エタノールソフト 2024/01/19 20:47

RPGツクールMZでLive2Dモデルを動かす方法

こんにちは。
さてさて、今回はLive2Dモデルを使うためにアレコレやってみたの回です。

せっかくカワイイLive2Dモデルを作っても、RPGツクールでそれを表示したり、動かしたりできなければ悲しいことになってしまいます。
ということで、システム担当がその辺のプラグインを探し回ったり、Live2Dの公式サンプルを使って色々テストしている間、グラフィック担当には敗北Hシーンを進めてもらっています。

RPGツクールでLive2Dモデルを表示するためのプラグイン

まずググって出てきたのがコチラ。
https://github.com/MrSlip777/MZ_talk_live2d_cubism4
https://makonet.sakura.ne.jp/rpg_tkool/MVMZ/PictureLive2D/document.html

MrSlip777さんのMZ_talk_live2d_cubism4と、
さくらのレンタルサーバさんが提供してくれているPictureLive2D.js。
ザラッと見た限りRPGツクールでLive2Dを表示するためのプラグインはたぶんこの2つ。

どちらも機能は似通っているように見えますが、さくらのレンタルサーバさんのものはプラグインコマンドがなく、コマンドをすべてスクリプトで入力するタイプ。
MrSlip777さんのものはもう少し扱いやすく、ツクールのGUI操作で色々設定してプラグインコマンドにも対応しています。

ということで、MrSlip777さんのMZ_talk_live2d_cubism4から試してみることに。

プラグインを使用するための下準備

とりあえずGitHubページに書いてあるとおり進めていきます。
で、Live2Dの公式サイトにサンプルモデルを用意してくれているのでコレでテスト。
https://www.live2d.com/learn/sample/
※虹色まおのモデルはバージョンがcubism5なせいか表示できませんでした。ひよりとミクのモデルで動作を確認。

で、プラグインの使用説明(GitHubページ)に戻ってきて
「5.live2dモデル(cubism4.0)をプロジェクトのフォルダ内に置く」
Live2Dを使ったことがないので、この「live2dモデル」がどのファイル(フォルダ?)なのか最初わからなかったのですが、組込用ファイル一式(runtimeフォルダ)ですね。
こんな感じ。

でGitHubページの説明どおり「model3.jsonファイル」と「モデルファイル名」を一致させておく。
ここでは「koharu.model3.json」とそれを配置したフォルダ名を「koharu」にしています。
別に hiyori でもいいよ。その場合両方とも hiyori ね。

プラグインを使ってLive2Dモデルを表示してみる

あとはGitHubページの説明どおり進めていきます。
まずはLive2Dモデルを表示させるだけやってみます。
こんな感じでイベント作って

無事表示できたので次はモーションも試してみます。
こんな感じでイベント作って

モデルの表示もモーションの再生も大丈夫そう。

今回のゲーム、戦闘立ち絵でLive2Dモデルを重ねる可能性があったのでそれもテスト。

OK。モデルを重ねて表示すること自体は可能ぽい。
その場合Live2DInterfaceMZのパラメータModelconditionに設定した番号が若いモデルほど手前のレイヤーに表示されるぽい。

モデルの高さや横の位置も調整可能。
モデルの拡大/縮小は可能だけど、スケールは全モデル共通で設定されるっぽい。

とりあえずやろうとしていることは技術的に、
というかツール的にはできることがわかりました。
あとは工数的にいけるかどうか。

躓いたところメモ

だいぶ右往左往したのでメモ。メモというかぼやきみたいなものかも。
ちょっと時系列が前後するのですが、最初はツクールMVで探していました。
というのも今回の企画、私が以前MVで作った戦闘エロシステムがあるので、それを使ってそのままゲームを作れないか、というところからスタートしていて、実は最初はMVで作る気でいました。

で、Live2D表示プラグインで最初にヒットしたのがコチラ。
https://booth.pm/ja/items/1828611

これは前述のMrSlip777さんのBoothページなのですが、まぁこれをダウンロードしてきて、ふむふむ、なるほどわからん。
というところがスタートラインです。

READMEが付いてないアレーってなって、よくよくBoothのページ見たらGitHubの使い方ページへのリンクがあって、読んで

「6.live2dモデル(cubism4.0)をプロジェクトのフォルダ内に置く」

え、「live2dモデル」って何?どのファイル?いやフォルダ?
あとサラッと書いてるけどcubism4.0って何?
model3.jsonファイル?これが「live2dモデル」なの?

とりあえずLive2Dのサンプルモデルは公式ページにあったのでコレで。
https://www.live2d.com/learn/sample/
あぁここにファイル構成が書いてあるじゃないか。
え、モデルデータ2つあるけどどっち使えばいいの?というか表示させるだけならmodel3.jsonファイルだけでいいの?他は?

こんな感じでわけもわからず色々試した挙げ句、表示されず、よくよくBoothのページ見たら
「最新verは以下になります。」
これか。
いやこれでも動かーん。
ってなって、色々途方に暮れました。

※まぁそもそもLive2Dモデル作ったことがない人が、別のツールに組み込むことを考えるって通常ルートじゃないっすね。たしかにこの辺わかる前提で書かれてるのはそりゃそうだ。

で、動画見たり軽く勉強したもののダメで、ダメ元でツクールMZ版試してみるかーってやったら表示されましたw

実は今回エンジンをMZにしたのはこれがきっかけだったりします。
※MVの方は私が何か設定間違ったのか何なのか、原因は不明。

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