ooo 2024/05/22 18:54

巨女モンスターの臭い責めで旅芸人の少年が虜に堕とされちゃった後の幸せな日々の話

 本作は『ギルティギア』シリーズ(ゲーム)の登場キャラクターである”ブリジット”と、『ファイナルファンタジー・エクスプローラーズ(ゲーム)』の登場キャラクターである”ドリュアス”が主役の二次創作作品です。

 また、拙作(二次創作)である『巨女モンスターの臭い責めで旅芸人の少年が虜に堕とされちゃう話』の続編ifに当たる作品です。
 よろしければ下記リンクから、作品サンプルだけでも先にお読みください。
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=14767944



 次章より本編です。







◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆







 ジュブ、ジュブ……
 ニチャ、ニチャ……


 人の生存権の外側、モンスター達が支配する領域であるフォスタ大森林の奥地には、神樹とも呼ぶべき巨木と、その周囲に溢れるマナが凝固したたくさんのクリスタルに彩られた幻想的な空間が存在する、と噂されている。

 しかし、マナによって凶悪に変異した動植物がモンスターとなって跋扈するその大森林には、そもそも自らの命を賭け金としてベットする事ができる冒険者しか足を踏み入れる事はない。

 ベチョ、ベチョォ……
 ブチュウウウ……

「んぁっ、はぁっ、くっ、うぅん……♥♥」

 その人外魔境にいつしか、どこか卑猥なネットリとした水音と、それに合わせて艶めかしい嬌声が響くようになった。
 それは少女のもののようにも聞こえるが、実際には声変わりを経てもその容姿と同じ可憐さを損なわなかった少年の声である。

 元大道芸人、元冒険者であり、この"異界”へと迷い込んで囚われ、そして虜になった少年――ブリジットがその華奢な体を震わせて快感に悶える。
 少女のような彼の体は、その身の丈を優に超える巨大な"花”に――毒々しい緑と紫の花弁に挟み込まれているかのような状態だった。

 
 ジュブッ! ブヂュルルルルルルルルッッ!!

「ん゛ひッ!!?♥♥♥ あぁあああああああああんッ!!!♥♥♥♥」

 キョオオオオオオ……ウフフ、ウフフフフフ……♥♥

 
 ビクビクッ、と汗ばんだブリジットの体が波打つように痙攣すると同時に、彼の小ぶりのペニスからは大量の精子が放出された。
 そして、彼の股間部を覆っていた巨大な花の一部がゆっくりと持ち上がったかと思えば、それはベロリと美味そうに舌なめずりをする巨大な女の顔であった。
 草木のような緑色で縁取られたその醜悪な顔の目元や唇は、自然由来の毒々しい紫色のメイクでドぎつく飾られている。
 花の模様の見間違いなどではない――そしてもちろん、”彼女”は人間でもない。

 幻獣"ドリュアス”――大森林の奥部に生息する肉食植物達の女王であり、少年ブリジットを永遠の虜に墜としてしまった罪深きモンスターである。


「はぁっ、はあっ、はぁっ……おはようございます……おばさまぁ……♥♥」


 見るからに若いその少年の精を貪っている"彼女”の姿は、高い知性によってか辛うじて人の形を保っているものの、お世辞にも美しいとは言えない。
 ブクブクに太った豊満な緑色の体に紫のまだら模様の花弁を纏っている様は貴婦人のドレス姿というより、やはり彼女の異名である"森の貴腐人”が表すような、熟れきって腐り始めた醜い熟女というほか無い。

 更に、その酷く醜い"彼女”の体から常に放たれている臭気は見た目に違わぬ凄まじさで、実際に小動物はおろか、人間ですら気絶や眩暈、吐き気を催すような確かな毒性を備えている。

「今日も、んっ♥ 素敵ですぅ……ちゅっ♥」

 キョアアッ、ウフフフフフフ……♥♥

 しかし、彼女の巨大で豊満な体に横抱きにされているブリジットは恋する少女のように頬を赤くさせて微笑み、ぬらぬらとした粘性の光沢を放っている貴腐人の巨大な唇に自らの小さな唇を捧げた。
 "あの日”からドリュアスの虜になってしまったブリジットにとっては、常人ならば決して耐えられないはずの彼女のニオイが、感触が、味が、その姿を含めての全てが愛おしくて仕方なかった。

