【AIのべりすと】エロゲとしての「AIのべりすと」の使い方
「AIのべりすと」を活用した、ノベル型の生成AIエロゲを遊ぶ方法を解説します。
結論から言うと、それほど簡単には扱えません。(ChatGPTとは使用感がかなり異なります)
小説特化の文章生成AIサービスである「AIのべりすと」をうまく扱うには、いわゆるプロンプトエンジニアリングの基本を理解する必要があります。
難易度は低くはありませんが、エロゲとして遊びながら、文章生成AIの性質とプロンプトエンジニアリングの基本を学んでいきましょう。
前提:AIのべりすとの基本的な使い方
これはすでにわかりやすい記事があるので、これらをよく読んで、少し使ってみてください。
- 非公式Wikiの「初めての方へ」
- 公式ヘルプの「AIをうまく扱うヒント」
.novelファイルの読み込み
少しでも使ってみるとわかるかと思いますが、生成AIにはプロンプト・初期設定が重要です。
有料プラン向けに、この初期設定をまとめたものを、インポート可能な「.novel」形式のファイルを配布して行きます。(記事の最後に無料チケットコードを記載しています)
無料プランの方は、配布記事内の本文を直接コピーしてご利用ください。(配布ファイルには本文以外の設定も含まれます)
当サークルが配布する.novelファイルは「AIのべりすと用プロンプト」タグから検索してください。
この.novelファイルのインポートは次の(非公式Wikiの解説ページ)をご覧ください。
インポートした後は、自由に改変して、あなた好みの物語に仕上げてください。
好きなところから書き直す
配布(.novel)ファイルには、すでに本文と設定が入力されています。
これはセーブポイント集だと考えてください。
選択をやり直したい箇所まで戻って、自由にやり直しができます。
戻るのは単純にそこまでの文章を削除するだけです。
ただし最初の方まで戻りすぎると、文脈が曖昧になり、生成される文章が不安定になることに注意してください。
主な使い方
配布ファイルには、小説を書くのが苦手な人向けに、ゲームブック形式になっています。
これは小説として文章を書くのではなく、プレイヤーの行動を入力していく形になります。
何を入力し、どう行動するのかは完全に自由です。
AIのべりすとではエロ展開の生成が許容されているので、登場キャラクターと自由にエッチな展開が楽しめます。(ただし、文脈に合っていない行動はAIが認識しきれない)
- プレイヤーの行動を入力する
- 生成された文章を調整する
この繰り返しでゲームを進めていきます。
具体的にどのように書いていくか、以降の記事で解説していきます。
AIのべりすと無料会員向けの使い方
無料会員の場合はUI部分に関わる設定(スクリプト機能)が使えません。そのため、プレイヤーの行動は本文に直接記入していきます。
[xxx]
のように全角角括弧でプレイヤーの行動を記入して生成ボタンを押します。
[
俺はリリアを部屋に迎え入れる]
[
俺は「気持ちよかったですか?」と言う]
[
俺は「ありがとう」と言って、リリアと握手する]
今回の設定ではプレイヤーの名前はなく、「俺」の一人称視点で進みます。一人称は「俺」に統一してください。
AIのべりすと無料会員の場合、他に次のような制限があります。
- 一定時間での生成回数制限がある(一定時間後に回復する)
- 生成モデルが弱い(生成の質が低い)
AIのべりすと有料会員向けの使い方
AIのべりすとを少しでも楽しめたら、すぐに有料会員になった方が快適です。
とりあえず一番下のランクのボイジャー会員(1060円+税/月)で十分です。
- 出力回数制限なし
- スクリプト機能(よりゲーム的な操作が可能)
- より強力なAIモデルが使える(生成の質が上がる)
チャット形式で入力する
これらの機能は参考元の設定をもとに作られています。
.novelファイルのインポート後の入力欄に次のように「行動・台詞」が最初から入力されているかを確認してください。
表示されていない場合は、いちど一覧(作品リスト)に戻って、「続きを書く」で読み込み直してください。
プレイヤーの行動を入力
【行動】:
に続けて文章を入力し、送信してください。
【行動】:リリアを部屋に迎え入れる
【台詞】:
-> [俺はリリアを部屋に迎え入れる]
プレイヤーの会話を入力
【台詞】:
に続けて文章を入力し、送信してください。
【行動】:
【台詞】:どうぞ入ってください
-> [俺は「どうぞ入ってください」と言う]
両方を同時に入力
【行動】:リリアを部屋に迎え入れ
【台詞】:どうぞ入ってください
-> [俺はリリアを部屋に迎え入れ「どうぞ入ってください」と言う]
文章がつながるので【行動】の文末には注意してください。
続きを生成する
【行動】:
【台詞】:
何も入力しなければ、プレイヤーは行動せず、従来通り続きの文章を生成します。
選択肢を出力
【行動】:@
と入力すると選択肢を生成します。
【行動】:@
【台詞】:
-> [選択肢:
1.宝箱を開ける
2.宝箱を調べる
3.宝箱を諦める]
選択肢を選ぶ
上の選択肢を出力した上で、【行動】に数字を入力するとその選択肢を選んだことになります。
【行動】:2
【台詞】:
-> [俺は宝箱を調べる]