投稿記事

しつけて委員長の記事 (11)

レモネードオアシス 2022/06/19 15:03

しつけて委員長6

マゾスイッチが入る委員長。


目次

しつけて委員長(カテゴリー)

この小説を最初から読む!


「あっ、ああああぁぁぁ……」

 円華は気まずそうな声を漏らし、どこか陶然とした表情を浮かべている。
 どうやら、見られながら漏らしているというのに気持ちよくなってしまっているようだ。

「って、委員長。おむつ、もう限界だろ!? 横漏れしてくる!」
「あうう! でも、嬉しすぎて……出てきちゃったら止まらないんだからぁ!」
「スカート捲って、仰向けになって!」
「はっ!? 御影君、ナイスアイディア!」

 こうなったら最後の手段だった。
 円華はスカートを捲り上げると、ベッドに仰向けになる。
 レモン色に染まった花柄おむつが露わになった。
 それはまるで赤ん坊がおむつを交換してもらう時のようなポーズだった。
 横漏れしてしまうおしっこを、背中のほうに流して、まだ無事な吸水ポリマーに吸わせようというのだ。

「あ、あ、あ、あ、あ、ああ」

 しゅいいいいいいい……。

 くぐもった水音がおむつから聞こえてきて、今にも力尽きそうになっている紙おむつが少しずつ膨らんでいく。

「お尻が……ああ、背中の方まであったかいよぉ……」

 ブルル!

 円華は大きく震えると、

 プシュウ!

 最後の噴射とともにおもらしは終わったようだ。
 仰向け作戦が上手くいったのか、紙おむつは円華の失敗をすべて受け止めてくれている。
 スカートを捲り上げているから、その様子がよく分かった。
 
「って、委員長のおむつをジッと見つめてるわけにもいかないよな。よし、いま交換してやるからな」
「……こんな屈辱的なことをされるなんて……ううっ」

 口では嫌がっていても、本心では交換して欲しいと思っているのだろう。
 円華は、戸惑いながらも赤ん坊のように脚を開き続ける。

「躾けてください、ご主人様」
「えっ?」

 長政は一瞬なにを言われたの理解できなかった。
 それでも円華は、顔を、そしておむつから伸びる太ももまでも真っ赤にさせて言うのだった。

「私のエッチでイケナイ身体を、ご主人様に躾けて欲しいの……」
「お、おう」

 ご主人様。
 真面目な委員長から、まさかこんな言葉が出てくるとは思わなかった。
 だけどここで男である長政がドン引きしたら、円華に恥をかかせてしまうことになる。
 せっかく円華は恥ずかしいのを我慢して、自分の秘密を教えてくれたというのに。

「わかった。それじゃあ今から俺が委員長……いや、円華のご主人様だ。おむつを換えてやるからジッとしてるんだぞ」
「は、はいぃ……」

 どうやら円華はMのスイッチが完全に入っているようだ。
 脚を開いたまま、嬉しそうにプルプルと震えている。
 円華が持ってきたカバンから新しい紙おむつを取り出す。

「まずは円華のおむつを外してやらないとな」
「お、お願いします……」

 テープタイプの紙おむつに指をかけ……、しかしその瞬間、長政はフリーズしてしまった。

(委員長のことを助けようと思ってこんな状況になってるけど、よく考えたら俺、女の子のここ見るの、初めてじゃねえか!!)

 見るのも初めてなら、当然女性経験なんてあるはずがない。
 完全無欠な童貞なのに、いきなり同級生の女の子のおむつ交換は、レベルが高すぎるのではないか!?
 しかも相手は普段は真面目だけど、実は変態ドMで尿道ゆるゆるという、あまりにもギャップのある少女。
 その少女は、しかし不安そうに呟くのだ。

「……どうした、の……? やっぱり私みたいな変態な女の子、嫌い、なの……?」

 見放された子犬のような、哀しそうな眼差し。
 そんな目で見られたら、ここで引くわけにはいかなかった。

「おむつ、交換するから覚悟するんだぞ」
「……んっ♪」

 おむつを止めてあるテープに指をかけて剥がしていくと、バリバリバリッ! 意外と強力な粘着力があるらしい。
 ガムテープを剥がすときのような大きな音が立ってしまった。
 だが、長政にはそんなことを気にしている余裕は残されてはいない。

 むわ……っ。

 立ち昇ってきたのは、目に染みるほどに濃厚なアンモニアの湯気だった。
 おむつの裏側は、円華の恥ずかしい色に染め上げられていた。
 そして、長政が初めて見る、少女の花園――。

「えっ?」

 意外な光景に、長政は目を見張ってしまった。
 なにしろ、円華の秘部は、産毛さえも生えていないパイパンだったのだ。
 シュッと縦に深いクレヴァスが刻まれ、その狭間からサーモンピンクの肉ビラがはみ出しているのが丸見えになっていた。

「委員長、剃ってるのか?」
「ううっ、違うの……。私のここは、赤ん坊のようにつるつるなんだから……。その、あんまり見ないでよ……。変でしょう?」
「へんなものか。つるつるで真っ白で可愛いよ」
「そ、そんな……おまたが可愛いなんて……」

 ヒククンッ。
 恥ずかしがりながらも嬉しいのだろう。
 円華の縦割れからはみ出している桜のような肉ビラが、誘うように痙攣した。

「ま、まずは拭き拭きしてやらないとな。かぶれたら大変だし」
「……っ」

 ティッシュを手に取り、緊張しながらも美丘に指を食い込ませていく。
 円華の肉の丘は、見た目通りふっくらとして柔らかかった。
 どんなに柔らかい肉まんよりもふっくらとしていて、しかも火傷しそうなくらいに熱くなっている。

「凄い。円華のここ、凄い熱くなってる。それに柔らかいんだな」
「あっ、ああぁぁ……。ご主人様の指先がおまたに食い込んできて……はっ、はううっ。触られるのって、こんなに気持ちいいことだったなんて……んんっ」

 戸惑いながらも、円華は脚を広げている。
 脚を広げてはいるけど、その中心にあるクレヴァスは指を締め付けるように痙攣していた。

(女の子のここって、こういう風になってるのか……。まあ、チンコを締め付けるから、当然なんだろうけど……)

 初めての女の子の感触に戸惑いながらも拭き拭きしていると、しかし夢中になりすぎていたようだ。

「ああっ、ご主人さまっ、今はおもらししたばかりで敏感になってるから……あっ、アヒッ」
「ええっ!?」

 ビククッ!

