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RPGツクールMZの記事 (22)

エタノールソフト 2024/01/27 20:04

【悲報】Live2Dモデル、戦闘画面で表示されないってよ(号泣)

困ったことが起こりました。
戦闘シーンでLive2Dが使えない可能性が出てきました。

何が起きたのか

前回の記事で小夜のLive2Dオリジナルモデルを動かしてみたわけですが、ふと思ったことがありました。

そういえばこのプラグイン会話表示中にLive2d(cubism4.0)でキャラクターを表示させるプラグインです。」て書いてあったんだよなぁ、と。

ツクールの仕組み的にはオリジナルのスキルを作って、その効果にコモンイベントを指定することで、戦闘シーンでもプラグインコマンドやスクリプトの実行ができる。
はずなのですが、プラグインの説明にわざわざ会話表示中にと書いてあったのが引っかかっていました。

そして引っかかったことをド忘れしていました。
先にテストするべきだったよ。イラスト担当さんごめん。

一応、敵グループのバトルイベントに指定してみるとか、戦闘を発生させるマップイベントで指定してみるとか、そもそもコモンイベントではなくプラグインコマンドを直接記述してみるとかしてみたのですが、いずれも表示できませんでした。

少なくともこのプラグインでは戦闘シーンでLive2Dモデルを表示させることはできなさそう。
※調べてみたら、Live2D側がツクールの描画システムであるpixi.jsのサポートを切っている、とか色々ありましたが、その辺はここで書いてもややこしいだけなので割愛します。

代替案

ということで今考えている案はざっくり3つ。

別のLive2Dプラグインを使ってみる

実は上で挙げたものの他にもRPGツクールMZでLive2Dモデルを表示、動作させるためのプラグインは見つけています。

https://makonet.sakura.ne.jp/rpg_tkool/MVMZ/PictureLive2D/document.html

ただ、ざっと調べたところツクールとLive2D自体の相性があまり良くないようなので、同じことが起こる可能性があります。

正直望み薄。

Live2Dモデルではなく動画ファイルで戦闘アニメーションを表現する

戦闘エロアニメーションを実現している他のサークルさんの作品を覗いていたところ、戦闘シーンのアニメーションに関してはLive2Dではなく、mp4動画ファイルで実現しているものがありました。

こちらもプラグインがあり、動画のループ再生やポーズ、ウェイト、再生速度なども指定できるため、戦闘エロを表現することは十分可能。

今のところ可能性の高い選択肢の1つです。
(トリアコンタン様のプラグインなので動作はまず大丈夫)

戦闘シーンの描写は画像の差分を使って表現する

こちらは元々の案、画像とその差分を使って戦闘エロを表現する方法です。
実は今回の制作開始時点で私が過去に作ったコレ用のシステムが既にある状態だったため、この方法であれば確実に実現できます。

1作目でドン詰まって自然消滅…とかは一番嫌なので、某期日までに良い方法が見つからなければ、今回はこちらの方法を選択します。

その場合は敗北Hシーンだけでもアニメーションにできるよう挑戦してみるつもりです。

もう一つの懸念

実はLive2Dは戦闘シーンでの表示云々以前に、複数モデルで同時にモーションを再生し、その最中にモデルの表示/非表示(要は服の着脱や体勢の変更)をすると、各モデルのモーションがずれる、という問題も抱えています。

もちろん何かしらの変更が合った際に、表示されているすべてのモデルのモーションにリセットをかければこの問題への対処は可能なのですが、あまりにも条件分岐が複雑になり、バグの温床になる予感しかしません。

また、Live2Dモデルや動画を複数同時再生した場合、プレイヤーのPCが動作に耐えうるのか、という懸念もあります。
元の画像案ではレイヤーを10以上使っていたためさすがにそれは厳しいとしても、動画だと2つ3つ同時に再生するだけでも結構重そう…。

なのでこの点で大きく2つの方向を考えています。
戦闘エロのパターン数(体勢とか衣服破損度とか)は少なくなるけどアニメーション
戦闘エロのパターン数(体勢とか衣服破損度とか)は多いけど画像

なんにせよ、まずはLive2Dモデル、または動画を戦闘シーンに差し込めるかどうかですね。
引き続き頑張ります!

