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九条の会 2020/03/01 12:00

(ブロマガでエミリアさん用コラム)アルゴリズムとデータ、めっちゃ凄い人! パブロピカソ見ろゴッホにジ

*このメルマガは、エミリア氏のci-en
https://ci-en.dlsite.com/creator/1091
へ投稿したコラムです(ログ)


ありすの乳頭エロトラップダンジョンに続く、第二弾のエロトラップダンジョンゲーの作業にちまちまと入っている
(本当はspineでのアニメ勉強をやらなきゃいけないのだが、確定申告とか入るとつい後回しに…)

エミリア氏もエロローグの第二弾を制作しているようで、そこで
「リサヴェリのシステムはどのくらい流用してる?」
と聞いたらばゼロ、つまりイチから何もかも再設計だという。
なるほど、ウディタはどうしても再利用が効きにくい反面、
イチから作った時の形になるまでの構築度もかなり早いしね……
一度ローグを作った事で、再設計したい部分もかなり浮かんだようだし。

俺は俺で、第二弾はまず既存のコードのリファクタリングから入っている。
とにもかくにも、おっつけ作業が多すぎた、
罠のデータからイベントデータまでをコードに直に書き、
ちょっと特別な表示をさせたい時などは、プログラム内で
if(trap.type == "monster")
みたいに分岐を書いて、処理を分けている。
そういうのがあちこちに点在している。

これを見直す、
例えばその特別な表示というのが「(typeがmonsterの時に)枠を赤色にする」とかであるなら、
まずそれぞれの罠データにtypeを設ける、monsterしかり、macineしかり、innmaしかり。
そして別所に、表示に関わる色データというべきものでも作って、
macine に対応した値ならば
#255,255,255(白)
ってな具合に紐付けよう。
そしてmonsterならば
#255,0,0(赤)
だ、しかるのちに、
「罠が持つ色データを見た目に反映する」というコードを書けば、
少なくとも
if (trap.type == "monster")
 // 特別に赤色で描写……
みたいな事は、直接書かなくても済むのかも知れないな。

だが勿論、そんな細かい事までデータ作成していたら、もう乱立しまくってしょうがないかも知れない、
例えばそう紐付けるデータが10くらいあったとして、
じゃあここで新しい罠type、nekobaを加えますよとしたら、
10個のデータファイルに、nekobaに応じたそれぞれの値を作らないといけないのではないか。
(まぁ普通は、色データが持つのは”当て嵌まる特殊な場合のみ”(この場合はmonsterとそれ以外)のみに絞ったりするのかな、
あるいは10個全てのファイルを読み込み、1つとして統合表示・編集できるツールを作る、とか……。
その自由はある……)

などなど、設計のことを考えている。

ただ偉そうに書いたがこれ、結局ウディタに言うデータベースという事ではないかと思うし、
「試行錯誤した結果(ありすの乳頭エロトラップダンジョンで言ったら3年くらい…か)結局、当たり前の所に戻る」
的な、情けなき現実だというのも薄々感づいている。
だが、まぁいいじゃないか……苦労した末に分かった事というのはそれなりに価値があるかも知れないし、
やっと十人並みの結論に辿り着けたのだ。
元々、靴紐も結べない人間なんだ、それが結べるようになっただけでもう祝ってくれ……

昔、何かの本で読んだが
「プログラムの本質とは、コード(アルゴリズム)とデータの二大要素」
という事だった。
当時は、何を言うか、プログラムなんだからコードが主体、コード9:データ1くらいだろう、とか反発したものだが、
そうだなあ、
取り扱いしやすく、変更に揺るがない造りを目指すと、
そこの部分を固定化し、外部化するのが正解のように感じられる。
つまりデータ化する、という事だ。
そしてさっきの色データだと、
#255,0,0を赤色とか書いたが、これはRGBを示してる文字列であり、つまり色情報を含んだデータ形式であるわけだ。
データ形式こそがやはり問題で、それが分からないとまったく意味不明の文字となる。
色情報のデータ形式を、そう(色情報だと)解釈するアルゴリズムに適応させる……なるほどね……。

これも何かの本からだが、
「スクリプト言語において、コードとはデータとデータの間を繋ぐ接着剤代わり(くらいにしか過ぎない)」
という言葉も、今になってやっと痛感できたり……。
ソートとかに顕著だが、アルゴリズムは大体プログラム言語側で用意されているから、か……。

結局、そんなこんなを考えつつ、
10行から成る関数を、引数を一つ減らし、7行にするとかで一日のゲーム制作作業が終わったり。
(まぁアフィ感想もあるし……)

……これは”正しい”のだろうか?
俺もエミリアみたく、イチから再び作るべきなのか?
(そしたらまた、ありすの乳頭エロトラップダンジョンみたく再び3年掛かったりして、か?)
分からん。
どうあれ俺はこの切り口で新しいゲーム、第二弾を作るのだ……


https://super-game.net/archives/zetai-hukujyuu-prisumu-stars-seihin.html

[絶対服従プリズムスターズ -超自由RPGで恥辱の永遠命令させろ-]をクリアした。
先々週は150時間くらい行ってるかも、怖いね……などと書いたが、まぁ蓋を開けてみれば131時間だったようだ。

製品版の感想を書いた後は、作者さんにご報告するのだけども、
ここの作者さんは一言で言えば、だいぶ”喜ばせようとしてくれる”方なんだなあ……。
(メールのやり取りは余りここにも挙げたくないので、以下述べる作者さんからの文章は、かなり要約してるので注意だ)

……例えばそうだな、感想書きとして、マイナーな作品をこれ良いよと書く事があるわな、
これがまず売れてくれて、24時間ランキングにでも入ってくれるのが(アフィ的にも)一番嬉しいのだが、
それはなかなか叶わないと。
そうすると次に嬉しいのが、実力ある人に認めてもらった時じゃないかと……。

あの時も別に製品版の感想を書いた作品があって、
で、今見たらやっぱりDL数が2桁、あと☆評価も4って感じだ、これには
「お前らがアホなんじゃ!!!(まぁ明確な理由がある作品なので、分かりはするが……)」
と吠えたくなるわな、
そんな折に
「111さんの記事を読んで、良い作品だと思ったので、私からお声掛けして、サークルを手伝って貰う事にしました」
とか伝えられたのだ、これは凄い、凄い事だなと思ってね……。嬉しかったものです…。
(今でもサークルの一員かは、分からないけど)

