パータ 2020/07/06 19:06

レディ・プレイヤー1


レディ・プレイヤー1を観ました。

この作品ほど家のテレビではなく、映画館で観ることをおすすめしたい映画はありません!
(笑)
私はこの作品を公開当時に映画館で観ました。しかも4DXという3Dメガネをかけ、座席が揺れたり風が吹いたりするアトラクションシアターというのを初めて体感した映画です。
映画は静かに観るものだと、体ではなく心を動かすものだと思っていた私ですが、映画館の新しい価値を体感した瞬間でもありました。
主人公と同じようにVRの世界に入り込んだような没入感は半端じゃないです(笑)

まさに「映画館用の映画」といった感じでした!
現在はまだ全身で体感するVRというのは(ほとんど普及して)ないですが、一足先にそれを体感したような臨場感と没入感に、感動したことを思い出しました。


今回はそんな当時の記憶を呼び起こしながら感想を述べようと思います。


VRのが普及した世界の現実

「Jump」という曲と共にドローン視点で映画が始まるのですが、見事な4DXとの一体感で「あっ、私VRの世界に来ちゃった…」感が凄かったです(笑)

山のように積み上げられたコンテナハウスを主人公と一緒に降りて行きます。
しかしゴーグルをかけて虚空に向かって手を振っている住民を見て、まだこれがこの世界の現実だったと知らされます…。
かなり荒廃した雰囲気で、現実には幸せがなく皆VRの世界に逃げ込んでいる…みたいなことを言っていました。

多分このコンテナハウス周辺の住民は低所得層のVR廃課金者たちが集まっており、感情剥き出しでVRに浸っているその姿は相当ヤバい人々なのですが、この人たちはどうやって収入を得ているのか謎です。

あれだけ立派な仮想現実があれば、誰だってあのようになると思います(笑)


カーレース

この映画の大きな見せ場の一つかと思います。BTTFのデロリアン、AKIRAのバイク、ジュラシックパークのTレックス、キングコングと…、目が回るほど見たいものが次々と登場します。
レース中の激しい動きもちゃんと4DXで反映されており、ディ○ニーランドのアトラクション(スターウォーズのやつとか)のようでした。


シャイニング

この世界の映画は「観る」のではなく「入る」なのですかね(笑)
シアタールームの扉を開いたらもう映画の中って…。あれでホラーなんて怖すぎて漏らしますよ…。


最終決戦

徴収センターの仮想現実で強制労働ってプログラミングとかでなんとかならないの…?と思いましたが、要するに既存のフィールドに設置物を置くというのが主な労働内容なんですかね。

アイアンジャイアント、メカゴジラ、ガンダムなど大きなキャラクターが登場しました。
他にもいろいろなキャラクターが出てくるのですが、一瞬しか映らず少し残念です。

外でVRゴーグル付けて暴れる市民…、歩きスマホが可愛く見えるレベルです。外ではやめなさいよ…。

企業兵士たちのリスポーン行動が謎です(笑)死んだら急いでギアを離れ、別の人に替わる。替わる意味ある?一時的にログインできなくなるようなシステムなのでしょうか。


股間のマイクロファイバー

どこまで再現できるのでしょうかねぇ…(めっちゃ気になる)「大人の施設」の描写があったので、そういうこともできるのだと思いますが…。
性器の形状だけでいえば、あのスーツは男性用と女性用があってもおかしくないと思います。
私の妄想ですが男性の場合、性器の表面を象るように覆いつつ、性器の膨張・収縮にも対応するような形状になっているのだと思います。
しかし女性の場合はどうなるのでしょう?あのスーツだと表皮の感覚を再現するに過ぎないので、…つまり「中」に挿れた感覚などはどうやって再現するのか。予めタンポンのようなものを挿れておき、それを膨張・収縮させる機能を連動させることで再現できるかな?と考えています(変態)

イった時どうするのか…お漏らし状態?
ゴーグル外して事後処理するなら、今と大して変わらないような気がして笑えます。

一時期アダルトVRが流行っていたような気がするのですが、最近はどうなったのでしょうか…?

最後に下ネタを挟みました。夢のある話でどうしても言いたかったのです…。
失礼しました(でもそういうブログなので反省はしていません)。


全体の感想

ポップカルチャーに詳しい人ほど面白い映画です。
私もキャラクターを知っている程度の知識しかありませんが、これだけ多くの分野をクロスオーバーさせるのは映画制作的に相当な労力とお金がかかったのでは…と思います(笑)

どんな夢も叶えられるVRの魅力を最大限に活かし突き詰めた創設者が、「自分の欲しかったものはそこでは手に入らない」という答えにたどり着く…なんだか切ないです。

どんなにVRが進歩しても、五感の機能が備わっている体から刺激を受け心を動かしている以上は、現実と切り離すことができないのだと思います。
こうなるとVRのその先へ進むには、人間は体を捨てなければならないのでは…?。まさに電脳の世界です。

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