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一人称の記事 (36)

官能物語 2020/06/16 11:00

義弟と交わって/15

「ううっ……」

浩二くんが、気持ちよさそうな声を上げます。わたしは、浩二くんのペニスの硬さを、しっかりと味わいました。この硬くてたくましいものが、これから、わたしのナカに入ってくるのかと思うと、興奮はさらに高まります。この前のような快感がもたらされるのです。キスをやめたわたしは、浩二くんのペニスをゆっくりと上下にしごきながら、彼を見つめました。もう欲しいという気持ちを込めたのですが、

「まだ、ダメだよ。真由さん。シックスナインしてからね」

その気持ちは読み取ってもらえたものの、やはり、彼は舐め合いを希望しているようです。それなら、もう早くそれをしてしまって、入れてもらいたいと思ったわたしは、彼の望み通り、わたしのお尻を彼の顔へ、わたしの顔を彼の股間へと向けるようにして、逆向きに、彼の体の上に重なりました。

目前にするたくましい剛直からは、オスの匂いがします。わたしは、彼に言われる前に、そそりたつ肉棒に口をつけました。

「ううっ、真由さん……」

わたしは、すぐに彼の亀頭を口に含むようにすると、そのままペニスの半ばまで、アイスキャンディーを舐めるときのように、口内に飲み込んでいきました。そうして、ゆっくりと、それこそ棒アイスを舐めるときみたいにして、ペニスを頬と舌をつかって、摩擦してあげました。

「ああっ、真由さんっ、それ、すごいっ!」
 
 浩二くんの喘ぎ声が、わたしにとっては、天上の音楽のように聞こえます。いつまででも聞いていたいようなその声を出させるのは、それでも、そこまでが限界でした。というのも、浩二くんが、わたしの秘所に舌をつけてきたからです。わたしは、思わず、ペニスを口から離してしまいました。

「すごいね、真由さん。めちゃくちゃ濡れてるじゃん。おれのを触ったり、しゃぶったりしながら、こんなに興奮してたんだ」

浩二くんは意地悪い声を出したあと、また、わたしの秘唇にキスしました。シックスナインは、互いが互いの性器を舐めるものだということは分かっているのですが、彼のクンニのあまりの気持ちよさに、わたしは、ペニスを前にして、もう一度フェラチオに行くことができませんでした。れろれろと舐められるたびに、体中に甘い電流が走って、

「あんっ、あんっ!」

と声を上げることしかできず、これでは単なるクンニになってしまうと思って、何とか、彼のペニスを口に含もうとするのですが、気持ちよすぎて、とても無理でした。

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官能物語 2020/06/13 14:00

義弟と交わって/14

「舐めてよ、真由さん」

 浩二くんは、ブリーフを下ろすと、勃起したものをあらわにしました。わたしは、ごくり、と唾を飲む思いでした。この前見たのと同じ、大砲のようなそれが、わたしの顔に向けられます。これがまたわたしのナカに入って、暴れ回るのです。それを思っただけで、じわりとアソコが濡れるのが分かります。ここまでの間で、大してペッティングされたわけでもないのに、わたしの秘部は、とろとろになっていました。
 
 わたしが、ふらふらと、まるで吸い寄せられるように、浩二くんのペニスに顔を近づけていくと、

「やっぱり、やめた」

 と言って、ベッドに寝転ぶようにしました。えっ、舐めさせてもらえないのか、とちょっとがっかりしてしまったわたしに、

「舐め合いっこしようよ、真由さん」

 と浩二くんは言います。舐め合いというのが、何を言っているのか、すぐに分からなかったわたしに、

「一緒に、お互いのを舐めるんだよ。いわゆるシックスナインってやつ」

 と浩二くんが説明します。シックスナインという言葉は知っていましたが、夫との間では、一度もそんなことをしたことがないので、自分とは縁遠いことだと思っていました。それが、唐突に現実になって戸惑うわたしに、

