ぶるがり屋 2011/11/21 14:01

先週のへうげもの 感想 2011 11月第3週

マンガ

3週間ぶりかな? お久しぶりです。
徳川家康の性欲がはち切れんばかり。 これ、関ヶ原に焦る理由の一番が性欲っぽいけど大丈夫か(笑
相変わらずこの家康の性欲表現は意図が分からないぜー。

毛利輝元と上田佐太郎の苦しみ。
今まで仲間だった豊臣配下同士、恩顧義理友情入り混じった敵味方に分かれての戦い故の苦しさがよく分かります。
特に上田は元主家が天秤の片方に。義理堅い上田はこれを退けないだろうなぁ…
毛利輝元は石田三成派の不義理から一歩引く事に。これには輝元の織部への憧憬も絡む。
東軍が勝てば、総大将である輝元には、敗戦側である織部を一存で助けられますしね。

それにしても宇喜田秀家が終始小物だなぁ。殆ど三成の使いっ走りじゃないか。
歴史的にそんなに情けない人物ではなかったのですが… でも権力に比して結果出せなかったのは事実だからなぁ(笑 五大老の中で一番影薄いのは間違い無いし。

全然違う話ですが、この前調べたら家康最大の敗北である三方ヶ原の戦いで、真田昌幸が従軍してるんですね。
三方ヶ原、秀忠の上田城攻め故の関ヶ原遅参、大阪夏の陣と、真田は本当に徳川を苦しめる存在だったのだなぁ。


アニメ

「どっちだぅあ!?」
今回の名物は小田原・天正庵。
戦の横で見て回った名竹で作られた茶室でした。

小田原・北条攻め決着目前、愛弟子山上宗二を殺され静かに烈しい憎悪に包まれた千利休と、それを感じ忠誠を試す豊臣秀吉。
日本制覇・自国討伐の寸前に豊臣に恭順の意思を表す為南下して来た伊達政宗と秀吉、その取り計らいをする古田織部たち。

今回は秀吉と利休の不仲が公然と表されたのと、伊達政宗の遅参、本格的登場が主でした。
一度は自分の野望から解き放たれた利休でしたが、宗二の死から一転、滅びの道に突き進んで行きます。
特に秀吉に茶を振舞う今回の顔は本当に怖い(ガクブル
あれを平然と受け止め、忠誠を示させる為に躍らせる秀吉はやっぱり大物だなぁ。
次回からの茶席では毒見させる辺りは小物ですけど(笑

天正庵の真意をすぐ見抜いたり、花入れの裂け目をすぐ感じたりと、秀吉も感性は抜きん出ているんですよね。
ただ、この時点では侘び数寄と合わないだけで。
正直あんな利休の茶席で、裂け目を面白く感じる事なんて織部ですら無理じゃないかと思います。

その後の利休の舞が、細川忠興の行動から物凄く屈辱的な事をやらされているように見えるのですが、今一つピンと来ません。
秀吉自体がやている以上、舞自体は高尚なものでしょうし…
病に犯されている時に、不勉強な舞をやらされるのは恥なのでしょうか?
でも利休の舞が特に不出来とも見えませんでしたし…

そして今回の主役、伊達政宗!
織部を襲う際の金色に照り輝く黒鎧が格好良い!
本当に傾き者、暴れ者らしい傍若無人さが凄まじいですねー(笑
白装束での芝居っぷりと言い、初登場の前田利家も実にアクが強くて、しばらくもう笑が止まりませんでした(笑
秀吉の赦しも怒りもをすぐ理解、心の機微をすぐ感じたり、城の障子紙も人目で見抜いたりと、強さを感じさせます。
織部の助言が有ったとはいえ、誰をも笑わせる猿芝居は正宗しか出来なかったでしょう。

そして利家の食客として再登場の高山右近。
清さも見せながら欲深く、特に義兄の織部と組むと悪戯っ子みたいで微笑ましい。
助言で正宗が死んでもあんまり気にしないっぽいのがまたヒドいです(笑
大好きなナヒヒヒヒッ笑いが控えめなのは残念でしたが、白装束での登場をメインにするには仕方ないですか。


今回次回と、統一されゆく世の中で、次第に自分の生き方を決めなければいけない人々のドラマが面白いです。

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