 ブヂュッ♥♥

「ん゛むっ!?♥♥」

 ヂュルルルルルルルゥゥ~~~~……♥♥♥♥♥♥

「む゛ぅぅうう~~~~~~~~~ッッ♥♥♥♥♥♥」

 長い長い吸引の後、ジュポンッと栓が抜けるような音と共に離された巨大な唇から、濁ったガスが漏れる。
 本来ならば哀れな獲物の肌を腐らせ、目を潰し、精神を錯乱させる様々な致命的な作用を持つはずの緑色のガスはしかし、ブリジットに出会ったドリュアス自身の心境の変化によってかピンク色に変じ、ただただ心と脳を蕩けさせる甘さだけを帯びていた。

 無論、今の彼の様子を見れば、そのガスが無害などとんでもなく、致命的な依存性を帯びている事は明白であるが。

「ぶはっ! はぁっ、はぁっ、はぁっ……はぁ、んぅ…………♥♥」

 ふにゃふにゃに蕩けた様子のブリジットの顔からは何本もの粘液――恐らくは花の蜜にあたる物であろう――が目の前の巨大な唇に繋がっており、その全身の至る所には唇と同じ毒々しい紫色のキスマークが残っていた。
 
「あぅ……はふぅ……♥ よい、しょっと」

 キョォオオオ…………

「ふふっ、すぐに戻りますからね」

 名残惜し気に一つ小さな口づけをすると、ブリジットはドリュアスの胸の中から抜け出して地面にひらりと降り立つ。
 そしてそのままふらふらとした足取りで、森の中をいつもと同じ場所へ向かって歩いていく。

「あっ、モルくん。 えへへ、巡回ごくろーさまです」

 ジュルルルルル……
 ゴァァアア……

 道中では、無数の太い蔦をぐちゃぐちゃに絡ませ、中心部に巨大な口を無理やり取り付けたような、巨大で異様な植物の怪物とすれ違う。
 まだ頭が蕩けたままなのか、にへらと力の抜けた笑みを向けたブリジットは、そのまま後ろからドリュアスの眷属たる異形の怪物――”モルボル”の巨体に抱きついた。

 ゴァアアアア……
 ボシュウウウウウ……

「ん~~…………え゛ほッ!? ごほっけほっ……うーん、やっぱりくさい……」

 そのままモルボルの体から触手のように伸びた蔦の先から漏れ出るガスを吸い込んだブリジットは、涙目で咳き込んだ後に残念そうな表情を浮かべた。
 知性によってブリジットと接する際にはガスの成分を変えているドリュアスと違い、単なる眷属の魔物であるモルボルが垂れ流すのはまさしく毒ガスともいえる凄まじい臭気のガスである。

 本来、ブリジット程度のサイズの生物がこれほどの至近距離で嗅げば、即座に卒倒するか、何からの重篤な状態異常に陥るほどに危険なガスであるが……ブリジットの日々の健気な努力(?)によって、今では顔をしかめて咳き込む程度で済むようになっていた。
 彼の体には確かに抗体が生まれていたのである。

 ゴァアアア……
 ジュル、ジュル、ジュル、ジュル……

 背後から感じた衝撃に一瞬動きを止めたモルボルは、ガスの噴出孔と同じように触手の先端にあるたくさんの眼球のうち一つをギョロリと向け、すぐにすぐに興味を失ったようにグネグネと蔦をうねらせて地面を這い始めた。
 動く物には何でも襲い掛かる単純な知能しか持たない彼らとて、女王の番(つがい)と見做されたブリジットには鋭い歯を立てる事も強靭な蔦も伸ばす事もない。

「う~~ん、もうちょっとで仲良くなれそうな気がするんですけどねぇ……ウチももっと頑張らなきゃっ」
 
 ふんすと鼻息を荒げ、決意を新たにしたブリジットがグッと両手を握り込む。
 遠ざかっていく異形の巨体にバイバイと手を振り、ブリジットは危険な森の中をてくてくと歩いていった。