「ほら、下着脱いで、おれの上に来てよ、真由さん」

 と浩二くんが言ってきます。わたしは、彼に言われたとおりにしました。一度、ベッドから立ち上がって、ブラジャーと、ショーツを自分で脱いでいると、

「脱がせるのもいいけど、そうやって脱いでいるのを見るのもいいよね」

 浩二くんが言ってきます。そういうことが言えるということは、やはり経験豊富なのでしょう。わたしは、少し胸が苦しくなるのを覚えました。わたしは、浩二くんにとっては、「たくさんいる女の一人」でしかないのかもしれない、と思うと、どうがんばったって、夫と子どものいる身では、彼の「たった一人」には、なれないにも関わらず、寂しい気持ちが滲み出してきます。

「ほら、真由さん、はやく」

 下着を脱いで、生まれたままの姿になったわたしを、浩二くんが呼びます。わたしは、彼の裸体の上に、体を重ねるようにします。

「逆だよ、逆。真由さん、たがいちがいにならないとさ」

 浩二くんは、笑いながら言います。その笑顔が、憎たらしくなって、わたしは、彼にキスをしながら、ペニスをにぎって、上下にしごくようにしました。

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官能物語 2020/06/12 15:00

義弟と交わって/13

 部屋に入ったとたん、この間の、交わりが思い出されて、わたしは、鼓動が速くなるのを覚えました。また、あの快感を与えられるのかと思うと、それだけで、秘部がさらに濡れるのが分かります。体は浩二くんを確実に欲しがっています。それを表に出さないようにしようとしながら、

「真由さん、こっちこっち」

 楽しげな声に導かれて、ベッドへと腰を下ろしました。

「ふうっ」
 浩二くんは、なぜか一仕事終えたような感じで、息をつきました。

「あー、めちゃくちゃ緊張したよ。真由さんに、嫌われたらどうしようかと思った」

 そう言って、笑いかけてくるその顔は、あどけない少年のようで、彼を嫌いになることなど一生無いように思われました。

「その割にはいきなり抱き付いて、おっぱいとか揉んできたね」

 わたしもちょっと緊張が解けて、気楽な口調で言い返しました。

「ごめん、ごめん、我慢できなくて……てか、今もできそうにないけど」

 浩二くんは、わたしに近づいてくると、キスをしてきました。

「んっ……」
 わたしはそのキスを受けて、体がふわりと浮くような気持ちになりました。浩二くんのキスは、優しいもので、軽く触れ合わせる状態が長く続きました。浩二くんは、そっと唇を離すと、

「本当に、真由さんとキスできるとか、夢みたいだよ」
 
 と言って、また笑いました。

「こんなおばさんとキスできることが、そんなに嬉しいの?」
「真由さんはおばさんなんかじゃないよ。お姉さんだよ」

 浩二くんは、もう一度わたしにキスしてきました。今度は優しいものではなくて、舌を入れるディープなものです。浩二くんの舌はわたしの口内を自在にうごめいて、その手が、わたしの背中へと回り、背筋を撫で、脇腹をなぞります。
 
 わたしは、この10日間求めていた快楽がいよいよ本当に与えられることに感動して、この時点で、イっちゃいそうでした。浩二くんは、わたしの体を愛撫しながら、わたしの服を、一枚、また一枚と脱がせていきます。その手慣れた所作に、こういう経験が豊富なのだと思って、どんな女性と経験したのだろうと、ちょっと嫉妬する自分がいました。

 すっかりと下着姿にされたわたしの前に、同じように下着姿になった浩二くんがいます。そのブリーフの前は、外からも分かるほどしっかりと膨らんでいました。

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官能物語 2020/06/12 14:00

義弟と交わって/12

「こ、浩二くん、ちょ、ちょっとダメよ」

わたしは、体を震わせて、彼を振りほどく振りをしました。それは、反射的な動きであって、心からのものではありません。本心では、わたしも、彼を欲しがっていたのです。

「いいだろ、今は誰もいないんだから」
 そう言うと、浩二くんは、わたしのうなじに唇をつけてきました。わたしは、それで、体に火が入るのが分かりました。先に交わったときから、ずっと求めていたものが、今まさに与えられようとしているのですから、そうなって当然かもしれません。

