かぐや様は告らせたい? 2期11話の感想

かぐや様は告らせたい? 2期11話(23話) の感想ですよー。

かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜

　い、石上くーーーーん！(涙
石上くんの理想と正義感に裏切られる絶望、きっと少しだけ恋していた女性に憎まれる痛み、皆に誤解され蔑まれる恐怖、痛く苦しい日々の中、それでも真実が言えないのは、何故なのか。
周りは敵ばかりで、自分すら自分を信じれない、正しさの崩壊。
原作読んで分かっていたのに…
辛い！
　中でもクラスメイトの軽蔑の嵐から、大友ちゃんの憎悪の言葉には背中からゾワっと血の気が引くようで、
「書いてやる書いてやる書いてやる…」の止まらないつぶやきと歪み汚れていく原稿用紙は痛くて怖くて…
　勝手ながら、『シュタインズゲート』の「失敗した失敗した失敗した…」のトラウマがちょっと再発しました（笑

　怖がりながらも顔を見ていた小野寺ちゃんや生徒会メンバーの声も顔も見えず、石上の過去を、きっと少しは聞いて、それでも明るい応援団メンバーの優しさも届かなくて。

　そんなし歪みの痛みをかき分け前を向かせてくれる、そして過去の石上を見つけ出し正しさを認め苦しみを解き頑張ったなと褒めてくれた、
会長が格好良いーーーー!!!!
原作読んで分かっていたのに…
惚れるッ！

　そして、石上くんに見える本当の世界。
石上くん、君はもう、頑張って、知られて、認められて、愛されているんだ。
ああ、良かったよ、良かったね。

　怒涛で好きなシーンも色々カットありましたし、マスメディア部や小野寺ちゃんや子安先輩が健気で可愛かったりとか、ミコちゃんの小さな「頑張れ」が尊いとか、そんなミコちゃんが駆け寄るのを会長たちが止めたりとか、アニオリの部屋に今も残る「うるせえバァカ！」とか、いっぱい沢山語りたいことがありますが。
やっぱり何より、石上くんの頑張りと会長の格好良さが最高でした。

　あ！でも次回のシコシコ回も超待ってますよ！

(以下ネタバレ注意！)

　YJ掲載最新話を読んでからまたこの話をアニメで見ると、胸がさらに熱くなりますね…
小野寺ちゃんの素直さ、石上くんとミコちゃんと大仏ちゃんの関係、子安先輩の富めるからこその苦しみ、大友ちゃんの優しさ。
前回の大仏ちゃんが団長と子安先輩に石上くんをお願いした時に込められた想いの重さ、それを理解する子安先輩との絆。
また、一人石上の罪を誤解したままでも正しさを認めたミコちゃんの、同じように強過ぎて自分も傷つける正しさを再認識したり。

　大友ちゃん、本当に明るくて優しい良い子なのですよね。
ストーカーして彼氏殴って、その結果別れた形なのに、罵倒の言葉一つ二つでそこそこ怒りも治って。
そして、今もこの学園が大好きだと笑う大友ちゃんの笑顔は、確かに石上くんが苦しみ抜いてでも守った宝石なのだ、そう思えました。

　かぐや様が会長に出会って「本当に優しい人がいる」と知って、藤原ちゃんが本当に優しい人だと気づいて。
だからこそ、誰にも見えなかった石上くんの正しさと優しさを見出して。
善意と救いが連鎖していく様が、美しく優しいと思うのです。

(ネタバレ終了)