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エタノールソフト 2024/01/19 20:47

RPGツクールMZでLive2Dモデルを動かす方法

こんにちは。
さてさて、今回はLive2Dモデルを使うためにアレコレやってみたの回です。

せっかくカワイイLive2Dモデルを作っても、RPGツクールでそれを表示したり、動かしたりできなければ悲しいことになってしまいます。
ということで、システム担当がその辺のプラグインを探し回ったり、Live2Dの公式サンプルを使って色々テストしている間、グラフィック担当には敗北Hシーンを進めてもらっています。

RPGツクールでLive2Dモデルを表示するためのプラグイン

まずググって出てきたのがコチラ。
https://github.com/MrSlip777/MZ_talk_live2d_cubism4
https://makonet.sakura.ne.jp/rpg_tkool/MVMZ/PictureLive2D/document.html

MrSlip777さんのMZ_talk_live2d_cubism4と、
さくらのレンタルサーバさんが提供してくれているPictureLive2D.js。
ザラッと見た限りRPGツクールでLive2Dを表示するためのプラグインはたぶんこの2つ。

どちらも機能は似通っているように見えますが、さくらのレンタルサーバさんのものはプラグインコマンドがなく、コマンドをすべてスクリプトで入力するタイプ。
MrSlip777さんのものはもう少し扱いやすく、ツクールのGUI操作で色々設定してプラグインコマンドにも対応しています。

ということで、MrSlip777さんのMZ_talk_live2d_cubism4から試してみることに。

プラグインを使用するための下準備

とりあえずGitHubページに書いてあるとおり進めていきます。
で、Live2Dの公式サイトにサンプルモデルを用意してくれているのでコレでテスト。
https://www.live2d.com/learn/sample/
※虹色まおのモデルはバージョンがcubism5なせいか表示できませんでした。ひよりとミクのモデルで動作を確認。

で、プラグインの使用説明(GitHubページ)に戻ってきて
「5.live2dモデル(cubism4.0)をプロジェクトのフォルダ内に置く」
Live2Dを使ったことがないので、この「live2dモデル」がどのファイル(フォルダ?)なのか最初わからなかったのですが、組込用ファイル一式(runtimeフォルダ)ですね。
こんな感じ。

でGitHubページの説明どおり「model3.jsonファイル」と「モデルファイル名」を一致させておく。
ここでは「koharu.model3.json」とそれを配置したフォルダ名を「koharu」にしています。
別に hiyori でもいいよ。その場合両方とも hiyori ね。

プラグインを使ってLive2Dモデルを表示してみる

あとはGitHubページの説明どおり進めていきます。
まずはLive2Dモデルを表示させるだけやってみます。
こんな感じでイベント作って

無事表示できたので次はモーションも試してみます。
こんな感じでイベント作って

モデルの表示もモーションの再生も大丈夫そう。

今回のゲーム、戦闘立ち絵でLive2Dモデルを重ねる可能性があったのでそれもテスト。

OK。モデルを重ねて表示すること自体は可能ぽい。
その場合Live2DInterfaceMZのパラメータModelconditionに設定した番号が若いモデルほど手前のレイヤーに表示されるぽい。

モデルの高さや横の位置も調整可能。
モデルの拡大/縮小は可能だけど、スケールは全モデル共通で設定されるっぽい。

とりあえずやろうとしていることは技術的に、
というかツール的にはできることがわかりました。
あとは工数的にいけるかどうか。

躓いたところメモ

だいぶ右往左往したのでメモ。メモというかぼやきみたいなものかも。
ちょっと時系列が前後するのですが、最初はツクールMVで探していました。
というのも今回の企画、私が以前MVで作った戦闘エロシステムがあるので、それを使ってそのままゲームを作れないか、というところからスタートしていて、実は最初はMVで作る気でいました。

で、Live2D表示プラグインで最初にヒットしたのがコチラ。
https://booth.pm/ja/items/1828611

これは前述のMrSlip777さんのBoothページなのですが、まぁこれをダウンロードしてきて、ふむふむ、なるほどわからん。
というところがスタートラインです。

READMEが付いてないアレーってなって、よくよくBoothのページ見たらGitHubの使い方ページへのリンクがあって、読んで

「6.live2dモデル(cubism4.0)をプロジェクトのフォルダ内に置く」

え、「live2dモデル」って何?どのファイル?いやフォルダ?
あとサラッと書いてるけどcubism4.0って何?
model3.jsonファイル?これが「live2dモデル」なの?

とりあえずLive2Dのサンプルモデルは公式ページにあったのでコレで。
https://www.live2d.com/learn/sample/
あぁここにファイル構成が書いてあるじゃないか。
え、モデルデータ2つあるけどどっち使えばいいの?というか表示させるだけならmodel3.jsonファイルだけでいいの?他は?

こんな感じでわけもわからず色々試した挙げ句、表示されず、よくよくBoothのページ見たら
「最新verは以下になります。」
これか。
いやこれでも動かーん。
ってなって、色々途方に暮れました。

※まぁそもそもLive2Dモデル作ったことがない人が、別のツールに組み込むことを考えるって通常ルートじゃないっすね。たしかにこの辺わかる前提で書かれてるのはそりゃそうだ。

で、動画見たり軽く勉強したもののダメで、ダメ元でツクールMZ版試してみるかーってやったら表示されましたw

実は今回エンジンをMZにしたのはこれがきっかけだったりします。
※MVの方は私が何か設定間違ったのか何なのか、原因は不明。

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