そしてその時のやり取りだったのかなあ、返す刀で
「111さんもゲームを作っておられるんですね(*ゆきゆきてモンスター軍のこと)
もういきなり開幕、エネルギーの溢れた絵の連続で驚きました(そうだね……)」
という感じのことを、おっしゃられていたのだ。
(実際はもっと丁寧な言葉で語られてます)

それはそれで、ふへへw サーセンww と流れていったのだが、
さてそれから何年もの月日が流れて、今回の[絶対服従プリズムスターズ]はSRPGであると。
で今回もまたメールでやり取りの機会を設けさせて頂いて、
「ゆきゆきてモンスター軍からこの分野にも興味が出て、色々と勉強しました。
初めの演説画面を見せて、皆にもこういうゲームが作りたいんだよとプレイさせたり……」
という事らしいのだ……。
(プレイさせられた他のスタッフさんは、だいぶ困惑なんじゃないかと思うのだが……)

まぁゆきゆきてからSRPGを発想するにしては、今作は余りにも着地点が違うので、
これはリップサービスかなぁと思うのだが、
もしそれが本当ならば、ゆきゆきての他にも本当に色々なSRPGを学んで、そして自分の中で一点の物として落とし込んで製作されたのだろうなあと……。

更に驚いたのは、この(カードでの召喚が入り乱れる)ルールにおいては、
色んな組み合わせでの攻略法が成立するのだが、
「これをどうやってバランス調整したのだ……」というのにもお答え頂いて、
その内容からするに
”制作スタッフにどういう制約の下でプレイ(デバック)して貰えれば、よりゲームの幅を作れるのか”
まで考え、運用されているようであった……。

あとはモチロンというか、ウディタ内のこの複雑なSRPGのアルゴリズムも、自分で組まれたという。

これは驚くべき事で……つまり、
ゲームのアルゴリズムを組む事と、
ゲームの遊び幅を設ける為に、スタッフにルール(ある種のアルゴリズム)を課してプレイして貰うのでは、
似ている事だけど、だいぶ違う。

一つに粒度が段違いだし、
もう一つは、ゲームのシステムと比べて、人に動いて貰うのはナイーブな所も必要になってくるから。

まさに硬軟、ゲームのアルゴリズムも、現実のルール付けも分け隔て無く。
それら全てを成し遂げて、ゆきゆきてからSRPGに興味を持ったなんて事がね、この一本として形になっている……。
本当に震えるものです。

111なんて、ゆきゆきてモンスター軍の開発途中でバランス調整が大事だと気付き、
せめてエクセルで扱える形式で吐き出して扱おうとしたけど、けっきょく煩雑、あんまり上手くいかず。
(だから強いユニットを一つ作ると、それでもう大体いけちゃう……)
しかもこれから資料のやり取りは全部、エクセル方式でやるんだ! とかゴリ押ししようとして、
普通にエミリアにキレられて終わったのに……。
(まぁエクセル入ってないとすげー取り扱い辛いのは分かるし、ルールの策定がアホだった)

凄いなあ……、尊敬します。
(この言葉を伝えようとして何故か途端に製作者の意地とか、恥ずかしくなったりして、書けなかったので、まぁ見られてないだろうここで……。
我ながら難儀でアホだけども)

こんな才能が現在7000DLくらいで、どうかな、もっともっと鬼のように稼いで良いと思うし、
あるいは違うのだろうか?
他の千,二千DLだのって作品こそが世間的にはむしろ過大評価、ラッキーパンチであって、
社会というのは、だいたい皆こんな優秀な方々で構成されているものなのか……?


最近はそんな影響を与えるゲームを作れてないですねえ、そうですねえ、とエミリア氏とも話し合ったのでした。

んで、大体そういう最大限の評価を得た後にやっちゃいがちなのが
「結論(結果)から、逆巻きに答えを導く」って事で、つまり、
「ゆきゆきての様なゲームを作れないのは、あの頃みたいに熱い想いが無いからだ、
熱さ! 熱さを俺は取り戻さないといけない!」
という事だね、
はい、これはウソー。
体裁が良くて間違った結論を出してる。

少なくともゆきゆきて開発当初は、別にあんな物語作るつもり無かった、
「オークが女どもの村を襲ってレ○プ!」
みたいに単純に終わらすつもりだったのだ、
それがエミリアがなあ、なんか息巻いて、どんどんキャラを描いては押し付けて来るからなあ、
そして俺もここまで来たらみたいに調子に乗った、
ラップだ! レゲエだ! 革命の熱いリズムだ! 俺も絵描くー!
となった、その果てに出来た成れの果てがアレだ。

今になって、その影響が可視化されて良い気になったりするけど、
やっぱ違う、熱い想いなんて無かった、当時あったのは悪ノリだけだよ!
(当時も、いや今も「111画伯のあんな絵とか無くて、もっと無難だったら、もっと売れたんちゃうか?」と思ってるよ…)

ただここで大事なのはな。
悪ノリが始まった時に、ちゃんとそれに答えられるプロジェクト内容だった、あるいは、その事による長期化も覚悟した……という事なんだ。

ありすの乳頭エロトラップダンジョンは3年とか開発に掛かったが、ゲームとしてはつまらない。
物語の熱さみたいな事も無い。

悪ノリしなかったからだし、また悪ノリしたとしてもそれを採用できない程、
プロジェクト……ソースコードがグチャだった。
あの時は、ただ自分の手になるプログラムで、イチから作品を作ってみたい、
それがどれだけ売れるか? だけで充分だったから。

だからやっぱり、遠大に見えてもエロトラップ第二弾をリファクタリングから入るのは
俺にとっては間違ってないし、
今度の悪ノリはいつになるのかねえ、なんて思うのでしたよ。おしまい。

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九条の会 2020/02/23 12:00

(ブロマガでエミリアさん用コラム)自分の人生を生きられるSNSと殺戮の屠

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今回の漫画の元となっただろうskypeチャット:
2:36(111)
ぐへへ…
げひひひ
ネコバといぬとで
いかにキモイおっさんぽい発音ができるか
競っているのだ
げぴぃっ
ぐへええええ!!!!