 円華は痙攣すると、直後にはくったりと弛緩してしまう。
 秘筋に食い込ませたティッシュがジンワリと熱く濡れてくる。
 どうやら女の子のおまた……、そこにある肉のフードをかぶった米粒のような箇所は敏感にできているようだ。
 気をつけなければ。

「アッ、アヒッ、ひううぅぅっ」
「ご、ごめん、拭くのに夢中になってて、つい」
「ううっ、凄かったの……。男の子に触られるのって、こんなに凄いんだ……。指先、太いし、それになんて力強いんだろう」
「円華、怒ってないのか?」
「そ、そんなの知らないっ」

 円華は恥ずかしそうにそっぽを向いてしまう。
 だけど、官能に弛緩した両脚は、赤ん坊のように開かれたままだった。
 それは早くおむつを換えて欲しいと言わんばかりに。

「お尻もおまたも綺麗になったみたいだし、新しいおむつを充ててやるからな」
「はい。お願いします、ご主人様。私の赤ん坊のようにゆるゆるなおまたを、おむつで包み込んでください……」

 普段は凜としている真面目な委員長なのに。
 その円華が、こんなにもエッチな言葉を発するなんて。

「まずは円華のケツの下におむつを敷いて、と……。それからまたを包み込むようにしておむつを前に持ってきて、横からテープで留めればいい……んだよな」
「はい……。ああ、ご主人様におむつ充ててもらえるなんて、幸せすぎるよぉ」

 ぽんぽん、
 おむつに包まれた股間を軽くたたいてやると、

「はふう……ご主人様に充ててもらったおむつ、とってもあったかいの」
「今にも寝そうじゃないか」
「うん。でも眠たいけど……、午後も授業あるし、起きないと」
「さすが委員長。真面目なんだな」
「あ、当たり前じゃないの」

 『委員長』という言葉に真面目スイッチが入ったらしい。
 円華は身体を起こしてベッドから降りると、セーラー服のスカートの裾を整える。
 そこにはMに目覚めたメス犬ではなく、いつものように不機嫌そうにメガネをあげている、真面目な委員長がいた。

「さっきは助けてくれてありがとう。そ、それじゃあっ、私、お昼食べてくるからっ」

 不機嫌そうに円華は言い残すと、カバンを持って保健室から出ていってしまった。
 その背中が、いつも以上に小さく見えて……、

「やれやれ、女心ってのはわからないものだな」

 保健室に取り残された長政は、独り肩をすくめるのだった。

        ☆

「あああああああああああ!」

 たった一人で屋上にやってきた円華は、誰もいない屋上の真ん中にしゃがみ込むと、絶叫していた。
 晴れ渡った青空に、円華の悲鳴が響き渡る。

「なんてことしてるのよ、私!」

 まさかクラスメートの男子にぶつかって、しかも変態的な性癖をカミングアウトしてしまうだなんて。
 我ながらどうかしてると思う。
 いや、きっとどうかしていたのだろう。

「ご主人様だなんて、どんだけドMなのよ、私! 自分でもドン引きよ! しかもおむつまで交換してもらうなんて! おまた見られちゃったし!」

 恥ずかしすぎて、この世から消えてしまいたいくらいだった。
 でも、それでも思い返してみると、長政は絶対に心の底から笑ったりなんかしなかった。
 変態性癖をカミングアウトしたときだって、おむつを交換するときだって、赤ん坊のようなつるつるのおまたを見たときでさえも。

「やだ……、好きになっちゃいそう」

 その感情に気づきそうになって、円華はごまかすようにカバンを開けると焼きそばパンを取り出して、ビリビリと袋を破ると口に詰め込む。
 だけど一気に食べ過ぎたか、

「んっ、んぐぐ……っ」

 喉に詰まったパンを、持ってきた水筒のお茶で流し込む。
 だけどそんなことをしても爆発しそうな感情は消えてくれるはずがなくて。

「私があなたを好きになっても、あなたは私のことを好きなはず、ないもんね……」

 円華は焼きそばパンが入っていたビニル袋を丸めると、熱く切なげなため息をつくのだった。

        ☆

(顔なんか見れるはずない!)

 どんなに気が進まなくても、授業をサボるという発想ができないところが、円華が真面目な委員長たる所以(ゆえん)だった。
 午後の授業が始まる前に教室に戻ってきた円華だけど、同じ教室にいる長政のことを嫌でも意識してしまう。

 長政の席は、円華の斜め前。
 黒板を見ようとすれば、自然と視界に入ってしまう。
 なにも知らないクラスメートたちは席につき、いつも通りの国語の授業中。
 だけど円華はノートを取りながらも、授業の内容はまったく頭に入ってこなかった。
 無理もない。
 黒板を見るたびに、視界の隅に長政の背中が入り込んでくるのだ。

(なんでカミングアウトなんかしちゃったのよっ)

 一時の勢いとは言え、軽率な自分に腹が立ってくる。
 だけど時間というのは決して戻ってはくれないのだ。

(絶対に嫌われてる……!)

 こんな変態な女を好きになる男なんて、いるはずがない。
 円華の性癖は、絶対に誰にも言ってはならないものだったのだ。
 ……いまさら後悔しても、後の祭りだけど。
 こうして悶えながらも時間はゆっくりと過ぎていき――、
 気がつけば、放課後になっていた。

         ☆

「あ、あの……、御影君」
「んん? なんだ?」

 円華が長政を呼び止めたのは、下校中の公園。
 おもらしをしていたところを長政に見られて、カミングアウトの原因になった、その場所だった。

「あ、あの……」
「どうした、委員長。黙っててもわからないぞ」
「そ、そんなのわかってるもの」
「それじゃあ、なにか用か?」
「ほ、保健室でのことなんだけどね、忘れて欲しいの。引いたでしょう? 私があんなに変態だなんて」
「そりゃあ、ビックリはしたけど、引いてはいないぞ」
「うそ」
「ホントだって。引くどころか、むしろ、その……ギャップが可愛いというか……」
「だから女の子に可愛いなんて、気安く言わないのっ」
「そうそう、そんなに真面目なのに、今もおむつ充ててるところとか、メチャクチャ可愛いよな」
「うう~」

 まさかの可愛い連発に、円華は頬を赤く染めてしまう。
 変態なところを知られてしまったというのに、まさかのカウンター攻撃が待っていたとは。

「うそ、うそよ……。私が可愛いなんて……」
「あー、信じてもらえないなら、明日あたりにでも証拠見せてやるよ。俺が委員長を躾けてやる」
「えっ?」
「だから、俺が円華を躾けてやる。覚悟しておくんだな」
「ああ……、私、躾けられちゃうの……?」

 想像しただけで、ゾクゾクしてきて、胸が高鳴ってしまう。
 Mに染まり切った身体は、円華の自覚しないままに発情していた。

 しゅいいいいいいい……。

 スカートのなかからくぐもった水音が聞こえてくると、ジンワリと紙おむつが生温かくなって、もこもこと入道雲のように膨らんでくる。
 円華は、立ったままだというのに失禁し、切なげにプルプルと身体を震わせていた。
 そんな円華は、頬を赤く染め、呟くのだった。

「私を躾けて下さい、ご主人様」


しつけて委員長7につづく!

この小説は同人誌の『大決壊! しつけて委員長』に収録してある小説です。
フルサイズのイラスト6枚も収録されています。
同人誌を買ってくれると創作活動の励みになります!

同人誌、同人ゲーム、同人ソフトのダウンロードショップ - DLsite

この記事が良かったらチップを贈って支援しましょう!

