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アナルセックスの記事 (4)

おかず味噌 2021/08/31 23:53

能力者たちの饗宴<時間停止能力>「後輩女子に部活指導」

 街ですれ違ったギャルに「教育的指導」をしてやった、翌日。 

 実に二十数年ぶりに、私は母校への凱旋を果たしていた。


 よくテレビ番組のドキュメンタリーなんかで。著名なスポーツ選手がかつての学び舎を訪れ、己の輝かしい実績を鼻にかけて「エラそうに」後輩を指導するという企画がある。

 彼らのその華々しい功績は(少なからず当人の努力によるものもあるだろうが)、やはり才能に起因する部分が大きく。いかに凡人が教えを乞うたところで、そこに再現性などあるべくもないのにも関わらず。純真無垢な後輩たちは、たった数時間の練習であたかも自身の技術が飛躍的に向上したかのように錯覚し、先輩の来訪を涎を垂らして有難がる。

 生徒のみならず、教師や父兄も一緒になって卒業生の帰校を喜び。手作りの横断幕などを用いて、有名人の来校を歓迎するのである。

 それに引き換え「私は」といえば――。
 誰にも歓迎されることなく、人知れず一人きりの凱旋なのだった。


 校庭の周囲にはフェンスが張り巡らされている。私の記憶には存在しなかった風景だ。近年「不審者対策」として、生徒たちを守るために設置されたものだろう。

 私の能力を行使すればこんな防壁など、誰に不審がられることもなく乗り越えることは可能なのであったが。だが私は「不審者」でもなければ「変質者」でもない。あくまで「傍観者」として、練習に励む後輩たちの姿を見守っていた。

 私の学生時代。やはり同じように部活動を見学している、数人の「おっさん」がいた。プロならばまだしも、彼らの眼前にいるのは完全なアマであり。さして巧くもない練習をどうして飽きもせず眺めていられるのか、と当時の私は不思議でならなかった。

 だが、自身も「中年」となった今ならば理解できる。恐らく彼らはそこに憧憬を抱いていたのだろう。

 長年の運動不足により、はたまた肉体的劣化によって「激しい運動」を出来なくなった彼らにとって。地を駆け回り、宙を跳ね回る十代の姿は眩しく映るのだろう。あるいは、己の果たせなかった「青春の面影」を重ねるように――。

 グラウンド行われる様々な運動の内、今特に私が目を留めていたのは「女子陸上部」の活動であった。


 一定のペースを保ちつつ、トラックを周回する集団。小気味の良い掛け声に合わせて、彼女たちの「ふともも」が元気に揺さぶられる。中でも「発育の良い者」はブラジャーのサイズが合っていないのか、重力により暴れ回る「ふくらみ」を盛大に上下させている。

「体操服」姿の彼女たち。下が「ブルマ」でなく「ハーフパンツ」なのが実に嘆かわしいところではあったが(「古き良き時代」とはまさにこういう事だろう)、それはそれで「制服」とはまた違った趣があるのだった。

 昨今はゼッケンというものを大会以外では付けないらしい。(それもやはり不審者対策なのだろう)大人に庇護された、匿名の彼女たち。未成熟なその肉体は「色気」などとは程遠く、だからこそ十代特有の「色香」をムンムンと放っていた。

――もっと近くで、彼女たちの雄姿を拝みたい…!!

「前のめり」な私の願望はけれど、外界と内界を隔てる「障壁」により阻まれる。唯一、「前かがみ」になることなく金網に押し付けられた私の「悪癖」が穴から顔を覗かせる。

「あの人、めっちゃこっち見てない?」
「なんか、気持ち悪いんだけど」
「先生、呼んで来ようかな…」

 ギャルと比べれば控えめな忌避感情も、真っ当な危機管理も、だがそれには及ばない。「洗練」された「曲線」を眺めることで、今まさに私の「先端」が「研鑽」されてゆく。

 その瞬間、彼女たちの「青春時計」は針を止めるのだった――。

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おかず味噌 2020/11/24 16:00

ちょっと悪いこと… 第三十一話「弟の視点 ~肛門と芳香~」

(第三十話はこちらから↓)
https://ci-en.dlsite.com/creator/5196/article/369724

ついに――。僕の「眼前」で「やってしまった」お姉ちゃん。
「大人」としてあるまじき「失敗」、「女性」としてあり得ない「失態」を晒し――。
「後悔」と「羞恥」をその身に受けつつも、為す術もなく、ただただ「立ち尽くす」姿。
「臭い」も「汚れ」もそのままに、明らかな「不快さ」を思わせる「下痢便お漏らし」。

 けれど僕は、自らの「内」から湧き上がる「衝動」に打ち震えていたのだった――。

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おかず味噌 2020/09/29 16:00

ちょっと悪いこと… 第二十一話「彼の視点 ~追憶と願望~(3)」

(第二十話はこちらから↓)
https://ci-en.dlsite.com/creator/5196/article/371744


 まるで「ブラックホール」のように――。結衣の「そこ」は強力な「重力」を持っていた。「理性」と「自制」をもってしても決して抗えない、まるで「磁性」を帯びているかのように。強烈な「引力」をもって、僕を「引き寄せ」「惹き付ける」のだった――。

 もういいだろう。さすがに「限界」だ。「焦らし」もここに極まれり、である。
 そして、僕は「挿入」した。結衣の「アナル」に。本来ではない「非正規の穴」に。

――ヌポッ!!!