「あっ、キレイなお花っ! すぅ……う~ん、良い匂い~……だけど、えへへ、持って帰ったらまた怒られちゃいますね」

 一面を濃い緑色に支配された薄暗い森にの木漏れ日を受けて輝く一輪の花を手に取って一嗅ぎした後、ブリジットは名残惜しそうにしながらもそれを摘み取ろうとはしなかった。
 以前、女性に花を贈るような感覚でいくつかの綺麗な花を摘んでドリュアスに渡したところ、なぜか激昂した様子の彼女に長時間に渡ってコッテリと"搾られ”てしまったのだ。
 既にして彼女の虜になっているブリジットにとって彼女に搾り殺されるのであれば本望ではあるが、さりとて大好きな彼女を怒らせる事は避けたかった。

「おばさまはたぶん、植物だから……? あんなちっちゃいお花でも摘んだら怒るんだろうなぁ……ふふっ、カワイイなぁ……あっ!」

 ほわほわと能天気な頭にドリュアスの顔を思い浮かべて歩いていると、やがて木々が開け、ブリジットは小さな湖に辿り着いた。

「ん、しょっ……っ! つめたぁいっ!」

 既に元々の服は無く、申し訳程度に体に纏っていた蔦と葉を脱ぎ捨てると、ブリジットはチャプンと水面に体を沈め、その体を清め始めた。

「ん~♪ んん~♪」

 透き通るように白く、そこらの女子よりも遥かに美しかった彼の肌はもはや、今では見る影もない。
 全身にくまなく張り付いた毒々しい紫色のキスマークは二度と取れる事はなく、いくら水をかけてもヌルついたその部分からは鼻が曲がる程の異臭が常に醸されている。
 健康的な瑞々しさを帯びていた体つきはどこかやつれたようで、完全に紫色に変色している股間部だけが以前より成長している様子は明らかな異常と言える。
 
「ん~…………ふふ……♥」

 しかし、湖面に映る自身の変わり果てた姿を見たブリジットは、それぞれの"紫色”に優しく手を這わせ、うっとりとした表情を浮かべていた。
 この"紫色”こそが、彼女が彼に向けた愛の証であり、二度と解けないであろう二者の粘着質な絆を象徴しているのだ。

「ふっ……くっ…んっ……んあっ……♥♥ っとと……あぶないあぶない」

 平常時でも常に腫れ上がっているように膨張し、ローションのようなヌメりけに覆われているペニスを洗っていると、いつもそのまま射精してしまいそうになる。
 しかし、そこから放たれる精の全ては"彼女”のモノであり、一滴たりとも無駄にする事は許されないのだ。

 今日もまた一時の快楽の誘惑に打ち勝ち、平静を取り戻したブリジットは、緑で編まれた服を纏い、来た道を小走りで戻っていった。



「戻りましたよ、おばさま――――きゃんっ♥♥」

 キョオオオオオオオ……
 ジュルルルルルルル……

「んっ、もぉ……せっかちですねぇ。 もうちょっとだけ待ってくださいねっ」

 ブリジットが戻るなり、涎を滴らせながら蔦を絡ませてきたドリュアスをやんわりと制し、ブリジットは木の板の上に無造作に並べられた食料に手を伸ばす。
 森林に満ちるマナと、獲物からドレインした生気を糧とするドリュアス達とは違い、人間であるブリジットには人間の食べ物が必要だ。
 その事を理解してもらうまでの間に何度も干からびて餓死しそうになったブリジットであったが、今ではこうして眷属のモルボル達がどこかから食料を運んできてくれる。

 時おり明らかに人間の手が入った加工品がそこに並ぶ背景には、不幸にもモルボルの群れに襲撃された隊商や村落があるのだろうが……既に身も心もドリュアスという魔物に捧げたブリジットには関係のない事だった。

「んっ、むっ……ごくっ、ごくっ……ぷはっ! ごちそうさまですっ!」

 森に囚われる前に比べて明らかに増した食欲を満たしたブリジットは、労いとばかりにモルボル達に礼を言い、そのゴワゴワとした蔦の体を撫でる。
 しかし、女王の命令にただ従うだけの本能しか持ち合わせていないモルボル達は全くの無反応で、やがてズルズルと新たな獲物を探しに広場の外へ這い出していった。

「むぅぅ……モルくん達ともいつか仲良くなれたら良いのになぁ」

 キョォアアアアアッ!!