チップを贈るにはユーザー登録が必要です。チップについてはこちら

レモネードオアシス 2022/06/15 11:29

しつけて委員長5

おむつバレ!


目次

しつけて委員長(カテゴリー)

この小説を最初から読む!


(おむつ、交換してこないと)

 授業が終わった昼休み。
 ツンと澄ました顔でさりげなく席を立ったのは円華だった。
 だけど澄ました顔をしていても、お尻を包み込んでいる紙おむつはおしっこで重たくなっていて、今にも落ちそうになっているほどだった。
 だけどミニにしているスカートはしっかりおむつでおもらしをしたときのことを計算した丈にしてあるから『オムちら』ということはないはずだ。

 円華が通っているつぼみ学園は、学食派と弁当派、そして持ち込み派に分かれている。
 円華はいつも登校するときにパンを買って食べることにしているけど、その前に濡れてしまったおむつを交換しておきたかった。

(おトイレで交換しよ)

 おむつとパンが入っているカバンを手に取ると、気怠げに教室を出て行き――、
 だが、教室のドアを出ようとした、そのときだった。
 その前に男子生徒が現れたかと思ったら、ドンッ!

「きゃっ」

 円華は勢いよくその男子とぶつかってしまったのだ。
 ただでさえおむつに気を取られていたから、円華は無防備にもM字に脚を開いて尻餅をついてしまっていた。
 スカートが捲れ上がり、鮮やかなレモン色に染まった紙おむつがご開帳されてしまう。

 グジュッ!

 円華のおしっこを吸いきってブヨブヨになっている紙おむつが、お尻と床に潰れる。
 尻餅の振動に、円華の貧弱な尿道が耐えられるはずがなかった。

 しょわわわわわ~。

 おむつにどんなに尿意を放ったといっても、それでもどこか躊躇いがあったのだろう。
 膀胱に溜まっていた残尿が漏れ出してきて、股間がジンワリと生温かくなる。

「あっ! あっ! あっ!」

 引き攣るような悲鳴を上げる円華。
 しかし今までたくさんの円華のおしっこを吸収しきった紙おむつは、ついに力尽きてしまう。

 しゅいいいいい……。

 くぐもった水音とともに、おむつの足口から横漏れしてきてしまったのだ。
 少量とはいえ、レモン色の恥水が教室の床に広がっていく。
 だけど、円華自身は尻餅をついた痛みのあまり、そしておむつの気持ち悪い感触にばかり気を取られて余裕が無い。
 M字に脚を開いておむつを晒していることも、おしっこが横漏れしていることにも気づいていない。
 無防備に、おむつを晒し続けている。
 ……目の前に立っている男子……長政の視線が、おむつに釘付けになっていることも知らずに。

「えっ? 委員長……、それって、おむつ!?」
「ふぇ? あっ、ちょっ、これは……!!」

 慌ててスカートでおむつを隠すも、もはや手遅れ。
 長政にばっちりおむつを見られてしまっている。しかも鮮やかなレモン色に染まっていて、おしっこが横漏れしているところも。

「あ、あの、これは、その……!」

 頬から出そうなくらい熱くなって、この場から逃げようと立ち上がろうとするも、あまりの羞恥心に腰が抜けてしまったのだろう。
 立ち上がることさえもできなかった。

「あの、これは、これは、これは……!」

 こうなってしまうと、円華は壊れたラジカセのように何度も同じ言葉を繰り返すことしかできなくなる。
 それでも、恥ずかしい状況が終わってくれるはずはなく――。

「きゅう~~~」

 尻餅をついたまま円華はついにオーバーヒートしてしまう。
 目を回し、後ろに倒れ込み……そうなったところを、咄嗟に長政に抱きかかえられて、頭を打つことはなかったけど。
 それでもただでさえ落ち着きのない昼休みの教室は、ちょっとした騒ぎになってしまった。

『どうしたんだ?』
『なに? 委員長、倒れたの?』
『体調でも悪かったのか?』
『御影のやつ、ちゃっかり委員長に抱きついてるぞ。やつが諸悪の根源か?』

 長政にとっては事故もいいところだった。
 だけど幸いなことに円華の紙おむつに気づいている生徒は誰もいないらしい。

(ここは委員長の尊厳を守らなければ……!)

 困っている人を見ると、放っておけないのが長政だった。
 咄嗟に円華を抱きかかえ、ついでに円華のカバンを持つと、教室を飛び出していた。

        ☆

「さて、どうしたものか」

 保健室のベッドサイドで戸惑っていたのは長政だった。
 咄嗟の判断で円華を保健室へと運び込んで、ベッドに寝かせてみたものの、これからどうすればいいのかサッパリわからない。
 保健の先生に任せておきたいところだけど、運が悪いことに保健の先生どころか一人の生徒さえもいない状態だった。

(俺の見間違いでなければ、委員長のスカートのなかには……)

 長政だって男なのだ。
 女子のスカートが捲れ上がれば見てしまうし、脳内メモリーに焼き付いてしまう。
 これは男の悲しいサガってやつなのだ。
 そして長政の脳内メモリーにも、しっかりと焼き付けられていた。

(委員長が、おむつ充ててた? しかもレモン色に染まっていたということは……)

 あの真面目な委員長が、授業中におもらしをしていたということだろうか?
 その事実に驚いてしまうけど、きっとそういう体質なのだろう。
 昨日の公園でのおもらしの一件も、秘密の失敗と言うことならば説明はつく。
 だからそのことを笑うのは、最低な奴がすることだ。

(それにしてもこうして見ると、委員長って意外と可愛いんだな)

 まくらに散った黒髪はツヤツヤしてて、眉毛も形よくカールしている。
 メガネの奥の素顔は、人魚のように可愛らしかった。
 いつも不機嫌そうにしてる真面目な委員長も、無防備な寝顔は可愛いようだ。

(……って、俺はなに委員長に見とれてるんだよ)

 今は委員長に見とれている場合ではない。
 こんなに可愛い委員長のスカートのなかには、おしっこに濡れた紙おむつがあるのだ。
 可愛い委員長のお尻を包み込んでいるのは、赤ん坊のような紙おむつ……。
 それはなんだかとても背徳的なことのように思えた。

(まずい。変な気分になってきたぞ。……ときに、俺はどうすればいいんだ? 委員長が起きるまで待つ? それとも寝てる委員長を置いて教室に戻るか?)