「それとも、やっぱり、この前のこと、怒ってるの?」

浩二くんは、わたしのお腹のあたりに両手を回すようにしながら、ぐっとわたしの尻たぶに股間を押しつけるようにしました。浩二くんのそこがもう堅くなっていることが分かりました。わたしは、じわっと、秘所が濡れるのが分かりました。

「怒ってなんかないわ……」
「本当に?」
「ええ」
「だったら、いいだろ?」
「だ、ダメ……こんなこと続けていたら、いつかバレてしまうわ」
「今だけだったら?」
「……今だけ?」
「うん。今回だけにするからさ。おれ、あれから、真由さんのことを想って、夜も寝られないほどつらいんだ」

その言葉は、わたしの心を震わせました。夫に省みられないわたしのことを、そこまで想ってくれるなんて、と。もちろん、それはただ、エッチしたいだけの言葉かもしれないことは十分に分かっています。でも、だとしても、わたしと交わりたいということは、わたしに女としての魅力があるのだということの証なわけですから、わたしは、それだけでも嬉しい気持ちでした。

「……本当に、今日だけにできる?」
「うん、約束するよ」
「じゃあ、今日だけよ……」
「ああ、真由さん」
 浩二くんは、片手を、わたしの体に沿って、上に滑らせるようにして、わたしの乳房に到達させました。浩二くんは、わたしの乳房を、服越しに、ゆっくりと大きく揉むようにしました。

「はあっ……」

 わたしは、それだけで立っていられないような気持ちになりました。

「また、おれの部屋に行こうか、真由さん」

 浩二くんは、わたしに体を密着させた状態で、訊いてきました。わたしは、こくりと首をうなずかせます。この前と同じように、わたしは、浩二くんに手を引かれて、彼の部屋へと入りました。

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官能物語 2020/06/10 14:00

義弟と交わって/11

 一度、関係を持ってしまったわけですが、逆に言えば、まだ一度だけ、続けていれば、いずれバレることは目に見えていますので、わたしは、この一度きりで、浩二くんとの関係は、終えるつもりでした。でも、体は、浩二くんを欲しがっていることは、認めざるを得ませんでした。浩二くんがわたしの体の中に入ってきたときの、あの圧倒的な快感が、もう早速、翌日から思い出されて、わたしは、誰もいない昼間に、寝室でオナニーをしました。

 それはそれで気持ちはよかったのですが、もちろん、実際の交わりほど気持ちがよくはありません。結果、わたしは、悶々とした日々を送るようになってしまいました。体は浩二くんを求めていましたが、頭は、もう二度とあってはならないことだと思っていますので、浩二くんに対して隙を見せないように、距離を取るようにしました。一緒の家で暮らしていますので、全く顔を合わさないとか、全く話さないというのは、もちろん、不可能ですが、可能な限り、二人きりにならないように努めました。

 浩二くんと関係を持ってから、10日ほど経った頃のことでした。その日は、平日で、夫は仕事に、義父母は出かけており、息子は幼稚園に行っていましたが、浩二くんは休みを取っていました。家の中に二人きりだったので、わたしは、よほど注意しようと思いましたが、それは、浩二くんに対する注意というよりは、むしろ、自分自身に対する注意でした。あれから、ずっと自分を慰めることを繰り返していて、ちょっとでも言い寄られたら、拒めない自分を感じていました。もしも、今、襲われたら、きっと拒否できない……。そんな風に思って、ずっと寝室に閉じこもっていたかったわけですが、主婦には年中無休で家事があるので、そういうわけにもいかずに、わたしは、家の中で、立ち働いていました。

 一方、浩二くんは、リビングに陣取って、テレビゲームをしていました。

「これ、面白いよ。あとで、真由さんも一緒にやんない?」

 などと、屈託無く言ってくる彼に、わたしは、なんというか、ちょっと苛立ちを覚えました。こっちが意識して苦しんでいるというのに、向こうは、全然そういうところを見せないというのは、不公平じゃないかという気がしたんです。わたしは、そっけなく、

「わたしはいいよ」

 と答えて、家事を続けました。それが、一段落して、キッチンに立って、グラスに麦茶を入れて飲んでいたところ、

「真由さん」

 わたしは、後ろから抱き締められるのを感じました。

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