ぶるがり屋 2015/12/08 01:41

今週の へうげもの 感想 2015年 12月第1週

あらすじ

 豊臣徳川双方から進む和議工作。
最後の一手として、天守閣に打ち込まれる砲弾に淀君は…


へうげもの(21) (モーニング KC) コミック

山田 芳裕
講談社
2015-12-22

感想

 大阪冬の陣クライマックス。
ありゃりゃ、あの後の織田頼長と真田幸村は見られずですか。
ちょっと残念。

 今回は冬の陣を終わらせたと云う「淀君が大砲に怖がった」エピソードですね。
当作の淀君は気丈で負けず嫌いなのでそのままは無いだろうと思っていましたが、面白い着地点でした。
気丈でも負けず嫌いでも、落城の怖さを一番知っているのも淀君ですものね。
だからこそいつも以上に心振るわせたからこそ、その気張りを息子に見抜かれた。
淀君秀頼母子の、家族らしい和議への理由でした。

 豊臣秀頼は、やっぱり武士、武士の頭領らしくないですね。
自らの理由無く、周りの為、周りの望みに合わせて戦い、和議を選ぶ。
平時の為政者なら有能だったかもしれませんが、戦乱の締めくくりの時代、覇者を相手には役不足だなぁ。

 今回の織部、実に織部らしい(笑
織部が誘導しなくても史実の通りになりそうでしたが、権威人脈利用して、プライドくすぐるは因縁仄めかし宥めすかし、一つづつ選択肢潰してる(笑
最後の嘘泣きは、これ以上の追撃を止める目的だったのかな?
もう下品で悪辣で人転がしだなぁ!
いやーとっても楽しかったです。
織部分補給しました!(笑

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