尾上屋台 2017/05/06 05:01

奴のあだ名はコンドーム(筒状の何か)

今日、五月六日は「ゴムの日」らしいね。
ツイッターのトレンドにもゴムくわえた女の子の絵がびしばし上がってるくらいなので、俺も一応、ゴムの日にちなんだ内容で書いてみるよ。
よく考えたらさ、このブログって、サイトの方からはR-18含むので閲覧注意って呼びかけてる割には、ほとんどその手の話題に触れてないよね(笑)。
一応さ、CG集出ると自動的にここに表示されるようになってるし、また再開するけど、CG集についての話もしてくつもりだから、まごうことなきR-18ではあるんだけど・・・。

でもさ、元からそんなに下ネタ口にするタイプでもないし、エロを仕事にするようになってからは、エロは仕事、みたいになってる部分があるからなあ。
卑猥なこと思いつくんだったら、それは食い扶持にしようって感じで。

それはともかく、今回はゴムの日、コンドームについての、あと性についてよく知らなかった、子供の頃の記憶を辿ってみるよ。
大人になってから、てか使うようになってからの話は、また今度な(笑)。

後でも触れるけど、俺はコンドームって、結構大きくなるまで、どういうものか、さっぱりわからなかったんだよ。
大体さ、初めて耳にしたのが、小学五年生の時、ある転校生がやってきた時なんだよね。
ホントはここで出す名前はアルファベットでぼやかすべきなんだけど、ここはあえて名前を出すと、彼の名は「近藤」っていったんだ。
で、転校初日についたあだ名が、「コンドーム」(笑)。
いきなりというか、なんかすごいよねえ(汗)。

俺らの子供の頃ってのは、性について、今ほどデリケートに扱う時代じゃなかったんだけど、と同時に、あまり情報の入ってくる時代でもなかったんだよな。
ちなみに俺が子供の頃は、18歳未満でも、本屋で普通にエロ本が買えたんだよ。
たださすがに、小学生でエロ本買えるような勇者は、少なくとも周りにはいなかった。
当然、ネットなんてないしな。
なので、性についての情報は、歳上の兄弟からの、口伝によって伝えられる部分が大きかったんだよ。
んで、俺には兄弟がいないもんで、性についての情報は、高校くらいまで、まったくといっていい程入ってこなくて。

そんな感じだから、ちょっとマセたクラスメイトが近藤のあだ名をコンドームにしたところで、ほとんどの奴は、意味がわかってないわけよ。
ただ、このあだ名は、三日くらいで先生にバレて、あだ名つけた奴は、こっぴどく叱られてたな(笑)。
ちなみにこのあだ名つけた奴も、コンドームのことははっきりわかってなくて、後日俺はこいつにコンドームって何?って聞いたら「妊娠する為の道具」って答えたんだよ。
避妊じゃなくて、妊娠だよ?(笑)
エロってものが、いかにブラックボックスだったか、よくわかる話だよねえ・・・!

ちなみに、妊娠ってもののシステムは、確か小学校高学年や、中学生の頃には、保健体育で習ってはいたの。
でもさ、もうそんな程度のエロ知識しかないもんだから、理屈としては理解できても、実感としてはもう、ちんぷんかんぷんなわけ。
子宮に射精すると、妊娠する、というのは、話を聞いて、理解する。
でもさ、トイレ行く時にいちいち大腸小腸、腎臓のことなんて意識しないのと近くて、膣とか子宮とか聞いても、何かそういう臓器が作用して、子供というものは生まれるらしい、みたいな感じで、肉体の感覚として、その情報はまったくといっていいほど、実感がないんだよな。
平たく言うとさ、セックスがどんなものか、まったく知らないわけなんだから、わかりようがないよなあ。

これも保健体育で、男性器を女性器に挿入して・・・みたいに聞いてもさ、え、何それ、全然意味わかんないんですけどって感じ。
女の子の股間がどうなってるかなんて、男からするとまったく未知の世界で。
銭湯とかでさ、昔はちっちゃい女の子連れて来てる父親なんかも結構いたんで、女の子の股間に、おちんちんがついてないってのは、見たことがあるわけ。
でも見た所、お尻の割れ目の延長って感じだし、あそこにおちんちんが入るってのは、まったくどういうことなのか、わからないわけですよ。
なので、保健体育でセックスの話聞いても、なんか素股みたいのを想像してたと思う(汗)。

で、少し話戻すと、コンドームのあだ名つけた奴が「妊娠する道具」って言ったのは、避妊とか妊娠って言葉自体がよく知られてないもんだから、この区別が上手くついてなかったんだな。
妊娠って言葉は聞いたことあっても、セックスを知らない以上、避妊って言葉はよく理解できないわけで、「妊」って言葉がつく、かつ性に関する言葉なもんだから、とり間違えていたんだろうなあ。

ちなみに俺はというと、妊娠するのに道具がいるってことに、衝撃を受けたんだよ!(笑)
ええ!? 妊娠するのに道具がいるとなると、石器時代の人間とか、どうやって子孫を残してたわけ?みたいな、そういう人類の話は歴史で習ってるわけで、根本的なとこ知らないと、おかしな所に知恵が回ったり、変な疑問がわくもんだよなあ。
そしてコンドームがあのようなゴムだってことも当然知らないわけで、小学生の俺は、何か注射器のような、それでいて石器時代の人間でも作れるような、なんだろ、筒状の何かなんじゃないかって推測してたんだよなあ(笑)。
その筒状の何かを使って、子宮に精子を届けると。
うわ、女の子怪我しないのかなとか、痛くないのかなとか、そんな疑問まで浮かんでくる始末だったよ。
まあこんなこと考えてた子供が、十年後にはセックスしてるんで、子供の成長ってのは、ホント早いものですね!(遠い目)

ただ、俺がセックスのことちゃんと理解したのって、それこそ高校の時くらいまで待たなくてはならなかったんだよ。
というのもさ、もうそれが何なのか、みんなある程度理解し始めた中学三年の時、とある放課後、俺はかねてからの疑問だった、「コンドームとは何か?」を、友人の一人に投げかけたんだよ。
すると彼は「それは妊娠する為のものである」と厳かな表情で答えてね。
またですよ。
避妊じゃなくて、妊娠。
そうか、やはりそれは、あの日俺が思い浮かべたような、筒状の何かなのかと。

今の子はこの手の勘違いとかって、どっかでするとしても、それはごくごく短い期間なんだろうなあ。
俺はコンドームという言葉を聞いてから五年くらい、それはまったく謎の物体だったから。
高校生になって、本屋で勇気出してエロ本とか買うようになって、ようやっと理解できたわけで。

今もさ、ツイッターのトレンドにゴムくわえた女の子の画像出てることで、ゴム、次いでコンドームと検索かけることで、あっという間に知ってしまうわけじゃない?
正しい使い方まで。
ある意味羨ましいけど、まあ俺の長い間のミステリーも、あの時代ならではってことで、一応大切な思い出になってるよ(笑)。

あ、ちなみに補足しとくとさ、歳上の兄弟がいるような家庭では、俺なんかよりずっと早く、セックスとはどういうものか、知ってはいたと思うよ。
俺みたいに一人っ子だったり、自分が子供の中で一番歳上だったりすると、こういう情報は、思いのほか入ってきづらかったって話で。
ただ、どういう経緯で知るにせよ、その多くは口伝であり、ましてぼやかして伝えるものでもあったもので、時に伝言ゲームよりひどい情報が入って来たりもしてたよな(汗)。

君は一体どういう経緯で、コンドームのことを知るようになったんだろうな。
俺にも今度、その話を聞かせてくれよな。

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