D’s Production 2021/04/14 19:09

新作鋭意製作中27 ゲーム冒頭イベント制作中

冒頭のイベントをどのようなものにするかは、制作初期からかなり鮮烈なイメージが頭の中に渦巻いていました。
このゲームのスタンスを決定的に印象づける、凄まじいグロイベントです。
最初の5秒で、このゲームを続行するかやめるかの判断を迫る──つまりプレイヤーをふるいにかける極めて凄惨な光景が繰り広げられる・・・そんなものをイメージしていました。

前回の記事に引き続き、そのイベントシーンに必要な画像を一通り制作し、満を持して今ゲームに組み込んでいます。
思い描いていたものよりは幾分か劣るものの、それなりの出来になりつつあり、まずまずの満足です。

「ゲームに組み込む」
ゲーム制作者ならばこれがどれくらいの苦労かおわかりになると思います。
イベントコマンドに数値を入力し、テストプレイをして微妙な修正を繰り返し・・・ときにはまったくの意想外な挙動をしたり、最悪、画面に何も表示されない。真っ黒、全くの無。
そんなをことを繰り返しながらやっています。

私は「WOLF RPGエディター」(通称「ウディタ」)という優れた制作ソフトを使ってゲームを作っています。
もちろんPRGエディターですから、RPGを制作するのに必要なシステムがもともと備わっています。
マップを作り、そこにキャラクターを配置したり動かしたりということは簡単にできるわけです。

この「必要なシステムが備わっている」ということについては少し注釈がいるかも知れません。
ウディタのリリース最初期には、例えばメニュー画面を開くとか、戦闘システムだとかの所謂「基本システム」はなかったらしく、それゆえ「暗黒ツール」などと作者(SmokingWOLF氏)自身が言うほど、初心者には厳しいツールだったようなのですが、今ではそんなことはなく、かなり充実した基本イベントが初めから組まれています。

ただしそれとは別に例えばピクチャを表示するとか、変数やデータベースの操作をする、あるいはマップ上にキャラクターを配置して動かすという「基幹のシステム」とでも言うべきものは当然最初からありました(と思います。私はその当時には触っていませんでしたので、詳しくは存じませんが・・・)。

しかし既存のマップ-キャラ挙動のシステムでは、なかなか表現することができない挙動というものもあります。
そこで私は、そのシステムを自分で位置から組むことにしました。
根気があればそれもできてしまうのがウディタの素晴らしいところです。

今はまだ不完全で、これから徐々に拡充していかなければなりませんが、これも冒頭のイベントの雰囲気を掴む程度にはそれなりのものになり、まずまずの満足だというわけです。
もちろん懸案事項もあり、ウディタの仕様と自分のイベントの組み方などとの食い合わせの問題なのか、どうにも解決できそうにもない困った挙動も出てきています。
ちょっとしたことなので今のところはスルーしていますが、もしかしたら気になる人はきになるかもしれません。いやはや、最初の気になる人とは、私自身なのですがね・・・(;´∀`)

マップ-キャラ挙動のシステムとは別に、戦闘システムも自作するつもりでいます。
《サキュバス・レ○プ残酷物語》ではウディタのデフォ戦闘を改造する形で作りましたが、今度は完全自作になると思います。
(《虐殺大陸》でも完全自作でした。あれほど大掛かりなものにはならない予定です)

なおイベントでは自作の表示システムを使うものの、探索場面(プレイヤーが主人公を動かして、マップを探索したりする場面)ではウディタの基幹システムを使うつもりでいます。
全てを完全に自作することも考えましたが、今のところ、そこまでのものはできそうにありません・・・(;´∀`)

約2年かけてここまで来れたことは大変な喜びです。
もちろん、このCi-en記事を見てくださっている方を初め、多くの方の応援や支えあってのものと思います。
まだまだ完成には程遠いところですが、皆様には本当に感謝しております。
今後とも、何卒、ご期待ください。


有料記事では、最新のプロモーション動画(制作中の冒頭イベント)を見ることができます。

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