ぶるがり屋 2022/12/07 02:55

チェンソーマン 9話 の感想

チェンソーマン 9話
「京都より」の感想です。
一番下はネタバレ感想です!


チェンソーマン Vol.1 Blu-ray

【原作】藤本タツキ(集英社「少年ジャンプ+」連載)
【監督】中山 竜
【脚本】瀬古浩司
【悪魔デザイン】押山清高
【出演】戸谷菊之介、井澤詩織、楠木ともり、坂田将吾、ファイルーズあい ほか
【制作】MAPPA

チェンソーマン

 非業の死!バトル!血!恐怖!グロ!血!バトル!血!
いや〜 濃厚なチェンソーマンでした。
すっごく辛くて気持ち悪いけど、ここまでくると気持ち良い、感覚。

もう一度、さようなら

 それはそれとして、姫野先輩の死とアキの絶望をもう一回見させられるとは思いませんでした。
それは、もう、十分だよ……。

 姫野先輩と幽霊の悪魔の最期の力で復活するデンジ。
そのギャッハー!な奇声とグイグイ攻めるバトルは爽快だったのですが、いやデンジくんがとても丁寧に殺さないよう頑張ってて微笑ましいまであったのですが、その活躍すらサムライソードの人質ごと真っ二つに敗れて。

 そして描かれる特異4課の、一緒に料理を囲んで食べバカ騒ぎをした仲間たちの、死。
ああ、荒井くんも、やっぱり。

血だまりの頂に立つ女

 もうダメだ… という状況で立ち上がったのは希望ではなく。
銃で撃って殺したのに生きて立っていたのは、
マキマさん。
あまりに自然に居て、怖くて吹きました(笑
そこからの、あまりに一歩的な圧殺、惨殺、惨劇。
コッワ〜〜〜!

 囚人たちの食事風景や移動する様や声がついて、「生きている人間」の重みが増えましたね……
マキマさんの力、人の命をすり潰して、人をすり潰す力の禍々しさよ。

 それでも、自然な佇まいも優しい声も心見えない瞳と笑顔も、女神のような登場時のままで。
恐ろしくて神秘的で、神のように悪魔のように美しい。

デビルハンターに向いてるのは、

 どんなに恐ろしくてもマキマさんは遠く。
未だ絶体絶命のデンジを救ったのは、
コベニちゃん。

 漫画でも強さが光ってましたが、
アニメで動きが盛り盛りでこれは悪魔以上ですわ(笑
 銃撃も蛇の悪魔をものともしない運動能力、一瞬で腕を切り飛ばし後ろ向きで銃を当て、仲間を盾にする(笑
長距離攻撃はマキマ、近接攻撃はコベニちゃんだと滅茶苦茶強いのでは?

 それでも、荒井くんが目の前で殺されて、ハイで恐怖が吹き飛んだから出来る戦い方なのですよね。
そして、荒井くんは一度撃たれて、次の銃弾は身を呈して庇って、死んだ。
 すぐ自分だけ守って逃げれば死ななかったかも知れないのに、コベニちゃんを庇って、死んだ。
コベニちゃんは荒井くんの死で恐怖が吹き飛んで、殺して切り飛ばして打ち払った。

 多分コベニちゃんの人生で、荒井くんは数少ないまともで優しい人だったと思うのです。
荒井くんはこんなに弱々しい女の子を、仲間と思い守ろうと思ったのでしょう。
 コベニちゃん、可愛いし強くて格好良かったよ。
荒井くん、君の優しさが大好きだったよ。
 殺しは上手くても心弱いコベニちゃんはボロボロに傷ついて、優しい荒井くんは殺し合いに向いてなくて、引っ張ってくれた姫野先輩は死んでしまって。

 仲間も敵も、知らない人たちも、人の命がいっぱい消えた。
全部じゃなくても、マキマさんは知って居たのでしょう。
 ああ、本当に、頭のネジでも飛ばないと、続けられないですよ。

今回のED『Deep down』

https://youtu.be/giJKMtRnD20
 姫野先輩も、多くの命も、マキマさんに飲まれて消えた。
死と血と臓物が彩る歌。
この美しい残酷、エロスとタナトス。
好きだなぁ。



本編最終回を見た後で(ネタバレ)

 この襲撃の黒幕を誰だったかなー。
銃の悪魔は知性を感じませんでしたし、マキマさんだとここまで部下を殺す気は無かったと思いますし、何処かの国でしたっけ?

 最終的にはマキマさんの手の平の上だったと思いますが、マキマさんはマキマさんなりに人を愛し、部下を大事にしていたと思うのです。

 この戦いを経て、「技術経験だけでは勝てない」「強力な悪魔の力を使えるかどうか」になって行くのですよね。
人であることを超えた戦い。
やるせないですが、この先に登場する悪魔たち、そして強力な悪魔の力が吹き荒れるバトルが、楽しみです。
 とりあえず、未来の悪魔登場とか(笑

この記事が良かったらチップを贈って支援しましょう!

チップを贈るにはユーザー登録が必要です。チップについてはこちら

月別アーカイブ

限定特典から探す

記事を検索