 もしも委員長が目を覚ましたとして、おむつを交換することになるのだろう。
 そのときに隣にいるわけにもいかないし。
 ここは一つ、書き置きでもして教室に帰った方がいいだろう。
 ベッドサイドの小さな机にあったメモ帳に書き置きを残して立ち去ろうと――、
 そのときだった。

「ん、んん……」

 円華の眉目が微かに歪むと、やや吊り目気味の黒瞳が開かれてしまう。
 円華は気怠げに身体を起こすけど、しかしまだ状況が飲み込めていないらしい。
 目を擦りながら、座り気味の目つきでキョロキョロとあたりを見回していた。

「ここは……、保健室? 私、なんでこんなところにいるのかしら? ……あれ、御影君?」
「よ、よう」

 長政は頬を引き攣らせてしまう。
 面倒なことに巻き込まれたものだ。
 ここで逃げ切ることができていれば、円華も自分の失態を思いだして早退なりなんなりしてくれただろうに。
 だけど、こうなってしまった以上は、逃げようがない。

「あっ」

 円華が短い悲鳴を漏らす。
 恐らく、思いだしてしまったのだろう。
 自らの失態を。
 教室で長政とぶつかり、尻餅をついておむつを見られ、しかもおしっこを横漏れさせて気絶してしまったことを。
 円華の頬が、みるみる赤くなっていく。

「大丈夫、クラスのみんなには見られてないと思うから」
「うう……、でも、御影君は見たんでしょう……?」
「そりゃあ、まあ」
「変だと思ったでしょ。学校でお、お、おおお、おむつ、穿いてるなんて」
「いや、そんなことは全然思ってないよ。そのことを笑う奴がいたとしたら、きっと最低な奴だと思うから」
「……笑わ、ないの?」
「ビックリはしたけど、笑ったりなんかしないよ、俺は」
「そ、そうなんだ……」

 円華はベッドの上であひる座りして、内股をもじもじと擦り合わせてみせる。
 セーラー服のスカートのなかには蒸れ蒸れおむつを穿いているのだ。きっと気持ち悪いのだろう。
 昨日も公園で漏らしてしまったようだし、今日だっておむつを穿いてきている。
 なにか困っていることがあれば助けてあげたいところだが……。

「委員長って、その……漏らしやすいのか?」
「そ、そんなことないわよっ」

 さすがにストレートに聞きすぎただろうか。
 円華は頬を真っ赤にして睨み付けてくる。
 それっきり保健室に気まずい沈黙が落ちてくる。
 ……が。
 円華は、視線を逸らしながらも、恥ずかしそうに口を開くのだった。

「その……笑わない?」
「たぶん」
「たぶんって、なによ、それ」
「笑うかも知れないから」
「もう、意地悪なんだから。でも御影君、私のおむつを笑わなかったし。だから知っておいて欲しいの」
「お、おう」

 円華の声のトーンが落ちる。
 それから待つこと二十秒ほど。
 円華は、ゆっくりと口を開くのだった。

「私ね、子供のころからなんだけど……人前でこっそりおしっこするのが好きな子だったの……」
「? 委員長、なにを言ってるんだ?」
「そこ、本気でキョトンとしない! 恥ずかしいじゃないのよっ」
「い、いや。驚かないほうが無理だろ。と、とにかく、人前って、たとえば」
「プールとか、茂みとか……人に見つかりそうなところ、とか」
「もしかして、昨日のプールの授業中」
「そ、そうよ……。あなたには気づかれそうで焦ったけど」
「それに公園でも?」
「うう、わざとしてました……。そういうスリルっていうの? ドキドキするのが大好きで、いつのまにか癖になっちゃってて」

 まさかの真面目な委員長の告白。
 それもかなり変態チックな。
 長政は思わず言葉を失ってしまったけど、それでも顔を真っ赤にしている円華が余計に可愛く思えてきてしまう。

「ははっ。真面目だと思ってた委員長だけど、意外なところがあるんだな」
「やっぱり笑った」
「いや、これは違うんだ。委員長、いつも怖そうにしてたから、ギャップにビックリしたんだ」
「むー。いつも不機嫌そうで悪かったわね。ただおしっこ我慢してるだけなんだから! いい? このことは誰にも秘密だからねっ」
「わかってるよ。誰にも言わない」
「絶対に絶対なんだから」
「ああ、約束だ。二人だけの秘密ってやつだな」
「ふ、二人だけの秘密……」

 その言葉が心の琴線に触れたのか、顔を更に赤くして俯いてしまった。

「でも」

 円華は俯きながら呟く。

「……こんな変態な私、嫌いになったでしょう?」
「いや、別に。むしろ意外な面を知れて、可愛いなって」
「か、可愛い……ッ! そういうことを女の子に軽々しく言わないのっ」
「ほら、怒ってもやっぱり可愛い」
「もう、知らないっ」
「本当に可愛いって思ってるんだって。そうだ、代わりのおむつとか持ってきてるのか?」
「一応、カバンに入ってるけど……」
「俺がおむつを換えてやるよ。そのくらいやれば、俺が委員長のことを嫌いじゃないって証拠になると思うから」
「そ、それはさすがに恥ずかしいしっ。御影君ったら、急になにを言い出してるのよっ。そんな恥ずかしいことさせると思う!?」
「俺がそのだらしない尿道を、しっかり躾けてやらないとな」
「し、躾け……ッッッ」

 しょわわわわわわ。

 委員長のスカートのなかから、くぐもった水音が聞こえてくる。
 どうやらたくさんおしっこを漏らしたというのに、また漏らし始めてしまったようだ。
 それだけ円華の尿道はゆるゆるなのだろう。


しつけて委員長6につづく!

この小説は同人誌の『大決壊! しつけて委員長』に収録してある小説です。
フルサイズのイラスト6枚も収録されています。
同人誌を買ってくれると創作活動の励みになります!

同人誌、同人ゲーム、同人ソフトのダウンロードショップ - DLsite

この記事が良かったらチップを贈って支援しましょう!

チップを贈るにはユーザー登録が必要です。チップについてはこちら

レモネードオアシス 2022/06/14 06:07

しつけて委員長4

教室で人知れずにおむつにおもらしっ!


目次

しつけて委員長(カテゴリー)

この小説を最初から読む!


4章目 教室でおむつおもらし!

 カサ、カサカサ……。
 歩くたびにスカートのなかで紙おむつが擦れる音。
 それでも円華はいつものようにツンと済ませた真面目な委員長の顔で朝の廊下を歩いて行く。
 登校してきた円華がまずはやらなくてならないこと。
 それは口止めだ。
 教室に入り、すぐに御影長政を見つけると、

「ちょっといいかしら、御影君」
「いっ、委員長!?」
「御影君、昨日のことは……」
「わ、わかってるよ。誰だって失敗することくらいはあると思うし」
「そ、そう……。そう思ってくれていればいいの」

 どうやら長政は、昨日の公園での一件はただの失敗だと思ってくれているらしい。
 まあ、まさか円華が人前でおもらしすることに快感を覚えているだなんて、誰も想像さえもしないだろうが……。

(これで口止めはオッケー、よね)

 ホッと胸を撫で下ろして、自分の席につく。
 椅子とお尻のあいだにおむつのふかふかおむつの感触。
 このまま教室で、みんながいるところでおしっこをしたら、どんなに気持ちいいだろうか?
 口止めを済ませたばかりだというのに、円華はそんなことを考えてしまう。

(だめ。しばらくは人前でおもらしするの、止めておいたほうがよさそうね……)

 そんなことを考えながら、教科書を開いて予習を始めるが――、

        ☆

(あっ、おしっこ、したいかも……)

 円華が思い立ってしまったのは、四時限目の数学の授業中だった。
 テープタイプの紙おむつを充てていると、トイレに行くのがついつい億劫になってしまう。
 スカートが捲れてオムチラという悲劇もあるし、なにしろショーツのように手軽に降ろすことができないし。
 だから、円華はこの時間までトイレには立っていなかった。
 なるべく水分を摂らないようにしていたけど、さすがに膀胱がパンパンになっている。

(だめっ。しばらくは人前でおしっこはやめておこうって思ったばかりなのに……!)