九条エミリア 、3:43
げっぴぃ

3:43
いぬは完全に頭抜けているからな
しかしネコバもキモネコとしての意地があるだろう
深夜、駅裏のロータリーみたいな所で叫び合う合戦となるわけだわなあ


「もうこんな騒ぎは早く収束してくれと願っている。こんな事があってから皆、隠すべき醜い所が噴出しているようで気持ちが滅入る」
というコメントを海外の反応ブログで見た、
つまり、コロナウィルスにより、欧米でアジア人がすごい差別される、といった記事である。

疫病により、みな疑心暗鬼になり恐怖と義憤に狩られた虐殺が始まる……
というのはデビルマンだったか、まぁちゃんと読んだ事は無いんだが……。

そして今週はラブライブのポスターに自称フェミニストがクレームを入れて撤去、
そしてその報復? なのか? DMCAの悪用で、
一気に(そんな当該フェミニストともあんま関係無さそうな)左巻きの人たち、のアカウントが閉鎖されたりも今週だった。

何てことは無い、今や疑心暗鬼と不安と貶め、なすり付け合いが蔓延し、感染しているのではないか?
別に疫病の手に掛からずとも……。

SNSはもうやりすぎ……、もし次のテック界のムーブメントがあるとすれば、
それは”自分自身の人生を生きられる”SNSじゃないだろうか、
しかし自分自身になれるSNSって、どんなだろうね?
(鍵は自己実現や成長で、それは今でも恐らくudemyみたいな学習系、有料サロンに、
果てはもしかしたら情報商材(一発逆転)にも、その需要が底で繋がっているのかも知れないが……。
あるいは研究によれば自分の幸福よりも、他人の幸福の方が大きく感じやすいらしく
(自分に与える幸福は、ずっと幸福! ってならない、何か途中で何処かで濁っちゃう……)
それがVtuberのスパチャ額とかの理由だと解析されてるのを見たが、
その流れで言えば、支援系サイトも傍流なのか……とか。

ともかく今のSNSは連帯はあっても前向きな自己成長(幸福)感に乏しいのじゃないだろうか、
それならまだ宗教というコミニュティ、SNSの方がマシでは、という位に……)


とかまぁあるのですが、ここでラジオネーム礼門先生のツイを見てみよう↓

https://twitter.com/leimonZ/status/1229642772463800320

ゴッド松村は余りにも深淵であり軽々と語れるものじゃないので、
今回はあえてその周辺から語っていく事で、浮かび上がらせるプロセスを取ろうと思う。

つまりゴッド松村こと、置か岡さんの三作目である[殺戮の屠]についてである。

https://super-game.net/archives/1866398.html

と言っても今や販売停止になっている作品なので、記憶とこの記事を頼りに書くしかないが、
このゲームはGTA1〜2の頃のような
かなりのトップダウンビューで、ご多分に漏れず、
建物の中に居る人なんかを見つけては、マシンガンをぶっ放しまくるACTだったと思う。

だがGTAと違うのは、その相手となる人々というのが、
これが右(青色)は国粋主義者、左(赤色)なら暴力革命家、
中立(黄色)にしろカルト宗教やマフィア……とかであって、
必然、敵もやられっ放しではない。撃ち返して来る。
GTAの散発的に現れる警官どころではなく多勢に無勢、
敵の集会に単身カチ込んでも一瞬でミンチになる、くらいだった筈。

ではどうするか、このゲームが凄いのがここからで、
主人公は無色・透明な存在である僕……である。
彼がシャッポ、色付きの帽子を被れば、”色”を偽装できる。

つまり……、右と左を争わせたいなら、青色の帽子を被って、赤色のグループを襲い、
あとは色を脱いで、そこからも去るのだ。
そうなると自然に、わんさと追いかけて来た集団と、ビルの中で集会を開いているような、疑われた集団が
勝手に銃撃戦をおっ始め、血の現場が出来上がるって寸法。
ゲームも中盤になって来ると、重要なのは殺戮の腕よりも、
こうした虐殺の文法を先導する、
平たく言えば対立グループ同士の場所の確認と、逃げ道のルート確認が重要になってくる……と、
そういうゲームだったと思う。

では中立派は?
中立派は赤色に攻撃されれば青色になびくし、別の色でもまたしかり。
”中立派の主張は、自身の考えではなく、誰に攻撃されたかで決まる”
という訳だ。
マトモに争わせてもこりゃ数的に片方の勢力がボロ負けだな、というステージでは、
あらかじめそれで中立な人々を偏らせ、帳尻を合わせておくんだね。

…………。

おぉ、これこそ汚いシルエットミラージュ(?)
2014年のこの記事ではピクミンなんて書いてますが(でもピクミン同士は争わない訳で、この比喩は外してるかな…)
2020年のSNS疲れもとうに過ぎ、現実にまで波及するという今ならば、
妙に寓話的な意味を帯びているのだから、不思議だね。


あとゲーム制作的な面では、今週深いコメントを頂いた

東方ふくやぶり
https://super-game.net/archives/touhou-fukuyaburi-danmaku.html#comment-12297

もそうなのですが、吉里吉里Z製というのも興味深かった。
吉里吉里でアクションゲームを作っているのだ……
(その意味が、6年後の今週のコメントで合点が行くってのも不思議な気分だが……)

表紙の、
「今年の残虐ゲームはこれで決まり。」
「人を殺すゲームをお探しかい……?」
といったヒドイ文言に、妙に小慣れたセンスがある所にも射抜かれるものだが、
確かステージ中のBGMとかも、牧歌的な曲だったのが、いざ人死が始まると鬼のようなハードロックへ……とかなって、
ウケてた記憶があるな、どうだったかな。
こんなゲームがあったんです。

自分も昔の昔、

十塚30人殺し
https://www.freem.ne.jp/win/game/3278

なんてスクールシューターな、スカスカなフリゲを作ったりしてた時期があったものだけど、
とてもこんなクオリティのゲームは作れないなと当時、自分を省みたものである。
(吉里吉里Z製のアクションって、要はほとんどプログラム言語で構成するのに近いはずだから…)

その卓越したセンス・コンセプトに、そしてしっかりとした製作技術。
置か岡さんは今どこで何をされているのだろうか……ゲーム制作は辞めてしまったのだろうか。
(この後に一回相談のメールを貰って、それっきりなので……)
それは惜しいけども、でも何処かで生きていたらそれでいいわな、と思うのでした……。

