DIESEL文庫 2022/12/08 13:48

【創作中ノベルキャラ.2】ガイメッツァー


【名前】ガイメッツァー
【職種】ファイター ⇒ マーシナリー
【スキル】突撃、必殺 ⇒ 追撃(+勇者)
【武器Lv】剣B、斧C ⇒ 剣S、斧A
【装備】鉄の剣、手斧 ⇒(デユランダル)
※()は敵登場時

概要

神聖アカネイア軍の将軍の一人。
猪突猛進型の猛将で剣と斧を得意とするマーシナリー。
アカネイア剣戟隊を率いる猛将。アクシズ出身。
気性が激しいが「粗にして野だが卑にあらず」といった性格で、荒っぽく見える用兵や戦術も戦理はしっかりしている。イーグリード元帥に登用され、主要将軍らの中でも初期から登場した人物であり、失敗も多いが、挙げた戦功も多く、特にアクシズ防衛戦、サルモン神殿攻略戦、マケドニア竜騎士団で最前線で勇猛に戦い上官のヴィクトールから「勇者アドルも恐れる戦いぶり」と称され、イーグリードからは「お前が息子なら良かった」と言わせるほど。
本編での初登場は第一部序章アクシズ攻防戦。新王朝設立後は准将としてヴィクトール隊に剣戟隊長として従軍するが、ヴィクトールが出奔した際にはイーグリード元帥の率いるイヴァリス遠征軍に志願し、上陸戦で大勝利を飾り、イーグリードから神器でデュランダルを託されるほど称された。だが、神器を継承したことで傲り、本来は上官となる上級大将ヴァ―レンファイトを補佐にしたことで、さらにガイメッツァーは次戦でヴィクトールを倒すというプレッシャーもあり、作戦は失敗。ディルクセンの丘で大敗し、その責任追及から一瞬好意を抱くアルフリードを見ると自らを炎剣デュランダルではねて自死した。
アカネイア帰還兵のいずれもガイメッツァーの大敗を責めておらず、死後は特進し上級大将(大将軍級)として英雄碑に名が刻まれた。


略歴

時系列上の初登場はアクシズ攻防戦で正規兵ではなく年少の傭兵として従軍した。この時若い少年兵ながら勇猛果敢に戦うその姿は次世代の大将軍もしくは勇者を思わせたことでイーグリード大将軍の注目を浴びた。聖戦に勝利し、その勇敢な功績から傭兵から将軍に上り詰めた。のちに旧アカネイア勢力を打倒すべく、ヴィクトール隊の剣戟隊長として登用され、正式に将軍となる。

サルモン神殿攻略戦では神殿騎士団の騎士長を撃破する功績をたてたが、ヴィクトールが水攻めを決行するとしたことで自らの手柄がなくなると考え猛反発した。だが、いざ水攻めが開始されると作戦の意義である犠牲の最小限に尽力する。それ以降はマケドニア遠征、ケーニヒスディーテイル峠で敵領地が山賊に蹂躙されていると聞いたヴィクトールは全軍で救助するとしたが、ガイメッツァーは「苦戦するアクシズ軍を見殺しにする気か」とヴィクトールに激怒するも同郷のソーファリアに諫められる。対山賊との戦いではその怒りから鬼神のごとく戦い功績を挙げる。


関連人物:ヴィクトール(第二部主人公)

イヴァリス遠征では初戦こそ圧倒的な活躍を見せ、大勝利に導いたが、次戦でヴァ―レンファイト上級大将とともに奮戦するも大敗する。ヴィクトールと対峙した際は「俺はデュランダルでお前を殺すことだけを考えて今まで生きてきた」と言わせるほどヴィクトールの謀反が許せなかった。宿命の対決となったが、敗走で疲弊していたガイメッツァーはヴィクトールにアクシズの盾があることで炎の威力が活かせずに敗れる。