 ダメだと頭でわかっていても、円華の身体には特殊な性癖が染みついてしまっていた。

 ジワリ……。

 チビってしまったのだろう。
 おまたがジンワリと生温かくなった。
 ただでさえ、通気性がよくなっているとはいえ、夏の紙おむつというのは蒸れる。

(おまた、痒くなっちゃう)

 ミストサウナのように蒸れ返っているおむつにレモネードが漏れ出すと、すぐに蒸発したのだろう。
 おしっこは霧となって、円華の美丘に染みこんでくる。
 いま、この瞬間におまたを掻くことができたらどんなに気持ちいいだろうか?
 だけどそんなこと、授業中の教室で恥ずかしくてできるはずもなかった。

(早くトイレに行きたい……。あと何分で終わるの?)

 教室の前にある時計を見て、円華は愕然としてしまった。
 休み時間まで、あと三十分――、

(う、うそ……っ。我慢できるはず、ない……っ)

 おねしょをしてきたとはいえ、今朝はトイレに行かなかった。
 膀胱に溜まりに溜まったおしっこは、濃厚な黄色になっていることだろう。

(ううっ、我慢しないといけないとわかると……)
「あっ」

 ジョッ、ジョボボ!

 チビッた……、にしては多すぎる量が漏れ出してきて、円華は短いソプラノボイスを上げてしまった。
 ただでさえ円華の尿道は貧弱だというのに。
 そのうえ我慢しなければならないと自覚すると、余計に膀胱が痛くなってきてしまう。

(授業中なのにっ。教室でおもらしなんかできない……っ。周りにみんながいるのに……!)

 いままで何度も人前で尿意を放ってスリルを味わってきた円華だけど、さすがに授業中の教室でおもらしを始めるのはレベルが高すぎる。
 もしも誰か一人にでも気づかれたら、破滅してしまうことだろう。
 真面目な委員長が、おむつを穿いて授業中におもらしをしているだなんて。
 だけど円華は頭の隅で思ってしまうのだ。

(きっと、気持ちいいだろうなぁ……)

 教室でおもらししたら、どんなに気持ちいいんだろう。
 でも、もしも私がこんなに変態だってバレたら、どうなってしまうのだろう?
 円華は、そんなことを考えながら、無意識のうちに股間の力を弛緩させていく。

(あっ、だめ、出ちゃう……)

 一瞬の躊躇。
 だけどその直後には、

(ちょっとだけおしっこを抜いておいたほうが楽になれるよね。我慢できないくらい溜まっても大変だし)

 なんてことを考えている。
 授業が終わるまで、あと三十分――。
 そんな時間を我慢しきれるわけがないのだ。
 それならば、ちょっとだけ抜いておいたほうが……。

(ちょっとだけ、ちょっとだけ……)

 ジュワ……。
  じゅわわわわ……。

 股間の力を抜くと、おしっこはすぐに出てきてくれた。
 何度も人前で尿意を放ってきた円華なのだ。
 変態なM気質が、自覚せぬうちに染みついていたのかも知れなかった。

(ああ、おしっこ、あったかい……。おむつだからちょっとくらいなら、ね……)

 その油断がまずかった。
 マゾ気質が染みついている円華の股間は、

 チョロ、チョロロ……。
   しょわわわわわわわわ。

(えっ!? あっ、ちょっ、ダメッ! そんなに……!? 勝手に出てこないで!)

 おまたを閉じようとしてももう遅い。
 一度開いてしまった尿道はヒクヒクと痙攣し、生温かいレモネードを垂れ流すばかりだった。
 しかも、その勢いは一気に増していく。

 しょわわわ、
  ぷしゅ、しゅいいいいいい。

(あー! あああー! わー! わー!)

 おむつの裏側にレモネードが弾け、ぱしゃぱしゃとおまたに跳ね返ってくる。
 その感触は、円華のおまたをイタズラっぽくくすぐっているかのようだった。
 自らのレモネードのスプラッシュに、円華のマゾに染まり切った尿道は更にほぐれてしまう。

 しゅいいいいいい……

(あー! わわわっ! わたし、本当にしちゃってる! 教室でおしっこしちゃってるんだ……!)

 その事実に、円華は戸惑うというよりも、むしろ興奮していた。
 恐らく脳内麻薬が分泌されているのだろう。
 股間を生温かく濡らしながら、円華の意識は今にも溶けそうになっている。
 それでも、失禁は続いていた。
 いや、それはもう失禁ではないのだろう。
 みんなにバレたらどうしよう?
 そんな破滅願望に取り憑かれた、マゾ気質の円華によるわざとのおもらしだった。

 じゅもも……、
  ジョボボボボボボボ……。

(ああっ、気持ちいい……。みんなに見られながらおしっこするの、いい、よぉ……)

 円華は座り直すと、尿道を解放していく。

 グジュリ、

 もこもこに膨らみきった紙おむつが、椅子とお尻のあいだに潰される。
 その気持ち悪い感触さえも、今の円華にとっては快楽へのスパイスだった。

「ここは、おしっこをしてもいい場所なんだ。おトイレなんだ。おむつを穿いているから、何の心配もいらない……」

 ぷしゅいいいいいいい……。
  しょわわわわわわわわわわ。

 もはや、トイレでしているのと変わらない勢い。
 円華はなんの躊躇いもなく尿意を放っていた。
 だがその放尿にも終わりは来る。

「あー……、あー……あぁー……」

 ブルルッ!
 円華は椅子に座ったまま、身体を大きく震わせる。
 それは見るものが見たら、おしっこを出し切ったあとの痙攣に他ならなかった。

「あぁー……あぁ……はふう……」

 円華は、顔を真っ赤にさせて、身体から力を抜いていく。
 その黒瞳は涙ぐみ、口元からは一筋のこぼれ落ちていた。
 だが、その円華に気づく者は、誰一人としていなかった。
 円華の失敗は、おむつがすべて受け止めてくれたのだから。

(おむつ……、こんなにもこもこになってブヨブヨになってる。全部出しちゃったのに吸い尽くしてくれたんだ)

 もしも横漏れしてきていたら、今ごろ円華のスカートには、大きな尻染みができあがるどころか、ナイアガラの滝のようにおしっこが椅子から流れ落ちていたことだろう。
 だけど、おむつは円華のおしっこをすべて吸収して、入道雲のように膨らんで包み込んでくれていた。
 教室にはエアコンがかかっているけど、真夏のおむつは熱く蒸れている。
 もっとも、それだけ円華のお尻が熱く火照っているということなのかもしれないけど……。


しつけて委員長5につづく!

