めくじら 2020/04/18 18:58

浮気探偵:舞台となる街と「駅周辺」

中二の時に授業中に突然右腕の呪いの痣が疼いてそのまま黒板を叩き割って「みんな見ろ!これが身の内に巣食う憎しみと恨みの姿だ!肉を腐らせ死を呼びよせる呪いだ!」クラスメイトが静まり返るそんな妄想に浸ったことがある神谷道楽です。


ご覧頂けました?

ホテル・ルワンダ

不思議と人に紹介するとまた観たくなっちゃう衝動ってあるじゃないですか。
また観ちゃったんですよ。
寝る前に。ホテル・ルワンダ。
なので前回は迸る熱いパトスのみで、どんな映画かさっぱり伝わらなかったと思いますので、改めて簡単にご紹介させて頂きます。

ルワンダでとある民族が120万以上虐殺される大事件が1994年に実際に起きたんですけど、
その極限状況の最中に主人公である「ホテルの支配人(実在する)」が、
自分のホテルに家族と虐殺されそうになっている民族を匿うが事態は次々と悪化していきやがて……
という実話ベースの話です。

もうね。
無茶苦茶緊張感があります。
中だるみが一切ありません。

正直予告とかパッケージ裏だけ観ると、

「うーん、ひたすら重そう……あんまおもしろくなさそうやなぁ」
「感動の押し売りですか? お涙頂戴は結構ですよ」
「間に合ってます。僕の涙は身近にいる愛する人達のものなんで」

とか観る前は思ってたんですよ。

ところがです。

虐殺が始まる前のオープニングから、
取引先の男がノースリーブで無駄にムキムキでどう考えても虐殺しそう、
虐殺側の民衆が世紀末覇王伝なくらい殺気立ってる、
虐殺派DJのラジオ放送による煽動がいちいち過激で不安を掻き立てる、
……まぁそんなこんなで、
不穏な空気が漂いまくっておりまして、

あ、これ……やばい。
何が起こるか知ってるけど、相当やばい事になる…。
下手なホラー映画より百倍怖い。
知性があって重火器装備のネメシスみたいなゾンビが大量にいるって考えたらダメだ超怖ぇぇ……。
はよ逃げな。どうする主人公。
初動が大切やで。初動が。
あれ……この状況……もしや。
詰んでおりませぬか?

と、序盤から猛烈に心の臓がドキドキしてきます。

そして気づけば、
この「虐殺」という理不尽極まりない「極限状況」からどのように脱するのか、
彼とその愛する家族の行く末が気になって仕方がない状態に陥ります。

それもその筈。

まぁ、主人公が「時には打算的で人間臭くて感情移入し易い」人物像なんですね。
主人公が「ただの心が綺麗な完璧善人」として描かれていたら、
そこまで感動はしなかっただろうなぁと。

あと。
奥さん。
この嫁さんがまぁ桁違いに良い女性なんですわ。

旦那の精一杯の強がりを理解し支え続ける度量。
土壇場で愛する者達を守る為にシャ●ーヘッドで対抗する茶目っ気。

砲弾が飛び交う夜空の下、
屋上で二人で語り合うシーンは必見ですね。

でも、そんな二人をあざ笑うかのように、
鬼気迫りさらに悪化する状況。
どう考えても逃げ場がなく、
追い詰められいくその様は絶望的でもう手汗がビッショビショになります。

悪党共のキャラもひじょーーーーに濃いので、
ヘイトが溜まって「貴様らには地獄すら生ぬるいッッ!!!」と醒鋭孔を突きたくなること間違いなしです。

曲も良いし役者の演技も真に迫っているので、
涙腺に響く映画なのは間違いないですね。

いやー、実話ベースの映画はやはり情報量だけじゃなくて情報の質も高いので、
なかなか外さない面白さの作品が多いですよね。
実際の所は誇張だったり偽りも多いかもしれませんが、
身も蓋もない言い方をすると名探偵コ●ンでもない限り真実なんてわかる筈がないので、己がハートで解釈するしかないと思うんですけどね。
他にもオススメがあるのでそれはまたの機会にご紹介しますね!

…………。
(あれ……)
(なんの記事書いてんねんやろ)


さて、それでは本日の情報について言及したいと思います。

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