 少しの「抵抗」を感じつつも、僕のペニスは「するり」と穴に飲み込まれた。といっても、まだ「三分の一」ほどである。
 さすがに結衣も気づいたらしい。というより、気づかないはずがないだろう。
 いつもと違う「感触」に、まだ見ぬ「感覚」に、彼女は「驚き」「戸惑って」いるらしかった。

 つまりは、女子の大好きな「サプライズ」である――。

 しばらくそのまま、その状態で「留まる」ことにする。すぐに「動かす」のは、さすがに無理があるだろう。というより、僕のペニスは彼女のアナルに「固定」されたまま、微動だにしなかった。彼女自身も、やはり「痛み」からか「困惑」からか、「硬直」したままだった。

 やがて、ゆっくりと「運動」を開始する――。

 まずは「引き抜く」。「挿入」と逆の動きである。
 結衣の「尻穴」から、少しずつ僕のペニスが現れる。それはまさに「排泄」のように。彼女の「うんち」ではなく僕のペニスが今や、その「代わり」をしていた。けれど彼女の「気張り」に違いはなかった。

「そっちじゃないです!」

 一度抜かれたことで、ようやく少しばかり「平静」を取り戻したのだろうか。あるいは今さら「冷静」になったとでも言うのだろうか。結衣は僕に「間違い」を指摘する。
 まるで「やり方」を知らない「童貞」に「レクチャー」するみたいに。「優しく」ではなく、むしろ「厳しめ」に。もはや少しの「余裕」もなく、「切羽詰まった」ように――。

 だが僕は再び、あくまで「違う穴」へと挿入する。一度拡がったそこは、より「奥深く」僕を迎え入れる――。そしてまたゆっくりと引き抜く。
「三度目」にして、ついに僕のペニス「全体」が結衣の「中」に「すっぽり」と飲み込まれた。それでも尚、彼女は――。

「こっちです!こっちに挿入れてください!」

 僕に「正解」を指し示す。自ら「何も入っていない穴」を弄り、指で拡げて見せる。
 けれど「今さら」だ。もはや僕は止まらない。あくまで僕にとっては「そちら」こそが「正解」である。たとえ「間違って」いたとしても――。

「そっちじゃないんです!オマンコ!オマンコに入れてください」

 ついに。結衣は「指示代名詞」ではなく「固有名詞」で、指示する。より「具体的」な、普段決して言わないであろう「卑猥な言葉」を用いて、自らの「具」を連呼する。
 だが、それでも。僕の「追撃」が止むことはない。あくまで「ピストン」を続ける。

 入れる時は「激しく」――。「突かれる」ことによって、「打ち付けられた」結衣の体が「揺さぶられる」のを、彼女の「腰」を掴んで支える。
 抜く時は「穏やか」に――。あくまで「ゆっくり」と。あるいは「疑似的排泄感」を与えるかの如く、「排便」と同じ「スピード」を意識する。

 入れる時、結衣は――、

「はうんっ!!!」

 と「謎の声」を上げる。きっと苦しいのだろう。それは彼女にとって、「未知の感覚」に違いない。そして「出す」時、彼女は――、

「んんっ…!!!」

 と、どこか「安堵」したような声を出す。むしろそちらの時にこそ、より「快感」が伴うのかもしれない。それは彼女にとって、「既知の感覚」なのだろう。まさしく、日々の「排泄」によく似た、「錯覚」を思わせるものなのだろう。

 僕はふと、結衣の顔を見てみたくなった。きっとその「表情」は「あの時」と同じ――、まさしく彼女が「うんちをしている時」の顔に違いなかった。
「苦難」の果てにある「達成」。「苦痛」に歪めつつも、どこか「スッキリ」とした――、結衣の「ひり出す」時の顔。あくまで「疑似的」であろうと、構わない。そこから出るモノが「茶色い塊」ではなく――「黒光り」するものではないにせよ――「肌色」の「肉棒」だったとしても。

 だが、生憎それは叶いそうになかった。「後ろから突く」体勢のままでは「正面から」の結衣を「観察」することは出来なかった。それに――。彼女は「枕」に顔を埋め、突っ伏していた。「苦しさ」と「気持ちよさ」、もはや「一緒くた」となった「衝動」を堪えるためか。それとも「顔を見られたくない」という、単なる「羞恥」のためだろうか。

 僕自身の「衝動」も、もはや「限界」だった。結衣の「肛門」の「締め付ける力」と、何より「行為」の「実感」によって。「臨界」まで高められた僕の「ペニス」は、もう「暴発寸前」だった。まるで「溶ける」ような――、「蕩ける」ような――、「メルトダウン」に至るまで「秒読み」だった。

「もう出そう!」

 僕は「宣言」した。いわば「降伏」の「白旗」であり、「幸福」の「告白」である。
 ここにきて――、「トドメ」とばかりに僕の腰は「加速」する。結衣の全身が「揺さぶられる」のも厭わずに、彼女の「尻」へと激しく「打ち付ける」。もはや少しの「遠慮」もなく、「リズム」の「キープ」すらも忘れ、ただ「本能」の赴くままに「出し入れ」を繰り返す――。

