機動戦士ガンダム 水星の魔女 8話 の感想
機動戦士ガンダム 水星の魔女 8話
「彼らの採択」の感想です。
各種動画配信サービスにて配信中
【監督】⼩林 寛
【シリーズ構成・脚本】⼤河内⼀楼
【原作】矢立 肇、富野由悠季
【出演】市ノ瀬加那、内田直哉 ほか
(C)創通・サンライズ・MBS
機動戦士ガンダム 水星の魔女
今回、予想を外れた上で、ガンダム求めるものはなくても、求める以上を本当〜〜〜に見事にお出しされて、満足です、満足としか言えません。
今までのガンダムを引き継いでの、新しいガンダムだなぁ。
経営戦略〜!
予想外れその1。
前回経営戦略が持ち込まれて新鮮さに驚き、それでも移行は落ち着くだろうと思ってたのですが、完璧に企業・経営戦略が主軸でした。
いやー社会勉強になるー(笑
パイロット科、メカニック科と、ガンダム要素に並び立つの経営戦略科の本領発揮ですね。
スタートアップ!
なので、「多様な人がいて、納得と頑張りで社会が動いている」は今作の大きなテーマなのだと思います。
生まれや育ち、思想、起業事務法務広報運転手。
きっとこれからも、いろいろな人物が協力、入社してくるのでしょう。
ガンダムではなかなかない視点ですよね。
ガンダムは基本軍所属だし、人間描写も軍人基準になっちゃいますし。
新鮮!
学園ガンダム!
予想外れその2。
今までの社会に対するガンダム、企業間の争いと技術革新が舞台になり、学園から飛び出ちゃうのでは、と思いましたが、
こう来たか!
という興奮でいっぱいです。
まーミオリネさん気心しれた知り合い居ないですし、社員は地球寮メンバーだと予想はしていましたが、学生同士対等な立場からの起業・会社設立は考えていませんでした。
地球寮の皆のキャラや能力、考え方の違いが可愛く楽しいですよ。
ニカ姉大好きなチュチュ、チュチュが可愛いニカ、大人なアリヤと寡黙で思案深いティル、高安定感で進行任せたいリリッケ、お金第一だけど傷だらけのオジェロ、ひねてるけど男の子なヌーノ、振り回されっぱなしだけどこのメンツとミオリネを繋ぐには彼しかありえないマルタン寮長。
良いキャラだ〜♪
スレッタがプロスペラママに騙されたままなのは悲しく怖いですが、やりたいことリストがかなり進んだんじゃないかな。
それがとても嬉しいです。
ガンダムは希望
株式会社ガンダム、その最初の関門となるシャディク、新規約。
これもまた、若者たちが自分たちの未来へと進む一歩なのですよね。
呪いと憎しみの世界から、善意と希望に溢れた若者たちの未来へ。
大きく物語が動き、とても救われる気持ちです。
若者たちはよく知らないガンダム。
古きを知り学び、自分とスレッタ、そして株式会社ガンダムの仲間とともに目指せる道は。
本当にガンダムに課せられた願いは、傷ついた人をつなぎ、人類の未来、宇宙への架け橋。
傷ついた子供たちが新しい時代へと進む、美しい道のりです。
言えなかった実家の苦しみをこぼすチュチュも、ニカも……良かった。
いや、呪いもめちゃくちゃ含まれてるのは分かっていますが!
老人たちのように呪いと切り捨て止まるのではなく、今度こそ、と思ってしまいます。
そして出来た株式会社ガンダムのPV & 社歌。
https://twitter.com/G_Witch_M/status/1596783384411492353
学生レベルが過ぎるよ!(笑
ヤギの鳴き声をなぜ入れた!
ちょっと『プリパラ』2期でみれぃがひびきに負けた回を思い出しちゃったよ!