SNSでも、案外繋がりたい人には繋がれなかったり…。

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九条の会 2020/02/16 12:00

(ブロマガでエミリアさん用コラム)エロトラップダンジョン第二弾の下地を考えだす

*このメルマガは、エミリア氏のci-en
https://ci-en.dlsite.com/creator/1091
へ投稿したコラムです(ログ)


オタク文化とhiphopと俺と地方の関わりとかも書こうと思えば書けるのだが、
また長文になるな、
書く事はあるんだが、書く気力が無い、
[絶対服従プリズムスターズ -超自由RPGで恥辱の永遠命令させろ-]
https://www.dlsite.com/maniax/work/=/product_id/RJ266483.html
がもう怖くて見れてないが、プレイトータル150時間近くなってんじゃないかと思う、
これを一日4時間やってしまうと、もうその日はゲームなんかやらない! という気分になってしまうのだ、
だがそれでは立ち往かぬ、
なぜならゲーム感想を書くのが111なのだから。
まぁおかげでやっとラス面らしきまでは来たが……。
あいうえおの中にも、愛はあるんだからな……(それは前々作のRPGですね)

うわっ! なんやこれ!?
へっへっへ、クロムのここん所のこそぎ肉ですわ!
もうなんやねんっ、気持ち悪いっ!
(プレイした人にしか分からない話を、野性爆弾の感じでやるのであった)

・・・・

最近はspineのボーン設定を学ぼうとずっとデカパイ弄りをしているんだが、
胸、乳房、おっぱいといった物の揺れ方を深く考えると、本当に今まで見ていた物が疑わしくなるな、
乳揺れ……? 揺れるのは分かるが、あれをどうボーンで再現すれば……?
(Live2dとかの話は知らんが、spineには乳揺れに最適化したような設定とかは無いのだ)

これが霧幻天神流よ(ゆさっ)

・・・・

それでspineの設定を日々毎日やり、実際学べてるのか分からないというのはキツいものだし、
やっぱ自分は常にコードを触っていたい人間ですやんか、on dayで。
設定は設定として、別の事をやるのだよ。
次に詰まってるタスクは何か?
つまりは、エロトラップダンジョンの第二弾である。
(殆どの人は忘れてるだろうが、1つやっただけでは点、2つやって線、これで敏捷い人がようやく気付く、
3つで三角みたいな図形になり、おおよその人がやっと気付く……という理論で、
エロトラップダンジョンは3作出す、と前から公言しているのだ。

ところで、どうです?
最近前から111が提唱していた、エロトラップダンジョンもspineみたいなボーンツールもようやく増えて来てませんかね?
そうでもない?
こうなると、(前々から薄々感じてた同類項ではある)スマホのエロゲも来るんですかねぇとエミリア氏に告げた所、
もうあの人は、すぐ否定から入る。
それで日を改め、こんこんと事実を説いてやった所、
「流行るやんけ」
と了承したのであった。なんなんだ……

しかしspineみたいなボーンアニメのツールも、エロトラップダンジョンも、そしてスマホエロゲも?
前からこれは来ます、などと予想自体は出来ても、
spineは英語が分かんなくて操作の仕方から難航したし、
エロトラップダンジョンも自ら作ったものの、予測から完成までが余りにも遅すぎる、
スマホエロゲもまぁUnityが主戦場になるんだろうけど、Unity嫌いで知られる111だからなあ……と。
(もしかしたらツクMVでもいけるだろうか、次点でティラノスクリプト……?)

まぁ思うに例えばエロトラップダンジョンであれば、ツクMVで最適解で作れば良いものを、
自分の成長も重ねてやりたがる、それが111の詮無い所なんだろうな。


ともかくエロトラップダンジョン第二弾である。
今度はWヒロインだとか、もっとRPGぽい感じが欲しいですねとか、
続編に相応しいボリュームアップは色々企画出来るが
(逆に第一弾のおっぱい・ロリ乳首責め母乳噴かし特化、みたいなフェチ性癖に依らない怖さはあるが……)
まず自己の成長としてやりたい事が、この俺にはある。

第一弾の[ありすの乳頭エロトラップダンジョン]
https://www.dlsite.com/maniax/work/=/product_id/RJ209433.html
ではあろうことか、トラップの諸データからイベント管理、そしてイベント中のテキスト、使用画像やSEまで
全てプログラム内のコードに埋め込まれていたのである

だから、[nekoba1-1,nekoba1-2,nekoba1-3]
みたいにコード中で使用画像を宣言し、
別の場所にあるテキストから

"ネコバが喋る"
>>"@bazu-ka@「この革命は一癖あるぜ……。」"

等々していた。

>> は予め登録されていた使用画像を一枚めくる、
また@bazu-ka@はそのSEを使用するという事である…。

こんなのが全25イベントくらい? 細かい差分とか合わせるともっと?
という、それなりの文量になって、それを俯瞰して、果たして誰がピンと来ますか?

テキストだけではそのイベントにどの画像が使われてるか分からねえモンだから、
わざわざ別のエディタで
(えーっと、このイベントに使われてるのは……nekoba1-1だな……)
とか確認し、そのnekoba1-1をwindowsの別フォルダで開いてこれか、と確認する。
>>
の一枚めくりは一見、手軽でナウい若者みたいな実装に思えたが
画像差分が多く、テキストが長くなってくると問題だらけとなった(まったくの近視眼的であった)

>>の数え間違いやら、指定のミスで違う画像が表示されちゃう、
差分が一枚ずれてるんだよなあ、みたいな事が頻々と起きたのだ。

ずれてる事を確認するにもまず
[nekoba1-1,nekoba1-2...]
という使用画像一覧を見て、
それから>>の数、指定してる部分を一つずつ数え、どこでずれてるか目視チェック……がくっ。
(この際に@bazu-ka@ってどういう音だったけ? とかも気になるだろうが、それもその場で確認とかは出来ない。
それもwindowsの操作で別途、ファイル再生とかしないとダメなのだ)

それと根本的な問題だが、画像は戻るって事も考えられるのじゃないかね?
たとえば乳揉み差分とかあったら、揉み・離すなど、繰り返したい時があるんじゃない?
で、じゃあ今度は
<<(戻る)とかの機能を付け加えたら、
ますます画像ずれた時のチェックが手に負えなくなるねえ!
(実際には
[nekoba1-1,nekoba1-2,nekoba1-1,nekoba1-2]
と繰り返す分だけ同じのを宣言して、ひたすら読み込むようにして回避したんだが、これも……)

