ほわいとばーど 2024/03/22 00:00

【小説#3 第一章・また…会えましたね(1)】JKリフレ♪ハイスぺ高学歴女子のヒミツのテクニック


# 3  第一章・また…会えましたね(1)

慣れない豪華な部屋で落ち着かない。

さっきから、ジュースを飲みながら、俺は、ずっとそわそわしていた。

でも…これから会う美少女を思うと、違う意味でも緊張する。

待ち合わせ場所と聞いていたが…

ここは人気JKリフレの店のようだ。

人気なのは、今日聞いたばかりだけど。

カノンさんと言う女子校生。

電車で痴○被害を受けていた彼女を見かけて、柄にもなく、ちょっと助けるために声を出しただけなのに。

痴○を撃退した彼女は、俺にお礼を言ってくれて、名刺までくれた。

彼女は、JKリフレ店で働いているらしく、今日の放課後は必ず出勤してるらしい。

だから、お礼がしたいから待っていてくれとのことで…

今は、この店の個室で彼女を待っているのだった。

名刺を眺めながら、思わず笑みが浮かんだ。

カノン…可愛い名前だな。

店員さんの話によると、カノンさんはお店でも特別なお客だけしか相手にしない、大人気メンバーらしい。

それは理解できる。

電車で見かけただけだが、彼女の面影は憶えている。

長くて綺麗な髪、スタイルを隠し切れない制服のふくらみ、知的な笑顔…

もし、リフレ店に通うことで彼女と親しくなれるのだとしたら…

ワクワクする気持ちが抑えられない。

そんなことを考えていると、部屋のドアが開いた。

制服を着た美少女が部屋の中に入ってきた。

彼女は微笑みながら口を開く。

「こんばんは。また…会えましたね」

聞き覚えのある落ち着いた声に、鼓動が跳ね上がった。

電車で出会った彼女だ。

予想通り…いや…想像以上に彼女は可愛かった。

彼女を見て思わず「可愛い」と呟いてしまったほどだ。

しかも俺の反応を見た彼女はとても嬉しそうだった。

「あ そのまま座っていて。私がそちらへ...」

言うなり彼女がこちらに移動してきた。

俺のすぐ隣に寄り添って座る、美少女の甘い香りが漂ってきた。

心臓がバクバク鳴っているのがわかる。

「先程はありがとうございました。

私…カノンです。

あの時は名前もお伝えできなくて、ごめんなさい」

「いえ…役に立てて良かったです」

ドキドキする。俺なんかと話してるのに、カノンさんはすごく楽しそうだ。

電車で話していた時よりも嬉しそう?

「【ラブ・エステティック】へようこそ…なんて」

照れながら彼女は言った。

「私もほとんど、このお店のことなんて、知らないのですけど」

「そうなんですね。僕も…リフレ店は初めてで、緊張してます」

お互いに、なんて、この上なく、不慣れで…ぎこちない会話だと思う。

でも凄く心地いい。

カノンさんと出会ってから不思議だけど…そんなことを感じさせる魅力がある人だと思った。

カノンさんにうまく伝えることは出来そうにないけど…

彼女は微笑んで、ぐっと顔を近づけてきた。

「どうしてだと思いますか?」

「え?な、何が?」

「名刺を渡したこと」

カノンさんが身を寄せて囁いた。

吐息を肌で感じてしまうほどの距離感。

心臓の鼓動が更に速くなるのを感じた。

「あの…助けたことに対してなのかなと思って」

「そうです。貴方と再会したかったから。

名刺を渡したら 来てくれるかなって。

やっぱりそうだったでしょ?

それとも…迷惑でしたか?」

ぽつりぽつりと話しながら、カノンさんは俺に体を寄せてくる。

いい匂いがして、ドキドキする。

「い、いや…全然、そんなこと!」

そう言うとカノンさんが嬉しそうに微笑む。

なんて素敵な笑顔だろう。

俺は心の底から幸せを感じていた。

気がつくと俺の手を握ってくれていた。

心臓が痛くなるくらい、近い位置で俺たちは話していた。

「ゆっくりくつろいでいてくださいね。

…あ、お金のことは心配しないで」

「う…うん」

「私、どうしてかわからないけれど、お店では人気があるみたいで」

「あ、そうなんだ…カノンさん、とても可愛いから、人気ありそうだね」

「ありがとう

それでね

特別なお客様は、無料でご招待していいよって

店長に許可をいただいているんです」

「えっ、本当に?」

「はい

店長は、政治家とか、お金持ちが来ると思っていたみたいだから

ちょっと驚いていたけど…

気分を害してしまいましたか?

【ラブ・エステティック】のご招待は」

「ぜ、全然だよ。僕が、カノンさんの特別な人とは思ってなかったけど…」

「彼氏か?って聞かれて…

そんな感じですって答えたら、

冗談だと思ったみたいで、笑われちゃいました」

そう言って、カノンさんは悪戯っぽく微笑んだ。

そんな表情も魅力的だ。

「そ…そう、なの?僕で良かったら…嬉しいけどね」

手を握る力が強まった気がした。

「……本当に?」嬉しそうにカノンさんが言う。

「はい……」俺は、緊張しながらも答える。

「今夜は…」と彼女の綺麗な目がこちらを見て笑った。

「貴方に、いっぱいご奉仕させてください。

貴方の勇気のそのお礼に」

こんな美少女が、僕にご奉仕?そんなことある?

凄い状況だ…胸がどきどきして苦しい。

「【ラブ・エステティック】のカノンとして、

貴方をゆっくり癒して...

リラックスさせて…あげますから…ね」

彼女の頬がうっすら桃色に染まり、微笑んでいる。

思わず唾を飲み込んだ。

彼女の優しい囁きが、甘く響く。

これは…現実?

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