ぶるがり屋 2021/09/20 03:18

SSSS.DYNAZENON 12話の感想

SSSS.DYNAZENON 12話 最終回
「託されたものって、なに?」の感想です。


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SSSS.DYNAZENON

 寂しい。
あ〜 もっと長く、もっと深く色々みたい!見たかった!

 蓬と夢芽だけはもう万々歳!最高!!
なメチャ甘イチャイチャENDでご馳走さまでしたが(笑
いや探しに行ってからの2人の、2人だけの描写はもう頬が緩見まくり、「夢芽!」はもう変な声出しちゃいましたよ。
 メンドクサい扱いでも愛されて、普通の高校生生活して、人間関係で拗れてても、それもきっとみんな大事な大事な「かけがえのない不自由」だから。
そのままバカップルやってね!幸せになーれ!

 暦とちせちゃんは不器用で、"普通"には入れないままで、まるで心通わないままで。
でもだから、一緒に居られるのかな、と思えました。
ポツリポツリと本音を言い合うだけで、近くて遠くて、干渉しないで。
 ちせちゃんが学校に行かないままで、でもそのままで。
そうか、普通の世界で生きるだけが正解なはずないですものね。
生きる理由を、生きられる場所を、ちゃんと見つけたんだ。
2人とも。
 暦のリクルートスタイルはアンチくんに突っ込まれる寸前でやっと気づけました(笑
前途は多難ばっかだけど、それだっていいじゃない。
ちせの笑顔が、本当の心からの笑顔が、眩しくて。
きっとこれは今、暦しか見られないものなのでしょう。

 ガウマは一番好きな人の願いを、与えられた使命を、そして得られた仲間たちとの絆を果たせられて幸せだったと思います。
途中から全部分かってたような、そんな気がします。

 なのに怪獣優生思想の4人の最期は、あまりに虚ろで。
願いも生きる理由も、5千年前そのままに叶えられず死んでいく。
良いキャラで、普通の人間らしさもいっぱいだったから、少し救いを期待してしまいました。
辛い-。

 ふと思うと、彼らはファンタジーで言うところのアンデッドだったように思います。
人として生きられない、普通な生き方が出来ない、ただそれだけならこの時代で変えられたのかもしれないけれど。
生前の願い、望み、心に刻まれた目標、その為にしか存在できない。
今までの力を強くは出来ても、妄執に囚われた心は成長も変化も無く。
5千年前に叶えられなかった切望を、同じように求めて足掻いて、また叶えられずに消えていくだけ。
 その苦しみを、災いを止める為に同じ怪獣使いのガウマが生き返った。
世界を滅ぼすその苦しみは消え、愛する人とは幸せになれなかったけど、姫の願いは果たされたのだと。

 ガウマの大切なものは、約束と、愛と、"仲間"だったのかな、と考えてしまいます。
新しい時代でも仲間と絆を結び、古い仲間たちの無念を消して。

 怪獣使いの因子が、怪獣の主人が消えた世界でダイナゼノンは役割を終えて。
でも、怪獣が居られる世界では、彩りを取り戻して。
あのダイナレックスには、ガウマやシズム、ムジナやオニジャやジュウガの想いが託されているのじゃないかな。
そうだったら良いな。

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