尾上屋台 2018/10/01 23:31

「バキ」

・アニメ公式


バキはね、昔から原作読んでるんです。
最近お金ないんで、刃牙道になってからは、5巻くらいまでしかまだ読んでないんですけど。

バキに関わらず、原作知ってる状態からのアニメ化作品の鑑賞って、その原作との「間」の違いに戸惑うことが多いですね。
ん、思ったより展開早く感じるなとか、ここでこんなに時間取ってるんだなあとか。
読んでる人間って、やっぱ自分なりの間を作って、作品を読んでるのかなあとか。

あと、バキに関しては、コマ大きく使う、見開きドーンみたいのも多いんで、こうしてアニメで見ると、その違いも大きいかなあと。
ほら、コマ大きく取って全体見せるみたいのって、アニメだと「引き」になっちゃうんですよね。
こういうとこ、製作サイドは苦労すると思いますよ(笑)。

そういえば昔、アニメの「ARIA」の監督も、そういうこと言ってたような気がします。
ARIAも決めのとこで見開きドーンって感じでやりますもんね。
で、やっぱりアニメだとそれが「引き」になっちゃう。
一番迫力あったりするとこが、まったく逆のアニメだと引きになっちゃうわけですから、これは演出苦労すると思いますよ。

と、原作とアニメの温度差みたいのを感じつつも、ああ、やっぱりバキはバキだなあと(笑)。
無茶苦茶なんですよね、いい意味で。
なんも格闘技とか知らない人の無茶苦茶さではなく、そういうのものすごく詳しい上での滅茶苦茶さですから、僕みたいな格闘/プロレスファンにも受け入れられるんじゃないかと思います。

なんつうのかな、無茶苦茶さが、基本的な知識の延長にあるんですよ。
要は「やりすぎ」っていう。
これがそういった基本的な知識を持ち合わせない人がオーバーな表現使っても、それはやりすぎじゃなくて、「違うもの」になっちゃうんですよね。
ありえない程と、ありえないの違いって、やっぱ作品の重みがまったく違ってくると思いますよ。
ただありえないもの羅列しても、作品ってのは軽くなる一方かなと。
基本的な知識があっての作品って、やっぱ地に足着いてる感じがあるわけで。

あと、キャスト豪華ですねえ。
最初サイトで見た時、一番不安だったのが島崎信長がバキやることだったんですけど、実際見てみたら、これがすごいハマってると感じました。
いや、島崎信長は好きな声優の一人なんですけど、今まで見てきたのは、やわらかい感じの芝居がほとんどだったんですよ。
でも今作見たら、あの甘いトーンを活かしつつ、こんなに力強い演技ができるんだなあって、いい意味で裏切られました。
他のキャストも、自分が抱いてたイメージとは違ってたりしても、ああ、この声もいいよなあって感じで、すぐに違和感なくなりましたわ。
てか、最凶死刑囚って、バキのシリーズ全体では、どっちかっていうと大したことない連中だったりするじゃないですか。
にも関わらず、こんなにいい声優使っちゃってもいいのかなって(笑)。

このまま2クール目ってことは、最凶死刑囚のとこは全部やるって感じですかね。
引き続き、楽しみたいと思います!

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