 僕の「宣告」を聞いたゆえだろうか、結衣はようやく枕から顔を上げる。そして――、「振動」させられながらも、「呼吸」をわずかに整え、やがて「声」を発する。

「そのまま『中』に出してください!大丈夫だから」

 ついに、結衣自身もその「行為」を――「アナル」による「セックス」を受け止めることにしたらしい。というより、そうする他なかったのだろう。
 決して「普通」とは呼べない「プレイ」。紛れもない「変態的行為」。「性器」ではなく「非正規の穴」によって行われる「性交」は、彼女にとって「未知」のものでありつつも、そこには慣れ親しんだ「既知」の感覚が伴う。あとはそれを「受け入れる」かどうかなのだ。
 そして。どうせ「逃れられない運命」にあるのなら――。間もなく「終えられる宿命」であるのならば――。いっそ、「望み」「求め」た方が良いに決まっている。

「私も!私もイっちゃいそうです!」

 結衣もまた「宣言」する。僕に「合わせる」ように。「快感」を「共有」するように。
 果たして「本当」なのだろうか。あるいは、そう言った方が僕が「喜ぶ」と思って、「演技」をしているのかもしれない。

「私、『お尻の穴』でイっちゃいます!」

 繰り返し、結衣は「宣言」する。やはり「本当」らしい。「排泄器官」で「イク」ことを――、「排泄感」による「快感」を――、「実況」する。

「初めてなのに。初めてのエッチを『アナル』でしちゃってます!」

 結衣は「よく分からない」ことを言う。「初めて?」、それは一体どういう「意味」だろうか。だが、一旦立ち止まって「考える」にはもう僕に「余裕」はなく、「猶予」は残されていなかった。

――結衣の「肛門」を突いている!!
――結衣の「アナル」を犯している!!
――結衣の「うんち穴」でヤッている!!

――結衣の付けた「ウンスジ」!!
――結衣の汚した「うんち穴」!!
――結衣のひり出す「うんち」!!

「見たい」と思った。「嗅ぎたい」と思った。「舐めたい」と思った。
「キレイ」だった。「クサ」かった。「ヌルヌル」とした。

 普段の彼女からは「想像」がつかない――、あるいは「想定」が及ばない――、結衣の「『うんち』する姿」。「小」ではなく「大」を。「おしっこ」ではなく「うんち」を「『ひり出す』姿」。出来ることなら、「便器」にではなく「パンティ」の中に「糞」を
「『漏らす』姿」。次なる「お漏らし」こそは――、それを「見てみたい」と思った。

 そして、僕は「射精」した。

――ドクン、ドクン…。

「ペニス」の「脈動」を、その「律動」を全身で体感する。
 僕は「精液」を、「スペルマ」を、熱い「欲望の塊」を。その「全て」を、結衣の「腸内」に「ぶちまけた」のである。

 射精の瞬間。結衣は「あ…」と声にならない「吐息」を上げた。果たして「感覚」はあるのだろうか。「ブツ」よりも遥かに少量の「粘液」に――。あるいは「浣腸液」にでも似た「感触」を味わっているのかもしれない。
 結衣の「腸内」に、僕の「出したモノ」が注ぎ込まれてゆくのが分かった。「初発」は「衝動」と「勢い」のままに。それから彼女の「肛門」が締め付けることにより――、「しっぽり」と「搾り取って」ゆく。「貪る」ように、「吸い取る」ように。あるいは、最後の「一滴」すらも決して「残すまい」とするように――。

「発射」を終えて、ペニスをゆっくりと引き抜く。

――ヌチュ…!!

 と。最初に「入れた」時とはまた異なる「趣」のある音を立てて、結衣の「アナル」に「別れ」を告げる――。

 後に残ったのは――、「ぽっかり」と開いた結衣の「尻穴」だった。「時間差」で僕の「精子」が溢れ出し、零れ落ちてくる。結衣は肛門を「締めよう」としているのだろう。「括約筋」に力を込めようとしているのが見て取れる。だが、そこは「痙攣」を繰り返すばかりで、少しも閉じようとはしなかった。

 結衣が再び「お漏らし」をしてしまっているのに気づいたのは、その時だった。すっかり「ベッド」の上には「水溜まり」が広がり、「悲惨」な「世界地図」が描かれていた。

 だがそれを見ても、僕は何も思わなかった。
 すでに「射精」を終えて、あるいは「人類愛」について考えていたせいもあるだろう。(「聖者」になったつもりは全くないのだが…)
 だが決して、「それだけ」が理由ではなかった。

 僕にとってそれは――結衣の「小・お漏らし」は、もはや「当たり前」のものに成り下がっていたのだ。そこに「感動」も「感慨」もありはしない。「執着」は失われ、すっかり「飽いて」いたのだ。
 それよりもっと。僕の「興味」は今や別のところにあった。相変わらずの「暗がり」の中、僕は引き抜いた自分の「ペニス」を確かめる。そこに「付着物」があるのを期待して――。

 だが、僕の「モノ」に結衣の「モノ」は付いていなかった。何も「お土産」にすることなく、「未練」を思わせることなく、ただ「元通り」になっているだけだった。
 あれほどまでに「肛門付近」に、あるいは「パンティ」にまで付着していた「モノ」は果たして――。

――「うんち」はどこへ消えた?

