今週のへうげもの 感想 2013年 2月第1週
あらすじ
織部は引き続き徳川と豊臣の諍いが怒らないよう、二つの間、朝廷の間を渡り歩く。
しかし時は着実に流れ、老いる徳川家康に天下を今も狙う伊達政宗。
まだまだ『乙な世』は遠い…
著者:山田 芳裕
出版: 講談社
2013-02-22
感想
少しづつ世相が動いてきました。
織部としては徳川と豊臣が一つにならずとも、上手く穏便に世の中が進んで行けば良いだろうと策を進めているのだと思うのですが。
デカ井戸茶碗は後の伏線になりそうです。
今の織部の趣味からはちょっと外れていそうですが、価値としてはかなりのもの。
癒着の証拠になるかも。
そして今回の目玉、家康の老い。
普通に考えれば徳川派の弱体化ですが、これを機に有力大名への締め付けがどんどん強くなるのですよね。
余裕の無くなった家康と厳格過ぎる秀忠の親子の政治、怖過ぎますよ。
六男松平忠輝と伊達政宗の娘五郎八姫(いろはひめ)の結婚に大久保長安。
ここら辺が丁度見事に怖い方向の話に繋がりますものねぇ。
こうしてどんどん緊張感が高まってきましたが、織部はまだ気付かないまま。
いつ気付き、どのように事態に当たるのか。