王様ランキング 12話の感想

王様ランキング 12話
『戦いの足音』の感想です。

王様ランキング

　2クール目スタート!!
「今までのあらすじ」が長くて総集編かと思っちゃいました（笑

　新OP、壮大だなぁ。
前の「ほのぼの、爽やか〜」な印象や各キャラへの内面を隠した表現でなく、恐ろしく悲痛な面も見せてくれますね（笑
恐ろしく悲しい世界を、希望で征く冒険譚だ…　と超作画で魅せつけられた心持ちです。
ミランジョとダイダの寝物語には胸が痛み、モンスターが襲いくるシーンは…　胸が踊りますね！
カッコイイ!!
　2人のボッジが駆けていくと見えたシーンは何を示しているのかな…？

　王城に集う人物たち。
四天王やボッジ、冥府騎士団たちの強さは丁寧に描写されて来ましたが、その優しさや清廉さも魅力的でした。
今回も各々の忠誠心、戦士や将としての経験、人と似ての積み重ねが見えました。
特にドーマスの戦術眼・人を見る目の高さが分かってファンとして嬉しかったり、ベビンの頼もしさと高潔さにしびれ、アビスの隠せない小心さと優しさが憎めないですよ。

　デスパーさんは本当にもう…　愛馬さえもデスパーさんなんだって（笑

　そんな気高さ愛らしさを吹き飛ばす、
暴の気配よ。
今までのキャラたちが非道や邪悪に見えても甘さや優しさ、人間らしさに溢れていた分、冥府の罪人たちの危険さが色濃く見えます。
作品の雰囲気がガラッと変わったように感じるくらいです。
オウケンの不気味さ邪悪さはたっぷり見せつけられましたし、ゾックの聡さ、ブラック&レッドの初手・殺人っぷりがやっぱり怖いですよ。

　キングボの優しかった父王は、ボッジが森で出会った狂人なのかな…
「王様ランキング１位」になって消えてしまった人間の一人なのでしょう。

　しかしまぁ、こんな恐ろしい奴らのところにボッジやカゲを行かせたくないな〜。
ボッジを王にさせなかったヒリングの気持ちが分かるよ…。

　新EDはボッジの布の小王冠を追うカゲ。
前のものと続き、ボッジとカゲの絆を彩る美しい絵が好き。
ああ、カゲは本当にボッジが好きで、格好良いボッジを応援してて、王道に進むボッジとともに行きたくて、太陽みたいなボッジの笑顔が、本当に好きなんだなぁ……。
　ボッジと王冠を授けるカゲが美しく。
ボッジを追うと掲げるのは、きっとボッジを愛し、その勇気と優しさに惹かれ、ともに進むものたちなのでしょう。