関連人物:ヴァ―レンファイト
神聖アカネイア帝国騎士団長にて元帥を除く最高位の上級大将

その後、遠征軍はイヴァリスと休戦し双方の死体処理と捕虜の返還の際に帰還しファランディースに大敗の責任を追及され、自らを処刑した。
勇猛な戦いは仲間を守るためであり、自ら最前線を志願し、好意を抱くアルフリードに良い姿を見せたいがためと少年のような心をもつ。


関連人物:アルフリード
イーグリード元帥の長女、兄はヴァルレイン

ヴィクトールに完全勝利をもたらすために期待され実力を評価されたソーファリア、ヴァルレイン、ファランディース全員、皮肉にも謀反を起こしたヴィクトールの剣でその人生を閉じることになった最初のひとりとなる。

能力

将軍としては剣戟隊を指揮する。極めて精強な部隊で、アカネイア最強とも評される。

「勇者アドルをも畏怖する」という評価通り常識外れの猛々しさと破壊力を誇り、相手の狙い通りに動いたり、策に嵌ったりしたにも関わらず、それをそのまま打ち破り、勝敗を決してしまうこともある。一方で守勢に回ると脆く、失敗が戦局を大きく変えてしまうこともよくある。具体例として、相手の待ち構える先にあえて突入したディルクセンの戦いでは初戦では上位からの攻撃でイヴァリス将軍バルハラントの堅固な守備を破る一撃となって勝利するが、すぐに見破られると兵糧を失い敗走して援軍のヴァーレンファイトの戦死を招いている。

勝利した場合でも大きな損害を被っていることが多いため、失敗したケースが目立つが、実際に損害が戦果を上回ったケースはケーニヒスディーテイル峠で起きた山村防衛であり、ヴィクトールの騎士道精神が招いた戦いだけである。
結果は彼がいなければ、大司祭サイアス(サルモン神殿攻略戦)、竜騎士王ミシェイル(マケドニア王城の死闘)といった旧アカネイア勢力の指揮官を倒すことはできなかったと考えられる。
神聖アカネイア帝国軍将軍のうち最も多くの敵勢力を死に追いやり、イヴァリス遠征でもカルスに続き一番ダメージを与えたのもガイメッツァーであるとされる。功績と失敗が共に大きく、敵にも味方にも大きな損害を出すのが彼の指揮官としての個性と評されている。ヴィクトール(神聖アカネイア当時は上級大将扱い)からは、彼の命令を無視した独断専行によって味方に著しい損害を与えたことを叱責されることもあるが、イーグリード元帥からは自らの命を顧みずに仲間を救助に向かう勇ましさは敗北時にらしくもない慎重さで失敗するよりは彼らしく良いとして許されているどころか後に神器デュランダルを託されることからも信頼されている。

軍の運用は、損害を気にかけない力押しにも見えるが、高い戦術眼を持っていると思わせる描写も多々あり、ガイゼリックはアクシズ防衛戦において「傭兵も正規兵も国を守るために戦うなら上下はない」と激賞している。この事実が後に神聖アカネイアで女騎士であるイシュタルが大将軍(兼グルニア女王)、一介のコボルトであるミッドガルにアクシズの王冠を授け魔族を統制する魔王を名乗らせるなど性別人種身分に関係なく貢献した将兵に恩賞を与えるキッカケとなる。
作戦会議などにおいても強攻策を提案することが多く、一見思慮の浅い提案にも見えるがあながち的外れでもなく、彼の案がそのまま、あるいは一部修正されて採用される事も多い。逆に実のない強硬策が提案された時には上官であっても問題点を鋭く指摘し、一蹴している。また、ケーニヒスディーテイル峠においては、華々しい戦果を挙げた前線部隊で負傷した自身ではなく村人の救出にあたったソーファリア、アルフリード、ファランディースが最高の手柄を立てたとヴィクトールに報告し、神聖アカネイア軍全軍において後方支援や回復役の重要性が見直されることになったというエピソードも存在する。

