「十二大戦」
・アニメ公式
比較的普通というか、最近では割とありふれたテーマだったかもですね。
十二人の異能の戦士のサバイバル、生き残った者の願いが叶うというか。
ただ、見ている側の予想やら期待やらを次々と裏切っていく展開は、なかなか見物だったかなと。
ほぼ干支の順番の逆に退場してくってのはすぐにわかるんですけど、これは粘りそうとか、あー今回はこの人の退場かってとこでちょっと待たせたりとか、細かい仕掛けが色々と。
大まかな展開ってのはむしろ最初にわかっちゃうんですけど、そう思わせといてちょっとずつ捻る、みたいな作品で、結果よりかは過程を楽しむって感じで。
といいつつも、生き残った者の願いってのがアレでしたから(汗)、まあ最後の最後まで捻りを加えてきたなあって感じです。
見てる時は結構面白かったんですけど、一通り見終わった時点では、ちょっと構成が微妙だったかもって気もしてます。
西尾維新の作品は初めてなんですけど、物語シリーズが当たってるってのを聞いてる分、僕の側の期待値が高過ぎたのかもなーって、反省もあります。
なるべく作品の事前情報ってのは入れないで見るようにしてるんですけど、まあそれでもちらほら耳に入ってきたりするわけじゃないですか。
そういうので変な期待感みたいの持っちゃうと、たまにずれちゃう時はありますよね。
この作品に限らず、時々そういうとこでのモヤモヤ感みたいのを、やらかしてしまう時があったりして。
これは逆に物語シリーズを見た後に触れた方が、より楽しめたのかなーとか。
自分的ヒロインは、砂粒ですかねえ。
けど、あんま各キャラに思い入れができないというか、そのキャラにスポットが当たったと思ったら死んじゃうって感じで(笑)。
そういうとこも、この作品の捻りというか。
よく考えると、そういった意味での面白さってのは、随所にあったなあと思います。
え、こう来るか、みたいな。
それも、こう来ますよと思わせといて肩すかし、みたいなテクニックは、たくさんあったなあと。
その意味では、結構見てて勉強になったなあと、思ったのでした。
一応続編(?)みたいのもあるみたいなんで、そっちもいずれアニメ化してほしいなと思います!