笑っちゃうけど、悪用できる技術を夢みたいな理想で進むというなら、これで正しいのかもしれません。
過去の呪いを捨てて、過去の願いを継いで、子供が見るような希望に満ちた、私たちの目指す未来を。
若者が知らないガンダム、ガンダムの呪い、若者のガンダム。
メタな視点も入ってるのがまたオタクとして面白いですよ(笑
まだ呪いのガンダム
ただエアリアルからデータストームを受けない理由、4号と呼ばれた少年の悲劇は秘匿されたままなのが本当に……
この世界、人権が無いよ!厄いよ!
ベルメリアさんも心底ガンドの理想を背負っているのに、言えないのか……。
そしてガンダムPVを笑うだけのプロスペラママ、もうガンドの希望を追えない、戻れないという明示なのでしょう。
変わったよミオリネは
クソスペわがまま女!
はまーまー事実なのですが(笑、そこは聡い彼女、このままでは追い出されるのは自分と気付いて、「自分がまず理解して」「慮る」「納得させる」を覚えました。
成長が早い!
もう完全にスレッタを見る目が「何が何でも守る母親目線」ですし、人生全部スレッタに注ぎ込んでるのにスレッタにはあんまり伝えず、熱烈なスキンシップに抵抗する辺り、とても可愛い。可愛い。
今回足りなかったのは「自分の仕事はこれ」と告げないで没頭しちゃったことぐらいですね。
ガンダムの呪いについてはプロスペラに突っ込むのはまだ材料が少ないですし、4号と呼ばれた少年については想像もしてないでしょうし……
最後にダブスタクソ親父への意趣返しが結構な動機と漏らしちゃうあたり、まだ成長しきれてないこと、地球寮の皆に心許してることが分かってニマニマします。
シャディク、女の敵
シャディクの中身、ミオミオLOVE & 女の敵だー!!!
一応「他者に苦しめられている女の子を自分のハーレムに入れて守る」ムーブの可能性も高いのですが、あの年であまりにあまりのタラシ&侍らせっぷりで、女の敵レベルが高過ぎる(笑
おまけに溢れ出るミオミオ純愛やら、それでもグエルを信頼して任せてもいいやら、この
乙女ゲームキャラかよ!
いや好きだけど!
別れ際に聞こえなくても良いように、ポロッと内心を漏らすムーブ…
くそっ!好き!
シャディクハーレムメンバー、なかなかの美人さん揃いですね。
シュラク隊という声も聞こえますが(笑、ネネカ隊にはならないで欲しいと願って居ます。
その中の一人、サビーナ。
忠誠高、真面目な秘書参謀ポジ、女戦士、アルト、ハーフマント。
https://twitter.com/G_Witch_M/status/1596784390872485888
……うん、うん!
これは満貫ですね。
素晴らしい、私の性癖に合っていますよ!
グエキャン
グエルくん、今回は辛いシーンだけの出番でしたが、誇り=プライドが高く、かつ追い出されてもジェターク社のために事件は起こせない、という情愛がなんとも微笑ましいですよ。
あとシャディクの信頼も分かってないのも(笑
うんうん、君はそーゆー男の子だ。
ただくすぶっていられないのも自覚してるでしょう。
次回、今出来た規約をかけて決闘になると思いますが、シャディクハーレム VS.株式会社ガンダム のチーム戦になると予想。
(ハーレム娘たちがパイロット科なので)
そこでグエルくん参戦!
モビルスーツが足りない気もするけど、頑張れ男の子!
ガンダムを引き継いで
今回は今までの総決算から次への方向性を見せる、大きな展開でした。
その中で中心となるキーワード、ガンダム、その過去と未来、拡張人体としてのMS、宇宙への進出という人類の未来、宇宙民と地球民の差別、「全ては善意から始まった」。
これらが今までのガンダムを踏襲していることが、またオタクとしてニヤリとさせられます。
物語や子供たちの結末ももちろんですが、今作でこれらにどんな答えを出すのか。
とっても楽しみです。