苺椎茸 2024/01/08 22:53

2023年秋アニメ感想、紅天など

 紅天は江戸時代の設定なので、セリフも地の文もその時代の雰囲気に合わせた言葉を使っています。カタカナを使わない。現代人がよくつかう「やばい」「まじ」「超○○」を使わない。
 この前、NHKラジオの日曜カルチャー「好きを究めて道を極める」の第2回で時代小説を書いている作家の永井紗耶子の話がめっちゃおもしろかったのでぜひ聴いてほしいです。聴き逃し配信があるので検索してくれ。
 「読書は筋トレ」「読めない本はただ見る。ページをめくる。眺める。それを繰り返すといつか読めるようになる」など、読書好きにとってついメモしたくなる話や、時代小説を書くにあたって資料の集め方とか殺陣を体験したこととかそもそも小説を書くきっかけとか、なぜ時代小説なのかとか、自分の人生経験の話をからめながら話していてまるで1冊の本を読んでいるかのような講演内容だった。読書が好きな人、なにか創作活動している人はぜひ聴いてほしいです。「好きなことは追いかけてくる」。

 第1回の放送、hinadanというアプリを作った方の話もおもしろかった。「年金もらってぼーっとしてる場合じゃないですよ」という言葉を胸に刻んでおこうと思う。

2023年秋アニメ感想

  • ミギとダリ
  • アンダーニンジャ
  • ヒプマイ2期
  • 薬屋のひとりごと(1クール目)
  • ドクターストーン3期(2クール目)
  • 僧侶枠

以上6本を完走しました。豊作だった。OP曲はアンダーニンジャが一番好きです。
 『ミギとダリ』は『坂本ですが』と同じ作者なのでシリアスギャグ路線かと思いきや、だんだんシリアス成分が増えていって1話のときとずいぶん遠いところに着陸した。好きなキャラはバード秋山です。シリアスとギャグの融合の仕方が天才すぎる。
 『アンダーニンジャ』は、OPの出だしで心を奪われました。そして内容も銀魂みたいな会話とDTBの雰囲気を混ぜて忍者にしたような感じでわりとおもしろかったです。絶妙に生々しいんだよ、キャラが。2期あるのか?
 ヒプマイ2期は、ナゴヤとオオサカが追加されてにぎやかになりました。ヒプマイのキャラデザってアニメにすると難しそうなのにわりと作画がよい。たしかに引きの画や作画が微妙なところもあるにはあるが、それ以上に気合の入った作画の美しさが印象に残るので安心して観ていられます。原作を全然追ってないので、キャラ同士のつながりとか過去を新しく知りました。あと、ニコ動のコメントでダイナミック難民が集まっていてそれもまたおもしろかったです。やはりみんな心のどこかでダイナミックコードを求めているのか。
 『薬屋のひとりごと』とても少女漫画っぽさを感じるが、猫猫が壬氏になびかないので少女漫画っぽさが消滅している。アイドル的存在の異性にアピールされているものの、鈍感&興味が無いためスルーしている主人公、という構図。こういうのオタクが好きそう。オタクの心が刺激されるアニメだった。とある分野に長けたオタクが地味に活躍してシビアな世界を生き抜いていくとうい妄想をしているやつに刺さるアニメである。ただの下っ端、しかし特殊なスキルを持つ主人公。モテモテ異性に目を掛けらる。事件発生を知識で解決、出世。周囲の嫉妬。なんかこう、オタクが好きな要素がてんこ盛りって感じで観てて面白いし作画良いしそりゃ人気でるわっていうアニメでした。2クール目も楽しみだぜ。
 ドクターストーンもおもしろかった。ED曲が心にじ~んと沁みます。1期からずっと追いかけてきているが、失速せずにむしろ面白さが加速していってる稀有なアニメ。つまらない回がひとつもないのだぜ。原作未読なのでっこの先どうなるのか気になる。主人公が有能なので観てて気持ちいい。主人公だけでなく他のキャラも有能すぎる。敵も有能なので油断できないねえ。4期が楽しみだぜ。
 今回の僧侶枠は、最近の僧侶枠の中では一番おもしろいと思った。なんでおもしろいのかよくわかんねーんだけどよ。主人公男女の不快感がないからだと思う。仕事の上司部下としてお互いに信頼し合っている。仕事上でバディを組んでいてその流れで合体している。この二人なら結婚して幸せな家庭を築けそうな気がしないでもない。

紅天

 感想の代わりにイラスト。ちなみにひさびさに板タブで描いた。
 天狗の頭につけてるアレってなんなん…?

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