ぶるがり屋 2011/04/24 22:14

ソード・ワールド2.0リプレイ 聖戦士物語(1) ついに発売!!

ついに聖戦士物語が単行本化、発売されました。やったね!
(2011/10/31 あらすじなどを追加。)

あらすじ

舞台はダグニア地方、蛮族との最前線なれど近年は平和な防人の国、グラスノ王国。
武者修行の為、ダグニア地方の盟主・グラスノの宗主国セフィリア神聖王国の王子ロイが訪れる。
グラスノの王女フィオらに歓待を受けるロイだったが、そこに蛮族の大侵攻が!
グラスノは余りの戦力差に防戦一方に。援軍を要請する為脱出するロイ・フィオ一行は、その脱出行の中恐るべき神の力を秘めたオーブを託される。
そして、蛮族侵攻の目的の一つはこのオーブ奪取かもしれない…!
ロイ・フィオ一行は祖国の為、人族の為逃避行を続ける…

緩いマスタリングと個性的なキャラで送るお笑い大河リプレイ。
粗筋だけならヒロイックロマンなんですけどねー(笑
敵との会話が成立しないは、ユニコーンが下ネタ扱いされるはGMも困り続けです。
ユニコーンを「スケベ角馬」にしたのはSNEだけどな! たしかヒースだっけ。

連載時と中身は殆ど変わりないので、今回はその「変わったかな?」という箇所と、キャラ説明でお送りします。

気付いた変更箇所

カラーイラストが追加。表紙にピンナップ2枚、キャラ紹介絵がカラーに。
ただ1枚はモノクロ絵のリファインみたいなものなので、ちょっと物足りない気も。
・モノクロイラストは少し減っただけで、新規は無いよう。
ただし掲載時はロゴやら説明文章が乗っていたり、小さかったものが1ページいっぱいに広がっているので見易い。
プロローグ:ロイ王子が修行の旅に出る時の父との会話シーンと、エピローグ:ユニコーンの森から出てラ=メイア王国に向かうシーンが追加
・プレイヤーの特性、ロールプレイの方向などの記述が削除。
…まぁ、これは仕方ない。私は他のリプレイのこの人かな~と楽しんで読みましたが、確かに不要ですね。
各シナリオの後に、マスターのつぶやきが追加。掲載時にも似たようなものは有りましたが、より分かり易くなっています。
「聖戦士」がどういうものかのコラム
・他、細かく文章量増。主に戦闘描写でカットされた部分が増えた感があります。

他にもあるかもしれません。教えて頂ければありがたいです。

キャラ紹介

ロイ王子
のほほん草食王子。
当作のプレイヤーA(主人公相当)。強大な国の貴族のボンボン。17位程の王位継承権を持ち、血筋だけで「聖戦士」の位を受けたものの、その名に負けぬよう修行に邁進するファイター/プリースト。
強い正義感に安定した戦術眼、そして何より人並み外れた大らかさと人当たりの良さの、大人物ロールプレイが素晴らしい!
また能力値が軒並み低い上に、戦闘でのダイス運が有り得ない程悪く、誰もが守りたくなるようなキャラでもあります。
前衛で一人傷だらけで「僕は大丈夫だよ!」とのたまうシーンが印象的です(笑

フィオ王女
王子に操を捧げる事を狙う、妄想肉食王女。
誰が何を言おうと、当作のヒロイン!!
小国の第二王女で、蛮族に襲われ亡国の危機に奔走する姫…なのだが。
攘夷過激派の上に妄想暴走少女という素晴らしいキャラ性です(笑
その肉食系妄想には編集者に「何とかなりませんか」と云われる程。
挨拶は「今日も一殺頑張りましょう!」王子と眼が合ったり手が触れたりするだけで燃え上がって求婚し、近付く女性に噛み付く様は大笑いせずにはいられません。
王子に隠れるものの、実はかなりダイス運が悪い。ダメージ魔法のピンゾロ→運命変転!は2シナリオに1回はしてるぐらい。王子は3とか4とか「いちたりない」とかの連発だからなぁ(笑。

はっきり言って私は、ロイ王子とフィオ王女のキャラ性で、このリプレイを読んでいます!

イングリッド
ロイ王子のおつきの戦士。パーティの苦労人部門(笑
基本は真面目でクールな美少女戦士なのですが、人を疑わず危険に飛び込む王子、過激派で自分を恋敵と憎む王女、変態2人に囲まれ、気苦労をいつも一人で背負い込む事に。
いつも卑猥な形に作られた武器を渡されて「またこれ?でも強いから使っちゃう!」様は涙と笑いを誘います(笑
他の4人に世情や政情的な常識を求められないので、これからもずっと苦労するのは確定事項ですね!
レギンに強い好意を持たれていますが、基本お尻や胸をじっくり見られているだけだしなぁ(笑
スカウトとしてはダイス運が悪くレギンと2人で何とか、というレベルですが戦闘では「無双女」と呼ばれる程。
リザードマン4人との遭遇戦では圧倒的不利を一人で覆し、遅れて助けに入った王子の方が心配になる始末。
おかげで「ゴルゴル女」なんて呼ばれちゃいましたが(笑
(ゴルゴル=ゲーム世界でのゴリラ。ムキムキで強い。)

オルネッラ
変態ダメ大人(笑
パーティ唯一の20過ぎなのですが、一番好き勝手に生きる自由人、従者のレギンと供にイングリッドをイジり倒します。
元々差別されまくってヒネた設定なので多少は仕方無いのですが、自分の都合でパーティを危機にしそうな時が何回もあるのはちょっと(メタ的には、全体の雰囲気を見て大丈夫と踏んでいるのでしょうが)。
当初はフィオ王女に憧れていたものの、余りの過激・肉食な言動に… 可哀想なシーンも結構有るのですが、後の(2巻相当)レギンへやイングリッドへの仕打ちを見るとなぁ(笑
戦闘では範囲攻撃魔法でパーティ最大のダメージ源であり、GM泣かせの大先鋒。
…あれ?全方困らせてないか?(笑

レギン
美少女の身体にオッサンの魂が入った変態第2号。
オルネッラに発見・起動された人造人間で、オルネッラを主人として変態行為を進んで行うツンクール。
基本的に実害は無いが、隙あらばイングリッドの肢体じっとり眺めずにはいられない。
クラス取得には他メンバーのサポート的要素が多く、堅実。だが敏捷度が極めて低い為逃げ切れず、おかげでただでさえ好戦的なパーティが戦闘い突き進む事もチラホラあるのが何とも悲しい所(笑
後にオルネッラにヒドい目に合わせられ、イングリッドを信用するように。人間関係の変化が楽しみです(笑


ソード・ワールド2.0リプレイ 聖戦士物語(1) (富士見ドラゴン・ブック)
著者:北沢 慶
販売元:富士見書房
(2011-04-20)

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