ぶるがり屋 2020/08/30 22:43

麒麟がくる 22話の感想

麒麟がくる 22話「京よりの使者」の感想ですよー。


NHK大河ドラマ「麒麟がくる」オリジナル・サウンドトラック Vol.2
ジョン・グラム
2020/9/2

麒麟がくる

 長かった…待っていた!!
長期中断になる前の回もこれからの時代と雌伏を思わせる見事な脚本でしたが、今回も長い長い休眠からの目覚めに相応しい、積もった鬱憤と、大きな時代の流れ、その始まりを感じさせる回でした。

 Σうっわ!
丁寧な貧乏&落ちぶれた描写の山に唸りました。
でも明智光秀の髪以外は清廉、清潔感に満ちていて、明智家の誇りと光秀の志も感じさせてくれます。
 鯛(?)の焼き物に驚く光秀に笑って、足運びが衰えた母様に泣いて。
細川藤孝と玉/ガラシャの出会いが運命的過ぎる(笑

 薬の正しい効能、利用、仕事とお金。
今のCOVID-19とも関係する、難しい問題ですね…
ただ、問題の薬はすでに長期利用されて問題は出ておらず、かつお駒ちゃんだけで調べてたら永遠に終わらないので、東庵先生から歩み寄るべきなように考えます。
 内容は東庵先生の方がより正しいけど、「自分を頼ってよ、自分が師匠でしょ!」が本意なように見えたり(笑

 三好長慶の京都支配が進み、より昏みに沈む足利義輝。
今更ですが、ずっと「みよしちょうけい」と呼んでました(笑
そしてやっと覚えたのは死んだシーンという(笑
 今回ではまだ精力的で隠居して余生を楽しむエロい自由人な松永久秀、
ここから久秀は、不遜で不敵ながらも厚い忠義は、間違っていくのかなぁ。

 長〜〜〜〜い中断のおかげで、
光秀の8年の無為、共感しちゃう!(笑
底辺の光秀と対極にありながら、同じく無為の年月を過ぎ、闇に沈み人を遠ざける足利義輝。
闇が晴れたのは、光秀と麒麟を語らった時の気持ちを思い出したからなのかな…
純粋で、理想家で、ただただ遠い夢を想う2人。
その無為無念を、何事もできぬ苦しみを、武士の本懐と麒麟を呼ぶ大義果たせる大任!

 ああ、でもその時は。その時には。
織田信長を京に呼べた時には、麒麟がくる太平の世には。

 大望に燃える光秀と、その背中をゆったりと確かに押す東庵が、微笑ましくも切ないですよ。

 一目惚れのような細川幽斎と玉(ガラシャ)の出会い。
野望も遠く、民の苦を知り愛する覚慶/足利義昭。
足利義輝と明智光秀の遥かな理想と約束。
ああ、辛い、けど面白い。

 早くもこのドラマで描かれる、細川忠興、竹中半兵衛、斎藤龍興が見たくなってきました。
玉ちゃんと忠興、美男美女の輝くようなLOVELOVE夫婦なんだろうなー!
…う、自分で勝手に妄想して、勝手にダメージが。

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