この小説は同人誌の『大決壊! しつけて委員長』に収録してある小説です。
フルサイズのイラスト6枚も収録されています。
同人誌を買ってくれると創作活動の励みになります!

同人誌、同人ゲーム、同人ソフトのダウンロードショップ - DLsite

この記事が良かったらチップを贈って支援しましょう!

チップを贈るにはユーザー登録が必要です。チップについてはこちら

レモネードオアシス 2022/06/13 12:06

しつけて委員長3

まだおねしょをしてしまう委員長。
シーツには見事なレモン色の染みが。


目次

しつけて委員長(カテゴリー)

この小説を最初から読む!


●3章目 おねしょ!

「昨日は危ないところだったわね……」

 二時限目の国語の授業を終えて呟いたのは、真面目な委員長こと円華だった。
 昨日の下校中は我慢できずにショーツを穿いたまま尿意を放ってしまったけど、まさかその様子を見られていただなんて。
 幸いなことに、わざとおもらしをしたとは思われていないようだし、学園で言いふらそうとしている素振りも見られない。

(だけど、できるだけ早いうちに……今日中にでも念のために口止めしておかないと……)

 そんなことを考えながら、円華は教室から廊下に出て、トイレへと急ぐ。
 昨日のことを思いだしただけで、自然と尿意がこみ上げてきてしまったのだ。

「ふう……」

 トイレの個室のドアを閉め、細いため息をつく。
 ショーツを降ろして洋式のトイレに座る。
 既にショーツの裏側は、円華の軽失禁によって黄ばんでいた。
 それでもここまでくれば、もう安心だ。

「はぁぁ……」

 しゅいいいいいい……。

 おまたの力をほどいていくと、鋭い音とともにレモネードが弾ける。
 ツーンとしたアンモニア臭が、見えない湯気となって立ち昇ってきた。
 やがておしっこは勢いを失い、水面へと落ちていき……、

「……って、あれ? なんかおかしい」

 しょわわわわわ……。

 異変に気がついたのは、どんなに尿意を放っても、おしっこが終わらないからだった。
 どんなにおしっこを放っても、止めどなくレモン水が便器に弾けている。
 しかも、なぜか分からないけど、おまたが生温かくなってきて、それはお尻の方にまで広がってきて――、

「ま、まさかこの感触は……!!」

 ハッとなっておしっこを止めようとしても手遅れだった。
 取り返しのつかない温もりに、お尻が包み込まれていて……、

        ☆

「ハッ!?」

 異変を感じた円華が飛び起きると、そこはいつもの自分の部屋のベッドだった。
 あまり女子女子した趣味はないので、机やポールハンガーなど、最低限のものがあるだけの質素な部屋。
 だけどその部屋は、ツーンとしたアンモニア臭に蒸れ返っていた。
 その発生源は――。

「ああ、やっぱり……」

 もわ……っ。

 鼻を突くのは、ツーンとしたアンモニア臭。
 そしてぺったりとお尻に貼り付いてくるショーツの感触。
 嘘だと思って、お尻を手で撫で回してみると、ショーツはジットリと濡れていた。
 円華は、この年にもなっておねしょをしてしまったのだ。

「ううっ、こんなに漏らしちゃうなんて……」

 真っ白なシーツには、円華のおねしょによって巨大な世界地図が作り上げられていた。
 いつも愛用しているピンクと白のしましまショーツも、円華のおしっこによってジトジトに濡れている。
 洗いざらしたTシャツも、円華のおしっこでレモン色に染まっていた。

「ゆうべはちゃんとおトイレに行ってから寝たのに……」

 円華は涙目になりながら、自らの失敗を見つめる。
 円華は、たまにやってしまうことがあった。
 旅行先や、テストの前とか、緊張しているときにやってしまうらしい。自分の身体のことながら、そのへんはよく分からない。
 ……わかっていれば、こんな苦労はしないんだろうけど。

「緊張、してたのかしら」

 昨日はプールでおしっこしているところをバレそうになったし、それに公園の茂みでおもらししているところを見られてしまった。
 だから、無意識のうちに緊張して膀胱が硬くなってしまっていたのだろうか?
 色々と分析してみるけど、しかしやらかしてしまったことには変わりはない。

「おしっこシーツ、取り替えておかないと」

 シーツを剥がすと洗濯かごに放り込んで、布団は物干し竿に掛けておく。
 今日は一日中晴れるそうだから、学校から帰ってきて取り込めば問題ないだろう。
 何度もおねしょをしてきた円華の手際は、驚くほどよかった。

「本当は、こんなことに慣れたくないのに……」

 呟きながらタンスを開ける。
 そこには円華が愛用しているしましまショーツがのり巻きのようにくしゅくしゅに……しかし整然と丸められていた。
 その内の一枚を広げると、何度もおもらし遊びやおねしょをしてきたせいか、しっかりと洗濯しているというのに、おまたが当たっているところはかすかに黄ばんでいる。
 このショーツには、円華の性癖が染みついているのかも知れなかった。

「やっぱりやめとこ」

 しかし円華は広げたショーツを丸めると、タンスの中にしまう。
 円華は部屋の隅っこに置いてある大きなピンクのビニル袋を持ち出す。
 すでに開いているビニル袋から取り出したのは――、

「今日はおむつ充ておいたほうがいいわよ、ね」

 円華は憂鬱げに呟く。
 円華が手にしているのは、薄型の紙おむつだった。
 ピンクの花柄模様があしらわれていて、円華くらいの年頃の女の子も抵抗なく充てられるようにと、メーカー側の熱意を感じられる逸品だ。

 子供のとき一度だけ教室でおもらししてしまったとき、お守り代わりに用意してあるのだ。
 おねしょをしてしまった朝や、不安な日はおむつを穿いて登校することにしていた。
 ショーツタイプの紙おむつもあるけど、円華は一度に漏らしてしまう量が多いからテープタイプの紙おむつを愛用している。

「お守り代わりなんだから……」

 言い訳するように、床の上におむつを広げると、そこにお尻を乗っける。
 おむつでおまたを覆い隠すようにして、横からテープで留めれば完成だ。
 これでもしもおしっこをしたくなっても、おむつが受け止めてくれることだろう。

「でも今日は止めておいたほうがいいわよ、ね……」

 プールでバレそうになったし、公園の茂みでは見られてしまったし。
 それなのに今日もわざとおもらしをしているところを見られたら、それこそ言い訳できなくなってしまう。

(それに御影君、口止めしておいたほうがいい、わよね)

 おむつを充てたまま、セーラー服を着ている。
 短く詰めたスカートだけど、おむつを充てても見えないくらいにはギリギリに調整してあるから大丈夫なはずだ。

「はぁ……。久しぶりのおむつだなぁ……」

 憂鬱げなため息をつくと、

 ジョッ、

 早くも軽失禁してしまう。
 そういえばおねしょの処理に夢中で、朝のトイレに行き忘れていた。
 念のために、カバンの中に替えのおむつも入れておいたほうがいいだろう……。


しつけて委員長4につづく!

