでやおいなBL小説。R18。
短編集「浮気をする淫らな男たち」のばら売りの電子書籍を販売中。
全40ページ。


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