ダラナ 2023/02/19 20:46

BL短編「ハーレムで男に囲まれています」販売中

俺が今、はまっているのは、アラブ系の王子がハーレムをつくるエロゲーム。

王子のプレイヤーは、お気にいりのキャラを何人も娶れるが、自分で自由に選ぶ以外に妃が増えることも。
王宮や国のためになるからと、外交的、政治的に強いられたり、王に命じられて、しかたなくといったように。

そう、このゲームの醍醐味は、毎夜毎夜、寝所にちがう妃を呼んで抱くことだけではない。
世継ぎを生みたがる妃たちの熾烈な争いだったり、どろどろした内輪揉めを「あーあ、女ってこわあ」と他人事のように眺めるのも、また乙というもの。

ふつう、多くの妃たちを毎晩抱いていたら、すぐに子供ができそうなところ。
ゲームの都合上、なかなか、おめでたにはならず、存分に妃たちの蹴り落としあいを鑑賞ができる。

プレイヤーには「女の醜くてみっともないところを見たくない・・・」と萎えるやつもいるらしいが「そこが、いいんだろうがあ!」と俺はがんがんに勃起。

ほかの妃に毒を盛ったくせに、俺のまえでは虫も殺せないような顔をして、下心満点に卑しく尻をふりやがってえ!

我ながらひねくれて、なかなか腐った根性をしているから、妃たちの腹黒さを嘲ってエッチをするのが大好物。

また、俺の一挙一動に過剰反応し、妃たちが「死にたい!」と思いつめて心を病んだり「殺してやる!」と血眼になって陰謀に走るのを眺めるのも、いい。

平和なハーレムではなく、つねに波乱が起こるハーレムを望んでいるわけ。
とあって、妃たちの争いを煽るだけに飽き足らず、王宮の外にも愛人をつくったりも。

今のところ、愛人については秘密にしてあるが、こっそりと王宮をぬけだして逢引しにいく頻度は高い。
その分、妃を寝所に呼ぶことがすくないに、そのうち、だれかが不審がって調べることだろう。

愛人の存在を知ったとき、どうなるか、わくわくするところ。
もし愛人の妊娠が発覚したら、妃の立つ瀬がないし、さぞ王宮は混迷することになるだろう。

そのときのことを想像しながら、にやにやしてゲームをプレイしていたのだが、いつの間にか寝落ちをしたらしい。

頭が落ちて「ふが」と跳ね起きると、ベッドに寝ころがっていたはずが、座っていて。
目のまえに広がる景色は自室ではなく、土の壁がひび割れていたり、窓が空洞だったり、粗末な小屋のよう。
どこかで見覚えがあるような・・。

だんだん意識や感覚がはっきりとしてきたものを、記憶をとりもどすより先に「ふ、くう・・・!」とあられもない声を漏らしてしまい。

下半身が生温かく濡れているのに気づき、視線を落とせば、股間に埋まって揺れる頭。

スカーフが巻かれているのは、アラブ系の女性の特徴。
家族以外の男に顔を見られないために巻くという。



ゲームにない急展開にほんろうされつつ、とりあえずアイーダを引きはがそうと。
このままではイきそうだったから。

どうせ、射精に至らないので、いつも「さあ、そろそろアイーダ」と途中で制止。
挿入以外で人にイかされるのは、なんとなく格好わるく思えるし。

が、太ももにがっちり腕が巻きついて、びくともせず。
抵抗されるまえに決着をつけようとしてか、玉を揉みこみ、先走りを塗りつけるように扱いて、先っぽを舌でえぐるように舐めて、下半身をぐちゃぐちゃに。

エロゲーではエッチしまくっていても、現実の俺はしみったれた童貞の成人男。
自分の手以外に触られたことがない性器を、貪られてはたまらず。

これが夢にしろ、パラレルワールドにしろ、感触がえぐいほど生生しく、羞恥に苛まれながら鳴きまくりに。

「はう、ああ、や、やあ、先、ぽ、そ、な、舐め、ちゃあ、ひあ、あ、あ、あ、ああん、アイ、ダあ、だめ、も、もお、でちゃあ、は、はあう、ア、イーダ、ああう、アイーダああああ・・・!」

名前を呼びながら噴射をし、直前に退いたアイーダの顔にぶっかけ。
生まれて初めてフェラでイかされて、未経験の快感に痺れつつ「あ、ああ、ごめ、アイ、ダ・・・」と頭に手を伸ばしたところ。
スカーフを落とし見あげてきたアイーダは、長い黒髪だったはずが、短髪に。

精液まみれながら、相かわらず美麗な顔をして、心なし輪郭が骨ばっているような。
「まさか」と思う間もなく、立ちあがったアイーダに押し倒されて、目にはいったそれ。



びしばし打撃されるたび、あんあん鳴き、溢れてやまないお漏らしを、とび散らして。
このままイかされるのは御免だったので「ああ、くう、う、浮気、は、認める、けどお!」とどうにか声を張りあげる。

「にんし、妊娠、して、な、あ、ああ、愛、人に、はあ、も、会わ、な、からあ・・・!」

鞭を振りかぶったまま、カミーラは停止。
俺の訴えが聞きいれられたのかと思いきや「妊娠はともかく、愛人を捨てるなんて信じられますか!」と胸に鞭をばちん!

ちょうど、両乳首を叩きつけられて、ほんらい激痛が走るはずが、薬を盛られた体は感覚が狂っているから。
痛みは爆発的な快感に変換され、とても抗えずに「ひゃいいいん!」と射精。





お気にいりの男向けハーレムものエロゲーに転生?それとも夢?
なににしろ、ゲームとちがって、妃も愛人もみんな男で、しかもだれが世継ぎを「生む」ではなく「生ませるか」と競っていて・・・。

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