自らが設計したアーキテクチャなればこそ、自らの甘い考えを痛感させらるる

正直ゲーム的な遊びには乏しい、ADV的な側面も強いソフトなのに、
そんな所の手間から、文章の洗練にもなかなかこだわれなかった悔しさもある。
創作物というのは注ぐ労力に才能、肉体的な健康やそれに制作環境などが水を濾過する玉砂利のように重なった最後の一滴であって、
設計が、ツールがしょぼければ当然、
降りてくる結果、そのクオリティも満足に上がらないものである。

そこで第二弾に掛かる前に決めていたのは、まず初めにもうちょいマシな環境を作ること、であった。
そこからやらないといけない。
具体的にはまずトラップのデータを外部テキストに、
カンマ(,)区切りのcsvとして制定し、その上で独自に拡張する所もありますから、
その変換的なコードを書いたのだ今週は。

自分で扱うデータなのだから、自分の裁量で勝手に定義すれば良し。
自分のお金で好みのパンツを買い、今日からはそれを履くのだ


…などと謳歌していたら、再びエロトラップダンジョンクリエイターのバグ報告があったのだった。
もうええやろ……終わった話や…。
しかしこれにもある程度の責任を持っていかねばならない

毎週のように発見する事はあるが、しかし収入とかは特にそれと比例しないのだ……。
何故なら収入とは、前にも同じ物を集めたり同じ事を続けたりすると増えるよとかで触れたが、
とどのつまり、ポジションだからである
会社内なら役職のポジションは絶対だろうし、そうでないクリエイター業とかでも、
他より上だという位置付けがあるから仕事が来る、あるいは他より多く売れる訳で。
SRPGを作れる人が少なさそうだから、もし発売できれば儲かりそう、だからそうしようとする……、
そういうポジションを狙うことを決める。
努力も発見も、ポジションに貢献してこそ。

ただ発見をして日々草紙などにそれを書き綴ってる人は、まぁ昔風に言えば書生? 隠遁者? という類いであって、
歴史で見れば、それらのポジションが儲かる位置だった事は、あんまり無いわなあ……

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九条の会 2020/02/09 12:00

(ブロマガでエミリアさん用コラム)spine本とメールプラーナ

*このメルマガは、エミリア氏のci-en
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先週白くない猫さんが触れられたので、
ここぞとばかりメールプラーナ(PS1)の話をしようと思っていたが……、
例えば、
ゲーム的にはお互い覇権を奪い合うSLGで、
信長の野望なら敵家臣を捕まえたら殺すか解放するか仲間にするかなんだけど、
これは遊牧民の話なので、実のところ争ってるようで、
今作は捕虜にしたまま連れ歩いたりする(定住しない、拠点を持たない)
で、相手と交渉して宝物と引き換えに交換したりするので、
そもそも捕虜もそこそこ良い待遇で扱われる事になる。
でなんか捕まってる内に、そこの部族の偉い奴といい仲になったりする事もしばしば(女も普通に戦う)
なのであるステージでは、争ってるようにみえて、お互いの部族の族長(男と女)が昔は恋人だった……
みたいなメロドラマが繰り広げられたりして、争っているんだが、あんま殺し合わない価値観を見せてくれる
(ただし季節(ステージ)ごとに場所は移っていく。そこでまた別の部族と顔を合わせる事になり、んでまた微妙に顔馴染みだったり……)
こういった所を勿論、あの時代のガストの民族的な音楽の良さもしかり、
あと待機画面もSFCのmode7って感じの、激しくパースを効かせた疑似3Dの草原と青空とかでとにかく強調される。

更にネタバレすると最後、それまで草原の覇者として一応、
宝物をかき集めるのが権威の象徴であり、ステージごとのクリア条件なのだけど、
しかしこの宝物というのがなんか蓄音機みたいなどう見てもオーパーツ的なもの、
なんだこれはと思ってたら最終ステージではそのオーパーツを地上に残した
明らかに文明レベルが違う宇宙人が攻めて来るというトンデモ展開。
ここに来るまでに何だかんだ吸収合併を繰り返し、3つの部族くらいに絞られているのだけど、
最後にソイツらが諍いを捨てて本気で組んで対抗する、あの強敵と一緒に轡を並べて戦うという熱さ!
(草原の覇者を決めるなら、結局はあっちこっちに血縁があるので
ほとんど身内みたいなものなのでなぁなぁだが、外部からの脅威には結託して死にものぐるいで戦う)
まさに遊牧民の価値観って奴をゲームデザインで示してる、
信長の野望は日本の戦国時代な訳だが、昔のモンゴル辺りをSLGに落とすならこう、
というのが示されていた。

そういうのをな、今の日本のゲームで出来んのか、って話なんだわ。
……ただまぁ、ゲーム性自体はすごろくをより複雑にして(SLGなんだが、定住しないので従来のゲーム文法が使えない訳だね)
結局それ以上の面白さになってない、ただ面倒いだけのすごろくだったのは否定できませぬが……。
などなど語ろうと思っていたのだが、まぁ止めにするか(もう全部語ってるがな)

ここまでは前振り。
どっこい今週はボーンでイラストをアニメさせてるツールであるところの、spine話なのである。


ありすの乳頭エロトラップダンジョン(製品版)には三大おまけ特典を付けると決めているので、
1つ目の宝物であるエロトラップダンジョンクリエイターはもう収録した、
後はもう一つ、ありすちゃんの! 乳頭ぴゅぴゅっとアプリ! を作ろうと奮闘している。
まぁ簡単なもので、spineモデルをクリックすると乳頭への刺激が走り、
ゲージが溜まったら母乳ぴゅー、これで良いだろう。
そんで今ってばspineモデルをRPGツクールMVで扱えるプラグインがあるのよね、
とまでは先週述べたね。
これがどうもspineモデルを最終的にピクチャ扱いにして下ろしてるらしく、
ならば「ピクチャのクリックを判定する」プラグイン(Plugin Godことトリアコンタンさんの逸品だ)を使えばいけるなと踏んだが、
まぁspineの方がなかなか特殊な事やってそうで、いけねえんだな、
ここで本気になってspineの構造にがっぷりよっつになっても良いのだが、
今回は、最近余りにも111を舐めてる人間が多い、
夜中などに玄関のドアノブなどをガチャガチャしては走り去っていく、などと現場の陳情も聞かれるので、
今回は思いっきり効率重視でコトを運ぶんだぜ。

つまり「spineもピクチャなんだから、その上に■とか●のピクチャを被せられるはず、
それをクリック判定するようにして、当たり判定もどきを作ればいいじゃん」であって、
まぁこれだとspineが乳首を摘まれてのけぞるなどした時に、大きく当たり判定がズレたりはするだろうが、
まぁのけぞり中はクリック出来ませんとかしたら良いし。

ここで「spineモデルに●が被ってると普通に気になる、
だが透明度を0にして見えなくすると当たり判定が解除される」
という仕様にぶつかったが、まぁこれはきちんとコードを読み、
一行のコメントアウトで出来るんな~と眼光紙背に徹する111ちゃんは上手くやった。

だがspineモデル自体は上手く構築できねえよ、それはまた別の才能じゃねえのか?