 それは誰にも――、僕にも、彼女にも、分からなかった。


「駅」に着くと、結衣はもうそこにいた。
「待ち合わせ時間」の「十五分前」。やはり彼女は「真面目」な性格らしい。唯一、これから「させられること」を除いては――。

 今日の結衣の「服装」は――、「白」の「ブラウス」に「ベージュ」のふんわりとした足首丈の「プリーツスカート」だった。彼女らしい「清楚」でやや「控えめ」な格好だ。
 遠目にそれを眺めて僕が抱いた「感想」はけれど――、「可愛い」とか「よく似合っている」などといった「ありきたり」なものではなかった。
 ただ純粋に――「良かった」と思っただけだ。

 今日も結衣は「お漏らし」をするのだろう。「おしっこ」によって「下着」を濡らしてしまうのだろう。
 昨晩の彼女との「やり取り」の中で、今日の「新たな目的」についてはすでに決まっていた。すなわち――、「タイトル」にするならば「外でのお漏らし」である。
 それはもはや「既定事項」なのだ。何たって、彼女の方から「提案」してきたことなのだから。僕の方からも「別の提案」をしてみたが、「そちら」については「却下」されてしまった。だが「それはそれ」。きっと「いつか」――、いやこれはまだ言うまい。

 結衣が「パンティ」の「替え」を持ってきているのかまでは分からないが。さすがに「着替え」までは持っていないだろう。つまり、「衣服」にまでその「被害」が及んでしまったなら――、彼女は「そのまま」で街を歩くことになる。
 あるいは「ノーパン」になるとしても構わないかもしれない。だが「ズボン」に至ってはそうはいかない。そして、「スカート」であれば少なくとも、ちょっと「気を付ければ」被害を免れることが出来るかもしれない。
 そうした「諸々の事情」を踏まえて、僕は結衣の「判断」を「正しい」と認めたのである。あるいは彼女自身もそれを「分かった」上で、その「選択」をしたのかもしれない。
(ちなみに今日、「黒タイツ」は穿いていなかった。「夏」が近づき、ここ最近「暑く」なってきたからだろう。僕としてはやや「残念」だったが、それもやはり「正しい選択」だといえるかもしれない)

「小走り」で結衣の元へと駆け寄る――。彼女は僕に気づき、「笑顔」を浮かべた。それは「愛しさ」ゆえのものだろうか、それとも単に「期待」を滲ませたものなのだろうか。

「ごめん、待った?」
「いえ、今来たところです」

「ありがち」な挨拶を交わして、僕たちは並んで歩き出す――。

 あくまで「差し障りのない」会話をする中で。けれど僕の脳内は「想像」でいっぱいだった。

――結衣は今日はどんな「下着」を付けているのだろうか?
――本日はどんなのを「お漏らしパンティ」に選んだのだろうか?

「暗雲」立ち込める――、結衣に「指名」され、「使命」を帯びた「下着」の「末路」に。その「宿命」に「同情」する。あるいはすでに「汚れて」しまっているのかもしれない。

――結衣は今日も「パンティ」に「ウンスジ」を付けているのだろうか?

「拭き残し」によって。予期せぬ「緩み」によって。「うんち」を刻み付けているのかもしれない。
 まるでそうした「穢れ」から――、あくまで「そちら」の「排泄」についてはあたかも「無縁」であるという、「素知らぬ顔」をしておきながら。実は「ちゃっかり」と「やることはやった」上で「すべきこと」を怠っている――。「処理」の「甘さ」を「露呈」しつつも、あくまで「当人」はそれに「気づかず」、あるいは「知った」上で「バレる」ことはないと高を括っているのかもしれない――。

 だが僕は「知っている」のだ。結衣の隠された「秘密」に「気づいて」しまったのだ。そして「昨夜」、ついに彼女自身もそれを「認めた」のだ。
 もはやその「事実」は、「二人」の間で「既知」のものとなりつつあった――。

 駅の「階段」で。僕はあえて「数歩」下がり、結衣を先に行かせる。僕の前には、「スカート越し」の彼女の「尻」がぶら下げられる。
 その「内側」に、僕は「想像」を膨らませる。「割れ目」に、さらにその奥の「穴」に思いを馳せる。すでに一度「見知り」「嗅ぎ知った」、「知覚」を取り戻す――。

――きっと、そこは「素敵な香り」がするに違いない。

 若干の「湿り気」を帯びた結衣の「肛門」。その周囲の「ウンカス」。紛れもない「うんち臭」――。

 出来ることなら今すぐにでも「衣服」もろとも「下着」を剥ぎ取り、「揉み」「嗅ぎ」「舐め」「拡げたい」という衝動に襲われる。

 さらに僕の「妄想」は広げられる――。

 ついには、結衣の尻のその「中身」にまで。もはや留まるところを知らないように。
 やがて「幻想」すらももたらせられる――。
 結衣の「着衣脱糞」。「トイレ」ではなく僕の「目の前」で。「穿いた」まま、彼女が「漏らす」姿を「夢想」する――。

 それこそ、僕が「提案」しながらも、あえなく彼女に「却下」されたものだった――。


――ブチィィ…!!!

