どろろ 15話の感想
どろろ 15話の感想ですよー。
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鈴木拡樹
バップ
2019-05-22
どろろ
鯖目の庄は縮小版・醍醐の里が鬼神との契約が破棄されたケースだと分かってはいましたが…
予想以上に暗く重い結果でした。
マイマイオンバが人を食う以上、すでに寺を焼き、いつかは破綻すると分かる状況だったとはいえ、どろろと百鬼丸がしたことは悪、害ではなかったのか。
焼き尽くされた村、おそらく死んでしまった老婆に泣きつく優しかった女の子、そして多分、愛する民に殺された鯖目。
百鬼丸たちの罪を考えずにはいられない、胸が詰まるような風景でした。
村の大人たちはただ鯖目を尊敬していたのではなく、共犯関係だったのだなぁ…
百鬼丸はそんな鯖目が父・醍醐景光と同じ生け贄を切り捨てて平穏な国を守っている、そんな姿がにくくて許せなくて。
どろろは百鬼丸の奪われたものを取り戻す気持ちは応援してるけど、ここまでの犠牲を出さなきゃいけないものなのか、そして百鬼丸が寄進に堕ちてしまうのも心配してるのですよね。
でも、怒りに燃え罪悪感から逃れたい百鬼丸はどろろの声に応えたくなくて、その離れてしまった距離が次の悲劇につながるー
やーめーてー！(涙
今回取り戻したのは、なんと背骨＆脊椎！
今まで無かったのかよよく生きてたな！
百鬼丸は最初、内臓、頭と胴体と肉しか無かったのか…
今回作画が独特でした。
枚数が少ないものの、明暗や色という意味ではいつもより印象的なシーンが多く、こういう作家性の出る回は面白いなぁ。
特にマイマイオンバが池から出て舟上の百鬼丸と対峙するシーンの神々しさよ！
燃やしてから湖に落ちるシーンも強く印象に残りました。