東方二次小説(第13話)「アイドル天狗はたて」(4)
ぬえはベントラーにはたての下着を旗代わりに張った。
やがてベントラーは大空に飛び上がり。警戒監視中の椛の目に入った
「あれは・・まさか・・・」
「なにい?・・ああつ?」
椛の視線の先は赤い空飛ぶ円盤。
だが円盤には・・純白のドロワと水色のパンツ
「まさか・・・はたてさん?}
椛が気付くはずもない(はたての下着を椛がわかるはずもない)
「文さん・・はたてさんのなんですね・・・。」
文がゆっくりうなずく。
「文さんすぐに回収してあげてください・・こんな恥ずかしいこと・・かわいそうです。」
文はすぐに飛び立ち、円盤を確保。
間違いなく、はたての下着だった。
「誰がこんなことを・・・右近ちゃんを襲ったパンツ泥棒の仕業」
文は円盤のあとを追った。
案の定ぬえの仕業だった。
文はぬえに近寄ると、いつものいたずらかと怒りつける。
「あの娘が逆らってくるから・・仕方なく反撃したんだ。」
「だったらはたてを返してください。」
文はことをあらだてまいとなるべく言葉を選んだ。
「あの娘がお前の女なのは知ってるよ。いやねあたしのパンチラは勝手にとるし。牛鬼の住処は壊すし大暴れだったんだ・・・それで」
「ほら・・これを。。。」
はたての携帯。ぬえは文にちらっと見せた。
なんとはたてが裸にされて、こともあろうに管狐の典を同じベッドに
「ふふう、どうだい?いくら文でもここは戦にはできないよなあ・・」
「はたていつの間にこんなことに・・」
「どうするんだい?戦にするならお嬢さんのことは保証できないかもね」
ぬえはさっきよりはっきりと文に写メを見せてきた
「はたて・・・」
どこかの地下室裸にされたはたて、その前には典がこともあろうに
裸で、迫ってる。
「ぬゑに逆らうわけにはいかないじゃないか」
「それでどうするんだい?あの管狐がいつもでもまってくるとはおもないぞ」
「判りました私が変わります。変わるから。。はたてを・・はたてを・・」
ぬゑが大声で笑った。
「風神少女も惚れた女にはかなわないな・・・」
少し前の地下洞窟。牛鬼が・・ねぐらに帰ると
大きく口を空けても飲み込んでいたぐるぐる巻きのはたて
を床に吐き出した。
はたては気を失っていてすぐには動けない。
そこにちょうど管牧典がらあらわれた
蜘蛛の巣だらけのはたてを蜘蛛の巣を取り除いて地下室に運ぶ
。牛鬼の口の中に入っていたせいで洋服から靴下、下駄に至るまで溶けてしまったようだ。