んだば重工 2023/05/23 17:00

物語の舞台・禁足島ウォスロスタニア【世界観設定】


いつもご愛顧いただきありがとうございます、んだば重工です。

毎週火曜日は制作中のゲーム「機躁少女チェッタ」の世界観や設定の紹介です。
本日は物語の舞台となる「禁足島(きんそくとう)ウォスロスタニア」について解説していきます。

主人公チェッタは自機と共にこの島に墜落し、追手の部隊や原住民との戦いに巻き込まれつつも、島からの脱出を図るのがゲームの目的となります。
また島に隠された謎を解き明かすことで、島の本当の歴史やチェッタが記憶を失った理由と巻き込まれた陰謀の全容を知ることができます。

※過去の世界観設定記事も合わせてお読みいただくと、より深く楽しめるかもしれません※
機戒統治国家メガロニアスについて【世界観設定】
メガロニアス建国戦争とホウラン大陸の周辺国家【世界観設定】

禁足島ウォスロスタニア

島の概要

全長約20kmの熱帯の島。
島全体が火山で形成されており、山々が内陸を囲むカルデラ状になっている。
(カルデラ内部の盆地は約10km四方)

数万年前に起きた大噴火でカルデラが生成された。その影響で周辺海域も地形が複雑化しており海流がはげしく、船で近づくのは困難である。

沿岸のほとんどが断崖絶壁になっており、航空技術が発達するまで島の全容を把握できていなかった。

島の歴史

50年ほど前に焔国の研究チームが上陸し、原住民であるクマト族に接触する。当初こそ友好的であったが、島外から持ち込まれた病原菌によって疫病が流行り、研究チームの人間たちは島民の怒りを買い生贄にされたと記録に残っている。

大陸の南端で地理的にもさほど要所ではなく、上陸にリスクが伴うので島の開発や交流を断念し、焔国は島への渡航を禁止した。便宜上焔国の領土となるが、渡航制限以外に島を管理しているわけではない。焔国の分裂後はメガロニアス領となった。

軍事的には重要ではないが、外界から完全に断絶された島内の文化や生態系に興味を持った研究者や密猟者たちが、渡航禁止の法令を破り上陸することが稀にあった。

ただし、渡航して帰ってきたという者の話は眉唾なものが多く、ほとんどが嘘や捏造とされる。



現住民「クマト族」


※ラフイメージ

島に住む原住民族。数万年前の大噴火を生き延びた人々の末裔とされる。外界と完全に遮断されているので、島の内部が発見されるまでは誰もその存在を知らなかった。
電気などの科学技術は存在せず、食料は主に狩猟と簡単な農耕で調達し、原始的な生活を送っていた。
独自の言語を持ち、文字は簡単な象形文字を使う。最初の接触の記録では、数千人の島民がいるとされた。

50年前に外界から持ち込まれた疫病で部族の半数が病死したとも言われ、その出来事により外界からの侵入者に対して一方的に攻撃行動をとるようになった。
それから数十年、現在どのような生活をしていて、どのくらいの島民が存在するのかは不明である。

女学者メリアの探検隊とその記録

15年前、フォルト連合の学者や探検家、傭兵が違法に島に上陸した。
彼らは消息を絶ったままだが、島内にはその探検の記録が残されている。

その痕跡を辿ることで、当時の島の内情や島に隠された謎を解き明かすことができる。

メリアの記録(一部)

上陸1日目

無事に島に上陸を果たした。この島はまさに神秘で満たされている。
絶滅したはずの動物、見たことのない植物。これらを持ち帰り研究することで新たな科学の扉が開かれると信じている。帰還の飛行機が来るのは一カ月後だ。それまでに可能な限りこの島のことを調査し、記録しておく。

上陸3日目

昨晩謎の生物に襲われ、探検隊に死傷者が出た。傭兵を雇っていてよかった。いなかったら全滅していただろう。傭兵らが言うに、この生物はウルゼスタン王国が作った生体兵器と酷似しているらしい。なぜそんなものがこの島にいるのだろう。この島には何かが隠されている。そんな気がする。

上陸5日目

はじめて原住民であるクマト族との接触を試みた。彼らは噂に聞いていたような野蛮な民族ではなく、快く我々を村に受け入れてくれた。大陸の言葉が話せる者もおり、かつて焔国が持ち込んだ疫病のことを聞いてみたが、そんな記録はないらしい。疫病は焔国の嘘?なんのために?またひとつ謎が増えた。

上陸6日目

クマト族の村だが、違和感がある。幼い子どもを含めて女性をまったく見かけない。家から出ないのがしきたりだと族長は説明したが、なんのために出来たしきたりなのかは語らない。また、探索メンバーのイリエラが村で姿を消した。ここに長居するのはよくないかもしれない。

上陸7日目

クマト族の中に大陸語を話せる少年がいた。島外の世界に興味を持っており、私の持ち物をプレゼントしたところ恐ろしい事実を教えてくれた。クマト族は数十年間女が生まれておらず(この少年は呪いと言った)、島外から訪れる女を監禁し、部族の子どもを産ませるだけ産ませ、産めなくなったら生贄にしていると。おそらくイリエラは捕まった。私も危ない。すぐ逃げる準備をしなければ。


※続きの記録はゲーム本編でお探しください!

編集後記

本日はゲーム本編の舞台になる島についての記事でした。
ウォスロスタニアのモチーフは北センチネル島で、地形は青ヶ島に似たものを構想しました。

ちなみに記事内の地図を作るのに「INKARNATE」という地図ジェネレーターサイトを利用しましたが、架空の地図作るのめっちゃ楽しいです。


無料でも使えるので(一部素材やテンプレは課金プランのみ)、ぜひ遊んでみてください!

INKARNATE

日本語のインターフェイスがないので、いずれツール系紹介記事で使い方紹介しようかと思います。

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