この小説は同人誌の『大決壊! しつけて委員長』に収録してある小説です。
フルサイズのイラスト6枚も収録されています。
同人誌を買ってくれると創作活動の励みになります!

同人誌、同人ゲーム、同人ソフトのダウンロードショップ - DLsite

この記事が良かったらチップを贈って支援しましょう!

チップを贈るにはユーザー登録が必要です。チップについてはこちら

レモネードオアシス 2022/06/09 06:45

しつけて委員長2

真面目な委員長の、誰にも言えない性癖。
下校途中、公園の茂みでおもらし遊び。


目次

しつけて委員長(カテゴリー)

この小説を最初から読む!


2章目 下校中に我慢できず

(あー、今日は危ないところだった)

 下校中、いつもの通学路で胸を撫で下ろしたのは、円華だった。
 今日はプールの授業中に、クラスメートの男子におもらし遊びをしているところを見つかりそうになってしまった。
 もしもバレていたら、今頃こうして何事もなく下校できている自信がなかった。

(きっと言い訳、色々と考えすぎてパニックになっちゃってただろうし……。本当に危なかったなぁ……)

 それでも見つからなかったからセーフだったけど。

(ああ、でも御影君の身体、私のおしっこに包まれてたし……!)

 思いだしただけで赤面してしまう。
 それにあの光景を思いだしただけで、円華の秘筋はなぜか熱く濡れにようになっていた。

 ジュワリ――、

 クロッチの裏側に、熱い蜜が広がる感触。
 午後の授業は、椅子に座ったまま何度も濡れて、お尻の方まで湿らせてしまった。

(男子のおちんちん……私のおしっこに包まれてたんだ……。おちんちんって、エッチなことを考えると大きくなるんだよね)

 どうやってちんちんって大きくなるんだろう?
 そのことを考えただけで、円華はエッチな妄想をしてしまう。

(早く帰って、久しぶりに……電気アンマ……使おう)

 学校では委員長として真面目な円華だけど、家で一人でする時は、いつも電気アンマを使うことにしていた。
 そしてやり過ぎると、いつもおもらししてしまうのだった。
 その刺激が身体に染みついていたのか、

(あっ、ヤバい、かも)

 早歩きで家に帰ろうとした円華だけど、不意に下半身に小さくも鋭い痛みが走る。
 この感覚は――。
 間違いない。
 尿意だった。

(午後の授業はショーツ汚しちゃってたから、トイレに立ちたくなかったし……)

 プールの授業でバレそうになってたらというもの、熱く濡れるようになってしまったので、汚れたショーツを見るのもイヤだった。
 だから無意識のうちにトイレを我慢していたらしい。

(どうしよう、結構、我慢できないかも?)

 歩いていて気づいたけど、結構溜まっているようだ。
 女の子の尿道は膀胱から真下にスッと伸びている。
 だからこうして歩いていると、その衝撃がじわじわと尿意を刺激してくるのだ。
 一度意識してしまうと、尿意というのは急に忍び寄ってきて距離を詰めてくる。

 ジュワリ――。

「ああっ」

 愛液とは違う体液が、クロッチの裏側に広がっていく。
 ただでさえ円華は何度も一人でおもらし遊びをしてきた。
 そんな円華の身体は、おしっこをすぐに漏らしてしまう体質になっている。

(マズいっ。このままだと本当に……! 公園まで保つ!?)

 なんとかおまたに力を入れて耐える。
 そこの角を曲がれば、公園があるし、汚いけど、公衆トイレもある。
 だからおもらしする心配はないが……。

(おもらし、したい……)

 ジュワジュワとクロッチの裏側に広がる温もりに、円華はそんなことを思ってしまう。
 この角を曲がれば、そこには大きな公園がある。
 遊具などがあるわけではなくて、池をぐるっと囲んだ道がある、散歩するための公園だ。
 道の脇は、茂みになっている。

(誰も、いないよね)

 キョロキョロとあたりを見回すと、円華は茂みへと入り込んでいく。
 プールで尿意を放ち、更には茂みのなかで尿意を放とうとしている……。
 円華は、この公園で、この茂みのなかで何回も人知れずに尿意を放ってきた。
 それもショーツを穿いたままで、だ。

(今日はプールの授業でしちゃったのに、もうしたくなるなんて……。なんてエッチな子なんだろう)

 こんなことをしてはいけない。
 そんなことはわかっている。
 しかも、すぐそこに公衆トイレがあるというのに。
 円華は、茂みの奥へと踏み込んでいく。

(ここまでくれば平気、かな?)

 振り返れば、公園の道からは五メートルくらい離れている。
 よほど覗き込むか、円華のように茂みに踏み込んでこなければバレはしないだろう。
 円華は、和式トイレでするときのようにしゃがみ込んだ。
 ……ショーツを穿いたままで。

「ショーツ、汚れちゃってる……」

 円華が愛用している白とピンクのしましまショーツ。
 その女の子の恥ずかしい染みを隠すための二重布……クロッチは、少女の汚れによって外側までも茶色く変色していた。
 午後の授業、ずっと熱く湿っていたのだ。無理ないことだろう。
 しかもしましまショーツはかすかに黄ばんでいる。
 今まで何度もショーツを穿いたまま尿意を放ってきたから、円華の性癖が染みついてしまったのだ。

「あいつに見つかりそうになって、凄いドキドキしたからだ。午後の授業、ムラムラしちゃって……あっ!」

 しゃがんだことによって膀胱が圧迫されたせいなのだろう。

 プシュッ!

 緩みきった尿道から、レモネードが噴き出してきてしまう。
 クロッチにジンワリと暗い染みが浮き上がると、

「あっ、ああぁ……。パンツのなかが温かくなって……」

 プシュッ、
   しょわわわわわ~~~。

 クロッチの裏側にレモネードが弾けると、二重布を突き破って綺麗な弧を描く。
 ショーツを穿いているというのに、円華は勢いよくおもらしを始めてしまったのだ。

 しょおおおおお~~~。

 勢いよく噴き出したおしっこは、夏の乾いた白土の地面に飛び散ると、暗い染みとなって広がっていく。
 おしっこの飛距離たるや、ショーツを穿いているというのに男子よりも遠くに飛ぶほどだった。
 女の子の尿道は太くて短い。
 しかも和式トイレのようにしゃがみ込んでしまったのだ。
 水風船のように膨らんでいる膀胱が圧迫されて、勝手に噴き出してきてしまう。

「あっ、ああぁ……。おぱんつ突き破って……ふっ、ふう……っ、気持ち、いいよぉ……!」

 しゅいいいいいいい……。

 生温かいレモネードが弧を描き、白土へと染みこんでいく。
 ショーツを穿いているというのに、1メートル以上は飛んでいる。
 それほどまでに円華はおしっこを我慢していたし、ショーツを穿いたままなんの躊躇いもなくおしっこができるほどに緩みきっていた。

「ああ……こんなに出るなんて……あはっ。私のおしっこ、夏の地面に染みこんでいってる」

 しょわわわわわ……。

 夏の日差しに照らされた白土におしっこが際限なく染みこんでいく。まるで地面におしっこを飲まれているみたいだ。

「私のおしっこ、美味しいのかしら? ふふっ」

 しょおおおおおお……。

 妖艶な笑みを浮かべながら、円華は尿意を放っていく。
 そこには、普段は真面目な委員長の面影はなかった。ただ一人の少女が、欲望のままに秘密の秘め事に耽っている。
 だけどどんなに勢いがいいおしっこにも終わりはある。

「あぁ……、あぁぁぁ……。ふっ、ふう!」

 しょぉぉぉぉぉぉ……、
    プシュウ!