 盛大な「破裂音」の後。みるみる内に、結衣の「パンティ」が盛り上がり、「尻」が膨らんでゆく。それを「持ち上げる」のは、結衣の「うんち」だ。
「おしっこ」のように、「重力任せ」ですぐに「流れ落ちる」のではなく。「茶色い塊」はしばらくそこに留まったままだ。
 そこで僕は結衣のスカートを「捲り上げる」。いや、「漏らす前」の段階でそうしていた方がいいのか。そうすれば「瞬間」を目に焼き付けることができる。
 パンティの色が「白」であったなら尚更いい、と思う。そうすれば、結衣の「うんちの色」まで知ることができる。あるいは「健康状態」に至るまで。
「健康便」か、もしくは「下痢便」だろうか。「コロコロうんち」か「極太うんち」だろうか。どちらにせよ、当然にそれは結衣の「尻」を、「下着」を「汚す」こととなる。

 無様に尻を膨らませ、やがて「激臭」を放つことになる。「拭き残し」など比にならないほどの、「直接的」な「芳香」である。
 垂れた「ウン汁」は結衣の細くて綺麗な「脚」にも描かれることになるだろう。「太い線」にやや「細い線」。それらは巧みに折り重なって、ある種の「芸術的」な「作品」を思わせるだろう。
 わずかに尻に「食い込む」ことで――それこそが「ウンスジ」の原因なのかもしれない――結衣の「形」を浮かび上がらせていた「パンティ」は。けれど今や「割れ目」の場所を教えることもなく、逆に「モッコリ」とすることで「脱糞の証」を示している。

 僕はそこに――そこ「目がけて」、自らの勃起した「ペニス」を押し当てる。

――ヌチャ…。

 と。得も言われぬ「弾力性」。結衣の「うんち」の「感触」が「パンティ越し」に伝わってくる。今度こそ、僕のペニスには「うんち」が付くことになるだろうが、それすらも厭わない。

 そして――。まるで「白濁のソース」をかけるみたいに、あえなく僕は「射精」する。
 もはやそれは「自慰行為」に他ならない。だがあるいは「性行為」と呼ぶことだって出来るかもしれない。

 すなわち、「うんち」との「セックス」だ――。
 結衣の「うんち」と僕の「ザーメン」との豪華な「コラボレーション」。彼女と僕との「愛の結晶」。「先鋭的」な「共同作業」による、「前衛的」な「合同作品」である。


「ホーム」で電車を待つ間――。今日の「デート」の「過程」について考えながら――。
もはや「予定調和」となった「お漏らし」ではなく。

 僕は密かに、もう一方の「お漏らし」に思いを馳せていた――。


続く――。

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おかず味噌 2020/03/10 18:36

ちょっとイケないこと… 第六話「性器と非正規」

(第五話はこちらから)
https://ci-en.dlsite.com/creator/5196/article/220840


 電灯から垂れ下がった紐に手を伸ばしたものの、中腰のままではギリギリ届かず。彼は仕方なく立ち上がってから、カチカチと電気を消した。

 部屋の中が暗くなった(常夜灯は点いたままなので完全な暗闇ではない)ことで、肌を晒す恥辱が軽減される。薄明りはさらに、敬虔な未経験である私の体に火を灯し情欲を丸裸にするのだった。

 彼はシャツを脱ぎ、ベルトを外す。ズボンを脱ぎ、下着姿(トランクス派)になる。これまで頑なに服を脱がずにいた彼もまた、ようやくここで「パンツ一丁」になる。それによって、彼のある部分のある変化が見て取れるようになる。

 彼は、勃起していた。

 トランクス越しでもはっきりと分かる。股間の一部だけがくっきりと持ち上がり、陰茎の陰影が強調されている。下着の中で窮屈そうにしながらも主張を露わにして、彼の男性としての象徴を表わしている。

――男の人のって、こんなに大きいんだ…。

 それが私の率直な感想だった。女体には存在しない物体は、少しばかりの恐怖心とある種の好奇心のようなものを私に植え付けた。

 彼が電気を消した時のように、私もまた彼のそこに手を伸ばす。立ち上がらずとも座ったままで手が届く。あくまでも布越しに、彼のペニスに触れる。


「うっ…!」

 私の掴み方が強すぎたせいか、あるいは握られることで微かな快感を覚えたのか、彼はわずかに腰を引く。私はとっさに手を離した。

「ごめんなさい、つい…」

 言い訳のような、己の欲情を告白するような言葉を吐く。

「いや、ごめん。ちょっとびっくりしただけだから…」

 彼もまた弁解する。ただ驚いただけなのだ、と。これまでずっと受け身だった私がいきなり大胆な攻めに出たのだから無理もない。私は自戒する。

――あまり女子の方から積極的だと、男性に引かれる。

 主に伝聞情報のみによって構成された私の教科書に改めてアンダーラインを引く。だけど今ばかりは「書を捨てて、町に出たい」という気分だった。

 私は再び、彼の股間に手を伸ばした。今度はゆっくりと両手でペニスを包み込む。硬いような柔らかいような、他にない奇妙な感触をしたそれは。一枚の布を隔てても伝わってくるくらいに確かな熱を帯びていて、微かに脈打っているかのような感覚(それもあるいは伝聞情報による錯覚なのかもしれない)があった。

 掴んだり、囲んだり、揉んだり、握ったりしながら、私は己の知的好奇心を弄ぶ。布越しの感触をしばらく堪能したのち。ようやく慣れてきた私は、彼のトランクスをいよいよ脱がしに掛かる。


「ポロン!」と間抜けな動きで棒が上下に揺さぶられる。振動が収まるのを待って、彼のペニスを凝視する。

 想像していた以上にグロテスクな物体が眼前に晒される。醜悪な造形をしながらもどこか凶悪さを秘めたようなその物体は、私に少しの戸惑いを感じさせた。

――これが、「おちんちん」なんだ…!!

