クリスらびっと 2021/08/22 22:15

シチュエーションボイス投稿のデメリット

YouTubeで活動し始めたばかりの頃

チャンネルにシチュエーションボイスを投稿して視聴数を上げるメソッドを、しきりにブログやツイッターで解説している台本作家さんがいました

その方は、今も同じ理論を提唱し続けていて

あいかわらず数字に伸び悩む新入Vtuberに説いてる姿を最近見かけました


大人が数字などを上げて解説していたら、信じちゃいますよね

でも1年間シチュエーションボイスを上げ続けた私が言います

ちょっと発信力のある大人の台本師、、、

シチュボを過信しすぎ

自分たちの狭い界隈しか見えてない+落とし穴が見えてない

戦略が短絡的です

え、まって、、、、ヤバくね??



シチュエーションボイスには弊害もある


・活動者も爆殖している今、2018年頃のような濡れ手で粟のうま味はもうない

・シチュボやASMRが嫌いな音声リスナーも実はたくさんいて壁ができる

・企画への参加や依頼を受けることへの悪影響


参加といっても、女性のボイス活動者は本当に数多いので

一日中ツイッターにはりついて応募と営業と交流しまくるくらいじゃないと努力したとはいえないんですが


でも自分のチャンネルもあるし時間も限られてる

どんな人が役をゲットしているのか

企画主はどんな人か?

どうせ応募するなら少しでも勝率を上げようと調べた結果

ある共通点が浮上した

CVは音声そのもので選ばれているわけではなく、普段の活動やプロフィールも大きく影響しているのでは??


必要なのは女性からの好感度と信用


複数人によるボイスドラマ、同人ゲーム、朗読企画....


全年齢向けの企画の多くは、社会人または社会人経験のある女性が主導しています

病気を経験して療養中などという方や主婦などもいます

彼女たちはたぶん、そこそこ裕福寄りの家庭で育った大人の女性

大人でありながら創作に精出したり企画などをやって遊べる程度の余裕があるということです


でも彼女たちはアイコンも無機質なものを使っていたり

自分の性別に一切ふれなかったりします

なので私も認識が遅れてしまいましたが

全年齢向けの世界で文化の中心にいるのは女性たちです


そこでCVを勝ち取るには、女性の信頼を得るようなプロフィールや活動履歴が必要

逆に言うと、女性に嫌われた瞬間詰みます


もちろん大人の女性なので

色気出して痛い衣装と下品な萌声でシチュボ投下するような女Vtuberとか大嫌い!!

応募してくんなよありえねえ!!!

まじキモ!!!!

なんてツイッターに書きません

たぶん表向きは広い心を装っています


たとえ本人は本当に柔軟な考えで好き嫌いのないひとだったとしても

出演者は作品の宣伝を担ってほしいと考えている企画主も多い中

女性に嫌われる要素を持った人間を、わざわざ出演させたくないし

ひそかにお気に入りの男性声優がいたら、その人と組ませてもいいと思える女性の属性はおのずと限定されるでしょう

結果彼女たちに好まれ重宝されるのは

全年齢向けのシチュボはじめ性的なコンテンツには一切手を出さないくらいの潔癖さを持った女性声優です


https://twitter.com/P4P4_Rubicat/status/1424726185590738951

https://twitter.com/ChrisRabbit11/status/1425072447716421639


これは同人だけじゃなくて、商業とかナレーションとかの依頼を受けたいと思った時にも同じようなことがいえるんじゃないか??と懸念してます



女性に採用されやすいプロフィール


彼女たちは大人なので、同じ大人の女性を信用します

面白みがなくても無難で安全を感じさせる方が良いです

「院生」「銀行員」「研究職」「リケジョ」「社畜」「既婚」「2児の母」など書けば完璧です

そうやって書いてあるのが本当かはわかりません

そんな人たちに本当に活動している余裕があるのかも謎だし。

でも採用側が少しでも何か信頼できる要素を欲しがるのは責められません


専門学校生とかトップ3以外の大学は、たいした社会的信用もないしむしろマイナスイメージになるかもしれないので私は書かないですね

声優の専門学校生ならどうかというと、学力はいまいちだし宅録機材をそろえる資金もないしで特別心証が良いとも思えないです

残念ながらそのへんの階級は実社会と同じなんで「医学部で声活動もしています」とかの方がよっぽど威力があります



全年齢向け作品のCVとして好まれる声優の条件は

ときには個人で活動するさいのキャラ作りやなりきりとは真っ向から対立します

例外的に許されるキャラはショタくらい

ロリ巨乳なんてだめです 終わってますね

なのでシチュボよりまず、Vtuberになった時点で詰んでる、とも言えるかもしれません

自力で同人音声を作ってそれなりに売れるくらい人気になれれば、まだVになったりシチュボ投稿したかいもあるというものですが

最悪なのは人気もいまいちのままデメリットや嫌われ要素だけはがっつりしょいこんでしまうパターンです



歴史はある日突然消えてなくなったりはしない


ジェンダーバイアスというのか

たまにいる、男性のシチュボ投稿者は熱心に推しつつ女性は嫌う女性は理不尽にも思えますが

たぶん完成された異性愛者というのは本人の中では矛盾が無いんだと思います

でもビアンやバイの女性でも

男性の行動には寛大なのに女性には貞淑さや純潔性を求めてくる人がいたりするので、異性愛者だけがどうとも言えないです


そして男声だろうと女声だろうと、とにかくシチュボそのものが嫌い

性的なコンテンツの一切が嫌いという女性も一定数いて、決して少なくはないと私は見ています


今女性について書いてますが、男性から嫌われることだって当然ある

侮蔑や攻撃対象になる事もあると思います


古今東西 女性が「色を売る」という事には必ず種々のマイナスがつきまとい

それは、たとえ二次元でもキャラクターの皮をかぶっていても

成分が薄まるだけのことでマイナス要素自体が消えるわけではないです


そこは、覚悟と認識を持っておいて損はないと思います


最期に


いろいろ書いたけど

「だってもうシチュボ上げちゃったし再生回数だって他の動画よりはぜんぜんマシだから消したくないよ」という人

もう開き直って、気にしないで行きましょ!!


「あーーー素敵な企画。でもこの企画主も女の人かぁ。私女に嫌われる売り方してるし、応募してもまたダメだろうし仲良くなんてしてもらえないだろうな」

と小さくなってても仕方ないです

「いろんな人がいるよ」「ひとそれぞれだよ」と慰めが言えるほど主催の数は多くはないですが

でも自分で企画することもできます

私もたまに企画をやってます


「選考基準など」
https://ci-en.dlsite.com/creator/6404/article/481256

このチャンネルを見てね
https://youtube.com/playlist?list=PLsowWC-nzrk5DMC4DTmxGn5DCv8JNWaVI


嫌われることを気にしすぎたら病みます

でもたまに企業の広報用アカウントが炎上したりしているのを見ると

そういう敏感さを持つのは必ずしも悪くないのではないかと思ったりします


女性はわかりやすく目立つ攻撃をしません わかりやすく散財もしません

でもSNSの半分かそれ以上は彼女たちの世界です


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