 ぶるる!
 大きな身震いと、最後の仕上げと言わんばかりの噴射。
 円華のおもらしは、唐突に終わりを告げた。

 ヒクッ、ヒククンッ。
 ショーツが食い込んでいる縦筋は切なげに痙攣している。
 クロッチには、まどかの勃起した肉芽が浮き上がっていた。

「はぁ、はぁ、はぁ……。おもらし、気持ちよかったぁ。こんなに大きな水たまりできちゃってる。こんなに溜まってたんだ」

 夏の白土でさえも吸いきれなかったおしっこは、大きな水たまりとなって円華の足元に広がっていた。

 ぽた、ぽたた……。

 ショーツに覆われているお尻の双丘から、名残惜しそうにおしっこの雫が落ちる。

「あぁ……おぱんつ、冷たくなって……ぺったりお尻に貼り付いてきて……」

 普通の人だったら気持ち悪いと思う感触なのだろう。
 だけど円華は、冷たいショーツがお尻に貼り付いてくる感触が大好きだった。
 なんでなのかは、自分でもよく分からないけど。

「ああ、すっきりした……気持ちよかった……」

 立ち上がると、スカートの裾を正す。
 女の子がスカートを穿いているのは、少しくらいショーツを汚してしまってもバレないためだと思う。
 円華は少し離れたところに置いておいたカバンを手に取ると、大きな水たまりができた茂みを後にしようとするも……。

        ☆

「やっぱり委員長は苦手だなー」

 下校中の通学路で呟いたのは、御影長政だった。
 今日のプールの授業中だって、ボーッと立ってたかと思ったら急に赤くなったり、不機嫌になったり。
 怒ってなければいいけど。
 そんなことを考えながら、公園に差し掛かったときだった。

(あれ? あれって委員長?)

 黒髪ロングのセーラ服の、後ろ姿の少女。
 それは委員長に間違いなかった。

(だけど、なんで茂みに入り込んでいったんだ?)

 なにか探し物だろうか?
 だとしたら手伝えそうなことはないだろうか。
 ……と、思ったけど、今日のプールでの一件もあるし、ここは見て見ぬ振りをしておいたほうがいいだろうか?
 その場で逡巡していること一分ほど。

(やっぱり気になる、よな)

 普段はやる気が無さそうにしてる長政だけど、困っている人を見ると放っておけない性格だった。
 それがたとえ、苦手な委員長であっても、だ。
 長政は茂みの中に踏み込んでいく。
 なんかいけないことをしているみたいで、なるべく足音を殺しながら。

(あっ、委員長、いた。……座り込んでなにしてるんだ?)

 茂みの中で、委員長は背中を丸めてしゃがみ込んでいた。
 ……それもスカートをめくり上げて。
 おかげでショーツを丸見えになっている。
 円華のショーツは、ピンクと白のしましま模様。
 やや大きめのふっくらとしたお尻の輪郭が浮き上がっていた。

(な!? 委員長、なにをしているんだ!?)

 長政は一瞬、なにが起きているのか分からなくなってしまう。
 だが、その疑問は、鋭い水音ともに氷解することになる。
 円華はおしっこをしていたのだ。
 ……ショーツを穿いたままだというのに。

(委員長、おもらししてる……?)

 長政が勘違いをするのも無理はなかった。
 なにしろ真面目な委員長である円華が、わざとおもらしするなんて、想像さえもしていないのだから。
 声をかけるべきか、見て見ぬ振りをするか?
 声をかけるかどうか迷ってしまう。
 なにしろ、おもらしをしている円華の後ろ姿が、どこかエッチに見えてしまったのだ。
 真面目な委員長が、誰にも言えないような失敗をしている……。
 その光景は、あまりにも背徳的だった。

「ああ、すっきりした……気持ちよかった……」

 声をかけようか迷っているうちに、円華のおもらしは終わっていたようだ。
 円華は立ち上がると、何事もなかったかのようにスカートの裾を整える。
 そのスカートの中にはおもらしに濡れたショーツを穿いているというのに、いつもの委員長らしく、ツンと済ました顔をしながら。
 円華は何事もなかったかのようにカバンを手に取ると、こちらを向き――、
 その瞬間、円華とバッチリ目が合ってしまった。

「! み、御影君!?」
「よ、よう。……大丈夫か?」

 たったその一言で、見られていたことを悟ったのだろう。
 円華の頬が見る間に赤くなっていく。

「さよなら!」
 一言だけ言い残すと、円華はこちらの脇をすり抜けて、ダッシュで逃げていってしまった。
 すれ違いざま、ふんわりとした尿臭が感じられる。
 その匂いに、長政は不覚にもドキリとしてしまった。

「……委員長の、おしっこ、なんだよなぁ」

 後に残されたのは、乾いた白土に残された、大きな水たまり。
 ツーンと鋭いアンモニア臭が鼻を突く。
 ショーツを穿いたままだというのに遠くまで弧を描いたのだろう、暗い水たまりは、円華がしゃがんでいたところよりもかなり遠くの方にまで飛んでいた。

 もわ……っ。

 うだるような草いきれに、委員長の濃密なアンモニア臭が混じり合って、得も言われぬ香りが漂っている。

「これが委員長の匂い」

 刺激的な香りだけど、不思議とイヤな感じはしなかった。
 この匂いが、真面目な委員長の身体の中にあったと考えると、なんとも言えない背徳感がこみ上げてくる。

「あー、明日どんな顔して会えばいいんだろ……」

 呟くと、長政は気まずそうに頭を掻くのだった。


しつけて委員長3につづく!

この小説は同人誌の『大決壊! しつけて委員長』に収録してある小説です。
フルサイズのイラスト6枚も収録されています。
同人誌を買ってくれると創作活動の励みになります!

同人誌、同人ゲーム、同人ソフトのダウンロードショップ - DLsite

この記事が良かったらチップを贈って支援しましょう!

チップを贈るにはユーザー登録が必要です。チップについてはこちら

1 2 3

月別アーカイブ

記事を検索