0からはじめるSpineアニメーション
https://booth.pm/ja/items/1587007

を買ったのだった。

なんでも技術書典7にて頒布された薄い本らしく、
本当に技書博やら技術書典やら、技術書の即売会は文化を変えたね、などという感慨があるものだ。
(まぁ無かったら無かったで、amazon kindleででも出されていたんだろうか? 分からんが……。
少なくとも即売会ーそのPDFをboothで販売とした方が、マージン的にもコスト的にもかなり軽くはある)

で表紙などを省くと30ページ弱のボリュームで、逐一カラーのスクショが貼られ、操作説明をしてくれている……。
勘の良いニキなら気付かれたと思うが、
そうなると余りにも全体をさっとなぞる感じにはなっており、
例えば基本中の基本、「ボーンの作成」だとこの説明(のみ)。↓

ボーンの作成
Toolsから作成(N)を選択。動かしたいパーツにボーンを作成していきます。

そうかなあ!?
俺、他にも色々説明読んだけど、もうちょっと踏まえる所とかあった気がするなあ!?

昔、商業で唯一の書籍だった

Spineでつくる2Dイラストアニメーション―「イラスト」を「ボーン」で動かす! (I・O BOOKS)
https://www.amazon.co.jp/Spineでつくる2Dイラストアニメーション―「イラスト」を「ボーン」で動かす-I・-BOOKS-フーモア/dp/477751854X/ref=sr_1_4?__mk_ja_JP=カタカナ&keywords=spine&qid=1581024489&s=books&sr=1-4

を買ったのだが、まぁこれが説明以外には毒にも薬にもならぬ内容、
そして当時spineはまだ出始めたばかりのツールであって、どんどんUIも変わって行き、
完全に役立たずの本と化したのだが、
(今年に入って、同じ筆者から
Spineではじめる2Dアニメーション入門 (I・O BOOKS)
https://www.amazon.co.jp/Spineではじめる2Dアニメーション入門-I・-BOOKS-フーモア/dp/4777520986/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=カタカナ&keywords=spine&qid=1581024489&s=books&sr=1-1
が出ているようなので、アップデートされたのかも知れない)

本書はそれにも増して30ページ弱の本って事だよね。

もちろん機能を全て網羅している訳ではないし、説明も上記のようにほんの一、二行、
あと「photoshopを使っていると、レイヤとか画像構成をJSON形式で吐き出せて楽ですよ」
「AftterEfeectsでよりエモーショナルな絵作りを」みたいなページまであるという、ね……
(該当ツールの契約をしてない者には、有り難みゼロな情報…)

じゃあ全然ダメだったかというと、案外これがそこそこ参考になりはした。
第一に、この薄い本が出されたのが去年の9月くらいであって
(少なくとも現況では)ちゃんと最新のUIに準拠した説明がされている、
あと今のspineは日本語訳されているが、訳された事でむしろ意味が取りづらいなあ、みたいになってる用語も
ちょっと説明を添えてくれて、気が利いてたり。
あと上記のボーン説明に顕著だが、むしろ説明が簡素な事により
「こんなもの、簡単なんだよ」
という雰囲気になってくる。
確かに自分がwebでぐぐった時にはボーンにはあれこれと難しい説明や気を付ける事も出てきたし、
そういうやり方もあるらしいのだが、
とりあえず最新のUIに沿った一、二行の説明に従うと、
きちんと動く物になる、これは良かった。

「これを出来れば最低限、上手く行く」を知っている事は、「それ以外」の探求も容易にさせる。

何となく自分の中で抱いていた、spineはややこしい奴だ、かなわん、という印象を払拭するのに一枚買ってくれたと思う。
情報量が薄い、絞り込むって事にも意味があるものですよ……。
(これは初心者用の本としては、凄く有用なんじゃないだろうか)

今は他の機能をspineの公式ウェブサイトから知ろうと読んでいるが、
一応大部分は日本語化されているものの、やっぱムズいしねえ……。

一応書いておくと、あくまで初心者用であって、
例えばspineのデータ構造がどういう風に構築されているか、
こういうイベントに対応させたい時にはこういうコードを……みたいなのでは無いので注意だ。
(むしろそういう、中・上級者向けの薄い本も猛烈に欲しい……)

むしろこの薄い本の筆者さんはアニメが専門職らしく、
30ページでスクショも交えて・手順を説明して、という忙しさの中で、
稀に明らかに熱量が違う、「アニメの質を上げる為の工夫」が数ページに渡って語られたりする。
そこは今後もし色んなspine本が出たとしても、
結構有用であり、特徴的な所になるのではないかなと思う。
(一例を挙げると、「正面向きの絵をアニメさせるより、斜め向きの絵をアニメさせる方が立体感が出やすい」
「立ちポーズにしろ、手前側より奥側の足を少し短くすると、メリハリあるポーズを決められる」
「人を動かす時は”腰”を意識(ごめん、この辺りはあんまり読んでても腹に落とせなかった……)」
など……。
心得ある人には当たり前の事かも知れないけど、ふはーと射抜かれたものである)


先週エミリア氏にサンプルモデルのspineアニメをツクMVの実機上で動かしてみせた所、
そのぬる感に驚愕しており、
「ぬるぬるだと耳にしたネコバは、ソープ的なものを期待してわくわく待機していたのだが、
出てきたのは油谷さんだったらしい(ニャー)」などと追撃したものだが(多分意味が分からないと思うが、特に説明する気はない)
今週、ではいよいよおっぱいを揺り動かすぞーと試したところ、
乳房がぴょこんとおじぎするみたいな、そんなアニメしか出来なかったのである。
Spineの道は遠い。
またこれで本当に完成度の良いアニメが出来るようなら、それはもう充分に専門職、
おまけアプリとかじゃなくそれで一本RPGでも作れよ今の時代、となる気もするしねえ……。

