からくりサーカス 30話の感想

からくりサーカス 30話の感想ですよー。

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植田 千尋
バップ
2019-06-19

からくりサーカス

直接では無いけど、匂わせるネタバレをしています。注意ください！

世界一格好良いマザコンこと、ギイ・クリストフ・レッシュ。
本当に、最高に、格好良かったよ…！

　母に、家族に絶望して、同じように家族と愛に絶望していた、けれども誰よりも掴んだアンジェリーナに出会って、愛をもらって。
家族を、母を、妹を誰よりも愛した最高のマザコンでシスコンのギィは。
妹とその最愛の男の白装束を見て、満足したのですね…
　いつどうやって鳴海を救ったのかが不思議でしたが、物語冒頭からずっと観察してて妹の恋の相手だから救ったとは。
しかも最後のアクア・ウィタエ使った筈なので、
もう筋金入りのシスコンだよ！(笑

　一歩早く退場してしまいましたが、この『からくりサーカス』は、ギぃがしろがねを幸せになるまで見守りきった、ギィ視点の物語だと思っています。

　言われてみれば、顔の傷が残り、杖をついている時点で、もうしろがねとして終わりなのだと気付かされます。
原作での「ぜひ…」の恐怖感が無い代わり、青銀の輝きがアニメでは絶望と悲しみの象徴です。
ギィの腹の輝きを見て、「ひぃ！」って声が出てしまいました。

　勝はいつだって頑張った、または諦めた背中を見てくれる最高の観客で、後を任せたくなる最高の弟なのですよね。
言葉にできなかった、直接伝えられなかったこの願いを、想いを、託せる最高の。

　鳴海の本心を、恋した女性だからミンシアは、隣で戦ってきた戦友だからギィは、理解してしまえるのですね。
ギィは満足して逝きましたが、ミンシア姐さんは、辛いなぁ。
背中を、頬をひっぱたけるのは、ミンシア姐さんだけなのかな…

(以下ネタバレ注意！)

　鳴海の本心に響く"女教師の伝言"は看護婦さんのものに変わるのかなーと思ってたらここでいきなり全部挿入されるとは（笑
事情はまぁ分かるのですが、もうちょっと上手い改変をですね…！

　なんと、勝は鳴海が生きてい事実をここでやっと知るのでしたか！
前々回ぐらいの崖の下にしろがね落としたのは、純粋に第六感だったのか。
それだけ勝-しろがね-鳴海の絆が強いという証でもありますが。

　おお、もうフラッシュ・ジミーの登場か。本当にクライマックスですね。
うう、阿紫花とヴィルマ…難しいけど、幸せになって…

(ネタバレ終了)