【ChatGPT/GPTs】ChatGPTでキャラクターデザインのアイデアを出す
アイキャッチ画像はChatGPT上のDALL·Eで作成しています。
前回のキャラクターブック用作成のGPTsを調整し、イラストを同時に出力するようにしました。これで一気にキャラクターデザインのアイデア出しが可能になりました。
https://chat.openai.com/g/g-0iOZNl9D5-kiyarakutabutukuzuo-cheng-ainoberisuto
画像は一見するとなかなかいい感じですが、これがそのまま使えるわけではありません。
スクリーンショットなので、ちょっとわかりにくいと思いますが、ところどころ細かい部分がおかしいです。
後ろ姿や、全身が必ず入っているわけでもありませんし、私が使いたい世界観にも統一できていません。
この視点から、少しだけAIに関する所見と解説を行います。
AIは使って終わりではない
アイデアを出すところまでは、このようにほぼ自動化されますが、それでデザインは終わりではありません。
この大量に生成されたものの中から、使いたい作品に合わせて、最も適切なものを選びだし、精度を高めるために加筆修正が必要になります。もちろん最後には、自分の仕事に責任を持たなくてはいけません。
- 大量に生成するためのプロンプトを作る
- 最も適切なものを選ぶ
- 精度を高める
- 成果物に責任を持つ
おおよそ、この部分に人間の力が必要になります。
これらを最も得意とするのは、当然ながら、その専門的な技能を身につけた人となります。
私は一応デザイナーとしての経験はあるものの、もはや専門家ではないので、たとえAIを使ったとしても、最終的な成果物はたかが知れています。
AIを扱うと言うのは、プロンプトエンジニアリングとか、小手先の技術のことではないからです。AIは最終的に良い成果物を出すための手段に過ぎません。
AIを扱う能力とは
「AIを扱う」とは「AIに正しく指示を出す」と言うことです。プロンプトとは、この指示のことを指していると考えてください。
プロンプトは、かつて「呪文」とも言われていましたが、今はそんなことはありません。人間に言葉を伝えるのと全く同じ形式の、自然な日本語の文章です。
そして、適切な指示を行うためには、もちろんその分野の専門的な技能が必要です。自分が知識を持っていない分野の職人に、正しい指示を行えるわけがありません。
以上より、AIを扱う能力とは、
「その分野の専門性を理解した上で、正しい日本語で指示をする言語化能力である」
と言い換えることができます。
もちろん将来的にはどうなるかわかりませんが、今現在はそのような感じです。
「AI」とか「DX」とか「プロンプトエンジニアリング」とか、余計な言葉に惑わされず、あなたの専門性と日本語(母国語)を大切にしてください。