尾上屋台 2016/12/25 21:55

「終末のイゼッタ」

・アニメ公式


来ましたこれは。
自分の中では今期どころか今年一番のアニメでしたね。
もうとにかく好きな要素満載で、かつ話がよくできてるんですよ。

基本ファンタジーが好きな自分なんですけど、魔女って要素が中世ヨーロッパ風の世界にいればそれはそのまんまファンタジーだし、現代に飛び込ませるのももはやジャンルと化してて新味がないわけで。
一応架空の歴史ってことにしてあるとはいえ、第二次大戦に魔女を突っ込んだってのは、ありそうであんまないというか、ここまで綺麗にブレンドできた作品もそうはないのではないでしょうか。
この時代のミリタリーには疎いんですが、世界史的には近代で最も興味深い時代ですし、各国首脳とか集まってても、あーあれがモデルかみたいのが一発でわかる程度には、実際の歴史に近い感じで。

切り出すとファンタジー(魔女)、第二次大戦、ミリタリー、あと百合(笑)が要素として大きいんですけど、それぞれきちんと描いてますよね。
冒険活劇的な要素も大きいんですよ。

話は全体的にもよくまとまってるんですけど、特に序盤、その話の後半に必ずカタルシスになるとこを持ってくるってのは、今のアニメでできそうでなかなかできないことで、それを毎回バシバシやってくるってのも良かったですねえ。
で、序盤に飛ばした作品って中盤くらいからだれること多いんですけど、後半近くにまたいいシーンがたくさんあってですね。
変にこねくり回さないでも、こうやって王道のパターンでも新鮮味あるいい話が作れるんだなって、なんかそういうとこにも感動しました(笑)。

キャラがまた良かったですね。
自分的ヒロインはイゼッタなんですけど、メインヒロインを好きになれる作品ってのは、基本的にいい作品だと思います。
配置と役割がしっかりしてるんですよね。
もともと変化球でくる作品ってのはこの限りではないにせよ、イゼッタみたいに直球でくる作品ってのは、メインに近いキャラほど魅力的に描くってのは、物語を作る上でとても大切なことだと思ってます。
メインの光が強いからこそ、脇役も同じように光るって感じで。

いやーでも終わっちゃったんですよね。
1クールでぱしっとまとまってて。
とても寂しいです。
続編とは言わないまでも、なんかこう、もうちょい色々見たいというか、何かしら作ってくれないかしらとか、そういう感じでいます・・・!

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