おもらし日記2
いつもあたたかいご支援ありがとうございます。
今週もなんとか木曜日。
今日はかなり冷え込んだ朝になっています。
タンスに小指の角をぶつけないようにどうかお気をつけください。
さて、今日は木曜日と言うことで、同人誌の既刊を更新したいと思います。
少しでも楽しんでもらえたら嬉しいです!
(こんなことなら……っ、学校でおしっこするんだったよっ)
美雪が早くも後悔したのは、学校から出て5分が経ったころのことだった。
いまにも漏らしそうになっていたのだ。
美雪のコンプレックスの一つ……、おしっこをするときは量が多いから大きな音が鳴ってしまうこと。
だけど、おもらしするよりは何倍もマシだ。
美雪の膀胱は破裂する寸前の水風船のように膨らんでいた。
「あっ、ダメ……」
キュン、キュンッ!
じゅわわぁ。
一歩前に進む、その些細な振動さえも美雪にとっては牙を剥く。
膀胱が震えると、そのたびに少しずつおしっこが漏れ出してくるようだった。
女の子の尿道は立っているときはスッと真下に延びているのだ。
その尿道を引き締めるための筋肉も、ふっくらとした双丘ではあまりにも貧弱なものだった。
(ぱんつ……あったかくなっちゃ……いやぁ……っ)
一歩。
また一歩を重ねていく。
しかしその一歩も徐々に小さいものになっていき、ついに美雪は立ち止まってしまう。
「慌てちゃダメ……。ゆっくり、ゆっくり行けば間に合うはず」
じゅももっ。
自分に言い聞かせるように呟いているうちにも、美雪は軽失禁していた。
女の子の恥ずかしい染みを隠すために、ショーツに縫い付けられている二重布……クロッチはすっかり濡れそぼって、おまたに食い込んできている。
「はぁ……、はぁ……」
ヒクンッ、ヒククンッ!
じゅわっ、じゅわぁ……。
おまたが歪に痙攣すると、そのたびにクロッチの裏側が生温かくなっていく。
それでも。
まだ諦めるわけにはいかなかった。
一歩。
一歩ずつを重ねていき……やがて、見えてきたのは、小さな公園。
その公園は、ブランコと砂場があるだけの、小さな公園だ。
隅っこには公衆トイレもあるけど……そこは学校のトイレよりも使いたくないスポットだった。
なにしろ、狭いし、暗いし、汚い。
真夜中になれば白い影を見たとか、髪の長い女の人の霊を見たとか、いろいろな噂話があるトイレだった。
「このトイレは、いやぁ……っ」
ちょうどこの公園は、学校と家の中間地点にある。
だからあともう半分の距離を歩ききれば、帰宅できるということでもあった。
「家まで、もつ……? もってくれる……?」
じゅわっ、じゅわわっ。
軽失禁を繰り返しながら、自らの膀胱と相談してみる。
もう膀胱は破裂しそうなほどに厳しいことになっているけど、この暗くて怖い公衆トイレだけは使いたくはなかった。
「家までがんばらないと……っ」
じゅももももっ。
あまりの尿意に、美雪はへっぴり腰になっていた。
それでも歩みを止めるわけにはいかない。
小さな一歩でも、いつかはゴールに辿り着くことができるのだ。
(家まであと半分だもん! がんばれ、私……!)
公園の公衆トイレはどうしても使いたくないから通り過ぎることにして――、美雪は再び閑静な住宅街の家路を急ぐことにする。
あと7分ほど歩けば家に辿り着ける。
それまで我慢することができれば、思いっきりおしっこをすることができる。
「ああっ」
たらり――。
美雪はか細い悲鳴を上げてしまった。
内股を伝い落ちていく、一筋の感触。
それはついにクロッチが力尽きた合図だった。
「あっ、ひぅぅっ」
じゅもも……。
内股を伝い落ちていく感触に、さらに軽失禁を重ねてしまう。
生温かい一筋の感触は内股を伝い落ちていくと、靴下に染みこんでいった。
「えっ……あっ、ちょ……っ、だめぇ……っ」
キュン! キュン! キュン!
じゅももっ、じゅももっ、じゅもももも!
おまたが切なげに痙攣するたびに、軽失禁が繰り返される。
クロッチから滲み出してきたおしっこが、内股を幾筋もの滝となって流れ落ちていく。
だけどまだだ、まだおもらししたわけじゃない。
そんなこと、認めなくはなかった。
「あっ、うう!」
じゅわわわぁ……っ。
ぎゅっ!
溢れ出してくる尿意に耐えきれず、ついに美雪は前抑えしてしまう。
それは両手で自らの股間をギュッと押さえ込むという、女の子がおしっこを我慢するための最終手段。
決して誰にも見られたくない、恥ずかしすぎるポーズだ。
ここまで読んでくれてありがとうございました!
少しでも楽しんでくれている人がいたら嬉しいです。
この小説は同人誌『おもらし日記』と同じものです。
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