また、SRPG版では、序章『アクシズ防衛戦』で登場するため、多くのユーザーがガイゼリックではなく、若く伸びしろがありそうで精悍な顔の少年の剣装備であるガイメッツァーが主人公だと勘違いしてしまったユーザーがいた。

人柄

短髪で筋骨隆々とした胴体の上に精悍な逞しい青年。ヴィクトールの隣であっても主人公ではないのかと勘違いさせる。

「粗にして野だが卑にあらず」をそのまま具現化したような人物で、その言動は思慮が浅く傍若無人に見えるが、一貫性と理があり、その好戦的な正確ながら邪気が無い。部下からは、命令に反して後退する部下を斬りかねないようなイメージを持たれながらも人望は厚い。
ヴィクトールの独断が多い遠征であったが、彼が謀反の企みがあるのではないかとゴルベーザから問いただされた謹慎下では、仲裁と謹慎解除を求めてガイゼリックやイーグリードに「ヴィクトールは伝説の勇者アドルを越える真の勇者であり、次のアカネイア皇帝なのに謀反を企むはずもない。指揮官でありながら、最前線で血を流し、民のために戦う姿を見た俺が証言します」と奔走し、一部で武力衝突まで生じさせた。
ケーニヒスディーテイル峠における後方支援への評価など、決して内政向けではないが、ただ単純な武断派でもない。

一方で、交渉ごとについては避ける描写もあり、ケーニヒスディーテイル峠で敵領民を救済したマケドニア竜騎士のデオドールが神聖アカネイアに帰順を求めて来た際には交渉の権限がないことを理由に後続のヴィクトールに交渉するよう指示し、部下に護衛と案内を命じている。

そのような性格であるため、正反対のファランディースを同僚の諸将軍の中でも際立って毛嫌いしており、周りを気にせず公然と、本人にも聞こえるように大きな声で非難している(「人を褒めるときは大きな声で、悪口を言うときにはより大きな声で」という考え。これは最終的に彼女への暴力沙汰にまで発展することとなる。実際、ファランディースを「ゴルベーザの女版と呼ばわりすることもあるほか、暴力沙汰について謝罪するように説得に来たソーファリアには、ファランディースを宰相(ゴルベーザ)の影と思えば頭を下げても腹は立たない、と発言している。


関連人物:ファランディース

作者の俺としては「猪突猛進をベースに作成したキャラだが、漫画キングダムの主人公のような成り上がりかつ熱血なキャラになってしまい、まさに勇敢、恋、栄光、敗走、聖剣の継承と主人公のような性格と人生に仕上がった」と思う。

SRPG版

SRPGでは一部二部ともにPキャラとして操作可能だが、二部は前半のみ。
攻撃力が高く、必殺があるため一撃で敵を打ち倒すことももっぱらある。HPはあるが守備は高くない歩兵なので斧騎兵のヴァルレインと差別化を図られている。
関節攻撃で手斧が投げられるがスキル突撃があるので弓兵や手槍装備の竜騎士と相性も悪くない。マーシナリーになると追撃ができるようになるので勇者の剣で4回攻撃できるので1ターンで竜騎士、重装兵以外はほぼ倒せる。
マケドニアでは竜騎士が多いので移動力のないガイメッツァーはアルフリード、ファランディースの護衛となることが多い。ここでアルフリに好意を抱いたと思うユーザーは多い。
二部中盤では敵として登場し、そもそも強いステータスに改善はないがスキルに勇者があるのとデュランダルを装備しているところで鬼のように強く関節攻撃でボルガノンも撃ち放つ。イーグリードより素早さと技が高いため、追撃、勇者、突撃、必殺が驚異過ぎる。移動力と魔法防御がないだけの最強のユニット。
原作のような孤立が存在するのが唯一だが、すぐにヴァ―レンファイトが援軍に来るのでこの時が2部で一番難易度が高いのではと言われる。
余談だが、もしデュランダルではなく、フレイムタイラント(HP+10、守備+15、魔防+15、必殺無効)を継承したのならば歴史が変わったと言われる。
リメイクでは仲間になるがアルフリードで説得する。

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