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九条の会 2020/02/02 12:00

(ブロマガでエミリアさん用コラム)Unity嫌いの111

*このメルマガは、エミリア氏のci-en
https://ci-en.dlsite.com/creator/1091
へ投稿したコラムです(ログ)


Unityが大っ嫌いである、
エミリア氏が何かにつけ「そろそろ111もUnityじゃねえのか?」などと言う度、
「ネコバも昔Unityを学ぼうと都に出たが、都の靴磨きの少年までもが
これからの時代はUnityなどと言っているのを聞いて、これはダメだと悟ったらしい」
などと何の根拠もない話を(というか、同ツールはゲーム開発の民主化をスローガンとして掲げているのだから、
もし本当にそうなら成功の証拠ですらあるだろ……)
ネコバに仮託して、自分の意見として表明するくらいである。
あの時はゴメンね、ネコバ(にゃー)


エロトラップダンジョンクリエイターVer2で
おもらしダンジョンという簡単なサンプルを作ろうとして、
でせっかくなのでVRoidを使ってムービーを作るか、と思った。
せっかくなのでは重なり、せっかくなのでVRoidをUnityにインポートして
実機上で動かし、それをカメラ越しの映像として残すか! という方式を考えた。

だがもう4,5年ぶりか? に触ったUnityは完っ全に忘却、
VRoidの女の子モデルを表示するのにも一苦労だったのである
(基本的なUnityの操作である…)
もうまずVRoidを解釈できるプログラムか何かを入れるでしょ、
で3Dモデルをドラッグ&ドロップするでしょ、すると何か色々ばらばらとファイルが作られる。
それだけでダメ。
で、VRoidのモデルはアニメを持たない形式なので、アニメを別に入れなきゃいけないという。
アニメを、別に? どゆこと?
だがまぁ俺もかつてはUnityちょこっと触った事あるしぃ、
なんとかなるやろと進める、要はこのインスペクターと呼ばれるフォームみたいのにな、
セットしたらいいんにゃろ?
でwebからそれなりにオープンなアニメ形式を落として来たけど、
がっがっ! インスペクターは何か×みたいになって入らへんねん。
なんやねん。

そもそもUnityが解釈した結果、生成される3Dモデルの形には3通りくらいがあって、
amatuer(アマーチャー)かhumanoid(ヒューマノイド)
だっけか?
その形式で入ったり、入らへんかったり。
そもそも俺は3Dモデルがあり、そこに別途アニメを入れるという方式が好きなのだけど、
Unityはそうではないみたい。
UnityはUnityで、何か制御したいやり方がある、
でそう言えばそのアニメ制御形式も何か2通りくらいあるんだっけ……
Animationだとか……もう一つは何だっけ、インスペクターに設定するのと、
何か状態遷移を描くのと。
何か片方はもう古いみたいな、でもちょっと探すとそういう素材はゴロゴロ出てくるみたいな。

そこも見よう見まねでやってみるが、
もうプレビューに3Dモデルすら表示されてないから。
なんでぇ? もう上手くいかない理由すら分からないからね、
これであと、カメラから映像形式としてアウトプットするみたいな事も調べて、
多分同じだけ苦労してやらなきゃいかんよね、
そもそもVRoidモデルを入れて、意味わからんファイルを大量に作成された時点で
気に入らなかったんだよ!!!!!!

結果、MMD形式に変換したら、カメラアングルも小物のセットもポージングも
凄く分かりやすい形で出来たので助かりました。
まぁそれはそうで、Unityはゲームやアプリにまで使える事を想定したツールであり、
MMDはもう更新されてない上、日本ローカルなツールかも知れないが、
映像の為に作られた、この場合「ただ必要な事だけ満たす」ツールだからね。

俺はね、
何とか調べに調べて物事をやり遂げたとしても、
”じゃあこういう時はどうすんの?”
とちょっと既存のやり方を捻っただけのオーダーに分からなくなって、いちいちオタオタするのは嫌なんや。
(「それは前にやった事と似てはいるんだけど、でもそうしたい場合には、
別のまた新しいプラグインを調べてDLして来て…」とかしたくない)

どっしりと構え、その場合はこう、この場合はこうやるんだよと、
元ツールの僅かな使い方の組み合わせで、要求される物事をやってみせたい、
そういうシンプルで強力な使い方を出来るものこそ美しい。

そういう考え方、価値観があるのだ。

https://ci-en.dlsite.com/creator/1091/article/186766

さて興味深く読ませて頂いたのは先週のエミリアさんブロマガで、
こんな記述があるね。

https://jp.gamesindustry.biz/article/2001/20012202/
最高のゲームエンジンはどれか?:MonoGameはあなたに向いているのか

そしてUnityより難易度が高くC#が使えないといかんツールであった。

しかし2Dのゲームを作るのならとても良いらしい。
ほとんど中のツール類も自作する勢いだ。

困難なのは中で何か構築してもグラフィックエディタが無いので抽象化するのだそうだ
ウディタで私もRPGの戦闘を自作してるが、アニメーションを作る機能が無いのでウディタには
困難が予想されるのだ。

また、エディタ内でなにか常に決まった種類の選んだ画像を表示させることはできないので、そこも抽象化した制作となる
ツクールはその点有利だ。
(略)
しかしこのMONOの柔軟性とは一体何なのか、未知である。

111氏のエロトラップクリエイターもゲームエンジンである
デザエモンくらいわかりやすくするべきなのだ。

一応リンク先の文章も読んだが、いかにも何か微妙に飲み込みづらい日本語訳の文章がダラダラと続き、
くっついたかと思ったら離れた、でもまたくっついた、みたいな逢瀬が繰り返され、
かなり言いたい事が把握しにくくなっていると思う。
(*最終的に言いたい事は、monoはオープンソースなので興味持ったら来い、だと思う。
というかその働きかけで作成した文章で、なので何か経緯を述べるのに必死なんだと思う)