 女性器とは明らかに違う。比較にならないくらい、かなり大きく異なっている。(そもそも私は自分のアソコを、まじまじと観察したことなどないのだけれど…)

 恐怖心と好奇心とが葛藤する。その感覚はまさしくスリルとも呼べるものだった。ゆえに勝敗はすでに決していた。今度は布越しではなく直接、彼のペニスを握る。

 肌と肌が触れ合う感触。いやそれ以上の感慨がもたらされる。自分の秘部に触れ、触れられた時と同じような快感が私の脳を駆け巡る。

 そこから先はまさしく教科書通りに、男性が喜ぶであろう行為をそのまま演じる。彼のペニスを優しく包み込み、最初は小刻みに、次第に激しく前後に動かす。

 こういう時、片手か両手なのかは教科書に書いてなかったので。刀を握るみたいに私は両手で触れることにした。そのほうが一生懸命さと健気さが伝わるだろうという僅かな打算もあった。一、二分それを続けた後(時間も教科書に載ってなかった)、次なる局面へと打って出る。


 彼の股間に顔面を近づける。異形の物体が眼前に迫ってくる。だけどもはや恐怖は感じなかった。高まる興奮により緩和され、完全に麻痺していた。意思の赴くまま、私はそれを「パクッ!」と口に咥えた。

 口内が満たされる感触。食べ物ではないモノによって、口の中を支配される感覚。彼は微かに快感の声を上げたものの、私にそれを聞く余裕はなかった。

 苦いと聞いたことがある(それも伝聞情報によるものだ)それは意外にも無味で、匂いもほぼ無臭であった。ペニスを口に含んだまま、私は上下運動を開始する。

――チュポ、チュポ…。

 未だかつて経験したことのないその動きに、自分でも確実にぎこちなさを感じる。彼が気持ちいいと思ってくれているのか、下手と内心で笑われているんじゃないかと不安になる。

「気持ちいい、ですか…?」

 口を離してから彼に訊ねる。下から見上げることで、必然的に上目遣いになる。

「めっちゃ気持ちいいよ」

 彼は言ってくれた。それにより私は自らの行為を肯定されたような気分になって、ますます献身的に彼に「ご奉仕」するのだった。


――じゅぼ、じゅぼ…。

 私の唾液と彼の分泌液が混じり合い、いやらしい音を立てる。それと共にようやく苦みのような味を覚え始める。

「もう、大丈夫だよ」

 彼は呟いた。「大丈夫」というのは、果たしてどういう意味だろう?
 挿入する準備が整った、という意思表示なのだろうか。もう射精してしまいそう、という危機表明なのだろうか。あるいは私のクチに満足がいかず、半ば呆れたゆえの固辞なのかもしれない。

 真意不明のまま彼はペニスを口から抜き取り、そのまま私をベッドに押し倒す。

「結衣」

 彼は私の名前を呼んで、私の体を抱き締める。痛いくらいに強く、逞しさを感じる紛れもない男性の力だった。今夜何度目かの自己肯定感に私は満たされる。このままずっと朝まで彼の腕に抱かれていたいような、そんな気持ちになる。

 彼は私に「キス」をする。最初はフレンチに、その後ディープに舌を絡めてくる。舌戦を繰り広げるが如く彼の舌尖を追いかけ、私は実践でもってそれに応える。

 私はふと、彼が自分のペニスを咥えた口とキスするのは嫌じゃないのかと思った。だけどそれを言うなら、彼だってさっきまで私のアナルに「口づけ」していたのだ。もはやお互い様だろう。

 彼の手が私の胸に伸びる。服越しに「おっぱい」を激しく揉まれる。半分は快感ともう半分は演技で私は息を荒げ、微かな喘ぎ声を上げる。

 私の反応によって彼はさらに興奮を覚えたらしく、まどろっこしさを含んだ動作で私の服を脱がしに掛かる。ここでついに私の胸を隠すものはブラジャーのみとなる。残された防御はもはや数少ない。なんとかそれを死守しなければ…。


 だが彼は無慈悲にも、そんな私の最後の防衛線さえも突破しようと試みる。思えば当然の展開であり。それを拒むこと自体、他の女子には理解し難いことなのだろう。

 私はすでに下半身を露わにしているのだ。今さら善戦なんてあったものではなく、どこが前線なのかも分かったものじゃない。

 必死になりブラジャーを押さえ付ける。下着を剥ぎ取られることを全力で抑える。彼は当然のように戸惑いの表情を浮かべる。この期に及んで今さらどうしたのかと、怪訝そうな顔をする。そんな彼の疑問に答えるように私は言った。

「私、胸が『ヘン』なので…」

 羞恥を堪えながらも精一杯の勇気を振り絞ったつもりだった。だけど、それだけで彼に伝わるはずもなかった。

「小さい、ってこと?」

 彼は訊いてくる。まさに男性の発想。「胸が小さい=恥ずかしい」と思っている。私は今夜初めて、彼に幻滅した。雑誌か何かで見知ったのであろう情報に踊らされ、それを信じ込んでいる彼が哀れにさえ思えた。

 私の悩みはそんなステレオタイプのものじゃない。あるいはそれが原因で初体験が遠ざかってしまうくらい深刻なものなのだ。(それに私の胸はそんなに小さくない)


 胸に秘めたる事情を、私自ら告白することも考えた。だけど、そうはしなかった。「百聞は一見に如かず」。口で言うより実際に見てもらった方が話は早いだろうし、ここまで来たら露見は時間の問題にも思えたからだ。