「うわっとと! ごめんなさぁい! それじゃ今日も始めますねっ……」

 太い蔦でビタンビタンと地面を叩き、急かすようなドリュアスの鳴き声を受けたブリジットが、おもむろに一礼し、背筋をピンと伸ばして構えを取った。
 その両手には、このような状態になっても手入れは欠かされず、クリスタルの輝きをキラキラと反射するYOYOが握られていた。

 キョオオッ! キョアアアアアッ!!

「ふふふっ……まずは~、このトリックからっ!」

 キョオオオオオオオッ!!

 ブリジットの掛け声と共に両手からYOYOが打ち出され、反射光の軌跡を残しながら目にも止まらぬ速さで振り回される。
 ワイヤーで繋がれたYOYOを操りながら、時に力強く、時に軽やかに、そして時に艶めかしく、マナクリスタルの光に照らされたブリジットの肢体が舞い踊る。
 それを見つめながらビタビタと太い蔦を打ち鳴らし、しきりに騒ぎ立てるドリュアスの顔にはしかし、先ほどとは違う喜色の表情が浮かんでいた。
 
 二者が最初に敵として出会った時からずっと、戦いの中で披露したブリジットのYOYOを用いたトリックの数々に、ドリュアスは心を魅せられていた。
 もちろん、抜群の身体能力に裏打ちされた超絶的なテクニックに加えて、男子として稀有な美貌をも兼ね備えているブリジットに熱狂的なファンが現れるのはよくある事だ。

 しかし、魔物ゆえか小難しい理屈や打算に拠らず、全身全霊の興味を傾ける彼女の姿は、ブリジットにもまた心地良いものだった。

「最後に~~~~……ほいっと! お粗末さまで――――わぶッ!?」

 キョオオオアアアアアアア♥♥♥♥
 ブジュルルルルルルルルルルルッ♥♥♥♥

「んむッ!!♥♥ ちょっ、待っ♥♥ お、おばさま――――あぅううううんッッ♥♥♥♥」


 そして今日もまた、食事の後の運動も終えたブリジットには素早く蔦が巻き付き、その華奢な体は一瞬のうちに巨大な女体に埋もれてしまった。
 湖水で清めたばかりの体に瞬く間に新しいキスマークと唾液の跡が付けられていき、その言葉とは裏腹に"準備万端”とばかりに身体相応の小ぶりなペニスには精力が充填されていく。

 そして巨大なナメクジのような唇が股間に吸い付くと、その内部の舌状の器官によって股間が激しくねぶり上げられる。
 幅広で分厚く、力強い舌がまるで睾丸から裏筋を搾り上げるように舌から上へ動けば、その動きに押し出されるようにして大量の精液がペニスの先端からほとばしる。

 ジュブルルルルルルルルルッ♥♥♥
 ブヂュウウウウウウウッ♥♥ ヂュルルルルルルルルッッ♥♥♥♥

「ん、あぁッ!!♥♥♥♥ はうぅううううううううううううんッッ!!!!♥♥♥♥♥♥」

 キョホホホホォ…………キョアッ!?

 つま先から頭の上まで突き抜けるような激しい快感に、ブリジットは手足をピンと伸ばした状態から更に仰け反るように全身を強張らせる。

「はぁっ♥♥ はぁっ♥♥ はぁ、あっ……♥♥ あふ…………ッ!!??」

 何度も何度も往復するように快感の波が駆け巡り、全身をぶるぶると震わせて絶頂の余韻に浸っていたブリジットの真っ赤に火照った顔に、大きな影が差す。
 次の瞬間、彼の視界の全ては毒々しい紫色の闇に包み込まれた。

 ブッヂュウウウウウウウウウウウウッッ!!!!
 ヂュルルルルルルルルッ!! ブピッ!! ブヂュウウオオオオオオオオッッ!!!

「ん゛んんんんんんんーーーーーーッッ!!!!!♥♥♥♥♥♥」

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