機動戦士ガンダム 水星の魔女 10話 の感想
機動戦士ガンダム 水星の魔女 10話
「巡る思い」の感想です。
各種動画配信サービスにて配信中
【監督】⼩林 寛
【シリーズ構成・脚本】⼤河内⼀楼
【原作】矢立 肇、富野由悠季
【出演】市ノ瀬加那、内田直哉 ほか
(C)創通・サンライズ・MBS
機動戦士ガンダム 水星の魔女
この二ヶ月を見せてくれ!
株式会社ガンダム軌道に乗り始めた!
ミオリネ、パパと絆が育まれてる!
グエル、独り立ちし始めたー!
この希望に満ちた、甘い時間を、
この二ヶ月を見せてくれよう!
この二ヶ月、忙しくてミオリネとすれ違いが多くても、スレッタには最高の学園生活だったことでしょう。
グエルくんにいとって、初めての自分だけで勝ち取った時間だったでしょう。
ミオリネも、同じく自分の力で勝ち取り、かつダブスタクソ親父と、人間と人間として、初めて交流した時間だったことでしょう。
それが仄見える描写だけなんてー
辛いよ!
もうホントに見せない演出だなぁ。
それが魅力でもあるのだけど、辛いのもまた事実ですよ(笑
ミオリネとスレッタ
吃音も減り、笑顔いっぱいのスレッタが可愛くて愛おしくて。
ミオリネもそんなスレッタが大事だから温室管理も業者に頼み、恋も応援するのでしょう。
ミオリネにとっては自分の損得なしで守ってくれた、手を引いてくれた大事な人間で、尊敬する人で、守るべき対象で、幸せにしたい人、なのでしょう。
温室を他人に任せたのは、今はもうスレッタたちが居るから、"唯一のくつろげる場所""一番大事な場所"ではなくなったから、なのだと思います。
スレッタにとって"花嫁と花婿"は親友以上で、ミオリネにとってもそれは同じなのですが、細かい差異があるのですよね。
でもまだ2人は幼く不器用で、その差異があることすらまだ分かっていない……
これだけなら全く心配することはないのですが、この作品は"ガンダム"で、この作品のガンダムは呪いで、今まさにその呪いが発言し値が流れる所、なのですよね。
怖いですよ。
エランくん(本物)…じゃなかった!
ついにエランくん、学園に復帰。
その甘い言葉とねっとりっぷりから本物とばかり思っていたら、強化人士5号でした。
まーそりゃガンダムに乗るなら本物は来れないですけど、良くこんな性格悪さそっくりの人間集められたな(笑
とはいえこの性格悪いエランも死が約束された立場な訳で、
このままならスレッタが気付くのも目前な訳で、
ガンダムって怖いなぁ!
決めたシャディク
前回でミオリネから遠ざかり、でも今回はスレッタに優しく話しかけ。
シャディクも大人のしがらみ・呪いから少しづつ解放されたかなー
と思ったら自ら陰謀の中心に入り込んだよ!
そうか、ミオリネとの恋を終わらせて、君は大人になる道を選んでしまったんだね…
それとも大人になるととうの昔に決めていて、だからミオリネに近づけないでいたのか。
それでもミオリネを不幸には絶対しない気はしますが、この作品の大人社会の汚さおぞましさは相当なものなので、シャディクがどこまで覚悟しているのか、不安で怖いですよ。
シャディクは諦めてそうですが、彼自身が幸せになって欲しいなぁ。
シャディクガールズも、多分同じく孤児育ちですね。
彼女たちも幸せになって欲しいですが…
これガンダムなので!女性だけの部隊とか!
怖過ぎますよ……!
グエルくん頑張る!
退校を告げられて二ヶ月、父の命令を破り、一人学園を離れたグエルくん。
そうか、君も自分で大人になる道を、子供のまま選んだんですね。
迷いまくってるけど、本当に悪いものが抜けた、優しい顔になって…
自分の働きだけを見てくれる、良い大人にも出会えて。
でもその先で、またガンダムに会ってしまうのか。
おそらくは殺して殺される、呪われたガンダムに。
…艦長さん?グエルくんの精神的健康の為に死なないでー!
でも適度に怪我して、逃げるでも迷うでもなく、自分で道を選び取る、グエルくんの背中を押す状況にもなって欲しいです(笑
魔女たち
復讐に全てを捧げる水星の魔女、プロスペラ。
医療の理想を求めながら大きな罪を背負うペイルの魔女、ベルメリア。
地球の闇に隠れ、殺し殺されるガンダムを産む、地球の第3の魔女。
ついにこの物語が始まってしまう、壮大な戦争と悲劇が始まってしまう、そんな予感がします。
そんな中で─
- 常にガンダムという歴史に立ち会うグエルくん
- 振り回される地球寮、特にニカの運命
- 全勢力に居るメ○ガキ的キャラ
が気になります!(笑