 背中に手を回して、ブラジャーのホックを外す。後は胸に乗っかっただけのそれを勇気に後押しされながら、自棄に引っ張られながらも取り去る。

 ついに自分の胸を、おっぱいを、乳首を、生まれて初めて男性の前に晒す。

 恥辱にまみれた『陥没乳首』を――。

 私の秘密を知って、彼は驚いた様子だった。あるいはそれも単なる私の勘繰りで、実は驚いてなどいなかったのかもしれない。それとも薄暗い室内で一瞥しただけでは私の瑕疵に気づけなかっただけだろうか。彼はキョトンとし、ほぼ無反応だった。

 暫しの沈黙が、私の焦燥を掻き立てる。己の抱えた事情を正直に白状することで、いっそ楽になりたいという衝動に駆られる。

「私、『陥没乳首』なんです!」

 ついに私は言ってしまう。何度かネットで解消法を調べたことはあったものの、「OKグーグル『陥没乳首』を検索して」などと言えるはずもなく、言いたくもなく。自分の口からそのワードが飛び出したことに、私自身が驚きを隠せないでいた。


 これでまた、初体験が遠ざかってしまうかもしれない。『放屁』の時と同じ恐怖に私は怯えながらも、だがそれに対する彼の反応はまさかのものだった。

――チュパ、チュパ…。

 彼はおもむろに私の乳首を舐め始めたのだ。醜く惨めな『陥没乳首』に吸い付き、あろうことかそれを吸い出し始めたのだ。

 本来なじられるべきである私の瑕疵を、彼の意思により舌で舐め回されることで。再び想定外の羞恥を感じつつも、負の感情が瞬く間に絶対値へと変換されてゆく。

 引っ込み思案な私の部分が突起に変化する。それは勃起の様子にも酷似していた。私の乳首が隆起している。外気に晒され、彼の舌技に犯されることで奮起している。

「全然、『ヘン』なんかじゃないよ」

 彼は言ってくれる。秘密の恥部を普通の一部へと昇華させつつ、隠し続けた問題を何でもないことだと認めてくれる。

 私はアソコが熱くなるのを感じた。愛液が溢れて、そこが拡がるのが感じられた。

――彼になら、抱かれてもいい。

 あくまで処女喪失の手段として。自らを納得させていた感情が今や確信に変わり、やがて目的へとすり替えられていった。


「もう、挿入れてください…」

 はっきりと己の口で懇願する。アンダーラインを引くことで強調された文言など、もはや関係なかった。私は自分の中の教科書を捨て去る。知識ではなく経験として「はじめの一歩」を踏み出すことが叶う。

 再び、彼は私を四つん這いにさせた。最初は向かい合う体勢でして欲しかったが、彼がそちらの体位を望むのなら仕方がない。どちらにせよ挿入自体に変わりはなく、姦通であることに違いはないのだ。

 彼は私の腰に手を添え、挿入の位置を整える。彼のペニスがお尻の肉をかき分け、割れ目をまさぐり、やがて「穴」の場所を探り当てる。そして…。

――!!!???

 突如激しい痛みに襲われる。初めての行為は苦痛を伴う、分かっていたことだが。その痛みは私の想定とは異なり、私がかつて経験したことのある種類のものだった。

 幼い頃に高熱を出して座薬を入れられた感触。だが座薬とは比べ物にならないほど太いそれ。それが出て行く感覚を私は知っている。


『排泄行為』

 生物として当たり前の生理的欲求でありながら、老廃物排出作用。生命維持のため必要だからこそ快楽を感じるその行為は、だがとても他人に見せられる姿ではない。

 そして。本来不可逆であるべきそれが、可逆として存在しているという不可思議。まるで時間の巻き戻しのように、排泄した『うんち』を再び腸内へと戻される感覚。確かな異物感を覚えつつも、それが不確かな快感を呼び起こす違和感。

 私は「アナル」に挿入されていた。

 その行為が、多くの女子が経験することのない性体験であることは明らかだった。一度は捨て去ったはずの教科書を私は拾い上げる。ほとんど空白のままのページ。

――そもそも、すんなりと入るものなの…?

 お尻でするのは準備がいる、と聞いたことがある。きちんとほぐしてからでないと痛みでとても入らないし、ペニスに余計な付着物を付けてしまう可能性だってある。

 にも関わらず。彼は何の準備も遠慮もなく、私のアナルに突入を試みたのだった。スキンと俗称されるコンドームさえ用いずに、生の状態で腸内に挿入したのだった。

――そんなに私のお尻の穴って、ユルいのかな…?

 彼の侵入をあっさりと許してしまったことにより、私は己の肛門に疑問を覚える。同時に、これまで過ごしてきた「ヒトリノ夜」が今まさに「白日」の下に晒される。


 差し迫る焦燥を静め、性的衝動を鎮めるため、私は幾度となく自慰行為に耽った。時には性器のみならず、非正規の穴さえも己の指で侵すことで。知らず知らずの内にショーツに『ウンスジ』が刻まれりして初めて、犯した罪を知るのだった。

――もしかしたら、さっき彼に舐められていた時…。

 私はお尻の穴に『うんち』を付けていたかもしれない。いや、そんなはずはない。何しろ、今日はまだ一度も『大』の方をしていないのだから。だけど、わからない。私のアナルが彼のペニスを楽々と飲み込んでしまうくらいに緩々だったとしたなら、不可逆のそれが勝手に漏れ出していた可能性だってある。