エミリア氏もツクールからウディタに乗り変えたら、
初めはこんなもん人間が理解できるモノじゃねえみたいに言い放ってた癖に、
今ではあの取っつき辛くはある変数操作やデータベースに虜、
後生や、もうこれ無しでは生きていかれへん……と潤ませており、
つまりツールが思考、やり方に影響を及ぼすのを肌で感じ取っているのだろう、
半分はここに書いてある事を理解できている感じであろうか。

ここに書いてあること、というかこの人たちが信奉している思想はただ一つで
『自分のやっている事を全て理解しておきたい』
なのだと思う。
何か訳の分からない誰ソレファイルを、よく分からない手順で適応したら
上手くいく時もある、ではなくて。

これがしたいって事を、最低限の簡素さで満たしたい、
シンプルでそれをやればやる程、応用が利く。
勿論そのシンプルさから豪華にスケールアップするには、
例えば物理演算などが無いと記事中にも記されているように、
自分で物理演算の理解をして書く必要がある(恐らくある程度の補助できるコードはあるんだろうけども)
もしそれが出来ないなら、それが自分の力量って事なんだから仕方ない。
フェアだろう?
自分の能力が伸張するに合わせて、自分のツールも馴染む、これが『良い』ってものだ。

この道具における考え方が、先週も書いた『グラントリノ』の偏屈じいさんであり
男の生き様に繋がる(そしてそれが敗北しつつも、民族だのを超えて、受け継がれる希望を示す)
話を書こうと思ったんだけど、もういい加減長くなってるから、それは止めるとして。


そりゃエミリアの言いたい事も分かる、
UnityはGUI、操作が伴うものなのでまぁこれはこれを意味しているのだろう、とか予想が付くけど、
Monoでの自作では、コードの断片がただPCに転がっているだけで、
どうやらそのコード内に書かれたずっらーとしたプログラムから
意味を読み取っていかないといけないらしい、正気か? という事だ。

ただ俺たち(?)には、良く分からない他人のやり方を押し付けられる方が我慢ならない。
自分の能力を伸張させる事の方が肝要で、気持ちいい。
その己がしゅっとしており、しゅっとしたやり方の末に、
良い物が作れるのだろうという理解がある。

大体、GUIなどではどうやって高度で抽象的な概念を書き表すというのだ?
はい、Unityで資本主義と共産主義のモデルを作って下さい、どうですか。
全ては形而下、形に囚われるのだ。
コードではそれを文として言い表す事が出来る。


だがこれは言わば弱肉強食の世界で、頭が良い人、向上出来る能力や環境にある人には
自然の話と頷けるだろう、
ただしもし能力が低い者がこのやり方にこだわると、本当に出てくる物はポンチクオリティとなる。

111である。

111は30も半ばになろうとしているのだが、未だに靴ひもを玉結びする事が出来ない。
(片結びなら出来るので、強引に縛りまくる)
これは111があの紐の複雑に重なり合う感じ、なんであれがああなって縛れるのかを
どうも頭で「分からない」からである。
勿論ここまで生きて来る中で、いやおかしいだろ、ちょっとやってみせるからその通りにやってみてよ、
と教われた事もあるけど、確かにその時はそういう手順に従ってやれて、
不格好にしろそれっぽい物は出来る、だが後で一人になっても、出来ないのである。
何故ならあの紐がどうなって、どう絡まってどう縛る事で靴の固定を担保できるか、
それが全然ピンと来てないから。
(本当に世間の人はあれをどう理解しているんだ?
SVG描画どころの騒ぎじゃないだろあれは、
3Dで、しかも多重に絡まる軌跡を描いた後に、紐同士が? お互いを縛ってキツくし合うなんて……
あれを描写するプログラムを書けるのか、皆は?
Unity上で再現できるのか? 相当難しいぞ?
書けないのに、なぜ現実では玉結びが出来るんだ? 分からん…)

ちなみに今週ツィッターで流れて来て愕然としたのだが、
「靴紐を結べない」は割と典型的なADHDの特徴として挙げられるらしい。
そうやったんや……

これは重要な分水嶺で、今週またエロトラップダンジョンクリエイターVer2について長文を書き、
DLチャンネルに投稿……しようとしたのだが、
クリエイターズの審査が4日掛かっても音沙汰無しだ、くっ、どうなってやがる、
まぁともかく近日公開されるその記事で、
私はまたアウトサイダープログラマーとか言い、
体系から切り離されたプログラマーでありジプシーなんだよぉ! とか
生き辛さを書いているが、要はその辺りの分岐点を示しているのだと思う。

全て納得できないと動けない子って、何か小・中学校の頃でもいたよなあ……
実際には、理解できなくてもとりあえず写経のようにやってみたら、
一気に理解度深まるケースの方が多いんだけどね…
(大体それは、世の中のこと全部理解できるという傲慢さとも、背中合わせの態度ではないのか?)


エロトラップダンジョンクリエイターV2は特に反応が無いので、
次のプロジェクトに掛かっている。
今度はspineでおっぱい揉み揉みアニメが欲しいという要望に応えるものだが、
まぁ何でも自作イズムにも少し倦んだ所で、
今度は自分の思いつく限りの最効率でやってみるか、と臨んでいる。

ツクールMVを起動、spine(ボーン形式のアニメーションツール)プラグインを採用したが、
なんと昨日の1時間くらいで、既にツクール上に表示・アニメまで出来た! これは凄い事だ…。
なにしろこのプラグインが無い頃は、自力でやって、
表示までで1週間? くらい掛かった覚えがあるからなあ……

動画:
https://youtu.be/BaX4l-cxtlQ

プラグインが提供するAPIなども読みながら、
あ、spineってそういう構図、思想をしていたの!? と目から鱗の事も多い。

なにしろ自分がツクール上でとにかく表示したいと粘ってた時は、
分からない英語とpixi.jsの元コードに睨み合い、
その意図が5~10%くらいの断片しか読み取れねえ……
という散々だったからである。
(これが能力が低いものが自力でやりたがる、という事である……)

ところが日本語で書かれてるとね、あぁ、そういう方式でやりたかったのか! と分かる。
やっぱ日本語ってええね、
そもそもプログラム・ソフトウェア的にはまずそこの壁があるから、日本人には…。

と、「英語圏から見たら、大概の日本人はADHDに見えてると思うで。
なんか頑張って英語読んだり喋ろうとしてくるけど、理解力が、さあ……」
とまぁ、自分には関係ないと安楽に構えていた読者に嫌な気持ちを植え付けた所で、
今回のコラムは終わり。

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