進捗報告 2020-08-01
皆さまお疲れ様です!
前回の記事ではあまり進捗が進んでいない状態でしたが、先月の7月中はそれを取り戻すように作業が捗りましたので、その進捗報告を早速していきたいと思います!
まずは前回の記事にも書いた通り、先月の開始時点で、これまでの全ての設定を改めて見直してより良い物に修正していく作業は既に完了しています。
なので、まずは本作のプロローグとなるヒロインとの出会いから初エッチにまで至る物語序盤のストーリーについて、この設定の修正を加えた上で改めて完成させました。
背景や立ち絵のイラストも既に完成しているので、ボイスやBGM等はまだありませんが、とりあえずこれでプロローグパートの素材が必要最低限揃ったことになります。
これらの素材を簡易的に組み合わせて、頭の中だけで想定していたゲームの触り心地を実際に体感した上で、候補として複数考えていたゲーム内のイベントを選定していきました。
その選定作業も終了して、ゲーム内に実装する一枚絵のイラストの種類もほぼ本決まりしたことで、それらの一枚絵のラフ画を制作していく段階に入った時に、再び事件は起きました……今度は良い意味で!
イラストの色の塗り方で、グリザイユ画法という技法があります。
詳しい説明は省きますが、イラストに色を塗る前にモノクロで下塗りをしておくと色を塗る時にとても簡単に塗ることが出来る、と理解してもらえればとりあえず大丈夫かと。
ただこのモノクロで下塗りする時のコツがあって、それが上手く分からず諦めてしまう方も多く、私も過去に何度か挑戦してのですがずっと失敗続きでした。
しかし今回、上記の一枚絵のラフ画作業に入る前に偶然にも改めてグリザイユ画法を学ぶ機会があり、再びチャレンジしてみた所ようやくそのコツを掴むことが出来ました。
そして、いろいろ自分なりにアレンジしてからこれまで作成済みの立ち絵にもこの技法を試してみると、イラストの良さを飛躍的に上げることに成功しました……!
という事で、先月は一枚絵のラフ画制作に入る前に、既に制作済みだった立ち絵2種類の修正作業を重点的に行っていました。
かなり良い感じに修正出来たと思いますので、まずは修正前と後の比較画像を見ていただければと……!
ヒロイン立ち絵A・B グリザイユ画法修正後
ヒロイン立ち絵A・B 修正前後比較
線画も多少変えてはいますが、基本的には色の塗り方を変えただけで、ここまで大きく改良することが出来ました。
単に陰影を追加した部分もありますが、塗り方を変えたことで全体的な質感の付け方が容易になり、特に肌の質感はかなり良くなったのではないかと。
また、着せ替え要素となる前髪差分・後髪差分・衣装差分も修正済みです。
ヒロイン立ち絵 着せ替え差分諸々
各差分はこれで全てではなく、もう何種類か用意する予定です。
衣装に関しては別カラー差分も用意する予定ですが、グリザイユ画法ではこの色の調整もとても簡単に出来るようになるので、制作スピードを格段に上げることが出来ます。
自分なりの描き方を模索しながら修正していったので多少時間はかかってしまいましたが、時間をかけた分の成果は十二分にあったのではないかと思います……!
以上、今月の進捗報告でした!
今回の成果は個人的にも大満足しています。新しい技術の習得で上達が目に見えて分かる、というのはやりがいがありますね。
このグリザイユ画法という描き方は個人的にも肌にあっていて、今後のイラスト制作作業はかなり捗っていきそうなので、この勢いのまま引き続き頑張っていきます!