 彼が舐め続けていたことで、逆説的にそんな心配はないのだろうと安心していた。だけど今となってはそれもわからない。彼に『うんちまみれ』のアナルを舐めさせ、彼の舌に『ウンカス』を舐め取らせていたのかもしれないのだ。

 堪らない羞恥に私は襲われる。けれど、まさか彼に訊ねるわけにもいかなかった。「私のお尻、『うんち』付いてませんでしたか?」なんて訊けるはずもなかった。

 無言の疑問に答えることなく、彼はやがて前後運動を開始する。最初は慎重に、徐々に加速されていく律動とそれに伴う振動。

 ペニスを抜かれる時は排泄感が、入れられる時は奇妙な遡行感がもたらせられる。既知と未知。押し寄せる波状攻撃に溺れてしまいそうになりながらも乗り越えつつ、私はかろうじて彼に抗議する。


「そっち、じゃないです…!!」

 講義に依らない私の中の教科書によると。「童貞さんは初めての性行為に及ぶ際、ペニスを挿入する穴の選択をしばしば誤る」らしい。

 だけど彼はまさか「童貞さん」ではないだろうし、後背位で間違えるはずもない。その選択が彼の私的な興味によるものならば、私の指摘は無意味なのだった。

 それに。挿入前ならまだしも、すでに私は腸内の奥深くまで侵入された後なのだ。それが正しいのだと言われれば、受け入れる他ないだろう。

――違う、違う!そうじゃ、そうじゃない!!

 お尻の穴でセックスなんて間違っている。そこは性行為に使う穴なんかじゃない。私は処女なのだ。ヴァギナの姦通を済ませる前に、アナルの貫通を終えるだなんて、どう考えても普通ではない。いかにビッチといえど、そんな経験はないはずだ。

 だとしたら、私は彼女たちに対して優位性を得ることができるのだろうか?
「初体験は『お尻』で済ませました!」と堂々と胸を張って、他の者にはない経験を自慢することができるのだろうか。いやそんなの望んでない。私はあくまで一般的な同年代の女子たちに追い付きたいだけなのだ。追い越すことなんて求めていない。


「こっちです!こっちに、挿入れてください…!!」

 私は彼を誘導する。指でヴァギナを拡げて「こちらですよ!」と先導する。

 私のアソコは熱く湿り、ダラダラと涎を垂らしている。とっくに準備万端なのだ。彼を受け入れる用意はできている。今か今かと待ち侘び、待ち惚けを喰らっている。これじゃ私のそこがあまりにも可哀想だ。

――パン、パン、パン…!!!

 けれど彼のピストンは止まらない。激しい突きによって、体全体を揺さぶられる。こうなったらもういっそ、最後の手段とばかりに私は叫ぶ。

「そっちじゃないんです!『オマンコ』に入れてください…!!」

 口から出た下品な言葉も、背に腹は代えられない。このままだと、本当にもう…。


「もう、出そう…!」

 彼は宣告する。セックスのクライマックス、これも何度か自習でやったところだ。だけどやっぱり範囲外、こんなの習っていない。ここで女子なら自分の身を守るため「外に出して!」と言うべきところだが、こちらの穴なら妊娠の心配はないだろう。

「中に出してください!大丈夫だから」

 何が「大丈夫」というのか。さも避妊の準備は出来ているかのように私は言う。

「私も、イっちゃいそうです!」

 私は宣言した。自分の口でそう言ったことで、私の体は増々誤解を強めたらしい。射精を受け止める準備が整ったのだと、疑似的な受精が喜びとなって押し寄せる。

「お尻の穴で、イっちゃいます!」

 私は宣誓した。誰に向けたものかも分からない実況をして、己の羞恥を周知する。そして…。


――ドピュ!ドクン、ドクン…。

 彼は私のお尻の穴に射精した。腸内に彼の精液が迸る。『浣腸液』のような、だがそれより熱い液体が私の中に注ぎ込まれる。同時に私も発射した。

――ジョロ、ジョボボ~!!!

 それは射精なんかじゃない。潮吹きとも違う。私は絶頂により『失禁』していた。さっきあれほど出したのに、私の『放尿』は尚も勢いをもって水流を迸らせた。

——私、また『おもらし』しちゃってる!!今度は、○○さんのベッドの上で…。

 私の『おしっこ』はシーツに染み込み、巨大な水溜まりを形成した。


――ヌポッ…!!

 そこでようやく私の願いが聞き届けられたように、彼はペニスを引き抜く。

――ブピッ!プスゥ~。

 ぽっかりと空いた穴から『おなら』が漏れ出す。あまりに間抜けで間延びした音。

 私はそのままベッドにうつ伏せで倒れ込む。脚を開いたまま、お尻を突き出して、『小便』の上にダイブする。全身がピクピクと痙攣して、事後の余韻を感じている。傍から見ると「カエル」みたいだろう。

「スカンク女子」、「カエル女子」。次々と姿を変える、だがその実態は?
 未だ処女を捨てきれず、大人になれなかった「ヒヨコ女子」の成れの果てだ。

――ドロ…。

 肛門から精液が逆流する。むしろ、そちらこそが順流なのかもしれない。

――おひりのあにゃ、きもひいい…!!

 非正規の穴による性行為に。未知なる快楽の坩堝に飲み込まれそうになりつつも、またしても「お預け」にされた哀れな肉壺を私はいつまでも弄り続けていた。


――続く――

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