どうする家康 31話 の感想
見逃し配信 - どうする家康 - NHK
【作】古沢良太
【音楽】稲本響
【出演】松本潤、岡田准一、有村架純、野村萬斎、イッセー尾形 ほか
【デザイン】GOO CHOKI PAR
(C)NHK
どうする家康
小牧長久手の戦い・前編
徳川家康 VS.羽柴秀吉 直接対決。
天下分け目の戦い と言えなくもない時代の大きな岐路になった大戦。
ついに天下の形を口に出し、打って出る徳川家康。
古老と四天王の成長と絆が、初回から見てきた視聴者にとって感慨深い回でした。
敵も味方もリニューアル!
回を増すごとに装束が艶やかになってきましたが、今回は特に全員模様替え+各々"らしい"戦装束になり、目が楽しかったです。
家康は恰幅が増し勇ましく清涼な君主然。
徳川家臣はまさに武士中の武士といった勇ましさ。
羽柴秀吉はどんどん派手に、でも今回はちょっとダボついてて似合わなかったかな?
我ら徳川四天王!十六神将!!二十四将!!! …あれ?
決戦を前に、一人一人と確かめ合う家康。
過去と今、そして未来を思わせる今までの視聴者へのご褒美であり、また家康の人心掌握術の成長を感じさせてくれました。
二古老四天王との絆はどれも痺れましたが、本多忠勝との絆は唯一ですね。
もうとっくの昔に最高の主君と信じ切ってるくせに、認めていないと嘯き、天下取って当たり前と笑う。
第一の臣で、反省を共に過ごした最高の友だ。
…あ、本多正信は四天王じゃなかった!
古老扱いしてた酒井忠次が四天王筆頭だった!
これちょいちょい間違えちゃうんですよねー。
石川数正は何を思う
徳川家臣団の中で、一人直接秀吉と会い、裏切りも打診され。
家康の下なら死ぬも良し天下狙うも本懐という武辺ものばかりの家臣団の中で、一人沈む石川数正。
家康や忠勝の成長ぶりにもう自分は不要、後を任せても良いとまでは考えているのでしょうが、この後の決断は、何が彼をそうさせるのか。
家康方が滅びない、止まれる「手打ち」のため、かなぁ。
『へうげもの』の愛読者だったので、初花肩衝の登場にめちゃくちゃ興奮してしまいました(笑
秀吉の実と利と美と人をどのように見定めるのか、ぎゅっと詰まった名シーンですよ。
名将英傑新登場!(居ました
小物で素直な織田信雄、猛々しい偉丈夫・森長可、戦国の勇・池田恒興と、典型的かつ期待通りのキャラ、笑っちゃうけど満足!
織田信長のように叱る家康に、「はい!」って答えちゃう信雄が情けないけど可愛いですよ(笑
正直初期から織田家臣にいて欲しかったですが、登場から活躍までぎゅっと詰めて見せるだけに、印象深い演出ですね。
いややっぱりもっと長く見せてー!
残された人、拾う人
於愛の方も良かった。
瀬名は自分を認めて見出してくれて、同好の士で、夢を見せてくれた人。
家康と瀬名、大恩ある2人なのですよね。
言ってくれないことも分からないこともある、だからこそ、自分が出来る最善を、2人の為に尽くす。
良い人だ。
どうする家康
今までの全てがここに。
天下へ向かって大決戦!
次回、『小牧長久手の激闘』
どうする家康。