五月雨時雨 2024/05/16 19:54

雄々しき男は淫猥な自分を躊躇い無くカメラの前に捧げる

筋肉に覆われた雄々しく逞しい裸体が、三脚の上に設置されたカメラによって映像へと収められている。一人用のソファーに腰掛け大きく開いた足の膝裏を肘置きに乗せ興奮に滾っている男根だけでなく尻穴をもさらけ出した男が、自分の痴態を映すカメラに向かってわずかな羞恥と欲情に染まった表情を向けている。
その光景を眺めながら、カメラの後ろに立った男達は小さく微笑みつつ頷き撮影されている男に開始の合図を送る。それを視認した男は緊張とそれ以上の期待に生唾を飲み込みつつ口を開くと、あらかじめ与えられていた始まりの台詞を掠れた声で紡ぎ始めた。

「皆さん、初めまして。今日は俺のエッチなところを見に来て下さりありがとうございます。淫乱な俺のオ○ニーを鑑賞しながら、思う存分皆さんもシコシコして下さいね?」

これから自分のはしたない自慰の様子が、映像作品として世に残される。その事実を改めて噛み締めつつ、男は股間に伸ばした右手を男根の脇を通る形で迷い無く尻穴に這わせ、いつも通りに人差し指と中指を難無く潜り込ませた。

「はぁ……っ! 見えてますか、皆さん? 俺のだらしなく緩んだケツマ○コが指をすんなり飲み込んでるところ、見えてますか……っ?」

撮影者達への確認も兼ねて、男が視聴者に問いかける。その問いに対して返ってきた撮影者達の肯定を受けた男が、安堵に表情を蕩けさせつつ腸内に埋めた二本の指を激しく動かし出す。

「太いのでっ、ごりごりするのも好きですけどぉっ。指でぐちゅぐちゅするのも大好きですぅっ! 気持ち良いところ、いっぱい弄れるからぁっ!」

特に過敏な弱点である前立腺を己の指で一生懸命に抉りながら、淫らな男が雌の快楽を貪る。雄を主張する筋肉を纏った裸体に甘い悦び由来の汗を滲ませ心地良さげな痙攣を行わせながら、男がカメラの前で己を頂点へと導いていく。

「あっあっ、ふぁぁぁんっ! もぉイっちゃうぅ! 撮られながらぁっ、皆さんに、見られながらぁ……もぉイくぅぅぅんっ!!」

今まで味わったことの無い愉悦に浸り、呂律が回らなくなりつつある口で淫蕩な鳴き声を上げながら、男が絶頂の到来を宣言する。
無自覚に左の胸元にあてがった左手の親指と人差し指で乳首をくにくにと捏ねながら、男がカメラの前で腰を上下に振り硬く張り詰めきった男根を踊り狂わせつつ射精の接近を視聴者と撮影者達に伝える。
そのこれ以上無く艶やかな痴態に目を奪われる撮影者達が思わず小さく身を乗り出しているのを幸せな涙に潤んだ目で認識しながら、男は一際深く尻穴に二本の指を侵入させ乳首を強く捻りつつ、一切刺激されていなかった男根から精液を放出させた。

「あっ、あうぅぅんっ! 出ますぅぅっ! 自分でお尻苛めながらっ、乳首苛めながらぁっ! 精液びゅーするぅぅぅっ!!」

暴れ回る男根から撒き散らされた精液が、男自身の裸体とソファーを床と共に汚す。その様と共に嬉しそうな跳ねを見せる裸体と恍惚に染まった顔を映像に収められながら、男が身悶えに合わせかかとでソファーの側面を叩きつつ、自慰を再開する。

「はぁ、んぁ、はぅぅっ! 一回目、イきましたぁ……もっともっと、イきますぅ。皆さん、まだたくさんイきますから、安心して下さいねぇ……っ」

荒く乱れた呼吸混じりに語り掛けつつ達したばかりである自身の尻穴を嬲り出す男。欲望を剥き出しにした本能だけでなく正常を保った上で色狂いである理性でも更なる射精をカメラの前に捧げるべきと考えながら、絶頂直後の裸体に追撃を注いでいく男。
そのあまりにも見応えのある淫猥な自慰を満喫しながら、撮影者達は作品の序盤である一人きりでの自慰を取り終えた後に待つ自分達も参加する撮影への期待を、淫らな男に拘束を加え快楽を追求する為に生み出された機械達で延々と絶頂を強要する中盤と、序盤中盤に重ねた絶頂達で疲弊しきった肉体を直接犯し抜く終盤への期待を、ズボンの下の男根と共に熱く膨らませていくのだった。

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